SSK2
山崎( 6 / 6 )
おやじの奥で、誰かが寝ている。
「はっぁ~あ、山崎さん、そろそろ行きますか?」
「(スーツの男?)」
「フッ(笑)」
スーツの男が笑っている。
「(間違いない、こいつ、こけしの男だ)」
「あっ、もしもし、川田?始めちゃっていいよ」
「(川田?)」
雨が降ってきた。
扉( 2 / 24 )
疲れた・・・
早く帰って寝よう。
休まなければ、何も始まらない。
駅が、とてつもなく遠く感じる・・・
もう考えるのは止めよう。
扉( 3 / 24 )
「ん?」
朝日の中に、はんにゃが立っている。
「はぁっ・・・(栄養ドリンクを買おう・・・)」
はんにゃが、僕のことを睨んでいる。
「(ダメだ・・・疲れで頭がバグってる・・・)」