嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第5巻(完結)

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投稿151~( 5 / 50 )

投稿155 除重力という概念は非常に重要である!

こんばんは。

除重力ということを取り上げてみようと思うんですけどね。

????

これは非常に大事な概念と思います。

、、、、

いきなりですけどね。

特に体幹から上肢ということでは、この概念はできれば

急性期から持ち込みたいくらいなんです。

しかし、先に申し上げますけど。

人の身体で除重力という考え方を導入したいと思うときには

特に横になっている姿勢

すなわち片麻痺のお客様ではすでに

非麻痺側を下にした側臥位くらいが関の山であり

とてもうつ伏せなどの姿勢ができない、とりにくいということが

すでに除重力という概念を

日常的にはあまり考えさせなくしてしまう原因であると思うんですね。

????

片麻痺のお客様の上肢について考えてみますとね。

振り子運動ってわかりますか?

特に五十肩あたりで

錘をもって、ぶらぶらさせる運動ですけどね。

要するに、立位で前かがみになる

そこに錘を持たせて振らせるわけです。

、、、、

つまり、重力をうまく利用した運動ですよね。

????

ま、よくわからなくてもいいんですけどね。

通常、重力に抗するということで考えると

腕の重さまで持ちあげるということを

筋収縮において力を発揮しなければ

上肢は重力に抗して、上に上がってくることはありません。

当然の現象ですよね。

しかし、片麻痺の急性期、特に筋緊張が弛緩しているという

所見においては

そもそも、関節運動は、それを起す要素があったとしても

実際には上肢の重さを重力に抗することはできないがために

目に見える運動にはならないんですね。

しかし、それはあくまでも重力の影響があるから動かない

、、、、

つまり筋力テストの2とか3とかの判断基準で考えれば

非常にわかりやすいわけです。

2というのは、あきらかに重力の影響を受けない状態で

関節運動を生じるという概念です。

つまり、テーブル上にローラーの板などを置き

その上で、腕を動かすようにするなどの考え方です。

重力の影響がないということでは、それでも運動を生じさせることができる

わけですけどね。

筋力の3という概念は

つまり何も抵抗のないということが条件ですけど

上肢の重さを何とか負けないで

持ち上げることができる

というレベルを示していますけどね。

????

片麻痺の急性期において

こういうことが、麻痺がどうたらこうたらいいますけど

実際には動かせるとか動かせないとかになります。

ですから

実は片麻痺の急性期においても除重力という考え方で対応すれば

いったい麻痺上肢の動きはどうなるのか?

全く共同運動と同じ動きしか出すことができないのでしょうか?

、、、、

、、、、

つまり、上肢の話ばかりですけどね。

本当は全身について説明するところですけど

上肢の重さを重力に抗して動かすようにするためには

連合反応、同時収縮を利用しているということを

理解してほしいんです。

それが重力の影響を取り除けば

連合反応や同時収縮は、少なくても済むということになります。

????

つまり、重力の影響とはそのくらい大きなものですので

実は、片麻痺の対応、特に上肢については

動きが自然に回復すればいいだけのことですけど

そこには、実は見かけ上において

上肢の重さを重力に抗しなければいけないがための

不自然な動きが出現するとするのが、

わかりやすい解釈であろうと思っております。

????

しかし、先ほども書きましたけどね

実は片麻痺の急性期に限らず、片麻痺になったことで

日常的に上肢を除重力で動かせるような意図的な姿勢を

持ち込むことが、非常に困難であるがために

除重力で動かす、大抵は、側臥位ということになろうかと思いますけどね。

そこでの運動というものを

実は従来法はあまり細かくは見ていないことで

今に至るまで、ブルンストロームの評価などによって

対応の仕方も仰向け、座位中心の紋切り型の対応

そこには、実は上肢の個々の筋肉の収縮を

判断できるような、関節運動を考慮していませんので

最初から、共同運動という形において判断しています。

すでにその時点で判断ミスなんです。

、、、、

除重力で動作を分析してみると

実に個々の筋肉の活動というものが急性期でも見られるということは

明らかな事象といえるものです。少なくとも

共同運動の要素は相当減じるということが事実のはずです。

しかし、いつまで経過しても

そういうことは体系として世に出ないわけですね。

つまり、一般には知られていない、知らされることのない事実が

隠されているということです。

????

で、抽象的、漠然と説明していますけど

皆さんはこのことをすんなりと受け入れられますか?

いかがでしょうか?

片麻痺のお客様、すべてに当てはまる事象ではないとしておきますけど

大抵、良くなる要素の見られる方は

最初から分離した動きというものはみられるんですね。

それなのに

大抵のリハビリをみていますとね

共同運動の強化を行ってしまうんです。

で、それが原因で、ほとんどのお客様は

共同運動から抜け出せなくなるんです。これが真相です。

、、、、

そこを通過しなければいけないとは

誰も決めたことではありません。

見かけ上、そういう感じになるというだけのことなんですね。

、、、、

ですから、安易に上肢がどうのこうの説明すると

そこには従来法が大きく、皆さんを支配していますので

結局は、そこに屈してしまうんですね。

そうではなく、最初から、除重力ということでは

多くの筋肉は単独に近い形で収縮を起しているはずなんですね。

それをしっかりと感触として診断していく上において

除重力での触診、そして介助誘導してでも

実際の個々の関節運動が生じている、起すことができるということを

治療側が自分たちの手の感覚として

理解しなければ

いつまでも、この管理者の域には達することができないと

思っていますけどね。

、、、、

除重力で、しっかりといろいろな筋肉が動かせるかどうか

それは無理に最大筋収縮を引き出さなくてもできることであり

そのくらいに知見は専門職であれば

誰もが持っているものと思うんですけどね。

????

ま、愚痴みたいになりましたので、このあたりにしておきましょうね。では。

投稿151~( 6 / 50 )

投稿156 体幹を調整したいからこそ、四肢の対応を先に実施しなければならない! 肝は体幹なのである!

おはようございます。

昨夜はダウンしました。いえいえ飲みすぎです(おばか)。

、、、、

今朝はま、調子はいいんですけどね。

日々体力の衰えを感じておりますが、、、、

さて、片麻痺のリハビリというのは

麻痺した手足の回復に、誰もが目がいくところですけどね。

だからといって、もちろん、管理者手順にしたがってみることは

従来法よりは明らかにその先に進めるということがあるんです。

つまりは、

対応の手順には妙があって、そこにはやはり意味があるということです。

????

直接手足を動かしたい、麻痺の回復に対応したいというのは

実に対症療法に過ぎない愚行としておきます。

で、そこには筋トレなる手法が最も持ち込まれるということになります。

これは火に油を注ぐような行為になる可能性がかなりあると思うんですね。

、、、、

連合反応、同時収縮、紋切り型の動きを助長してしまい

結局は身体の左右対称には、まったく逆行している対応であると思うわけです。

????

管理者の対応は違うわけです。

本当は体幹に対応したいんです。

最初からですけどね。

つまり、左右非対称の姿勢というのは

別に手足の麻痺が原因ではないということです。

そもそも、手足の左右非対称を助長しているのは

明らかに体幹の空間的な変化が土台にあるとすべきです。

、、、、

しかし、体幹に直接的に空間的な問題に対して

アプローチしようと思っても

結果としては、お客様には手足の硬い状態、抵抗感の強い状態がありますので

そこを緩和させなければ

いくら体幹を調整しようとかんがえたところで

手足を先に柔軟にしなければ

非常に体幹については調整しにくいということです。

ただ、それだけなんですけどね。

つまり、本当の狙いは体幹、骨盤、頸などの左右対称にしなければ

身体はそれらの崩れに、バランスをとろうとして

姿勢を一番ラクな状態に再構築してしまうんですね。

より安定した姿勢というのは

別に基本姿勢でもなんでもないんです。

姿勢が崩れている、どこかが痛い、それをかばう

などにおいては、もっともラクな状態に逃げるような姿勢を

保つことになるだけのことです。

、、、、

ですから、片麻痺において姿勢不良、全身的な空間的な

姿勢の崩れは、体幹において

体幹が崩れるような原因がどこかにあるとすべきですよね。

そうでなければ、手足の左右非対称も構築されてきにくいはずです。

????

誰もが片麻痺の回復においては

マンウエルニッケ姿勢が生じてもなんら不思議ではないと

そういうことには気にもかけないような状況があると

思うんですけどね。

実は、そういうことが当然であると思えばそれまでであり

そうでなく、片麻痺の姿勢不良は

あまり認められないというお客様から

学ぼうとすべきであり

また、そういう知見、経験から推測していくのが

より自然な発想と思うんですね。

、、、、

つまり、マンウエルニッケ姿勢というのは

調整のしかたで

いかようにも変化させられるという感覚です。

そうなると、麻痺の回復が原因とはいえなくなってしまうんですね。

で、大抵の皆さんは、そういうことを経験しないから

管理者のような対応ができないだけのことなんですね。

、、、、

ま、単純に運が悪いくらいの現象としてくださいね。

、、、、

まとめますけどね。

片麻痺の体幹を調整するといっても

上肢や下肢も過緊張であったり、短縮していたりするわけです。

そこに手をつけないと、実は体幹には調整しようにも

相当いい加減になるために

管理者は、徹底的に全身的な対応を行っています。

しかし、目的は姿勢の左右対称を

頸、体幹、骨盤において調整しようとすることなんですね。

ただ、なかなかそこまでできなくても

単純に上肢や下肢の回復だけの対応をしているよりは

明らかに、症状固定という感覚が薄れていくのは事実です。

すなわち、なんだかわからないけど

少しずつ良くなっていくということが

みられるようになるはずなんですね。

それは上肢や下肢だけの対応の結果ではなく

つまりは全身の左右対称ということを戻そうとしていくことから

得られるということです。

、、、、

しかし、いつまでも片麻痺の世界というのは

こういう対応は、タブーのように思われています。

つまり、左右対称ということがかなりのリスクを持っているということが

その背景にあるからではないでしょうか?

、、、、

安全策といいますかね

人の身体の動きが非麻痺側にシフトしようが

そのことを麻痺の回復と直結させていくのは、

やはり矛盾だらけとなる考え方であり、管理者はそこには

共感することは何一つないんですけどね。

、、、、

ま、この記事も感覚的に納得いただければそれで結構です。では。

投稿151~( 7 / 50 )

投稿157 新説! 片麻痺の逆転姿勢とは何か? そこからみえる真実とは?

こんばんは。

今日もまた、久々の新説を投稿してみますけどね。

今日はま、割りにですけどね、アクセスが好調でしたね。

あはは、パチンコは不調でした。最後はキン肉マンにやられました(爆笑)。

、、、、

ま、どうでもいいんですけど(涙)。

、、、、

さてさて、そういうことはともかく

マンウエルニッケ姿勢にも関連することなんですけどね。

その姿勢が本当にどういうことを意味しているのか?

新説にてお話したいと思うんです。

????

実は、片麻痺のお客様の姿勢というのは

どうなっているかといえば

通常のマンウエルニッケ姿勢で考えてみますけどね。

適当に連ねてみますので、確認してみてくださいね。

麻痺側の肩甲骨は後退、肩は軽度伸展、肘から手指は屈曲

ということですよね。

骨盤はどうでしょうか、骨盤は後退、後傾、股関節は軽度屈曲、内転、内旋

膝は伸展、足関節は尖足、すなわち底屈(運動学としては屈曲)、足の指は

うーん、微妙(笑)ですよね。

いえいえ、肘とか手指とか、足指はま、ここではおいておきますから

心配しないでくださいね。

、、、、

体幹はどうかといえば、全般に麻痺側に引けているという形として

よいと思うんですね。

で、皆さんはこの姿勢をどのように理解しておりますでしょうか?

????

????

あんまり気になりませんか?

本当に麻痺側に引けている姿勢としていんでしょうか?

、、、、

で、何が問題かといえば、これは見かけ上の姿勢に過ぎないということです。

????

つまり、この姿勢は、何を基準にしているのかという

その比較の対象ということから考えると

通常の健常者の姿勢と比べていないわけです。

????

では、検証の仕方ですけどね。

要するに足元を調整するということで

姿勢を比較してみましょうね。

????

つまりある程度でよろしいですけれど

足元から左右対称に調整するということです。

左右対称の姿勢にしていってみましょう。

すると何が起きるのか?

実は下肢が左右対称に調整を終了したとすれば

上半身は、実は非麻痺側に向いているはずなんですね。

こんなことはやってみればわかることです。

、、、、

すなわち、片麻痺の通常の姿勢というのは

全身的には、姿勢の崩れを調整するがための

姿勢になっているということがいえるわけですね。

いえいえ、理屈として考えてほしいんですね。

足元は、片麻痺で起こったわけではないですけど、尖足ということで

見かけ上の脚長差が生じてしまうんです。

そのために

コンパスを少し広げたような姿勢になりますけど。

それでも左右対称的に立つということを行えば

ただ、腰が引け、下肢を棒のように伸ばして立つという形になるんですよね。

ですから、こういうのを伸展パターンとするのは

明らかに眉唾であるといつも申し上げているんですね。

、、、、

立位からきちんと調整するというときに

人は骨盤の調整などを優先的に行いますけどね。

それでは片麻痺の真実をみることはありません。

管理者は下肢、それも足元からお客様の左右対称を意識しているわけです。

すると、そのように立ったときには

麻痺側に引けているように見えた姿勢が、実は麻痺側に引けているというよりも

非麻痺側にねじれた姿勢であることが共通した姿勢になるんですね。

????

????

いえいえ、これも見かけ上のこととして

適当に読み流してくださってかまわないんですけどね。

もし仮に管理者の説で考えたときには

身体が非麻痺側にねじれているとできます。

すると何が上肢に生じるのかといえば

実は、ねじれた状態を元に戻そうとする反応が起きていても

別に不思議でもなくなります。

そもそも、人の身体とはそのようにできているだけですからね。

で、それが姿勢緊張なのかはわかりませんけど(あはは無責任!)。

それがバランス反応でもかまいませんけど(さらに無責任!)。

いずれにしても、姿勢そのもののアンバランスを戻そうとする傾向が

みられるのは、自然の反応とするべきでしょうね。

、、、、

しかし、見かけ上は片麻痺のお客様の姿勢というのは

誰もが、麻痺側に引けているように、引き込むように思いますけどね。

実は全身的に判断するとそうではなく

そういう姿勢でも、お客様は、身体の軸というのが

そのように空間的にねじれてしまっても

意識としてはそれで、左右対称の姿勢になっているように

錯覚しているだけのことなんですね。

、、、、

、、、、

このことはまた、あらためて説明しますけどね。

、、、、

しかし、従来説でいえば、共同運動とかマンウエルニッケ姿勢とかのメカニズムというのは

もちろん、管理者も複数の見解がありますけど。

特にバランス反応などというものは

わずかな重心の移動で顕著に現れたりするものです。

同時収縮という形でも精神緊張ということも

加わるのかも知れませんけどね。

、、、、

それは重心をなんとか引き戻そうとする力といってもよいと思うんですね。

したがって、本当は片麻痺の姿勢というのは

非麻痺側に意識も向いてしまいますので

どうしても非麻痺側を向くようになってしまうのを

実は麻痺側はある程度引き込むように

なってしまっているのではないか?

ということが考えられると思います。

そうすると

別に非麻痺側に過剰な努力性収縮がそれほどみられなくても

麻痺側には引き込みが生じるということを

説明しやすくなるんですね。

ま、これは管理者の単純な考えですけどね。

しかし

逆転姿勢というのは存在するのは確かですよね。

おまけに説明しますけど。

麻痺側の肩は下がっているように見えますよね。

本当にそうでしょうか?

骨盤を安定させて左右対称調整してみましょう。

そして脊柱の彎曲もまっすぐにしてみます。

すると頸の傾きも含めて

左右非対称が顕著になってきます。

答えは書きませんけどね。

おそらく、皆さんが通常確認されている片麻痺のお客様の姿勢とは

全く反対の姿勢がみられると思います。

、、、、

管理者は、こういうことを

片麻痺のお客様の姿勢の逆転現象として

認識しているんですね。

ですから、真の調整ということは

そこからスタートするとしているんです。

つまり、全く従来法とは片麻痺に対する認識が

皆さんと異なるということで

ご理解いただきたいと思っていますけどね。

、、、、

足元からきちんと調整するというのは


こういうことで

人の身体を健常な状態と比較して考えるという筋道が

必要であると思っているんですね。

つまり、従来法はお客様の姿勢を健常なときと比べるとしても

足を左右対称にするという考え方がないわけです。

ただ、それだけのことなんですけどね。

おそらく、決定的な盲点になっているはずです。

ここまでにしておきましょうね。では。

投稿151~( 8 / 50 )

投稿158 番外投稿 ハンマートーへの対応について(読者からの情報をもとに)

こんばんは。

この記事は特定の読者のためにお届けします。

ま、皆さんが読まれてもなんら差し支えない情報ですから

参考にしていただきたいと思います。

え、よろず相談室でしろ!

って、、、

、、、、

コメントの転載の省略です。あしからずご理解くださいね。

、、、、

さて、ハンマートーってわかりますか?

槌指という現象です。

つま先が屈曲してしまうんですね。

つま先全体が曲ってしまうのを鷲足(がそく)ともいいますけどね。

コメントをいつもいただく方からは

ご家族様ですけどね。親指の槌指が

特に裸足で歩かれるときとか2足歩行(すなわち杖なし歩行です)

されるときに顕著になるといただいています。

で、問題は、痛みです。

本人にしてみれば真剣に歩かれるときに

親指に圧がかかるんですよね。

また、過度に屈曲するような緊張もあると思われます。

、、、、

この原因というのはあきらかに

伸展パターン傾向の存在、そこに伴っている内反尖足です。

そして足のアーチがやや強めになっていると考えられます。

、、、、

この方の過去のコメントには

装具の外側にウエッジをつけてあると

以前にも紹介したことがありますけどね。

こういうことが物語るようにやや内反が最初から強めであったと想定されます。

、、、、

そしてそのことへの対応が

若干でも後手に回ってしまうと

いざ、装具をはずしたり、あるいは2足歩行になるときには

当然のように内返し傾向がさらに前面に現れるために

特に足指でも親指が屈曲するということになろうかと考えます。

通常、足部においてそれほどのアーチの変化がみられないのであれば

足の接地のしかた、荷重の仕方ということが

健常に近い状態のほうがラクなんですけどね。

、、、、

すでにアーチにも問題が発生しているように思うんですけど

そういうときに、きちんと接地ができるように調整するだけでは

対処としては不十分になってきます。

なぜならば

作用と反作用として考えると

より親指が曲ってしまうということを助長する可能性が高いんですね。

もちろん

自重、つまり体重のかかり方いかんでは

徐々にストレッチされてくるということで

多少は緩和することも予想されるんですけど

それは一時的な反応にも思われます。

問題は、原因の解明とそこへの対応ですよね。

、、、、

ですから、日常的にリハビリで

足部のアーチの正常化というための対応が

それは専門職でもあまり積極的には行わないところでもあると

思うんですけどね。

足関節の背屈だけでは不十分と思います。

アーチの矯正ということも考えるようにしていただきたいわけですね。

、、、、

方法論として、もちろん、アキレス腱中心に

足底についている筋肉の柔軟性の改善は必要ですけど。

それと同時に

やはり親指もそうですけど

足指の背屈、つまりは伸展ということですけど

その方向への対応を十分していく必要があると思います。

ここは難しい領域かもしれませんけどね。

、、、、

槌指がなければ

歩行においては

実はつま先で地面をつかむような感覚も学習してほしいところであるからです。

ですが、こういうときには逆行した対応になるんですね。

????

わからなくてもいいんですけどね。

槌指という状態を逃がす歩き方は

いわゆる伸展パターンでの歩行に戻せばいいだけのことになり

それでは麻痺の回復には、これもまた相反するベクトルになります。

ですから、

なかなか面倒ですけどね。

伸展パターンには当てはめないこと

つまりは股関節は軽度屈曲でもいいんですけどね。

ならば多少でも伸展傾向にする。

膝は緩める、足関節は背屈に緩みをもたせる

しかし、足指は伸展させるという

こういう形にならなければ

すべてを良い方向にもっていくことは難しいことになります。

、、、、

で、問題提起として

装具の再処方という考えがあります。

つまり、自重で歩いているときには

若干、槌指での痛みの出方に変化があるようなんですね。

このことから考えると

それが歩行姿勢を悪くしているためなのか

ということで判断せざるを得ないわけです。

そうすれば、確かに直接的な痛みが出にくいということですよね。

、、、、

しかし、それでは先に進まない

そして、専門職からはこれから離れる、すなわち近い内に退院という

お話でしょうけど

そこでさらに状態を改善させられるかという

一抹の不安が強くなっているはずなんですね。

、、、、

これを予防していくためには

装具の話に戻りますけど

この方が使用されているのは

どうもSHBではなさそうです。

つまり、靴べら型の装具ではないということで

つま先部の保持固定ができていないようなんですね。

、、、、

そうすると

いくらアキレス腱や足関節に調整をかけても

さらにその先にある指は

誰が考えても

しっかりと体重をかけると曲ってしまうということになります。

それでは

お客様のきちんとした歩行そのものもストップすることになりそうなんですね。

????

つまり、足指の屈曲を持続的にやわらかく受け止めるように

装具がなければ

それは押さえが利かないということを意味すると考えます。

しかし

実際にはそれを用いないで歩行されてきたということですよね。

????

そのあたりに突破口があるように思えるんです。

ですから、自宅でも裸足というのであれば

当然、裸足よりは装具を使用するということも視野にいれ

少しでも槌指で痛みが生じることは

その痛みを分散できる方向で考えるようにするのが

予防的でもあり、長い目でみれば状態を改善させていくための手段に

変わってくると考えます。

逆に痛みが出そうにも思われますけどね。

ある程度伸展パターンになっていても

装具の使用によって、実は徐々に慣れてくるものです。

少なくとも、部分的に痛みがあるよりも

自重によって、歩行の姿勢の調整によって最初は

ある程度装具のストレッチ効果に慣れていく

そこから歩行パターンを調整するということを

日常的に実行しないと

槌指を何とか予防改善させようと思っても

それは単純な徒手的な対応だけでは

無茶、徒労になるだけのことであると思うんですね。

しかし、どうしてそのような考えに専門職が及ばないのかが

実際にお客様の足部にみられるのであれば

おそらく病院では対応してもらえない可能性がありますけど。

そこは、さらに装具の業者などでの見解も分かれそうですので

専門職だけでなく、相談されるという道もあると思うんですね。

、、、、

そういう対応も持ち込んでいかないと

おそらくは、しばらくは独歩ということは

控えることしかないと考えます。

もちろん、その方法論が槌指のためには

問題を緩和させるということですけどね。

そこから先は、相当、積極的に

アーチそのものを平板化させていくための

徒手的、あるいは楔型の板でのストレッチなど

さらには足指そのものの背屈(伸展)を強化的に行うということになろうかと

思います。

、、、、

ま、十分な答えにはなりませんけどね。

ちょっと、遠いところにおられますので

なかなか直接的な対応ができませんけど

今の状態での2足歩行そのものは、全身の麻痺のためには

いいと思うんですけどね

それがうまく功を奏さない状態になってしまうのは

あまり好ましいとは思えないと感じます。

、、、、

足裏マッサージなど気持ちもわかりますけどね。

それを実施しても

さらに立位での対応、膝や足の緩みをつけたときに

それだけで槌指が強化されてしまうということを

強制的に防がなければ

今の状態からの改善は、なかなか進まないように思えるんですね。

したがって、装具の業者さんあたりにも相談できるような

そういうところにも何とかアプローチするのがよいのではないでしょうかね?

ま、このブログを引き合いに出してもらってなんら差し支えないんですけどね。

、、、、

ということで

このくらいにしておきますね。

お大事にお過ごしくださいね。では。

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