しづかのアーカイブ

メモ メモ メモ( 1 / 1 )

小さな手帳から・・・ 

  天使シリーズ・・・ エンジェル、天使の卵、天使の羽ばたき、天使の涙、天使のささやき

 イミテーション、心の扉、インパクト、午後のスケッチ、タイトルバー、バーの連想、
 コーヒープレイク、キャッチ・イン・ザ・ハート、マテリアル・ルーム、アトランダム、
 ルーム、キッチン、部屋、パウダールーム、バス、ベッドルーム、ホームバー、
 応接室、テーブル、リザーブ、リザベイション、勉強部屋、おもちゃ箱、ダイニングルーム


 辛くて寂しく哀しい時も、いっぱいあるけれど、
 私はみんなの暖かいハートと共に生きていると
 実感できる今日この日、私のハッピーバースデイ
 サンキュー フォー ユー ベリー カインド オブ ユー
 私はみんなが大好き、そして、今、私は生きている
 みんなの幸せとこれからの愛に乾杯


 今年もハッピーバースデイ

 4月27日、私のお誕生日、10人の人達がお祝いに駆けつけてくれた
 みんな仕事が済んで駆けつけてくれた人、
 これから仕事に行く間に駆けつけて
 私の事を祝ってくれた人、
 この記念日を「大事な日」「私が主役の日」と大切に思ってくれる
 これほど、有り難い事は無い
 人はみな年を取って行くけれど、私は本当に幸せ者だと感じている
 いつも周りには沢山の人がいるけれど、その中で
 私の事を心から祝ってくれる心温かき人達
 人との縁は不思議なもの
 いつの日か仲良くなって、大事な人達に変わってゆく
 人は一人では生きていけない


 別館カメリアから窓の外を見ると、建物が壊されてサラ地になっている
 係の人に聞くと「旭化成」の和風建築物が取り壊されたらしい
 目の保養になっていたのに残念だ、と話していた


 出張していると、良く聞かれる事がある。
 「どこが一番印象に残りましたか?」とか、
 「一番良かったですか?」あるいは、
 「また、行ってみたいとおもいますか?」と。
 昔の私なら、風景や食物、美味しかったご馳走などの印象で
 その土地を話したかも知れないが、今は違う。
 「やっぱり、その土地の人けかな」と。
 いい人と巡り合ったとき、その土地に特別な印象を残さなくても
 良かった思い出となり、縁となり、その土地へは度々訪れる事になる。
 反対に出逢った人との相性が悪ければ、
 二度と行かない土地となる。
 自然は偉大で広大で、人間の表現力には及ばないけれど、
 ひきつける人間的魅力は、自然にも負けない。
 莫大で雄大な引力があると、つくづくと感じる。


 緑の草原の様な、田んぼの稲穂。
 畑には、大きな蓮の葉がいっぱい。
 刈り終えた畑には、取り残された
 キャベツが5~6個転がっている。
 顔より大きい向日葵の花が 
 空を向いたり、首を擡げていたり。
 楽器屋さんの壁はピアノが
 立体的に作られていて、珍しい。
 青い空の下に、見慣れた花たちも
 クリアーに見える。
 単線の電車に揺られ
 扉は手で開ける。
 無人駅なので、一駅ごとに
 乗務員が切符を回収する。
 街から少し離れると
 時折、目新しい風景に出逢う。
 ホッとする、ひとときかも知れない。


 「花火」
 夜空に咲く大輪の花。
 一瞬にして花開き、消えてゆく
 暑い夏の夜を彩る花火
 大きな花、小さな花
 ネズミの様にクルクルと
 螺旋を描く花
 噴水の様に吹き上げる花
 柳の様に流れる花
 赤・黄・ピンク・紫の花火
 空高く広く大きく暗天を
 昼の様に輝かす花火
 夕焼けの様に空を茜色に
 染める花火
 見事な光の芸術に歓声と
 拍手がわきあがる
 一夜の一時の光のペイジェント
 大人も子供も、皆一同に会しての
 素敵なひとときが得られる。


 Airplain
 朝8時台の飛行場はラッシュだ
 上空へ飛び立つ飛行機
 地上へ降りてくる飛行機
 5分おき位に舞い上がり
 舞い降りる
 鳥のように、上空へ飛び立つと足をたたむ
 降りる時には、足を出して
 着陸する
 大きなジャンポは
 スピードもあり、大きな機体が
 アッと言う間に雄大な、青い空へ上り
 雲を突き抜けて旋回する
 小さな機体は
 長い滑走の後、緩い
 傾斜で上ってゆく
 時を忘れる時空間である


 富士山が雲の絨毯の上に
 真っ黒な姿態を見せている
 8月の暑い夏、富士山の頂上に
 雪は見えない
 ただ、美しいシルエットだけが
 そびえている
 空からの海には、白い糸を引くように
 して、船が点々と見える
 7.300mの上空からは、小さな
 小舟に見えるのだが・・・
 日本の地図は正確さに長けて
 いるが、海と陸との境目や
 島々の形が、本当に地図と
 同じでいつも感動する
 当たり前の事であっても
 臨場感とは、こうであって
 いつの日も心を豊かに
 していたい


 JR市ヶ谷駅の傍のお堀で
 釣り堀発見
 皆、日焼けモードで釣り糸を
 垂らしている
 暑い西日を顔に背に受けて
 都会の中での休日のひとときを
 過ごしている


 木枯らしの吹いた日

 昨日までの半袖が肌寒くて
 あわてて、長袖を着て表に
 飛び出した
 ピューピューと吹く北風
 ザワザワと大騒ぎする木々達
 夕暮れ時にカラスが
 眠り場所に戻る頃
 猫たちはたまり場に集合する
 キジあり、ブチあり、黒、白、あり、
 散歩途中の犬たちは、いつものように
 初対面でも、喜び勇んで
 私めがけて走ろうと
 飼い主の綱を引っ張る
 道には、木枯らしに吹かれて
 落ちた、まだ早い青いどんぐりや
 小枝ごと折れた茶色い
 どんぐり達
 おもむろに拾う人につられて
 私も拾ってしまう


 川原に薄と麒麟草が
 秋のコントラストを作っている


 上豊田と梅坪の間にある
 コスモス畑
 白・ピンクから濃いピンクまで
 ぎっしりと咲いた畑が
 緑の草木に交じって
 華やかだ
 いよいよ秋本番が始まる


 「自動シャンプー機」
 生まれて初めて、自動シャンプー機に入った
 脳をカプセルに詰められた様に
 頭をお釜の様なもので覆われた
 勢いよく、頭皮をシャワーが
 駆け巡る
 あたかも、人間食器洗い機に
 入れられた様な気分だ
 前頭葉、後頭葉、左側面、右側面
 と、シャワーが強く弱く、リズミカルに
 頭皮をスカルブしてゆく
 人の手では無い所が、痒いところに
 手が届かない、隔靴掻痒に
 感じられる
 髪の生え際やフェイスラインまでは
 シャワーが届かないので
 異様な感じがする
 終わると、オルゴールの様な音楽が
 流れて、スタッフに「お疲れ様」と
 言われる
 何とも奇妙な、初体験であった


 ニョキニョキ⇒背丈
 香り⇒思い出、フレグランス、男、雨、あの日
 来年の手帳
 ついている日とついてない日
 ニアミス
 夢のあと
 あらかぶ (長崎) ⇒カサゴ
 "事実は小説より奇なり"
 実際にあった本当の話
 映画は夢と勇気と希望を与えてくれる
 人生のカンフル剤
 ウィンドウショッピング
 人間ウォッチャー
 女性専用車両


 笑顔の消えた日
 見えない魔物
 心に潜む悪魔




 
 

インパクト( 1 / 3 )

新しいメモ帳に書きだす・・・

2月9日(木)
 昨年11月以来のフライト、
 上空から見下ろすと、
 白い雲の絨毯が続く
 ふと見ると、駿河湾からスッキリと
 白い冠を頂いた富士山が見えた
 海の浅瀬の水色、沖の深い青さ
 雪の冠を被った
 富士山が青い空の元
 頂上から裾野まで
 遮るものも無く
 クッキリハッキリと見えた
 富士山を過ぎると下降が
 始まる
 下に見えた白い雲が
 近づき、目の高さとなり
 怖い様にもくもくと
 厚さを感じる
 その下には雲の下に
 鈍い青色の海が
 雲間から漏れた太陽に
 照らされた海は水色に
 輝き、白く反射する波面
 白波の立つ穏やかな
 海岸線が見えると
 雲の中へ、そして揺れる
 雲の下へ来ると
 黒い山脈が
 青い水平線が揺れる雲と
 雲の間に垣間見える
 白い船が見えて
 陸地が近づく
 再び富士山や南アルプスが
 見える
 横浜ベイブリッジに
 みなとみらいの
 ビルが見えた
 海には沢山の船が
 

3月20日(火)
 関空から沖縄へ。
 生憎の曇り空、
 B767-300はガラガラ
 中国人がやはり多い
 日本は正確だ
 定刻に出発する
 離着陸時アナウンスが
 流れる機内
 窓から見えた整備士さん達が
 手を振るのが見える
 とても印象的で涙してしまった
 広い飛行場にピーチは目立つピンクだ
 様々な飛行機が
 国際空港を物語っている 
 いつもより軽い機体は
 早く飛び上がる
 アッと言う間に大阪の街が
 プラモデルの様になり
 埋立地の工業地帯
 住宅地や山々が
 小さくなり、空へ空へと
 舞い上がる
 やがて、大阪湾から
 神戸、六甲と旋回し
 明石大橋が見えた所で
 雲の中へ入ってしまった
 青磁色の雲の絨毯
 まだ上空には雲がある

インパクト( 2 / 3 )

 いつもは1万フィート、約7千メートルまでしか上がらないが、
 沖縄へは、1万メートル、上空まで上がるはずだ。
 羽衣の様な白い雲がだんだんと近づいて来る。
 厚い綿雲と上空の絹雲の間を飛行機は飛ぶ。

 厚い綿雲はまるで、綿菓子生産機の様に
 機体の下に絨毯の様に敷かれ、
 さらに、機体の上にもうす雲が
 一面に広がる。
 下界が閉ざされた世界、
 ひたすら南へと進んでいる。
 この雲が途切れるのは
 どのあたりだろうか。

 フライト1時間15分、
 下に見える雲の絨毯は
 真っ白になり、遠くに
 グレーの雲が波打つ様に見える
 
 空は青く、雲一つ無い。
 空と雲との水平線ならぬ
 雲平線が弧を描いている

 あと20分で那覇だ
 シートベルトサインが
 点灯して、いよいよ
 雲の絨毯の中へ突入する

 聞いている音楽も
 クラシックからジャズへと変更
 一つの層を抜けても
 また、次の雲の層が
 空は青く雲は白いが
 海はまだ見えない
 何層も雲に覆われている

 アナウンスが着陸態勢を
 告げる。
 あと約10分程で、那覇だ
 6年ぶりの南の島だ
 白い雲がもくもくと
 形を変えて来た
 夏の雲だ、青い空、白い雲
 さあ、着率10分前
 厚い白い雲に突入
 5分間の雲間を抜けて
 霞んだ真綿が見えた
 空は曇っていても
 海はエメラルドグリーン

 那覇空港の海上陸上自衛隊の
 飛行機はグレーで整列している

 宮古島行 B737-500 
 結構空いている
 座席を先ほどの便同様
 窓側へ移動
 定刻3分遅れでドアが閉まる
 少し雨がちらついて来た
 整備士さんが手を振る
 陸上海上、航空自衛隊の
 ブロックを通る
 ここは日本
 
 20分遅れで離陸する
 にぶいエメラルドグリーンの
 海に白い波しぶきを
 描いて走る一艘の船が
 見えた
 そして、厚く垂れこむ
 白い雲の中へ
 厚い雲を抜けると
 太陽の暑い日差しが
 青い空に白い雲
 下に積乱雲が見える

 何層もの雲を抜けて
 上空へ、太陽に近づくにつれ
 暑さを感じ始めた
 水色の絵の具の様な
 青い空
 到着は10分遅れの様だ
 綿花の様な雲の上を飛ぶ
 水色の空のキャンバスに
 真っ白い雲で描かれた雲
 大自然の芸術だ

 "ホテルの水道水について"
 宮古島の水道水は硬水の為
 ホテルでは軟水化処理を
 行っている
 軟水は、石鹸やシャンプーなどの
 泡立ちが良く、お肌も保湿され
 すべすべになり
 髪の傷みも少なくなるなどの
 効果がある、多少のぬめりを
 感じるが差支えない

 
3月21日(水)
 宮古島を一周した
 宮古はサトウキビ畑と
 赤土の島
 道の脇には、ハイビスカスや
 朝鮮朝顔の花、ブーゲンビリア
 小花と咲き乱れている
 紋白蝶、クロアゲハ、
 オオゴマダラが舞い踊る
 東平安名崎には
 鉄砲百合がちらほら咲き
 アザミが元気に咲いている

 シラサギやサギ
 ツバメが車の前を
 低空飛行して
 お出迎え
 なだらかな緑の丘と
 エメラルドグリーンの海
 どこまでも走っていたい
 トライアスロンの島
 道のあらゆるところに
 おまわりさんの人形の通称
 「まもるくん」が
 ダイナミックな岸壁の
 東平安名崎は男性的
 優しくなだらかな
 西平安名崎は女性的
 対象的だ
 砂山ビーチは正に
 星の砂、さんごの
 真っ白い砂が足を取られる
 辛い砂道を抜けると
 目の覚める様な
 エメラルドグリーンの
 美しいビーチ

 上野ドイツ村は
 工事で青いビニールシートが
 ちょっと残念
 島尻マングローブは
 木で作られた橋が続く
 途中でヒールの踵が
 剥がれてしまった
 10分程歩くと、だれも
 いなくなったので
 引き返した

 朝早く、来間島へ
 橋を渡って港を見て
 竜宮展望台を探すが
 道に迷って、お墓が
 いっぱいの所へ
 怖かった・・・
 ちょっと人里離れた
 暗い村で、とても怖い
 展望台のすぐ隣の丘に
 上がったが、誰もいないので
 怖くて、直ぐに
 引き返した
 平日とあって、車も人も
 少ない
 駐車場があっても、人がいなくて
 怖くてトイレも入れない、困った

 ホテルの朝は、
 磯ヒヨドリの囀り
 すずめたちのおしゃべりで
 目が覚める
 6時45分の日の出より
 若干早い薄暗い
 時間から聞こえる
 波の音と鳥たちの声で
 リゾート感満喫

3月22日(木)
 3日目にして、宮古島が
 晴れた
 東洋一のビーチと呼ばれる
 前浜ビーチを歩く
 来間大橋を見ながら歩く
 島を見ながら、船を見ながら
 エメラルドグリーンの海を
 見ながら、サンゴ礁でできる島は
 白い砂

 足元をよく見ると
 小さな白い貝殻と
 サンゴのかたまり
 砂浜を歩きながら拾う
 穏やかな海
 潮騒と船の音
 だけが聞こえる
 白⇒クリームイエロー⇒薄い水色
 ⇒濃い水色⇒エメラルドグリーン
 ⇒濃い青に水平線がかわる

 砂浜を歩き疲れたら
 白いビーチパラソルの下で
 ビーチチェアーに休みながら
 海を見る
 来間大橋⇒来間島
 青い水平線⇒下地島⇒伊良部島
 白い桟橋と白い船
 白いビーチパラソルが
 三日ぶりに晴れた宮古島の
 暑い太陽に眩しく輝く

 

インパクト( 3 / 3 )

 来間島の朝
 ねこが道路で
 のんびり ねていたり
 横断したりする
 徐行30キロは守るべき
あかね しづか
作家:あかね しづか
しづかのアーカイブ
3
  • 0円
  • ダウンロード

1 / 10