時間が長く感じられた。
そして連絡が来た。
恐る恐る返事を確かめる。
「返事がなかなか来なくてドキドキしたけど、本当に嬉しかったです。 はい、結婚を前提に真剣に、こちらこそ、宜しくお願いします」
マジに心が安堵した瞬間だった。
この時、俺の一生をかけてこの女性を幸せにしようと本気で思った。
幸せな日々は、続いたが、やはり、お互いに結果を出すまで安心は、していなかったみたいだった。
彼女も何回も×3、《真剣か本気か》、どうかを聞いて来たし、確かめて来た。
そして俺も彼女と同様に《本気か、真剣》なのか、何度も×3、確かめ合った。
やはり、お互いをまだ《信じる》所まで行ってないのだろうと。
しかし、俺は、考えた。
《入籍して結婚しても同じ事では、ないのだろうか!? なぜなら、お互いを信じるだけで確かめ合うものがないから》
これが離婚の男と女の仲なんだと。
そして俺は、考えた。
その《目に見えない物》をお互いが理解し合えれば、上手く結婚生活が続くのではと。
そして彼女も同じ事を考えている事に俺は、気付く。
「あなたの両親に挨拶に行くなら、茶髪より、黒髪の方が良いよね、どう!?」
「そうだね、やはり茶髪より、黒髪が好印象かな」
「着て行く服は、どんなのが良いかな!?」
「普通は、やはり上下、濃紺色の服にスラックスかな」
「貴方のお母さんって、どんな人!? やはり結婚する上で知っておきたいし、友達の話しを聞くと《嫁&姑》でもめる事もあるって聞くから!? ごめんね~」 (汗)
「うちの母親は、優しいですよ。 あまり頭が良くは、ないけど、仲良くしてやって下さい。 嫁&姑で問題が起きたら、間に入って助けてあげるから。 大丈夫だよ、俺を信じて下さい。 何でも話し合える仲になりましょう。 君を愛してる。 母親の話し相手に成ってやって下さい。 宜しくお願いします」
俺は、《信じる》事を目に見える物にしたいと思った。
「逢ったら、手をつないでもいいですか」
「OKですよ。 ただし、背中側でつないでいるか、知っている人の居ない時にね。 俺、恥ずかしいです」 (照)
「ね~、お互いに何て呼び合えばいいですか。 私は、●●●でいいし、貴方は、何て呼べばいいですか」
「俺の事は、●●●でいいよ、●●●」
「一緒にオーロラを見に行きたいです。 いいですか」
「オーロラって行って必ず見れる物じゃないらしいですよ、知ってました!?」
「そうですよね~、相手は、自然だしね。 分かったよ~、●●●さん、愛してるよ~、貴方が思う以上に私は、貴方を愛してる」
「俺も●●●を愛してるよ、I LOVE YOU. I NEED YOU. I WANT YOU.」
俺は、成るべく《絵文字》を入れるように、言葉を出して確実に相手に伝えるようにした。
「こんにちはヾ(=^▽^=)ノ●●●さん、元気で仕事をしていますか。 季節の変わり目だし、もう一人の体じゃないんだから、風邪をひかないようにね」
「こんにちは、●●●さん、私は、元気ですよ。 心配してくれて有難う そういう●●●さん、愛してるよ」
「私、何て呼ぶのかな~、ね~、何がいい!?、ダーリン、パパ、あなたかな~!?」
「こんばんは、そうだな~、その時、その時に決めて行けばいいんじゃないかな~。 俺も君の事、何て呼ぶのかな~、●●●かな、嫁さんかな、奥さんかな、今から、楽しみです」
「こんばんは、うん、今から、楽しみだね~、●●●さん、愛してるよ」
「あ~、来た~、今、こちらから、連絡をしようと思ってたんだ。 ね~、私達って気が合うよね~」
「そうだったんだ、 俺たち、気が合いそうだね、嬉しいです」
「ね~、もし、俺が、会社を辞めると言ったら、どうする、収入が無くなっちゃうよっ、●●●」
「もし、●●●が辞めたいと言ったら、分かりましたと言います。 私は、ずっとずっと●●●に付いて行くんだからね、収入が無いのであれば、私が働いて生活を助けますよ」
「ね~、ね~、私、夢を見たんだ~、双子を産む夢。 朝方の夢だから、正夢になるんじやないかな、私、結構当たるんだ」
「こんにちは、●●●。 へぇ~、双子か~、正夢に成ると嬉しいね。 子供は、欲しいと思っているから、三人頑張って産んでくれるかな、●●● 」
「はい、三人ですね。 分かりました。 双子でもいいのかな●●●さん」
「子供は、好きだから、大丈夫です。 元気な子を産んで下さいね。 もう、子供の名前は、決めてあるんですよっ」(照)
「良かった。 二人で元気な子供を育てて行きましょうね。 ね~、子供の名前は、何て付けるんですか」
「もう、幾つか、ピックアップしてありますが、産まれてくるまで内緒です。 二人で決めて行きましょうね」
「はい、わかりました。 二人で決めて行きましょうね。 どんな名前があるのか楽しみです」
知らぬ間に、いつしか時は、流れたのだった。
お互いにスムーズにいかなくても、問題事があっても乗り越えて行くと確認し合っていた。
あとは、お互いの両親に紹介するだけだった。
家の敷居を越えるだけだった。
「●●●さん、私は、結婚する覚悟は、出来ているんだからね~」
「俺も●●●さんと結婚する覚悟は、出来ていますよ」
この両者の確認後、
寒冷前線真っ只中の時にクリスマスのサンタと神様は、協力し合い、体の痛みを無くし、意識を無くし、吹き荒れる中 モーゼの【十戒】のように一時的に快晴にし、ソリに乗り、父は、他界したのだった。
しっかりとしないといけないと解り、考えから、意志から、涙は、出せなく成った。
そして、私には、また一つ後悔が、増えた、それは、祖母や父に子供の顔を見せてやれなかった事だった。(MAX後悔・涙)
色々とぶつかり合った身内、運命ながら、やりきれなかった。
そこへ、昔 付き合った事のある女性からの数回の電話、なぜ今、と思った。
タイミングが運命が悪過ぎ・・・・・・俺には、もう付き合ったり、逢ったり、遊んだりする気は、全く無かった。
もう、過去の人、忘れた人・・・・・・綺麗なままの思い出にして置きたかった。
将来を誓った人を守り、大切にしたかった。