「まあ、コイツらも、ついこの間まで精一杯生きてたんだ。捨てられる為に殺されたんじゃ可愛そうだよな。だから俺たちがありがたく頂こうじゃないか」
「ういっす」
「兄ちゃんも食ってくよな?」
「はい」
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九月二十二日 晴れ歩いているだけで、何度も泣いてしまう。最後の最後に、世界の本当の素晴らしさを知った。
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