人生手帳

2011年9月( 7 / 19 )

セールスマンはお客様にすすめると煙たがられるが、買いたいときにいないと文句を言われる

セールスマンはお客様にすすめると煙たがられるが、買いたいときにいないと文句を言われるつらい立場なのだ。ということは、お互いに気持ちよく接するには、

  走る人.gif 

 お客様が買いたいときに売りにいくとことである。つまり

1、買いたいくない人には売らないこと 2、買いたい人を見つけること 3、買いたいと思わせること

この3つのことを実施するための活動がマーケティングである。大前提は1である。買いたくない人には売らない。買いたくもない人に売ろうとするから、お互いにストレスになってしまう。 買いたい人を見つけることができればこれほど簡単なセールスはない。買いたい人を見つけるにはターゲット層を絞ってアプローチを掛けることである。 一番難しいのは3である。これには経験やテクニックが必要である。買う予定はなかったのに思わずかってしまうというケースはどんな時だろう。 私の場合、カッコ良さ、面白さ、利便性などに大きく心が揺らいだときに、「これ欲しい!」と思ってしまう。どちらかというと、理論的根拠より、直感的に感じることのほうが多い。衝動買いはあまりしないが、欲しいと思う瞬間というのは一目ぼれに似ている。 


Big one! - Knald på! / it's a foot! ( - is taking a break! )
 

商品の良さをあれこれ並べられてもピンとこない。直感的に感じさせる仕掛けがこれからは必要になる。その要素は、見た目であり、雰囲気であり、ストーリーであり、言葉であり多岐にわたる。思わず買いたくなるような仕掛けにもっと着目してセールスの現場を見てみることにしよう。

買って売ってお互いに潤うことがセールスの醍醐味

2011年9月( 8 / 19 )

「買いたい!」のスイッチを押す方法

この本は消費者の心と行動を読み解き、「買いたい!」を喚起するプロセスがいろんな事例を基に分析されている。 「買いたい!」スイッチを押す方法

 

心理学の概念に「being」「doing」「having」という概念がある。havingとは「所有」であり、物に直結している。doingとは「すること」で行動として取り組むもの。「being」とは存在そのものの価値感覚や生きがいといったもので、満足して生きる基本となる部分である。今の消費はhaving→doing→beingへと移り変わっている

今までは、「欲しい」という所有欲で買いものをしていたのが、あり程度欲しいものがそろうと「こんなことがしたい」と行動を駆り立てるようなものに移行し、それが現在はものそのものの価値に重点が置かれているということだ。 ものそのものの価値を情報としてうまく伝えることが鍵だが、ものの価値の感じ方は人それぞれである。価値を感じるやすいように情報を伝えるには、もののストーリーを描くことである。たとえば、 ・そのものの周りでどういう価値が生まれるのか。 ・そのものができるまでどういうプロセスがあったのか。 ・それをつかってどんな楽しいことができるのか。 ・購入したお客様の声 などをストーリー風に表現すると伝わりやすい。これには親近感や臨場感がポイントとなる。その事例がこの本には多く書かれている。家電量販店売場をみていると未だに機能やメリットを前面に押す商品が多数見受けられる。今や性能がいいですよだけはお客様には響かないのだ。

 
autograph of japanese known novelist / torisan3500

ストーリーを親近感と臨場感をつかって伝えること。

2011年9月( 9 / 19 )

ガラスの上でも動くマウス

ロジクールのマウスM905を使っている。その特徴は

 

今まで困難とされてきたガラスの上で動く。

本来マウスは、底面のセンサー部分から出されるレーザーが接触面で反射してくるのを読み取って動く。しかし、ガラスだとレーザーが貫通してしまい反射してこないため全く動かない。光学式マウスだとレーザーより光は細かくないため、ちょっとは反射するようでぎこちないが多少動く。それを解決したのがM905(ダークフィールド)である。調べてみると、暗視野透視法という顕微鏡で使われている技術らしい。これがダークフィールドである。またこのダークな名前がかっこいい。デザインも高級感があって使っていて優越感に浸れる。しかも今ガラステーブルの上で使用しているので、マウスパッドなしでも、まるでアイススケートのようにスムーズに動いてくれているのが気持ちぃぃ。

 
スケート / yto

ボタンが7つで自由にカスタマイズできる。

ロジクールのセットポイントというソフトウエア(ロジクールのホームページから無料でダウンロードできる)を使えば、7つのボタンが自由にカスタマイズできる。

  setpoint.jpg

スクロールが2段階

通常のスクロールと高速スクロールの2段階にギアチェンジができ、高速スクロールは1万行を7秒でスクロールする速さらしい。エクセルで試してみたけど速すぎるぅぅ。
 
F1 - YasMarinaCircuit 2010 / JiteshJagadish

マウスは動けばいいと思っていたけど、やっぱりイイやつはいい!

2011年9月( 10 / 19 )

今後無料化するデジタル経済でどう生き残るか

限界費用(財・サービスを生産するとき、ある生産量からさらに一単位多く生産するのに伴う追加的な費用。)が限りなく0に近づくデジタル経済で、今後どのように戦っていくか。 フリー(無料) クリス・アンダーソン 著

 

潤沢と稀少


qualcosa di più grande / AleBonvini

資源の原則として、稀少な場合、価格高騰と共に危機感と理解度があがり、やがて代替となりうる潤沢を探し出す。、潤沢となると理解度が下がり、稀少な資源の需要が減っていく。

経済は潤沢を求めて動く。特に現代では情報が潤沢となり、発信・受信が容易となった。そうすると当然、情報コストは下がっていく。そして

デジタルコスト


Digital Flow / Enkhtuvshin's 5DmkII

デシタルなものは、遅かれ早かれ無料になる。

人々は「無料」という魅力に惹かれていく。昔は「タダほど高いものはない」といったように無料に対する警戒心は強かったし、どこかでお金は回収されるという考えが根強かった。しかし、現在では悲通貨的な価値に目を向け、ほんとうにタダというコンテンツが増えてきたという。

フリー無料と付き合おう

潤沢な情報はフリーになりたがる。稀少な情報は高価になりたがる。

情報の流れは速く、寿命も短い。まさに潤沢と稀少の繰り返しである中で、どのような情報に目を向けていくかが課題となりそうだ。それらのヒントがこの本では多く書かれている。

遅かれ早かれフリー(無料)と競いあうことになる。そうすると同じく商品を無料にして別のものを売るか、価格の違いを埋め合わせられるだけの差別化を図るかだ。

フリー(無料)は別のものの価値を高める。潤沢さは新たな稀少さを生み出す。100年前には娯楽は稀少で、時間帯が潤沢だったが、今はその逆。

Webアプリケーションは(中略)あなたのサービスに注目しているユーザーさえいればその注目を利用しようと企業や個人がお金を払ってくれる。

ビバ!無料!

浦 祐介
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