BL短編小説 50作品セット

駄目社員の使い方( 1 / 1 )

「んん…んぅ…」

日もすっかり暮れた、夜。
とある社員寮の一室で、一人の男が呻いていた。

「くふ、んふぅ…」

鼻にかかった喘ぎを漏らす男は、服を着ておらず。その両手は高く掲げられ、襖の上の壁掛けから吊るされた手枷を嵌められていた。
腕を下ろせず、手を使えない男の口には布が詰め込まれ、その上から詰め込まれた布を吐き出せないよう、別の布を噛まされていた。

声を封じられた男は助けも呼べず、呻くしかない。自分を苦しめている淫具を止めたくても、腕は拘束されている。
男の身体には、ローターが貼り付けられていた。
左右の乳首に、一個ずつ。ペニスには、裏側の先端部分に一個、根元近くに一個、合計二個が固定されている。

それらのローターは専用のテープで何重にも貼り付けられており、男が暴れたくらいじゃ剥がせない。
更に男の下の口、アナルにも二個のローターが埋め込まれていて、こちらは抜けないようにアナルプラグで栓をされていた。
全てのローターは、最強の振動で男の弱い部分を容赦無く嬲っている。

「んぉ…んほぉ…!」

男が腰を突き出し、ビクンと痙攣する。絶頂に達したのだが、ペニスからは何も出ない。ローターを固定しているテープの絞め付けで、精液が塞き止められているからだ。
射精を我慢させられている男は、半狂乱になって身悶えする。もう、朝からこの状態が続いていて、男は気が狂いそうだった。

「んも…ふぅ」

男の目から涙が零れた時、男が拘束されている部屋のドアが開いた。
入って来たのは、男を拘束した…会社の同僚の男達。

「ちょっとは、反省したかよ?」

同僚の一人が、男を見ながら言う。

反省。男は同僚達の怒りを買い、今こうして凌辱されている。
遅刻、無断欠勤、会社の備品の持ち帰り、書類の重大ミス。数えれば怒りの原因はキリが無い。
しかし、男に反省の色は見えず、また無断欠勤をした男は部屋で取り押さえられ、今、男は自分の部屋で制裁として性刺激を与えられていた。

「反省してる訳無いだろ? 本当ならとっくの昔にクビになってるのにこいつ重役の親戚だからって好き放題してたんだぜ」

立場にあぐらをかく傲慢な態度も、怒りの一因だ。しかし、今の男は度重なる責めですっかりしおらしくなり、許しを請うように同僚を見つめていた。
だが、それを無視して同僚達は、男の身体に手を掛けた。

「だな、その性格を治す為に、プライドも壊してやるか」
「んぅっ!?」

拘束されていなかった右足、右の膝を抱えられ、持ち上げられる。身の危険を感じ、男は不自由な身体をもがかせた。

「んぅっ、んぅーっ!」
「うるせぇな…大人しくしろ!」

暴れる男の尻が、強く叩かれる。

「んぐぅっ!」

乾いた音と共に痛みが走り、同時に尻の筋肉にも力が入る。
思わずアナルのローターを強く絞め付けてしまい、中を抉られた男は甘い声を上げてしまう。

「ふぅ、んふぅぅ…」
「尻叩かれて感じてんのか。とんでもねぇ淫乱だな」

違うと示したくても、口では言えない。膝をもっと高く持ち上げられても、男は叩かれるのを恐れて震えているだけだ。
やがて、膝にも枷が巻き付けられた。そして、別の壁掛けに繋がれる。これで、男は右足を上げたまま、自分の意思では下ろせない。
大きく広げられた股間を隠す事も、出来なかった。

「うわ…ぐちょぐちょじゃねーか。お前ケツ弄られて汁垂らしてんの?」
「よく見たら床もすげーな。垂れ流しじゃん」

嘲笑混じりの罵倒。男は屈辱を覚えるが、何故か背筋がゾクゾクと震えてしまう。
顔を赤くしている男を見て、同僚は口の布を外してやる。唾液で色を変えた布を引きずり出された瞬間、今まで封じ込められていた喘ぎが溢れ出した。

「あぁぁ…んぁっ! 気持ち良い…イきてぇよぉ…!」
「ん? イきたいって? じゃ、手伝ってやるよ」
「あぅっ!」

手伝ってやる。そう言って同僚はアナルプラグを引き抜き…ローターを入れたまま、指で男のアナルを掻き回し始めた。
その様子を見て、他の同僚が男のペニスの先端を指で擦り、もう一人が尻を叩く。

「あぅっ、あぁ! 痛っ、んぅ! 痛ぐで、気持ち良くて、いやぁ!」

幾ら刺激されても、テープで塞き止められていては射精出来ない。ローターと手、快楽と痛みの責め苦に、男は感じまくって必死に悶える。
男としての尊厳も無く喘ぎ叫ぶ姿に、同僚達は完成を理解した。

「そんなにイきたいのか?」
「は、ひっ! イきたいれふ…俺、をっ、イかせてくらしゃいぃっ!」

その言葉を聞いた瞬間、部屋のドアが開いて人が入って来た。全て社員寮に住む男で、男に対し腹に据えかねていた同僚だ。
その数は十を超えていて、男は目を疑った。

「俺達全員で犯しまくってイかせてやっから、期待しろよ」
「あ、しっかり写真も撮ってやるからな」

犯される、写真を撮られる。絶望的な予告なのに、男の身体は悦んでいる。男には元々、マゾヒストの傾向があったようだ。

こうして会社で疎まれていた男はその身を男根で犯し抜かれ、社員寮の性処理係として、新しい仕事を与えられたのだった。

雄犬にされた少年達( 1 / 1 )

窓の無い部屋に置かれた、一つの檻。
冷たい鉄格子の中に、少年達は入れられていた。

「あぉ…」
「ふぅ…んふぅ」

少年達は荒い息を吐きながら、檻の中を四つん這いで移動している。その頭にはそれぞれ茶色、白色のイヌミミカチューシャが付けられていた。
カチューシャだけでなく、首輪、尻尾付きのアナルバイブが、少年達を犬にしていた。

極め付けは、犬の足をかたどった手と足のグローブ。肉球や毛並みも付いている可愛らしい物だったが、見た目に反してそのグローブは嵌めた者の動きを奪う代物だった。
グローブの中は指が動かせない作りになっており、それを付けている状態では何も持てず、掴めない。手首の部分にはベルトと鍵があって、自力ではグローブは脱げない仕組みだ。

このせいで、少年達は自分の口を開いたまま閉じさせないようにしている口枷も、ペニスに取り付けられたローター付きのベルトも、外す事が出来ずに快感に身を捩るしか無かった。
その快感もアナルバイブとペニスのローターが止まってもおかしくないくらいの小さな振動をしていて、もどかしい。

しかも、少年達は気付いていなかったが、時折与えられる水や食事には飲んだ者を発情させる催淫剤が含まれていた。それを飲まされて大分過ぎた少年達の身体は、より強い快楽を求めて切なげに疼いている。

「あぅ、あぁ…」

狭い檻の中に、発情した二人の少年。火照った身体を慰める方法はとっくに思い付いてはいたが、お互いにそれだけは駄目だと自制していた。
だが、いつしか限界が理性を上回り…片方の少年が、もう片方に迫り、肌を密着させた。

「ひゃめ…んぅ」

制止しようとするが、熱くなった身体が触れ合うと素直に気持ち良い。
上に乗られた少年は何とか相手を押し返そうと思ったが、もはやそんな力は残ってはいなかった。

覆い被さった少年が、自分のペニスをもう一人のペニスに擦り付ける。
すると。

「んぉぅぅっ!」
「はふ、んぐぅ!」

予想をはるかに超える快楽が生まれ、二人はビクビクと跳ねた。もっと、今のを味わいたい。
もっと、気持ち良くなりたい。ただその一心で、二人はお互いの身体を擦り寄せ合った。

「ひんぽ…いい…」

先走りでぬるぬると滑る性器を刺激し合う。たまに相手のローターにペニスの先端が当たると、ペニスと口から体液が零れた。
下にいた少年は上にいる少年が舌を伸ばして唾液を垂らすのを見て…思わず、その舌を自分の舌で舐めた。いわゆる、フレンチ・キス。

「んふ、ふちゅ」
「きひゅ……きもひ、いぃ…」

最初は戸惑いながら仕掛けたキスだが、お互いに相手の鼻にかかる声、蕩けた表情を見る度に、キスに夢中になっていく。
いつしかグローブで拘束された手を相手の背中に回し、抱き締め合って性器と、尖り切った乳首を擦り付け。
淫らな水音を檻の中に響かせながら、少年達は口付けを愉しんでいた。

性刺激を与えて、与えられ。二人はとうとう待ち望んだ時を迎える。

「あぁ…イきゅ…!」
「んぅ…おえ、もぉ…!」

口枷でまともにしゃべれないが、必死に絶頂を伝える。舌を絡ませ、ペニスをぬちゅぬちゅと擦り合わせて、イヌミミ少年達は射精した。

「んぉ…んぉぉーっ!」
「はぅ、ふぅぅっ…!」

ぴくぴくと痙攣して、解放の余韻に浸ろうとする二人。だが、二人を檻に入れた者。部屋を監視していた者は、それを許さなかった。

「あぅ!? おひりぃ…っ?」
「なんれ、んふぅっ!」

アナルとペニスに取り付けられた淫具が、弱い振動から一転、最強の振動に引き上げられたのだ。
一度イって熱が冷めかけていた身体は一気に火を点けられ、まだ敏感なのに相手の身体に自分の身体を押し付けてしまう。

「もっろぉ…ひたいぃ…」
「きもひよく、ひてぇ……」

まだまだ、足りない。二人は相手の左右の尻を揉みしだき、外から腸内の淫具を捏ね回す。
快感を求めてイき狂う犬のコスプレをさせられた少年達。その姿を監視カメラで見ていた男達は、契約者に連絡を取った。

つがいの雄犬が、もうすぐ仕上がります…と。

これから誰かも知らない人物に買い取られる運命など露も知らない二匹の犬は、ひたすらに…その身を快感に溺れさせていった。

Sな弟、ドMな兄( 1 / 1 )

「ただいまー。お兄ちゃん、お待たせ」

家に帰り、兄の部屋に入った少年が、テーブルに買った物を置きながら言った。
弟の言葉に対し、兄の返事は無い。それもその筈、兄は今、弟の手によって口を塞がれているのだから。

「う、うぅ…」
「どうしたの? お兄ちゃんのチンコ、大きくなってるよ?」

わざとらしく言われても、兄は布を詰め込まれてガムテープで栓をされた口で呻くのみ。手と足は、兄自身が持っていた枷で、拘束されていた。
手を後ろに回し、足を開かされ、床に座ってベッドに寄りかかる兄に、弟が声を掛ける。

「苛められて嬉しいんでしょ? 何て言ったって、自分で乳首やお尻を指で苛めてたんだもんね」
「うっ…!」

兄が見せられたのは、自分の写真。
弟が帰って来た事に気付かず、淫らな行為に耽っていた…自分の姿が、弟のスマートフォンに映し出されていた。

様々な性の道具を買い揃え、背徳的な自慰に夢中になっている事実を知られた兄は、その日から、脅されて弟の性処理をさせられている。
始めは拒んだが、元々苛められたいという被虐願望から生まれた弱みに付け込まれて弄ばれる度に、兄は弟に逆らえなくなっていった。今日も両親が仕事でいない時に命令され、素直に拘束された。

「この写真のお兄ちゃん、気持ち良さそうにしてるけど…僕に犯されてる時は、もっともっとエッチで、気持ち良さそうにしてるんだよね」

言われて、思わず自分の写真を見る。顔を赤くして、乳首とアナルを弄る自分。それよりも蕩けてる、犯されてる時の自分。
不意にアナルでペニスをくわえ込んだ感覚を思い出してしまい、兄のアナルがヒクついた。それを見逃してやるほど、優しい弟じゃない。

「あれ? お兄ちゃんのお尻、今ヒクヒクしてたけど…僕の気のせいだったかな」
「んっ!?」

まるで確かめるように、弟の指がアナルに触れた。それだけでも、ひどく感じてしまう。
全身を震わせる兄。だが、弟は更に兄を責める。

「あっ? お兄ちゃんのここ、ぐしょぐしょに濡れてるよっ! 病気かも知れないから、調べてあげるね」
「んぐぅぅ!」

既にほぐれていたアナルに、弟が躊躇いも無く指を突き入れた。乱暴な挿入なのに、兄の淫乱な身体はその乱暴さに興奮してしまう。

中指と人差し指が中を拡げ、柔らかな腸壁を擦る。兄の反応を愉しみ、弟は前立腺を指の腹で強く押し上げた。

「うぅぅっ!」

脳天まで届く衝撃に、兄は目を向いて身悶える。同時に、充分硬かったペニスが天に向かってよりふくらんだ。
喘ぎ鳴く兄のアナルを探る弟が、目当ての物を見付けた。

「ん? 何か入ってるね。指じゃ届かないな」
「んぐっ!」

アナルの奥に入っていた物体を指で突かれ、兄は塞がれた口で悲鳴を上げる。
耳に心地良い濡れた悲鳴を聞いて、弟は中の物を残したまま指を抜いた。
そして、命令をする。

「僕の力じゃ出してあげられないから、お兄ちゃんが自分で出してよ…出来るでしょ?」

無邪気な言い方だが、残酷な命令だ。
イヤだと拒みたくても、握られた弱みはあまりに大きい。
兄は目に涙を浮かべて…中の異物を自力で出し始める。

「むぅ、くぅ…ん!」

拘束された状態で、兄は肛門周りの筋肉に力を込める。濡れそぼったアナルがヒクヒクと蠢いて、いやらしく開閉を繰り返した。
淫猥な華が淫らに咲く様子を、じっくりと眺める弟。さっきまで羞恥を与える言葉を浴びせていたのに、何も言わない。

そのせいで、兄は自分のはしたない行為を余計に意識させられて、身体が高ぶっていく。
恥ずかしい瞬間を弟に視姦されても、兄は表情を溶かして感じていた。

「んぐ、うふぅぅーっ…!」

じゅぽん、と間抜けな音を立てて、兄のアナルから排出がされた。それは、ピンク色のローター。
弟に拘束され、捻じ込まれた、淫具。

人としての尊厳も失いそうな行為で興奮を抑えられない兄に、弟が冷たく言った。

「こんなので感じるなんて…ホントドMだね」

侮辱されてるのに、身体は悦ぶ。年下の、しかも弟にいいようにされても、兄の心と身体は快感に従順だ。

「もっともっとお兄ちゃんが変態になれるように…僕が、おかしくなるまで苛めてあげるよ」
「んふ、んふぅ…」

凌辱を予告されても、兄の中には期待しかない。
背中で拘束された手を握って、アナルをパクパクさせて。

兄は次の責めを、今か今かと待ち構えていた。

淫魔君との性生活( 1 / 1 )

一人の男が仕事から帰り、自室の扉を開け、玄関から、室内に声を掛ける。

「ただいまー」

呼んだ相手がやって来るまでに、男は靴を脱ぎ、鞄を置いて…。
ズボンのチャックを下ろし、すでに半勃ちになっているペニスを取り出した。
玄関前の廊下に姿を現した、男の帰りを待っていた存在はふらふらとした足取りで男に近付く。

「はぁぁ…ご主人、様…」

それは、靴下以外何も身に着けていない少年。だが、その年齢は三桁を超えており、頭には短い角。尻の谷間の少し上には、細くて長い尻尾が付いていた。
少年の正体は、人間では、ない。その正体は淫魔、男の精力を食事とする生き物。

「ったく…服くらい着ろって言ったろ?」
「あぅ…だって、ご主人様のせーえきが飲めるって思ったら、待ち切れなかったんですぅ…」

言いながら、少年は男の前にひざまずいた。男の子でありながら、精液を求めて表情を淫らに溶かしている。
指で自分の乳首を弄り、少年は男のペニスにむしゃぶりつこうとした。が。

「待て」
「ふぇっ?」

舌が触れる寸前、男が少年を止めた。驚愕を浮かべて、少年は男を見上げた。
本当に目と鼻の先にペニスがあり、呼吸をすれば汗で蒸れた男根の香りが少年の体内に吸入される。
直前で焦らされた少年は、見る見るうちに発情を加速させていく。息は熱くなり、もどかしそうに腰をくねらせる。

「しゃぶりたい…ぺろぺろしたいでふぅ…」

はしたなくねだる少年に、男は言った。

「おいで」
「あ…っ」

ペニスを出したまま、男は少年を誘導するように後ろ向きで歩く。それにつられて、少年は四つん這いで歩き始めた。

「あふ、はふぅ…」

発情した身体で、目の前のペニスを追い掛けるように歩く少年。自分の汗と、触られてもいないのにペニスから零れている先走りで床を汚しながら進む姿は、とても淫らで愛らしい。
エッチで可愛い淫魔の少年を一人占めしている幸せに浸りつつ、男はリビングのソファーに座った。少年も、主人の足の間に座り込み、ペニスの匂いを一生懸命嗅いでいる。
そして、少年の待ち望んでいた言葉が与えられる。

「…よし」
「っ! んむ、ふむぅぅ…!」

ようやく許可を出され、少年はペニスにむしゃぶりついた。一気に根元までくわえ込み、卑猥な水音をじゅぽじゅぽとリビング中に響かせる。

「足を伸ばして…お尻を上げて」
「んむ、ふっ…」

言い付けに従い、少年は尻を上げる。淫魔特有の尻尾を揺らして、むっちりと張った尻が男に捧げられた。
男は左手で尻を揉み拡げ、右の指で少年のアナルに触れた。

「お前のケツマンコ、汁垂れ流しだな。コレも、楽に入るぜ」
「ふきゅ…!? んふ、んふぅっ!」

昨夜使って、消毒したままソファーに置かれていたバイブを、アナルに突き込まれた。冷たい淫具に中を掻き回され、少年はペニスをくわえたまま全身をくねらせた。

「俺のチンコくわえて、ケツでバイブくわえて…嬉しいだろ?」
「ふぐ…! うれ、ひ、れふぅぅ!」

口に入っているモノを喉で絞め付け、少年は答えた。主人が自分のペニスに少年を押し付ける動きでバイブを出し入れしている為、少年の身体は上の口も下の口も塞がれたまま、何処にも逃げる事は出来ない。
息苦しさで涙が流れても、少年の表情は愉悦で満たされている。その頭の角を男が撫でてやると、淫魔の少年はまた蕩けた。もう何をしても快感に変わる状態だ。

「それだけ嬉しいなら、もうケツはバイブだけで良いのかもな」
「ん…ひやぁ。それは…ひや…」

少年の怯える反応を見て、男はバイブを抜き取り、少年の頭を優しく掴んでペニスを引き抜いた。

「んじゃ、どうして欲しいんだ? その可愛い口で…言えよ」

可愛いと褒められ、少年の身体がきゅぅんと疼く。少年は小さく立ってテーブルにうつ伏せになり、自分の尻を手で左右に拡げた。
少年の愛液に汚れたアナルが、主人に余すところ無く晒される。皺の一本一本も、主人のペニスを求めて淫猥にヒクつく様子も、何もかも丸見えだ。

「僕の…ケツマンコに、ごひゅじん、ひゃまのおちんぽぉ…いれへ、くらしゃい…」

回らない舌で男性器をねだる少年。もう、主人も意地悪をする気は無かった。

「よく言えたな。ほら、お前の大好きなモノだ」
「んぁ…あぁぁぁんっ!」

奥の奥まで貫かれ、少年は一撃で果てる。テーブルの下のフローリングに、精液が放出された。

「出しちまったのか? 淫魔にとって大事な生命力なのに?」

軽く責める口調。本当に怒っている訳でなく、少年の口から更なる淫乱な言葉を聞き出す為の物だ。

「はいぃ…出しちゃったから。ごしゅじんしゃまのせーえきを…僕に…いっぱいっ、らしてくらひゃいっ」
「分かったよ。入りきらないくらい、注ぎ込んでやる」
「んぁぁぁ!」

中の敏感な場所を主人のペニスで責められ、淫魔の少年は舌を突き出して大きく喘いだ。
食事と称して激しく身体を重ねる二人。普通とは違う、種族も全く違うけれど、確かな愛情が二人には通っていた。

「可愛いぜ、もっと、メチャクチャにしてやりたい…!」
「あぅぅ…ひて、僕を、メチャクチャに犯ひてぇぇっ!」
五月雨時雨
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