嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第1巻(完結)

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記事111 片麻痺の緊張性の肩関節痛がラクになることはよくある!

おはようございます。

短い記事ですけど1本書いておきますね。

片麻痺で、マンウエルニッケ姿勢が重度な人は

当然ですけど、肩関節の可動性は非常に低下しています。

もちろん、他動時のみならず安静時にも痛みが生じる

そういうことも多くみられます。

今までの記事をお読みいただいている方には

すでにご理解されていると思いますけど

こういうことって緊張の持続によって生じるわけですね。

緊張の持続はどちらかといえば可逆的な要素も多く

関節拘縮が重度化さえしなければ

逆をいけばなんとかなることがあります。

実際、今、対応している方ですけど

デイケアに通い始めたころには

肩関節屈曲が、他動的に100度くらいであった人が

最近では、160度くらいにまで改善しています。

また、以前の経験からですけど

歩行練習に少し手をくわえただけで

直接肩関節には対応しなかったのですが

肩の痛みが強かった人ですけど

いつの間にか、ほんのわずかのレベルにまで痛みが

緩和したという例も経験しています。

なぜかっていいますと

さきほども触れましたけど

緊張を落とせるような日常を過ごせるようにしていくと

いいわけです。もちろん、これがすべてではありませんけどね。

ということで、なんでもかんでも

無理に対応することは必要とは考えません。

人の身体に生じている過緊張という状態を

正しく理解されることから始まると思います。では。

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記事112 過緊張を抑制したくても、何かの力によって阻まれている!

こんばんは。

今朝は、肩関節のことで緊張性の痛みについて

ちょっと投稿してみましたけどね。

緊張性の頭痛っていうのもあるじゃないですか?

詳しくは書きませんけど、緊張が原因なんだからね

そういうものは確かに薬物でもコントロールできますけど

対症療法ということになるんですね。

本来は原因となっているものに照準をしぼってね

再発しにくいような習慣にしなければ

いつでも、そういうことが起きる可能性は減りません。

、、、

、、、

前書きが長かったですけどね。

緊張している状態を正常な状態に近づけるには

難しいことはないんですが、

姿勢を対称的にしていくことが必要です。

で、問題というのは

左右対称になるということが、やはり片麻痺がある方には

重心の移動にともなう転倒等の危険性が高いということでの

恐怖心がありますし、実際に、そういう状態を第三者が

放置しているわけにもいかないですよね。

これがまず第一の問題です。

そして次の問題は

なかなか、身体を自由に動かせない状態にあり

仮にポジショニングなどを意識して対応しても

さらに床擦れなどの発生の可能性も高いため

日常の中で、緊張を抑制しにくい時間が非常に多くなるのです。

こうなりますと、過緊張そのものが身体にとっては正当化されて

認識されるようになってきます。

???

例を挙げておきますね。

片麻痺の方が椅子やベッドに腰掛けているとします。

もちろんプラットホームでもいいんですけど

しっかりと座っているとしますね。

よくあるのは、非麻痺側にシフトした座り方です。

決して悪いとは言いませんけど

やはり、過緊張の原因として大きな影響をもっています。

ということで、身体を左右対称に調整します。

関節支持ということで、緊張は正常化に近づきますけど

お客様の反応は

倒れそうで怖い、、

ということが相当多く見られます。

、、、

身体は見かけ上、正中線上で左右対称になっていても

お客様は、麻痺側に倒れそうだと思います。

、、、

こういうことが、お客様にはよくみられるのです。

一つの例でしたけどね

いろいろな状況の中で、なかなかお客様の過緊張状態を

正常化させることには、障害となるものが多く存在しています。

車椅子なんてのも、それに加担しているんですけど

話が長くなりますので、一旦はここで終わりにしておきましょう。

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記事113 内反尖足と下垂足について

おはようございます。

ときどき、検索のところもチェックしていますけど

学生さんなんでしょうか

内反尖足と下垂足を混同している人がいるように思います。

見かけ上だけだと、よくわからないかも知れませんけどね。

内反尖足は、足首の関節拘縮がかなり強い状態で

アキレス腱の短縮もともなっています。

一方、下垂足は、基本的には関節拘縮ってあまり強くは

ありません。ぐにゃぐにゃしている人さえあります。

簡単にいいますと

片麻痺で、かなり弛緩している人は

下垂足という現象が多くでますけれど

急性期から比較的、緊張が強めの人ですと

内反尖足という状態がおきやすいのです。

細かなことは夜に投稿します。

で、問題はさらにあるんですけど

これを固定する装具ですね。

大きくは、靴べら型(SHB)、それと支柱つき短下肢装具(SLB)

いずれにしてもですが、

治療の過程では必要と思いますけど

日常的な使用ってどうなんでしょうか?

ま、こういうことも夜に投稿できればと考えています。では。

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記事114 下肢装具は大きく2つに分けられるんですね。

(このブログはリメイクしておりますので、ご理解くださいませ)

おはようございます。

先日7707位までランキングがあがり

そろそろ頭打ちかと思っていましたけれど

今朝になって5936位を記録しました。

皆さんのおかげです。ありがとうございます。

そんな上位を狙えるブログ作りではありませんけど

これからも、役立つ情報をできるだけ提供したいと思っています。

、、、

、、、

ひつつだけ書いておきましょう。

片麻痺の下肢装具ですけど

支柱つき短下肢装具と靴べら型装具

下腿用としてはこの2つが代表ですけどね

どちらかというと

下垂足、それから重度の拘縮用としては

支柱付きが用いられることが多いです。

これは、足首の動きが若干調整できるんですけど

靴べら型は、足にフィットして、足首を固定します。

、、、

、、、

で、靴べら型のことだけ書きますけど

これは痙性の中程度くらいの人に良く用いられますけどね

これを用いないで歩行しますと

今までは書いていませんでしたけど

反張膝という状態を起こす可能性が高くなります。

ということで、実際に、すでに使用している人には

これは継続使用が必要ですけど

やはり、下肢装具は、非常手段といいますか

治療においては必要ですけど

半永久的に使用させるような状態にするのは

できれば最初から防ぎたいところですよね。

、、、

ですから、やはり急性期の処置がいかに大切であるか

こういうことが不十分であるために

装具が必要になってしまうのです。

これではいけないと思うのですね。

医療全体として、後遺症を残さないような

処遇を徹底できるようにってね。

そうでなければ、やはりお客様がかわいそうです。

では、日曜日まで投稿はお休みしますけど

よろしくお願いします。ランキングはまた相当下がりますけど。

ま、そのあと頑張りましょう。では。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第1巻(完結)
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