公開搾乳調教( 1 / 1 )
ここは、知る人ぞ知る裏の店。集まっているのは財力を持ち、歪んだ性嗜好も持ち合わせた…男のみ。
その男達の目的は『観察』
甘く残酷な性の責め苦を受ける奴隷の男が苦悶する様子を、穴が空くほど観察する。それが、この店のサービス内容だ。
今夜も、憐れな奴隷が拘束されて呻いていた。
「うぉ…んぉぉっ…!」
身体をビクビクと震わせて、自分に巻かれた鎖を鳴らす男。服は着せてもらえず、身に着けている物と言えば隷属の証である黒い首輪だけであった。
厳密に言えば、身に付けられている拘束は数え切れないくらいにあるのだが。
まず、男を座った椅子の上から逃さないようにしている拘束。手は頭の上で交差させた状態、足は太股と足首を寄せた状態で鍵付きの革ベルトで括られ。手を下ろせないよう、足を下ろしたり閉じられないよう、頑丈な鎖で椅子に固定されていた。
この拘束だけでも抵抗を奪うのには事足りているのだが、更に奴隷は行動をを封じられている。
視覚は、黒い目隠しで閉ざされ。言葉は、口にギャグボールを噛まされて封じられていた。
「ふ…ふうぅ」
口から漏れる息に合わせて、ボールの穴から唾液が零れる。
粘りを持って細く長く伸びていく唾液を、観客達がじっと見つめていた。
ぽた、と液が胸に垂れると客のため息が聞こえた。目隠しで見えなくとも、見られている事は自覚出来た。
そこへ、一人の男が現れる。拘束された奴隷と客を少し離す為に置かれた、鉄の柵の内側に。
「皆さん! 本日はお越しいただき、ありがとうございます。 本日このスペースでは性奴隷から精液などを搾取する、公開搾乳調教を行っていきます」
それは、この店の従業員。奴隷に辱めを与える、残酷な存在。
調教と言われ、奴隷はビクンと身体を跳ねさせた。
「では、この器具を取り付けていきます」
従業員が透明なガラスで出来た、底の部分にチューブの付いた器具を三つ取り出す。
見た目には分からないが、チューブはガラス内の空気を吸い込んでいる。
従業員は何の躊躇いも無く、器具を拘束された奴隷の右乳首に近付ける。
そして。
「んっ…んうぅっ!」
チューブが付いていない反対側。ガラスの穴が空いている部分を、乳輪を覆うように押し当てた。
状況が変わっても、チューブは空気を吸い込む。しかし、反対側はいまや奴隷の乳首で塞がれている。
するとどうなるか、器具は奴隷の乳首を強く吸い上げ、奴隷を快感で悶えさせた。
「二つ目です」
「うぅっ!?」
苦しんでいる奴隷に構わず、従業員は淡々と左の乳首にも器具を近付けた。
鎖を鳴らしてやめてくれと首を必死に振る奴隷。だが、そんな制止は何の意味も無い。
拒絶も虚しく、左の乳首にも器具が付けられ…右と同じように強く吸われ始めた。
「あぉっ…ふぉ! んむ、んむぅぅっ!」
目隠しの下で目を剥き、奴隷はギャグボールの穴から唾液を噴き出させる。
吸い出された乳首は少しずつその形を変えていき、やがて乳頭が硬くしこり乳輪もピンクから赤に染まっていった。
それを見届け、従業員は器具から手を離す。支えを失った器具が、奴隷の乳首へ吸い付きの力でぶら下がった。弱い場所を吸われ、引っ張られ、奴隷は荒い息を吐く。
「うー…うぅぅ、うぐぅぅっ…!」
快感と屈辱で息も絶え絶えになるが、逃れる方法は無く。奴隷は責め苦がこれで終わりでない事も…その身を持って教え込まれていた。
「皆様、三つ目でございます」
「うっ!」
聞こえた言葉に、奴隷は恐怖で小さく叫んだ。目が見えず言葉も分からないが、奴隷の怯えようは身体で感じられる程である。
その怯えを見て、誰かが助ける事は無い。客は誰もが奴隷の憐れな姿を愉しむ為に来ているのだから。
「んおぉぉ、ふぅぅ!」
乳首への刺激で勃起させられたペニスに、乳首と同じ器具が被せられた。まだ肌に押し付けられてはいないが、吸われる感覚はある。後は、押し付けて器具自身の力でペニスから落ちないようにすれば下ごしらえの完成だ。
「まばたき厳禁です。いきますよ」
客の視線が奴隷の股間に集中する。そして。
「ふぐぅぅぅぅっ!!」
奴隷のペニスは、残酷な器具の餌食となり、その体液を搾り取る搾乳を施された。
乳首と性器、敏感な個所を無慈悲に責め立てられ、奴隷の拘束された手が助けを求めるかのごとく宙を引っ掻いた。
準備を終えた従業員は奴隷から手を離し、客の方を向く。
「お待たせしました。今からオーダーを承ります」
言って、従業員は奴隷の拘束された椅子の横にある、一枚のプレートを指で示した。
そこに書かれているのは、ここで注文できる商品。奴隷に対してする、行為の数々。
『アナルバイブ』や『射精封じ』
他には『蝋燭責め』や変わった物では『ネコミミコスプレ』や『奴隷そのもの』などもあった。
「なら、早速アナルバイブをもらうよ」
「かしこまりました」
「んぅぅぅっ!」
頼む、許して。
その思いを込めて呻くが、奴隷の意思なんて誰も尊重しない。
この店では、奴隷はただの玩具である。誰かの言いなりになって悶え感じ、気が狂う程快楽に溺れる。それが奴隷の仕事で、役目で、生活を占める全てであった。
「他の皆様も、よろしければご注文下さい」
店の営業は、まだまだ始まったばかり。
魔王は勇者を可愛がる( 1 / 1 )
人里を遠く離れた険しい山の中。そこに、石造りの城があった。
その城の主は、魔王。城内にある魔王の部屋には、討伐に来た勇者の姿がある。
魔王に敗れ、捕らわれた…憐れな青年の勇者の姿が。
「心地良さそうに鳴いているな。そんなに私の指はイイのか?」
「ふぉっ…むぐぅ……!」
玉座に腰掛けた魔王の膝の上で、勇者は拘束された身体を切なげに捩っていた。勇者は今、衣服を剥がれ、手首を一まとめにされ、足は足首と太股を繋がれている。
手足の動きを奪われるだけでも勇者にとっては屈辱。その屈辱を増長させるのは、勇者を拘束する物体の素材だった。
それは…魔王の魔力。魔力を自由自在に変形させた縄で、勇者は身体の動きを封じ込められている。また、勇者の言葉を奪う為に口に入れられた玉、これも魔王の力が凝縮された物で。勇者は倒すべき魔王の魔力に拘束され、魔王の膝の上で可愛がられていた。
「うぐ…っ!」
「反抗的な目だな。だがそうでなければ面白くない」
自分を睨み付ける勇者に、魔王は悠然と笑った。
快感で揺らぎながらも、誇りを力にして耐え続けるその姿は、魔王の目を愉しませていた。
「ほら…お前はここが好きだろう?」
「んぅっ!」
左の乳首を指で捻られ、勇者は背を仰け反らせて悲鳴を上げた。
捕らわれてからずっと身体を甘く刺激され、感度を高められた勇者の乳首は大きく淫らに腫れ上がっている。ぷっくりとふくらんだ突起は弄りやすいようで、魔王は逃れようとする勇者を押さえて執拗に乳首を責めた。
「…どうした? 腰が揺れているぞ」
「くぅ、ん…」
あざ笑われても、腰を止める事は出来ない。右の乳首にも指が伸ばされ、両方同時に弄られ始めた。
「うんっ、ふぅぅ!」
引っ張ったり、押し潰したり、回されたり、捻られたり。自分の乳首が憎い敵の指でふくらまされ、淫らに形を変えさせられている責め苦から、勇者は逃れられない。
手足の拘束を外そうとする力もだんだんと抜けていき、勇者は潤んだ目で魔王の指の動きを見つめ、鼻にかかった呻きを漏らすだけとなっていく。
「うぅ、んうぅ…」
「気持ち良いか?」
問われて思わず、勇者はうなずいてしまった。それを見て、魔王は満足そうに笑う。
「なら、もっと良くしてやろう」
右の乳首を弄っていた手が下に動く。そして…触られてもいないのに透明な先走りを溢れさせていた勇者のペニスに指が絡められた。
「あぉ…んふぅっ!」
ビクンと身体を跳ねさせ、甘い鳴き声を出す勇者。その痴態に、魔王も声を上ずらせる。
「これは…この世界を手に入れるよりも楽しいかも知れんな」
少しの遊びのつもりだったが、勇者の反応は思っていたよりも可愛らしく、更に新しい反応を見たくなる。
手酷く扱って泣き顔を見るくらいの気持ちが、魔王の中で優しく意地悪に責めて、快感で心地良く鳴いている勇者を何よりも見たい気持ちに変わっていた。
「私は今世界なんかより、お前の全てを私の物にしたくなっている」
「ぷぁ…? んむ、くふ…」
勇者の口を塞いでいた魔力の球が、突然に霧散した。一瞬口が自由になるが、すぐさま…魔王の唇で塞がれた。
背中から首を伸ばして唇を重ねてくる魔王。そのキスは不思議とイヤじゃなく、勇者は入れられた舌も拒まず受け入れていた。
当初は、魔王を倒して世界を平和にしようとしていた勇者。
形は変わったが、魔王を自分に夢中にさせる事で、世界を平和にする事が出来た。
…その代わりに、これから先の長い時間。激し過ぎる愛情を注いでくる元魔王に、幸せだけども喘ぎ鳴かされる日々を送る事になってしまったが。
週末は淫乱な子と( 1 / 1 )
「んあっ、あんっ!」
土曜日の夕方、マンションの一室で一人の男が幸せそうな声で喘いでいる。その様子を見つめるのは、男のご主人様にして、恋人の男だ。
主人はソファーに座って、愛しくて堪らないと言った表情で男の痴態を観察していた。
「そんなに気持ち良いかい? 両手を背中で動けなくされて、お尻に大きなバイブをくわえて…僕に向かって、大きく足を開いて見せ付けてる。人間とは思えないくらいにはしたない状態が、そんなに気持ち良いかい?」
貶めるような言葉ではあるが、口調は優しい。まるで、それで良いんだよと暗に告げているみたいだ。
だから、男は安心して感じられる。背中で手錠を使って手の動きを制限され、膝立ちになったままペニスを模した乱暴な淫具にアナルを掻き回されて体液を床に撒き散らし、硬く立ち上がった自身のペニスを上下左右に振り乱しながら喘ぎ鳴く。
そんな倒錯的な状況でも、主人が自分を嬉しそうに見つめてくれるから、男は心から幸せになれる。
「はいぃ、気持ち…良いですっ! 俺…昨日学校終わってから、今日ご主人様に苛めてもらえるのを…ずっと待ってたんですっ!」
言葉にしながら、男は背筋を震わせる。
苛めてもらえる。俺、気持ち良くしてもらえるんだ。
男の期待は、主人がソファーから立った事で急激に加速する。
「あ…あぁっ」
目の前に主人がしゃがんだ時に身体が待ち切れず、アナルの淫具をきゅぅっ、と絞め付けてしまった。
可愛らしい喘ぎに、主人が笑う。
「全く…エッチな子だね。ここをこんなに大きくして」
「んぅっ」
身体と共に揺れていたペニスが、主人の右手に収まる。ただそれだけなのに、刺激を求めていたそこは激しい快感を覚えていた。
反応を確認しつつ、主人は左手を浮かせ…男の乳首へと運んだ。
「ここも…女の子みたいに硬くふくらんでるよ」
「んあぁぁんっ!」
右乳首を指で摘まれ、くりっ、と捻られた。身体中を走る快感に、男は背を仰け反らせて喘いだ。
そのまま乳首と性器を責められ、男は不自由な身体をガクガクと痙攣させた。
「あぁぁんっ、気持ち、良いっよぉ! んぅぅ、乳首、取れちゃうっ」
下手に仰け反ると自分で乳首を伸ばすように引っ張ってしまう。しかし、そんな加減が出来るならば最初からこんなに感じてはいない。
男は涙と涎で顔をぐちゃぐちゃに汚していくが、悦びの表情が強いため悲惨さは存在しない。
主人も激しい快楽を与えつつ、男をいたわるように顔の汚れを舐め取っていた。そのくすぐったさも、主人の優しさも、男の欲情の火をより大きくしていく。
「あぁぁ! イく…イきますっ」
絶頂が近くなり、主人へと報告した。それを聞いた主人は、手の動きを早くして、更に男を責め立てた。
「あんっ、あんんっ! イく、イく…っ!」
切羽詰まった声で男が言い、絶頂を迎える。
…その直前のところで、主人は手をとめてしまった。
「ふぁ…どうし、んぁっ!?」
尋ねようとしたが、言葉は途中で途切れる。主人が男のアナルに入っていたバイブを抜き取ったからだ。
いきなり全ての刺激が無くなり、快感の渦の中で放り出された男は、もどかしそうに身を捩った。自分で続きをしたくとも、手は背中で拘束されている。
「あん、ご主人様、ご主人様ぁ…」
泣きだしそうな表情で助けを求める男。全身を火照らせ性刺激を欲するその姿は淫乱そのもの。
主人は床に寝転がり、ズボンから男の痴態で勃起したペニスを取り出す。
そして、男に助け船を出した。
「ほら…バイブよりも、こっちをお尻に入れたいでしょ?」
「あ…」
天を向く主人の性器に釘付けになり、アナルがきゅんと疼いた。
欲しい、欲しい。
その一心で、男は膝で歩き…主人の腰の上へと跨っていく。
「あぁ…はぁ」
「がんばって、上手に出来たら、ごほうびだよ」
ごほうび。その言葉に、男は悦んで身体を動かし、ついにアナルに主人のペニスをあてるに至った。
「入れても…いいですか…っ?」
もし、ここでおあずけされたら。そんな不安が頭をよぎるが、杞憂で終わった。
「いいよ。たっぷり…味わってね」
「はい…んぁ、あ…ふあぁぁぁっ!」
許しを得て尻穴に性器を飲み込んでいく。ずっと欲しかった、熱くて、硬くて、愛しい肉の棒に、男は根元までくわえ込んだ瞬間耐えきれずに射精してしまった。
「おや…入れただけでイっちゃったんだ」
「うぅ…ごめ…なさ…」
怒られてると勘違いして謝る男に、主人は頭を撫でて慰めてやる。
安堵した男は手の心地良さに頬を緩ませ、蕩けていた表情がまた蕩けた。
「よくがんばったね。じゃあ、ごほうびをあげよう」
言って、主人は男を下から突き上げた。
「あぁぅっ!」
不意を突かれた男は、一際大きな嬌声を上げた。
ガツガツと身体の奥を抉られ、男は主人の上で淫らに踊り狂う。
「ふぁぁんっ! 深いぃっ…中、焼けちゃふよぉっ」
もはや呂律が回らなくなっている男を、主人は貪りつつも、苦痛を感じないように腰を奮った。
「あぅぅっ…ご主人様の、俺の中でびくびくしてりゅ…」
「あぁ、そろそろ…中に出すよ」
それを聞いて、男は主人の射精を促すためにアナルをきつく絞め付けた。
「いっぱい…らしてくだひゃいぃっ! せーえき、たくさん…」
「もう…くぅっ」
舌を突き出して精液をねだる男に、主人は望み通り精液を注ぎ込む。
淫乱な中に、熱い体液を注入され、男は幸福感に包まれていた。
「はぅぅ…中、パンパン…ありがとう、ございまし…」
「何を言っているの? まだ、終わってないよ」
男が感謝を告げ終わる前に、主人が口にした。男はそこで、主人のペニスが自分の中で力を失っていない事に気が付いた。
気が付いたのとほぼ同じ瞬間、主人が再び腰を奮い始める。
「あぁ…あぁっ! また…犯してもらえるのぉ…」
意図していなかった二戦目だが、男に拒む選択肢は考え付かなかった。
だって、主人に抱かれて、感じさせられている時が男にとっては最高の幸せなのだから。
「んむ…んふ……ご主人ひゃまと、キス…」
繋がったまま手錠を外してもらい、男は自由になった手で主人に抱き付いた。お互いに舌を絡め合い、上と下でぶちゅ、ちゅぷ、と淫らな水音を部屋中に響かせた。
明日は、日曜日。誰にも邪魔はされないし、させない。
エッチな事が大好きで淫乱な恋人と過ごすご主人様の週末が、そこにはあった。
快感責めは箱の中で( 1 / 1 )
真っ白な壁の地下室。防音がされていて、絶対に中の音が外に聞こえないようになっている部屋。
その中で、一人の男の声が響いていた。
「あぁっ…も、やめて。ここから出してぇ…!」
必死に叫ぶが、今この地下室に別の人間はいない。
分かってはいても、男は助けを求めずにいられない。男はその身体に、淫らな仕掛けを施されているからだ。
着せられた上半身の拘束具は男の肌をほとんど隠しておらず、後ろ手に捻り上げた手を固定し、抵抗を奪っている。
足首と膝には二本の足を一本に束ねる為の革のベルトを付けられ、男は足を開く事すらも出来ない。
こうして動きを封じられた状態で、男の性感帯は淫具によって容赦無く責め立てられている。
拘束具と一体になった両乳首のローターは、男がどんなにもがいても、床にローターを擦り付けても外せず、逆に乳首に更なる刺激を与えるだけ。
股間には、男の身体に合わせて作られた特製の貞操帯が付けられていた。
男のペニスの位置、アナルの位置、それどころか男のアナルの奥の前立腺の位置まで計算されて作られた貞操帯。
モーターの付いたラバーがペニスを隙間無くすっぽりと覆い、アナルに入ったバイブは男が少し身じろぎするだけでも敏感な場所にその身が食い込むような形をしていた。そんな男にとっては悪魔のような貞操帯は、鍵でがっちりと固定されている。
もはや拷問とも言える恥辱。しかし、男へ与えられた辱めはこれで終わらない。
「んぁ…出たい。箱から、出して…」
男は地下室に閉じ込められた上、透明な箱の中に閉じ込められていた。
箱は天井部分に南京錠が複数付けられていて、拘束された身体で体当たりしたくらいじゃビクともしない。
また、空気穴は呼吸するには十分な大きさをしていたが、箱に溜まった熱と、男が出した汗や精液などの匂いが逃げ切るにはあまりに小さい。
始めの内は箱の隅にあった清浄な空気を選ぶ事が出来たが、今や男は何処に逃げても淫らさが混じった空気を吸う状態になっている。
「助けへ…誰か……っ!」
舌を突き出し、箱の床に膝を曲げて横たわる男。その顔は赤く上気し、涙と涎と汗でぐちゃぐちゃ。
股間も同じようにぐちゃぐちゃに汚れていたが、ラバーから溢れ出した精液も混ざっているので、よりいやらしく濡れていた。
声は喘ぎ過ぎて枯れ、身体は間断無くイき続ける。壊れ始めた男に、無情な機械音が聞こえた。
カシャッ
「あぁ……撮らないれ、こんな、写真…」
男が入れられた透明な箱を取り囲むように設置されたカメラが、ランダムでシャッターを切る。
何処のフラッシュが光るか。男は怯えて恐れつつも、箱の中からじゃどうしようもない。
男の前のカメラが、チカッと光る。それは、撮影前の予備動作。
「んぁぁ…だめ、らめぇぇ…!」
数瞬後に訪れるその時に絶望する。だが同時に、男は破滅的な興奮も覚えていた。
そして…体液で全身を濡らし、身動きの取れない箱の中の男に、シャッターが切られた。
「あっ、あぁぁぁっ…!」
写真を撮られたと同時に、男は絶頂を極め、射精した。ペニスを包むラバーから、モーターで振動しつつ精液がまた零れた。
「あぁんっ…も、イけないのに。また…気持ちよくなりゅ…」
いつ終わるとも知れない。快感の責め苦。それに悦び、身体を痙攣させる男の声が…箱の中で、虚しく反響していた。