仕事においてはさまざまな思惑の狭間で動いている。
Black and White Trademark: The Zebra / o b s k u r a
人間だれしも腹黒いのだ。腹黒くなければ人間社会では生きてはいけんのです。みんながみんな腹の中を正直に見せてしまったら人間関係は間違いなく崩壊する。
ただある面、本音をズバズバ語る人を見ているとスッキリする。自分が思っていることを代弁してくれている感や純粋さを感じるからだろう。そういう人は一見辛口に見えても、人間味を感じてしまうのである。
仕事は好きか、嫌いかと問われると答えは分かれるだろう。しかし、仕事は好き・嫌いでやるものではなくどちらが正しいとも言えない。嫌いでやっている人でもちゃんと仕事はするし、好きでやっている人でも仕事できない人は多い。『好きこそものの上手なれ』はある面、嘘である。嫌いならものごとを上手にやれのほうが、かえっていい仕事ができる。
本音で語ることを要求してくる人ほど腹黒いものはない。私はそれで20代の頃は痛い目を見た。しかしそのお陰で人を見る力ついた。当時は本当に人を見る目が皆無だったからな。本音は信用ある者にしか言わないということが20代を犠牲にしてわかったのだ。
そういった面では姫には本音を言い過ぎてきた。この辺は逆に腹黒さも見せんとだめだな。
自分をさらけ出して本音で生きるか、本音を隠して腹黒く生きるか。要は使い分けだよね。