記号
μ=0、1-4
j、k=1-4
i:虚数単位
σμ:パウリ行列 μ=0、1-3
m:質量
c:光速
h(=2π):プランク定数
@:直積
Xμ:四元位置ベクター X0=c・t
Pμ:四元運動量ベクター P4=m・c
Φn:n元スピナー
Φ4¥=(Φ0 Φ1 Φ2 Φ3) ¥:転置記号
∂μ≡∂/∂Xμ
{A,B}=AB+BA:反交換関係
ρ0
=σ0@σ0
=(σ0 0
0 σ0)
ρj j=1-3
=σ1@σj
=(0 σj
σj 0)
ρ4
=σ3@σ0
=(σ0 0
0 -σ0)
{ρj,ρk}=0 (j≠k)
{ρ0,ρk}=2ρ0
ρjρj =(ρj)2=ρ0
±ρ0P0Φ4=ρjPjΦ4
P0Φk=i∂0Φk k=0、1-3
PjΦk=-iρj∂jΦk j=1-3
P4Φk=(m・c)Φk
±iρ0∂0Φ4=-iρj∂jΦ4+ρ4P4Φ4
X:「ディラック氏は、
(ρ0P0)2-(ρkPk)2
=(ρ0P0-ρkPk)・(ρ0P0+ρkPk)
という因数分解を思いついたんだ。」
P:「空中分解よりも凄い!」
σ:「ところで、直積@って何?」
ρ:「σj@σkは、σjの中で1の場所にσkを入れ込んだものだよ。
パウリ行列は2行2列だから、4行4列に拡張されるのさ。」
@:「σ2@σ1は、σ2の中で-i、iを、-iσ1、iσ1に置き換えればいい。」
∂:「ベクターとスピナーは?」
σ:「例えば3成分のベクターは、仲良しダンゴ3兄弟ってこと。
スピナーはふつう2成分だから、婚姻関係みたいなものさ。」
Φ:「おかげで、ぼくは4成分になった。」
h:「粒子の夫婦Φa と、反粒子の夫婦Φb。」
Φ4¥=(Φa Φb)
Φa¥=(Φ0 Φ1)
Φb¥=(Φ2 Φ3)
±σ0P0Φa=σ0P4Φa + σjPjΦb
±σ0P0Φb=σjPjΦa - σ0P4Φb
σ0(P0-m・c)Φa=σjPjΦb
σ0(P0+m・c)Φb=σjPjΦa
μ=0,1-4
J=0,1-3
Xμ: 5元位置ベクトル
Pμ: 5元運動量ベクトル
kμ: 5元波数ベクトル
ημν: 計量ベクトル
h:プランク定数
m:質量
λc=h/(mc):コンプトン波長
(X0)^2+(X1)^2+(X2)^2+(X3)^2=(X4)^2 ≦ (λc)^2
↓
(X0)^2-(X1)^2-(X2)^2-(X3)^2=(X4)^2
場ψ(Xj,X4)の周期的境界条件
ψ(Xj,X4)=ψ(Xj,X4+λc)
ψ’(Xj)exp(i・k4X4)=ψ’(Xj,i・k4(X4+λc))
k4・λc=2πn(自然数)
P4=(h/2π)・k4
=nh/λc
=n・mc
(P0)^2-(P1)^2-(P2)^2-(P3)^2-(P4)^2=0
i∂μψ=Pμψ
n・mcψ=P4ψ
ημν∂μ∂νψ(Xj,X4)=0
(-∂0∂0+∂a∂a-(n・mc)^2)ψ(Xj,X4)=0 :a=1-3
(□+(n・mc)^2)ψ(Xj,X4)=0 :K-G方程式
ψ(Xj,X4)=Σn ψ’(Xj)exp(i・k4X4)
P4:「この世界が5次元になるということは考えにくい。
僕が飛び飛びのmcになるなんて。」
m:「僕は、ちゃんと表に出られるから気にしなてないけど。」
X4:「わたしがコンパクト化されてるなんて、誰が言い出したの?」
λc:「君が縮んだんじゃなくて、他のXが膨張しただけだよ。
粒子のエネルギーがコンプトン波長くらいの距離内に押し込まれると、
どの方向でもk=(2π/λc)nになって量子化されるんだ。」
ψ:「つまり、mcの2乗に、たかだか4個のnの2乗値の和を掛け算したものになるってことか。」
(P0)^2=(mc・n1)^2+(mc・n2)^2+(mc・n3)^2+(mc・n4)^2
=(mc)^2・((n1)^2+(n2)^2+(n3)^2+(n4)^2)
h:「4平方の和の定理というのがあって、自然数Nは多くても4つの2乗数に分解できるそうだ。」
P0:「ってことは、僕はmc・√Nなんだ。」
N:「1が最低値のとき。」
c:「あのー、僕はm=0なんですが・・・」
m:「貴方はX4につかまらないから、お誘いがないのよ。」
記号
μ=0、1-4
j、k=1-4
i:虚数単位
m:質量
c:光速
h:プランク定数(=2π)
τ:固有時
Xμ:四元位置ベクター X0=c・t
Pμ:四元運動量ベクター P4=m・c
Φn:n元スピナー
Φ4¥=(Φ0 Φ1 Φ2 Φ3) ¥:転置記号
[A,B]=AB-BA: 交換関係
{A,B}=AB+BA:反交換関係
idAμ/dτ=i∂Aμ/∂τ+[Aμ,(P0)^2/(2m)]
idXμ/dX1=[Xμ,P1]
idXμ/dτ=(dX1/dτ)[Xμ,P1]
dX1/dτ=P1/mより
idXμ/dτ=[Xμ,(P1)^2/(2m)]
Ex) ディラック方程式 ±ρ0P0Φ4=ρjPjΦ4
idXν/dτ :ν=1-3
=[Xν,(P0)^2/(2m)]
=([Xν,P0]P0 + P0 [Xν,P0])/(2m)
ここで[Xν,P0]=[Xν,ρjPj]=ρj[Xν,Pj]=iρν
より
=i(ρνP0 + P0ρν)/(2m)
=i{ρν,P0}/(2m)
=i{ρν,ρj}Pj/(2m)
{ρν,ρj}=2δμjより
=Pν/m
Cf)
Pν=mdXν/dτ
=(m/i)[Xν,(P0)^2/(2m)]
=(1/2i){[Xν,P0],P0}
=(1/2){dXν/dX0,P0}
X0:「ハイゼンベルグ方程式は、四元ベクターの式じゃないの?」
P0:「僕の自乗はスカラーじゃないから、ローレンツ不変でない。」
Φ4:「スカラー?」
τ:「この世界の一匹オオカミのことさ。」
m:「Pμだけじゃダメだ。僕が入らないと。」
δμj:「僕のことは紹介がないんだけど?」
ρν:「いいんだよ、君は有名なんだから。」
単位系
h=2π
c=1
P:運動量
E:全エネルギー
V:ポテンシャルエナジー
m:質量
π:円周率
一次元シュレーディンガー方程式
(m+P2/(2m)+V)ψ=Eψ
Pψ=-ⅰ∂1ψ=-ⅰdψ/dx
V=∞ (x<0,x>L)
V=0 (0≦x≦L)
ψ∝exp(i・k・x)とおくと、
(m+k2/(2m)+0)ψ=Eψ
∴k=±√(2m・(E-m))
ψ(x)=A・exp(i・k・x)+B・exp(-i・k・x)
境界条件 ψ(0)=ψ(L)=0
A+B=0 から B=-A
A・exp(i・k・L)+B・exp(-i・k・L)
=A・(exp(i・k・L)-exp(-i・k・L))
=A・2i・sin(kL)
=0
∴k=nπ/L (nは整数)
波数k=2π/λ:波長 より (λ/2)・n=L (定在波)
E=m+k2/(2m)
=m+(n・π)2/(2m・L2)
群速度:dE/dP
=P/m
=nπ/(mL)
位相速度:E/P
=(m+(nπ)2/(2m・L2))/(nπ/L)
= m・L/(nπ)+(nπ)/(2m・L)
≧2√(1/2)=√2[・c]
ψ:「無限に深いポテンシャル井戸に嵌ったカエルは、連続的にジャンプできない。」
E:「井の中の蛙、大海を知らず、ってコトバがあるよ。」
V:「その蛙は、だた空の高さを知る。」
P:「大海の方が、井戸よりも深いんじゃないの。」
m:「暗すぎて何も見えなってことさ。」
cf) クライン-ゴルドン方程式
P0^2ψ=(P^2+m^2)ψ
ψ∝exp(i・(ω・x0+k・x1) ) :x0=t
ω^2=k^2+m^2
k=±√(ω^2ーm^2)
E=ω=±√(m^2+(nπ/L)^2)
dE/dP=dω/dk=k/ω
E/P=ω/k