嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第5巻(完結)

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投稿151~( 8 / 50 )

投稿158 番外投稿 ハンマートーへの対応について(読者からの情報をもとに)

こんばんは。

この記事は特定の読者のためにお届けします。

ま、皆さんが読まれてもなんら差し支えない情報ですから

参考にしていただきたいと思います。

え、よろず相談室でしろ!

って、、、

、、、、

コメントの転載の省略です。あしからずご理解くださいね。

、、、、

さて、ハンマートーってわかりますか?

槌指という現象です。

つま先が屈曲してしまうんですね。

つま先全体が曲ってしまうのを鷲足(がそく)ともいいますけどね。

コメントをいつもいただく方からは

ご家族様ですけどね。親指の槌指が

特に裸足で歩かれるときとか2足歩行(すなわち杖なし歩行です)

されるときに顕著になるといただいています。

で、問題は、痛みです。

本人にしてみれば真剣に歩かれるときに

親指に圧がかかるんですよね。

また、過度に屈曲するような緊張もあると思われます。

、、、、

この原因というのはあきらかに

伸展パターン傾向の存在、そこに伴っている内反尖足です。

そして足のアーチがやや強めになっていると考えられます。

、、、、

この方の過去のコメントには

装具の外側にウエッジをつけてあると

以前にも紹介したことがありますけどね。

こういうことが物語るようにやや内反が最初から強めであったと想定されます。

、、、、

そしてそのことへの対応が

若干でも後手に回ってしまうと

いざ、装具をはずしたり、あるいは2足歩行になるときには

当然のように内返し傾向がさらに前面に現れるために

特に足指でも親指が屈曲するということになろうかと考えます。

通常、足部においてそれほどのアーチの変化がみられないのであれば

足の接地のしかた、荷重の仕方ということが

健常に近い状態のほうがラクなんですけどね。

、、、、

すでにアーチにも問題が発生しているように思うんですけど

そういうときに、きちんと接地ができるように調整するだけでは

対処としては不十分になってきます。

なぜならば

作用と反作用として考えると

より親指が曲ってしまうということを助長する可能性が高いんですね。

もちろん

自重、つまり体重のかかり方いかんでは

徐々にストレッチされてくるということで

多少は緩和することも予想されるんですけど

それは一時的な反応にも思われます。

問題は、原因の解明とそこへの対応ですよね。

、、、、

ですから、日常的にリハビリで

足部のアーチの正常化というための対応が

それは専門職でもあまり積極的には行わないところでもあると

思うんですけどね。

足関節の背屈だけでは不十分と思います。

アーチの矯正ということも考えるようにしていただきたいわけですね。

、、、、

方法論として、もちろん、アキレス腱中心に

足底についている筋肉の柔軟性の改善は必要ですけど。

それと同時に

やはり親指もそうですけど

足指の背屈、つまりは伸展ということですけど

その方向への対応を十分していく必要があると思います。

ここは難しい領域かもしれませんけどね。

、、、、

槌指がなければ

歩行においては

実はつま先で地面をつかむような感覚も学習してほしいところであるからです。

ですが、こういうときには逆行した対応になるんですね。

????

わからなくてもいいんですけどね。

槌指という状態を逃がす歩き方は

いわゆる伸展パターンでの歩行に戻せばいいだけのことになり

それでは麻痺の回復には、これもまた相反するベクトルになります。

ですから、

なかなか面倒ですけどね。

伸展パターンには当てはめないこと

つまりは股関節は軽度屈曲でもいいんですけどね。

ならば多少でも伸展傾向にする。

膝は緩める、足関節は背屈に緩みをもたせる

しかし、足指は伸展させるという

こういう形にならなければ

すべてを良い方向にもっていくことは難しいことになります。

、、、、

で、問題提起として

装具の再処方という考えがあります。

つまり、自重で歩いているときには

若干、槌指での痛みの出方に変化があるようなんですね。

このことから考えると

それが歩行姿勢を悪くしているためなのか

ということで判断せざるを得ないわけです。

そうすれば、確かに直接的な痛みが出にくいということですよね。

、、、、

しかし、それでは先に進まない

そして、専門職からはこれから離れる、すなわち近い内に退院という

お話でしょうけど

そこでさらに状態を改善させられるかという

一抹の不安が強くなっているはずなんですね。

、、、、

これを予防していくためには

装具の話に戻りますけど

この方が使用されているのは

どうもSHBではなさそうです。

つまり、靴べら型の装具ではないということで

つま先部の保持固定ができていないようなんですね。

、、、、

そうすると

いくらアキレス腱や足関節に調整をかけても

さらにその先にある指は

誰が考えても

しっかりと体重をかけると曲ってしまうということになります。

それでは

お客様のきちんとした歩行そのものもストップすることになりそうなんですね。

????

つまり、足指の屈曲を持続的にやわらかく受け止めるように

装具がなければ

それは押さえが利かないということを意味すると考えます。

しかし

実際にはそれを用いないで歩行されてきたということですよね。

????

そのあたりに突破口があるように思えるんです。

ですから、自宅でも裸足というのであれば

当然、裸足よりは装具を使用するということも視野にいれ

少しでも槌指で痛みが生じることは

その痛みを分散できる方向で考えるようにするのが

予防的でもあり、長い目でみれば状態を改善させていくための手段に

変わってくると考えます。

逆に痛みが出そうにも思われますけどね。

ある程度伸展パターンになっていても

装具の使用によって、実は徐々に慣れてくるものです。

少なくとも、部分的に痛みがあるよりも

自重によって、歩行の姿勢の調整によって最初は

ある程度装具のストレッチ効果に慣れていく

そこから歩行パターンを調整するということを

日常的に実行しないと

槌指を何とか予防改善させようと思っても

それは単純な徒手的な対応だけでは

無茶、徒労になるだけのことであると思うんですね。

しかし、どうしてそのような考えに専門職が及ばないのかが

実際にお客様の足部にみられるのであれば

おそらく病院では対応してもらえない可能性がありますけど。

そこは、さらに装具の業者などでの見解も分かれそうですので

専門職だけでなく、相談されるという道もあると思うんですね。

、、、、

そういう対応も持ち込んでいかないと

おそらくは、しばらくは独歩ということは

控えることしかないと考えます。

もちろん、その方法論が槌指のためには

問題を緩和させるということですけどね。

そこから先は、相当、積極的に

アーチそのものを平板化させていくための

徒手的、あるいは楔型の板でのストレッチなど

さらには足指そのものの背屈(伸展)を強化的に行うということになろうかと

思います。

、、、、

ま、十分な答えにはなりませんけどね。

ちょっと、遠いところにおられますので

なかなか直接的な対応ができませんけど

今の状態での2足歩行そのものは、全身の麻痺のためには

いいと思うんですけどね

それがうまく功を奏さない状態になってしまうのは

あまり好ましいとは思えないと感じます。

、、、、

足裏マッサージなど気持ちもわかりますけどね。

それを実施しても

さらに立位での対応、膝や足の緩みをつけたときに

それだけで槌指が強化されてしまうということを

強制的に防がなければ

今の状態からの改善は、なかなか進まないように思えるんですね。

したがって、装具の業者さんあたりにも相談できるような

そういうところにも何とかアプローチするのがよいのではないでしょうかね?

ま、このブログを引き合いに出してもらってなんら差し支えないんですけどね。

、、、、

ということで

このくらいにしておきますね。

お大事にお過ごしくださいね。では。

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M-CCアドバイザー 寅 加太夫
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