人生手帳

2011年9月( 5 / 19 )

『パンドラの箱』をあけ、リアル世界をまさにマトリックスの世界へ

ビジネス書において、脳に関する記述がほんとうに多いと感じる。マーケティングの本においてもお客様の購買プロセスを脳を切り口に解説していて、『買い物は脳がするもである』と言い切っている本まである。 


脳内会議19フキダシステム / norio.nakayama
 

ここまでいくと広告プロモーションが洗脳活動になってしまうようで怖い。すでになっているか。記憶によれば営業の先輩に『お客様をいかに洗脳するかだよ』って恐ろしいこと言われた覚えがある。でもそれを否定できない。 今後は脳に直接的に働きかけるような商材が開発されていくだろう。田原氏と堀江氏の対談で堀江氏が(BCI:ブレイン・コンピューター・インターフェース)が出てくるといっていたのもまんざらではない。争い避けるために洗脳兵器なるものも某国で開発されているとか。AI(人口知能)の研究もリアルタイムに進んでいる。

   

脳の解明はまるで『パンドラの箱』をあけ、リアル世界をまさにマトリックスの世界へ向かわせる予兆になり兼ねない。今あるリアル世界も人間の過去の脳の記憶から作り出された単なる電気信号の解釈にすぎないらしい。

   

脳で考え歩んできた人間が、脳を操れるようになるということはどういうことか。 人間は未知なる世界の解明に努めてきて、それが今日の発展に繋がってきた。脳もこれからどんどん解明されていき、人間の能力がさらに引き出されるようになる。それは私たちのとって明るい未来か、それとも・・・

2011年9月( 6 / 19 )

ラジオがいいというお話。

テレビを見るのをやめてから、もっぱらラジオを聴いている。ラジオの利点をいくつか挙げてみると

 
ラジオ放送中! / june29

2足の草鞋ができること 

 このブログもラジオを聴きながら書いている。

  普段聞かない音楽に触れることができること。 

好きなのは、ハウス系だが、ジャズもたまに聴いてみるといいね。 
http://www.interfm.co.jp/jazz/blog/ DJ 小川隆夫 

  女性の声は落ち着く 

 好みにもよると思うけど。声美人はいいね。ラジオDJって声質大事だな。 

  松尾貴史によるラジオコメディー番組「キッチュニア」 http://www.interfm.co.jp/kitschnia/ 
 が超おもしろすぎる。

リスナーいいよ。なかなか。

2011年9月( 7 / 19 )

セールスマンはお客様にすすめると煙たがられるが、買いたいときにいないと文句を言われる

セールスマンはお客様にすすめると煙たがられるが、買いたいときにいないと文句を言われるつらい立場なのだ。ということは、お互いに気持ちよく接するには、

  走る人.gif 

 お客様が買いたいときに売りにいくとことである。つまり

1、買いたいくない人には売らないこと 2、買いたい人を見つけること 3、買いたいと思わせること

この3つのことを実施するための活動がマーケティングである。大前提は1である。買いたくない人には売らない。買いたくもない人に売ろうとするから、お互いにストレスになってしまう。 買いたい人を見つけることができればこれほど簡単なセールスはない。買いたい人を見つけるにはターゲット層を絞ってアプローチを掛けることである。 一番難しいのは3である。これには経験やテクニックが必要である。買う予定はなかったのに思わずかってしまうというケースはどんな時だろう。 私の場合、カッコ良さ、面白さ、利便性などに大きく心が揺らいだときに、「これ欲しい!」と思ってしまう。どちらかというと、理論的根拠より、直感的に感じることのほうが多い。衝動買いはあまりしないが、欲しいと思う瞬間というのは一目ぼれに似ている。 


Big one! - Knald på! / it's a foot! ( - is taking a break! )
 

商品の良さをあれこれ並べられてもピンとこない。直感的に感じさせる仕掛けがこれからは必要になる。その要素は、見た目であり、雰囲気であり、ストーリーであり、言葉であり多岐にわたる。思わず買いたくなるような仕掛けにもっと着目してセールスの現場を見てみることにしよう。

買って売ってお互いに潤うことがセールスの醍醐味

2011年9月( 8 / 19 )

「買いたい!」のスイッチを押す方法

この本は消費者の心と行動を読み解き、「買いたい!」を喚起するプロセスがいろんな事例を基に分析されている。 「買いたい!」スイッチを押す方法

 

心理学の概念に「being」「doing」「having」という概念がある。havingとは「所有」であり、物に直結している。doingとは「すること」で行動として取り組むもの。「being」とは存在そのものの価値感覚や生きがいといったもので、満足して生きる基本となる部分である。今の消費はhaving→doing→beingへと移り変わっている

今までは、「欲しい」という所有欲で買いものをしていたのが、あり程度欲しいものがそろうと「こんなことがしたい」と行動を駆り立てるようなものに移行し、それが現在はものそのものの価値に重点が置かれているということだ。 ものそのものの価値を情報としてうまく伝えることが鍵だが、ものの価値の感じ方は人それぞれである。価値を感じるやすいように情報を伝えるには、もののストーリーを描くことである。たとえば、 ・そのものの周りでどういう価値が生まれるのか。 ・そのものができるまでどういうプロセスがあったのか。 ・それをつかってどんな楽しいことができるのか。 ・購入したお客様の声 などをストーリー風に表現すると伝わりやすい。これには親近感や臨場感がポイントとなる。その事例がこの本には多く書かれている。家電量販店売場をみていると未だに機能やメリットを前面に押す商品が多数見受けられる。今や性能がいいですよだけはお客様には響かないのだ。

 
autograph of japanese known novelist / torisan3500

ストーリーを親近感と臨場感をつかって伝えること。

浦 祐介
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