江戸川日記

僕は泣いている( 1 / 10 )

年が明け、春が来て、僕の大学生活は6年目に突入した。その頃の僕は、なぜ大学へ通っているのか、が全くわからなくなっていた。毎朝、大学へ行こうとして駅へ向かうと胸が苦しくなった。それでも我慢しながら、大学へ通っていたある日。駅の改札の前で僕の身体は全く動かなくなってしまった。

僕は泣いている( 3 / 10 )

すべてが流れていく。僕だけを取り残して・・・。

僕は泣いている( 4 / 10 )

1時間ほど立ち尽くした状態が続いて、やっと動けるようになった僕は、江戸川へ向かって歩いていた。

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江戸川日記
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