嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第1巻(完結)

記事101~150( 12 / 50 )

記事112 過緊張を抑制したくても、何かの力によって阻まれている!

こんばんは。

今朝は、肩関節のことで緊張性の痛みについて

ちょっと投稿してみましたけどね。

緊張性の頭痛っていうのもあるじゃないですか?

詳しくは書きませんけど、緊張が原因なんだからね

そういうものは確かに薬物でもコントロールできますけど

対症療法ということになるんですね。

本来は原因となっているものに照準をしぼってね

再発しにくいような習慣にしなければ

いつでも、そういうことが起きる可能性は減りません。

、、、

、、、

前書きが長かったですけどね。

緊張している状態を正常な状態に近づけるには

難しいことはないんですが、

姿勢を対称的にしていくことが必要です。

で、問題というのは

左右対称になるということが、やはり片麻痺がある方には

重心の移動にともなう転倒等の危険性が高いということでの

恐怖心がありますし、実際に、そういう状態を第三者が

放置しているわけにもいかないですよね。

これがまず第一の問題です。

そして次の問題は

なかなか、身体を自由に動かせない状態にあり

仮にポジショニングなどを意識して対応しても

さらに床擦れなどの発生の可能性も高いため

日常の中で、緊張を抑制しにくい時間が非常に多くなるのです。

こうなりますと、過緊張そのものが身体にとっては正当化されて

認識されるようになってきます。

???

例を挙げておきますね。

片麻痺の方が椅子やベッドに腰掛けているとします。

もちろんプラットホームでもいいんですけど

しっかりと座っているとしますね。

よくあるのは、非麻痺側にシフトした座り方です。

決して悪いとは言いませんけど

やはり、過緊張の原因として大きな影響をもっています。

ということで、身体を左右対称に調整します。

関節支持ということで、緊張は正常化に近づきますけど

お客様の反応は

倒れそうで怖い、、

ということが相当多く見られます。

、、、

身体は見かけ上、正中線上で左右対称になっていても

お客様は、麻痺側に倒れそうだと思います。

、、、

こういうことが、お客様にはよくみられるのです。

一つの例でしたけどね

いろいろな状況の中で、なかなかお客様の過緊張状態を

正常化させることには、障害となるものが多く存在しています。

車椅子なんてのも、それに加担しているんですけど

話が長くなりますので、一旦はここで終わりにしておきましょう。

記事101~150( 13 / 50 )

記事113 内反尖足と下垂足について

おはようございます。

ときどき、検索のところもチェックしていますけど

学生さんなんでしょうか

内反尖足と下垂足を混同している人がいるように思います。

見かけ上だけだと、よくわからないかも知れませんけどね。

内反尖足は、足首の関節拘縮がかなり強い状態で

アキレス腱の短縮もともなっています。

一方、下垂足は、基本的には関節拘縮ってあまり強くは

ありません。ぐにゃぐにゃしている人さえあります。

簡単にいいますと

片麻痺で、かなり弛緩している人は

下垂足という現象が多くでますけれど

急性期から比較的、緊張が強めの人ですと

内反尖足という状態がおきやすいのです。

細かなことは夜に投稿します。

で、問題はさらにあるんですけど

これを固定する装具ですね。

大きくは、靴べら型(SHB)、それと支柱つき短下肢装具(SLB)

いずれにしてもですが、

治療の過程では必要と思いますけど

日常的な使用ってどうなんでしょうか?

ま、こういうことも夜に投稿できればと考えています。では。

記事101~150( 14 / 50 )

記事114 下肢装具は大きく2つに分けられるんですね。

(このブログはリメイクしておりますので、ご理解くださいませ)

おはようございます。

先日7707位までランキングがあがり

そろそろ頭打ちかと思っていましたけれど

今朝になって5936位を記録しました。

皆さんのおかげです。ありがとうございます。

そんな上位を狙えるブログ作りではありませんけど

これからも、役立つ情報をできるだけ提供したいと思っています。

、、、

、、、

ひつつだけ書いておきましょう。

片麻痺の下肢装具ですけど

支柱つき短下肢装具と靴べら型装具

下腿用としてはこの2つが代表ですけどね

どちらかというと

下垂足、それから重度の拘縮用としては

支柱付きが用いられることが多いです。

これは、足首の動きが若干調整できるんですけど

靴べら型は、足にフィットして、足首を固定します。

、、、

、、、

で、靴べら型のことだけ書きますけど

これは痙性の中程度くらいの人に良く用いられますけどね

これを用いないで歩行しますと

今までは書いていませんでしたけど

反張膝という状態を起こす可能性が高くなります。

ということで、実際に、すでに使用している人には

これは継続使用が必要ですけど

やはり、下肢装具は、非常手段といいますか

治療においては必要ですけど

半永久的に使用させるような状態にするのは

できれば最初から防ぎたいところですよね。

、、、

ですから、やはり急性期の処置がいかに大切であるか

こういうことが不十分であるために

装具が必要になってしまうのです。

これではいけないと思うのですね。

医療全体として、後遺症を残さないような

処遇を徹底できるようにってね。

そうでなければ、やはりお客様がかわいそうです。

では、日曜日まで投稿はお休みしますけど

よろしくお願いします。ランキングはまた相当下がりますけど。

ま、そのあと頑張りましょう。では。

記事101~150( 15 / 50 )

記事115 下肢装具の功罪とは?

こんばんは。

伊豆にいってきました。何をしにって

もちろん修行です。

今朝も4時前から起きていますけど

一日の長いこと、、、

ま、そういう記事はいずれ他所で書きますけどね。

さて、下腿についての装具の話をしましょう。

今、対応している利用者様の話を持ち出しましょうかね。

ステージ的には、上肢手指とも5以上あります。

で、下肢はうーん、4はあるんですけど、

実は足首の背屈制限が強めで、なかなか背屈そのものの

随意性が高まらない状況です。

これで、疑問を抱く人は、結構鋭い人だと思うんですけど

いかがですか?

???

???

こういう人で、確かに下肢のステージの低めの人もありますけど

実をいいますと

このような場合には

下肢のステージはやはり5くらいないと不自然なんですね。

で、この人の場合は、非麻痺側のハムストリングスが

極端に短縮しています。

麻痺とは直接関係ないんですけどね。

それで、装具の話をしているんですから

当然、支柱つきの短下肢装具を使用していますけど

最上部のストッパー(ベルクロ固定)を

本人から緩めて使用しています。

これでは装具の意味がないんですけどね

ちなみに、そこをきつく締めたらどうなったと思いますか?

、、、

これも分かる人は鋭いですけどね

腰痛が出現します。実際にあっという間に腰痛がでましてね

すぐにやめさせました。

???

???

で、何をいいたいのかといいますと

はっきりいって、背屈制限は

随意性と関係ないところで生じており

アキレス腱およびハムストリングスの短縮によって

単に、背屈そのものが出にくい状態になっているだけであると

考えます。

しかしながら、こういう状態が長期化すると

実際に、背屈に目いっぱい力を入れるようなことが

乏しくなり、自動的に背屈そのものが行いにくい状態に

変わっていくと考えます。退化ということに

似通っているかも知れませんね。

???

私の説明の文章にかなりヒントがありますよね。

装具の閉め具を緩めて使用しているということは

実際にアキレス腱をストレッチしていないということになります。

それは、ひいてはハムストリングスをもストレッチできて

いないことになるのです。

でも、上肢のステージは、順調に回復を示し

いずれ6に入りそうな状況を認めています。

もしそうなれば

上肢手指のステージが6であり

下肢のステージが4ということは

通常ではほぼ認められない状態になると思うのですね。

すなわち、こういう状態では

下肢のステージが上肢手指と同じかある程度1段階は

高いところにあるというのが

私の長年の経験上成立していますので

逆に2段階近く、上肢手指が優位であるということは

私には理解できにくい現象になってしまいます。

、、、

ま、人に押し付ける理論ではありませんのでここまでに

しておきますけどね。

で、ようやく本題ですけど

下肢装具をずっと使用していると

このように、本来は出せるはずの機能を

ストップし続けるおそれがあります。

コルセット同じように考えてみてください。

ずっとコルセットを使用していると

腹筋、背筋など弱ってしまいます。

頚椎捻挫の際のポリネックなども同じことがいえますけどね。

ですから、決して不要とは申しませんけどね

装具をつけている人をみると

誰も装具をはずそうとは思わないんです。

これが、大変な問題をはらんでいるということに

気づき、少しでもはずした状態を評価できなければ

一体、誰のなんのために装具を使用しているかということ

になってしまうと思うのです。

では

続きを読むにお進みくださいね。

 

こんにちは。

今日は午後休みです。

本当は他所で外部講師を依頼されていたんですけど

ドタキャンになってしまいまして

夕方までちょっと時間ができましたので

投稿しているというわけです。

うーん。なんかホラーっぽいんですけど

ま、それは別のブログで投稿しましょうね。

さて、本題です。

片麻痺でよく用いられる下肢装具は

短下肢装具として、SHBとSLBがありますけど

前者が靴べら型とよばれ、樹脂製です。

で、後者はメタルが多く用いられていますけど

用途としては、相当意味が違います。

前者は、足関節の背屈制限が軽度から中等度の場合

後者は、どちらかというと筋緊張の重度あるいは弛緩している

という状況で作成されるように思います。

いえいえ、私はその道のプロではありませんので

間違いがあったらごめんなさいね。

で、支柱つき短下肢装具については

外観が相当大きくなってしまうんですね。

で、やっぱり装具だけでは歩行っていうわけにはいきません。

すなわち履物ですね。これに相当制約がかかってしまう。

また、大き目のズボンなどをはかないと

その中に隠すことができない。

というように、かなり日常生活での

他者からはっきり見られてしまうという部分があります。

靴もね、装具が入るようなものって限られてしまいますし

これが自分だったらどうだろうなって良く思います。

皆さんはどうお感じですか?

でも、立位や歩行のためならやむなしってことに

なってしまうんですけど

、、、、

、、、、

こういうような、使用上の問題も確かに大きく

今後の軽量化とかデザインとかいろいろな改良を

期待するところですけど

もっと問題なのは

やはり、装具を使用していることで

それ以上のアプローチを止められる傾向が強いと思うんです。

???

???

もっとも、装具ってほとんど最終手段ですからね

それ以上の改善が期待できないような場合に作成

されているんでしょうけど

本当にそうなんでしょうか?

装具がなければ、歩行できない人は

畳の上とかどうすればいいんですか?

靴は履いたほうがいいんでしょうか?

お風呂とか困らないんですかね?

、、、

、、、

私は、別にそれにとらわれてはいませんけど

できるだけ、装具をはずしてみて

できれば、少しでも装着しやすいようにとか

場合によっては、なくても移乗動作ができるとかね

リスクはありますけど、そういうことにも

できるだけ意識しています。

そういう人の中で、実際に装具をはずしてみても

わずかですけど、改善を認める場合もあります。

もちろん、はずしなさいなんて言うことはありませんし

はずしたほうがいいですよともいいません。

けれど、こういうことが起こるという事実があれば

実際に、麻痺足の随意性とかには、まだ若干でも回復の

可能性が残されていることになるはずです。

、、、、

、、、、

しかし、現場では、そういうことがほとんど行われません。

ですから、もし装具が必要になったらではなく

やはり、急性期の対応において

いかに装具って、最悪の場合、作成しなければならないとしても

それは、できるだけ、小型とか軽量化とか、機能的にとか

というような、外観上もあまり問題が大きくならないような

もので済むように、最初からリハビリ的な対応ができていれば

いいだけのことだと思うんですけどね。

簡単にいえば、お客様が好きで装具をつける状態に

なったわけではなく、下肢全体の対応が遅れる

つまり尖足になっている、とか、ハムストリングスが

短縮しているとかを見逃してしまうことに

本当の問題があるのだと思っています。

ってね、別に装具そのものを非難しているわけではありません。

くれぐれも誤解されないようにお願いしますね。

では。この記事はここまでにしておきます。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第1巻(完結)
6
  • 300円
  • 購入