ビジネス書において、脳に関する記述がほんとうに多いと感じる。マーケティングの本においてもお客様の購買プロセスを脳を切り口に解説していて、『買い物は脳がするもである』と言い切っている本まである。
脳内会議19フキダシステム / norio.nakayama
ここまでいくと広告プロモーションが洗脳活動になってしまうようで怖い。すでになっているか。記憶によれば営業の先輩に『お客様をいかに洗脳するかだよ』って恐ろしいこと言われた覚えがある。でもそれを否定できない。
今後は脳に直接的に働きかけるような商材が開発されていくだろう。田原氏と堀江氏の対談で堀江氏が(BCI:ブレイン・コンピューター・インターフェース)が出てくるといっていたのもまんざらではない。争い避けるために洗脳兵器なるものも某国で開発されているとか。AI(人口知能)の研究もリアルタイムに進んでいる。
脳の解明はまるで『パンドラの箱』をあけ、リアル世界をまさにマトリックスの世界へ向かわせる予兆になり兼ねない。今あるリアル世界も人間の過去の脳の記憶から作り出された単なる電気信号の解釈にすぎないらしい。
脳で考え歩んできた人間が、脳を操れるようになるということはどういうことか。
人間は未知なる世界の解明に努めてきて、それが今日の発展に繋がってきた。脳もこれからどんどん解明されていき、人間の能力がさらに引き出されるようになる。それは私たちのとって明るい未来か、それとも・・・