しづかのアーカイブ

ピケ&シェネ( 2 / 4 )

 冬将軍がまだ立ち去らぬ
 東日本の土地に
 自然の大きな怪人がやって来た
 それは大地を揺るがし
 大きな波と共に、人も土地も
 全てを飲み込み、脅かした
 そこに残った命は、悲しみに
 打ちひしがれ、現実の恐怖に
 慄いた
 でも、人の力は強く、粘り強い
 逆境に立ち向かい、元に戻そうと
 する大きなエネルギーが生まれた
 頑張らねばと、一人ひとりの力が
 大きな力となって
 それは偉大なるファイトになる
 人は皆「絆」で結ばれている
 一人では出来ない事も
 みんなの力で励まされ
 勇気を持って立ち向かえる
 日本は温かく強い心で
 闘って来た
 昔も、そして今も
 ひとりひとりに出来る事
 今こそ、心をひとつに
 灯火を絶やさず
 大きなエネルギーにして行こう
 みんなはひとつ
 決して負けない、命ある限り
 希望は叶う
 がんばろう日本、心はひとつ


 北海道担当になった時
 左遷させられたと
 やけになった
 けれど毎月数多くの
 フライトで、1年でプラチナクラスに
 なった
 続けてフライトするうちに
 スーパーフライヤーズの
 切り替え案内が来て
 以来、ずっとスーパーフライヤーとして
 愛用している
 何が凄いかと言えば
 ANAラウンジが無料
 勿論、マイルも貯まりやすい
 先行予約がいち早く出来る
 預けた荷物が一番に
 出て来る
 ゲ゜トも優先ゲートが使える
 使用フライトに応じて
 ついたポイントで
 プレミアムクラスに
 無料で変更できる
 ただし、空いている時だけ
 プレミアムクラスは
 B767-300で10席
 席幅は広く、フットレスト
 レッグレストがついて
 スリッパに履き替えられる
 ヘッドセットも上等
 ブランケットも上質
 アルコール。ノンアルコールの
 飲料無料
 時間帯に応じて軽食
 食事がついてくる
 トイレも優先
 CAさんから、ご挨拶とおしぼりが頂け
 上着の預かりサービス
 お好みの新聞が読める
 スクリーンは大きく
 色が綺麗
 最前のシートなので
 上昇、下降がスムーズ
 搭乗の際にも
 スーパーフライヤーでも
 そうだが、優先搭乗でき
 一番に降りられる
 この様な特典が
 幅広く使用できる
 3歳の時に初めて乗った
 プロペラ飛行機
 あれから、ん十年、
 今日も、快適な空の旅を
 ANAで送っている

 
 8月の松山-大阪フライト
 海の色がこんなにも青かったかと
 感じる
 瀬戸内海の島々が数えきれない
 程、沢山見える
 三津港から見た島々
 昨日、行った佐多岬
 約100キロの道程だった
 多くのトンネルを越え、眩い海と山の
 色を見た
 上空には、真白い積乱雲が
 もくもくと立ち上がり、四国上空を
 遮っている
 到着は50分程で、今日は短いフライトだ


 8月の福岡からの大阪への飛行
 九州には雲が立ち込めていたが
 瀬戸内海はくすんで、しまなみ海峡
 瀬戸大橋、鳴門大橋、渦潮、
 小豆島、淡路島も
 はっきりと見えた
 大和川から仁徳天皇陵、応神天皇陵の
 前方後円墳がくっきりと見える
 大きなのっぽのビルが
 ビーズの様に輝く、車のライトが
 瞬き始めて、ライトアップされた
 大阪城が浮かび上がった
 トワイライトゾーンの
 素敵なフライトだった

 

ピケ&シェネ( 3 / 4 )

今日は体育の日、
7月から念願だった、ルーブル美術館展に
出かける
昼の12時10分前に、目が覚めて
身支度を済ませ、京都に急ぐ
京橋までの回数券を利用して
京阪の特急を利用する
たまたま、並んでホームに
2階建て 特急が入って来た
上手く2階に座れた
やはり「眺めがとても良い
木津川の土手では車が走る道に
同じ高さで田園風景が見渡せる
黄金色に光る稲穂が実りの秋を
かんじさせてくれる

三条に着くと 思った通りの凄い人並み
バスターミナルに並ぼうとすると
長蛇の列
あきらめて、美術館へ向けて歩き出した
これが正解だった
道路も車が数珠つなぎになって
のろのろ渋滞だ
やはり、歩いたほうが早かった
しかし、美術館に着くやいなや
これまた、長蛇の列
ルーブル美術館展の最後尾は

何と「70分待ち」
もう時間も夕方4時までなので不安になって
案内係の人に尋ねると
4時半までに入場券を購入した
人は、今日限り、全て見られるとの事

ホッとしたものの、やはり一人で
並ぶのは時間を持て余してしまう、
周りのけしきや空の雲や
上弦の月を見ながら、トロトロと
進む列を歩いて並ぶ
この時に常に後ろに並ぶ人を
見ながら、優越感を感じる
そう考えなければやってられない

40分経って、やっと入館
出勤時のラッシュアワーの様に
溢れかえる人の山
人の波をかき分けかき分け、絵を覗き込む
じっとしていれば、押されてしまう
出口を出た所には、記念の絵葉書
テレホンカード、シール、などの売り場
これがまた一苦労
自分の気に入った、絵葉書を見つけて
その番号と枚数を早々と係に告げて
その絵を購入する

熱気と興奮で汗だくになった
入館時までの汗ばむ暑さが
なくなり、秋の黄昏時には
涼しく冷たい風が吹いていた
三条大橋から鴨川を
見下ろすと、大勢の人達が
夕涼みを楽しんでいる
三条商店街に入って
スハマ団子とお干菓子を
買う
巾着の小さいのを探したが
いいのがみつからないので
あきらめた
櫻井屋さんは、とっても
綺麗になっていた


ピケ&シェネ( 4 / 4 )

京都に行くと必ず立ち寄るのが漬物屋の村上重本店
学生時代に友人と見つけて以来、辛子なすびが
大好物になった
まだ10月なので、千枚漬けは少し早い
良く売れているねすぐきを買う
四条通から河原町へ、そして先斗町へと入る
世の中は三連休の初日とあって
若者と観光客でごった返している
吉佐登さんの店がある、お茶屋さんが
随分減って、Barや甘党の店、雑貨屋さん、
喫茶店、この夏初めにオープンした
あのラーメンの天下一品の店"味がさね"という
会席茶屋に若いアベックが並んでいた
先斗町の鴨川沿いの店は川床が多く
店内からも鴨川を眺められるとあって
人気がある

私が立ち寄るのは、先斗町の からふる珈琲
地下にBARもあるのだが、一人では
少し気落ちして入れない
三条大橋近くの珉珉は満員御礼だ
鴨川通りの提灯が黄昏時の
街並みに映えている

木屋町は飲み屋が多く、若者が一段と
ざわめいている
道路では渋滞の中、ボンボンと大きな
轟音を立てて、レゲエの音楽が響き渡る
狭い道にぎっしりとビルが立ち並び
大阪より沢山の店が有る様に
感じられる

学生時代に、京都へ泊りに遊びに来た
ものだが、12時になって、ディスコで蛍の光が
流れたのには驚いた
雑誌で見つけた、先斗町の小さなパブでも
会員制と書かれたプレートのドアを開けるのに
少し、戸惑った事を思い出した
今でこそ、カジュアルな居酒屋や割烹
Barが増えたが、当時は閉鎖的で
深夜まで営業している店などは
よそ者が知る由もない程だったのだ
京都も随分、変わったなと思った

しかし、京都へ来ると良く歩く、歩きながら
キョロキョロといろんなものを物色するのも
楽しみの一つだからだ

大阪とは違う 繁華街の中にも
雅と優雅さを感じる事のできる
古都感が人々を魅了するのかも知れない

田中屋さんのきんちゃく
友禅の布切れで作った巾着が
私は好きだ
いつも行くたびに、誰かのプレゼントに
買ってしまう
しかし、1品ものなので同じ柄とは
2度と出会わないのが悩みの種だ

その巾着は中位で、3匹の白いうさぎが
刺繍されていた
とても素敵で見つめていたが
使い勝手が無いのであきらめてしまった
やはり、買っておけば良かったか!?

真紅の西陣織に刺繍された5匹のうさぎが
お月様を見つめている、その巾着袋を
母が櫻井屋さんでみつけて、買って来てくれた
やっと手に届いた喜び


"こだわり"
 人はそれぞれ好みというものがあって、
 必ず、好き嫌いがある
 食物に関しては特にそうで
 私にとって、ギョーザ、ラーメンに対しても
 人一倍こだわりがある
 ギョーザは一口サイズでなければいけないとか、
 皮が薄くて、身が詰まって、覚めても美味しくないといけない
 とか、ラーメンなら、豚骨スープに硬い細麺チャーシュー
 ネギで白菜キムチ、ニラキムチ、おろしにんにく入りで
 なければ、ならないという風に
 喋らすと、必ずと言っていいほど
 煩い人間になってしまう
 理念的に言えば、そういう、こだわりも
 一つの、チャームポイントの一つとも言えるかも
 知れないが、これでないと、ダメと、人に押しつける様に
 なっては、単なる頑固者になってしまうので、
 とても気を付けなければならない所でもある


☆3つの縫製箱 No1~No3
  恋の呪文は etc・・・
  恋の第二章を踏み出せなくて
  あの人を忘れたくて・・・



グランバットマン( 1 / 2 )

イマジネイション

幸せとは、自分自身の心の中で感じるものである。

旅に出る時、嬉しい時、楽しい時
食べる事を忘れてしまう、
でも、恋煩いの食欲不振とは
ちょっと違う
過去を忘れ去ろうとするとき
旅をして環境を変えるのがいい
いつもと違う街、知らない人達
誰一人として、私を、知らない人達とすれ違う
変な安堵感、それが全てを忘れさせてくれる
でも、それは、大きな町、東京という大都会が
私を飲み込んでしまっているからかも知れない

時間に追われる事無く、道を歩くのは楽しい
全てが新鮮で斬新的だ
見たい、聞きたい、知りたいという
私の心の中の貪欲さが溢れ出してくる
この街で輝きたい、美しくなりたい
そう、今、以上に20代の若さは
ないけれど、20代に出来なかったことを
今、やらなければ、ならない
そして、私の最大の目標を達成させるのだ

大阪を出たら、言葉の衣替えを! 必ず

誰でも、だます人間にはなりたくない
けんかは、凄いエネルギーを消耗する
恋も失恋も、いつも全力疾走

<歩き方>
東京は、サッサと歩く、大阪はせかせか歩く、
休みの日には、東京ではゆったりと歩き
大阪では、ダラダラ歩く

お台場の東京ベイサイド、バスターミナルのトイレ
入ったら、音が流れ、用が済むと、自動に流れる
光センサーが感知している
東京ベイサイドから東京行急行バスが200円
1ケ所のみ、途中停車駅ある
信号待ちごとに、エンジンが止まるので、環境に優しい
エンストだと思っていたら、どうもエコロジー方式
らしい。停車中エンジンを切るとは、海外並みだ。

浜松町のバスターミナルは、貿易センタービルの1階にあって、
沢山の番号の乗り場がある。
ハトバスの受付カウンターや、長距離バス、
急行バスなんかも、結構出ている。
9番からは、虹1というレインボーブリッジを
渡ってフジテレビ、お台場経由
東京ベイサイド行のバスが200円で
乗れる
生憎雨にけぶる東京湾のお天気で、
レインボーブリッジからは停泊中の船や走る小さな船しか
見る事が出来なかった

有楽町西武の1階にも、アフタヌーンティーがある

そごう(有楽町駅北側)の向かい
サザビーズショップの2階にもアフタヌーン
ティールームがある
注意点だ!



有楽町と銀座でのコーヒーは怖い
感じがいいな、コーヒーが美味しいな
2杯目もついて来る、なんて言うと
絶対高い
目が点になるほどではないけれど、
とてもこわい店なのである
ご注意あれ!


仕事に息づまると、いつも遊びに逃げてしまう
恋愛ゲームもその一つ
東京は皆が必死で働いている
だから動きがキビキビしている
顔も身体も引き締まっている
スリムで小顔で今の流行の最先端だ
いい男も多い、ハンサムでかっこいい人が多い
何故か、私は宙に浮いている様な
感じさえある
新宿は、梅田の東通り商店街
渋谷はアメリカ村
原宿、青山は、ちょっと無いなぁ
東京駅は梅田駅
八重洲地下街はウメ地下
新宿地下街はナンバウォークか?
東京はスケールが大きい、大阪はやっぱり
田舎だ


何かを見つけに、何かのとっかかりを
考えて来たはずなのに
手ごたえは少しも無かった
余りの期待が大きすぎたせいだろうか
少しの迷いに、手を差し伸べてくれた友人
この一つの教えに、感謝しなけれければならない
時を待つ、種をまいて、時を待つ
じっとしていられないけれど、少し立ち止まって
考える
内容を充実させる、手をつけていたものを
完成させる、結果は出来上がってから
考えてみても、遅くは無い
時をゆっくりと、過ごせるように
思い悩み考えてみる
それが、今、必要かもしれない

故郷は 英気を養うためのもの
Fame=名声 お手近(おてぢか)

ネームバリューだけがものを言う世界
年輪とは、経験と実績の積み重ね
「年輪を重ねる」

急行バスの下車時、「本日はお忘れ物が
多いので、ご注意下さい」という
アナウンスがあった とても親切だ

帰りの新幹線のアナウンス
「お手回り品、セカンドバッグ、携帯電話、傘、などの
お忘れ物の無い様に
お気を付け下さい」
やはりJR東海の方が
親切なアドバイスだ


☆○年前には、
  20代には タイムスリップして・・・

・テンション高い
・切れる
・地べた座る=ファッション
・思い悩んだら
 誰かを誘って、飲みに行く
 会話の中から、素敵なカンバセイションが生まれ
 世界が広がっていく
・人が死んで、肉体は滅んでも魂が生き残る様に
 年年歳歳、年を重ねても、外見は老いてゆくが
 イマジネイションやクリエイティブな
 創作力は増々、大きく繰り広げられてゆく


・別れる度に増えて行く
 私の嫌いな 男のコロンの香り

・何気ないものを 安らぎに
 感じられる時と、 そうでない時

・人々が幸せそうに 見える時
 自分が世の中で 一番不幸に思える

・何も無かった 何も期待して無かった
 何も無くなってしまっていた
 ただ、そこには 小さな心の花が咲いていた


あかね しづか
作家:あかね しづか
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