SSK2

水死体( 1 / 4 )

「床屋の店主だってよ」

 

砂浜に、床屋の店主の水死体があがった。

 

「(生きてたのか・・・)」

 

全身に、大火傷を負った床屋の店主は、自分の容姿と、将来に絶望して、入院先の病院から姿を消していたらしい。

水死体( 3 / 4 )

「自殺のわけねえだろ・・・・・」

 

スーツ姿の男が呟いた。

 

「(ん!?・・・あの男は・・・)」

 

アルバイトの時間が近づいてきたので店に向かう。

 

「(何で、あの男が・・・)」

 

雲が高速で流れていく。

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