小学1年の時から、9年間
僕に、敗北感を味あわせ続けた男。
どれだけ敗れたのだろうか?
敗れる度に、僕は、自信を失い、あの男は、自信を強めていった。
僕は、ひきこもりになった。やっとの想いで、フリーターになった時、あの男は、公務員になっていた。
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僕は、あの男と、同じ土俵の上で戦い続けてきた。
戦わなければならないと思い続けてきた。
だけど、それは、誰かが作り上げた、錯覚や、幻でしかない。
この世界には、誰かの生き方決定する、明確なルールは存在しない。
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