病院のリハビリがダメにした症例 実はこんなに回復します!(完結)

ファイルナンバー4 パーキンソン氏病( 3 / 4 )

要介護5のパーキンソン症事例 その3 日常生活はレベルダウンしましたけど、、、

このパーキンソン氏病のお客様は

病院の入院ということをきっかけにして

それまで出来ていた動作、つまりは

日常生活の状況が、一変しました。

それまでは、何とか、自力で家の中を歩けていたんですね。

、、、、

それが証拠に、管理者は、このお客様の入院前には

ベッド周辺環境や、トイレの環境調整に立ち会っていたからです。

しかし、それらは

入院中の身体所見の悪化によって、すべて対応不可の状況と

なってしまいました。

ま、それは、不可逆的変化として、身体に認められてしまったものですから

もはや、どうすることもできませんけど。

、、、、

、、、、

しかし、このお客様の、いわゆるパーキンソン氏病の病状は

特に進行などはみられないということ

それは、管理者には、はっきり理解できていましたので

いくら、日常生活が、相当の自立度の低下、つまり

介助量の増加を認めたとしても

医学的には、なんら、難病所見が変化したわけではありませんから

特にリハビリ対応に、変化をもたらすものではなかったということです。

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したがって、このお客様は、たしかに

前回も書きましたけど

右手の握りこんだ状態、はっきりいえば

ドラえもんの手みたいになってしまったということです。

そして、左足関節はとんでもない、尖足になってしまったほかは

身体には、特に異常所見は見られないということの認識で

リハビリ内容は、変化させることなく

デイケアでの対応を続けたということです。

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そのことにより

別に、このお客様のパーキンソン氏病の変化、進行はありませんので

見かけ上の問題は、だんだんと落ち着いてきたわけです。

やがて、日々、車椅子の自走から始まり

平行棒であっても、わずかの介助で、何回も往復することが

簡単にできるようになったということです。

そして、馬蹄形の歩行器で、施設内を介助ですけど

かなりの距離、そうですよね、200から300メートルくらいは十分に

歩けるようになっています。

、、、、

しかし、自力での寝返りとか起き上がりとかは、いまだに

要介助状態です。もっとも、要介護5のお客様ですからね。

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、、、、

いかがでしょうか。

では、もう少しだけ、このお客様の状況について、次に補足して

書き足すこととしましょうね。では。

ファイルナンバー4 パーキンソン氏病( 4 / 4 )

要介護5のパーキンソン症事例 その4 パーキンソンではありえない身体所見がある!

このお客様のことも

今回で終了しますけどね。

担当者会議が2週間ほど前にあったんですが

そのときの、担当ケアマネージャーの感想はどうだったのか?

 

通常であれば、このような方が、いつまでも自宅での生活を続けることは

なかなか難しいが、現在でも

身体所見は、特に、大きく低下することなく

維持できているのは、訪問看護やデイケアの対応が

しっかりできているためと考えます。

とのことでした。

、、、、

で、皆さんには、いつも申し上げていますけど

管理者は、リハビリでこのお客様に何をしているのか?

おわかりですよね。

ほとんどがリラクゼーションに終始しているわけです。

そして、そういう結果が

このお客様の自宅生活を、今でも

家族の力が大きいわけですけど

それでも、ショートステイなどの利用もほとんどしないでいられる

そういう状態をキープできているんですね。

、、、、

、、、、

で、皆さんには、信じられない話題を提供しておきますけどね。

このお客様の下肢の柔軟性ってどうだと思いますか?

ま、日々、リラクゼーションしていますので

非常に筋の柔軟性、弾力が良い状態になっています。

そして、パーキンソン病では

緊張状態の亢進として、固縮という

非常に硬い緊張状態がみられるのが、普通の感覚なんですけどね。

この方には、頚や上肢には

多少の振るえがときにあるんですけど

それも、顕著な時は、それほど多くなく

きわめて、下肢の緊張は、良好であるといえるんですね。

ほぼ、寝たきり、介護度5の状況のお客様ですけど

車椅子の自走もしますし

歩行器での歩行も、出来るという人です。

そして、上半身の硬い状態などは、なかなか改善できないでいますけど

それでも、下肢の状態などみると

とても、一般的なパーキンソン病のお客様の

筋緊張の状態が認められないということ

これは、何を隠そう、管理者のリラクゼーションによって

なんとかキープできているのであると

申し上げておきます。

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おそらく、全国探しても、なかなか、こういうお客様が

地域、自宅環境で生活されているという事例は

皆無に近いものであると、管理者は自負しております。では。

ファイルナンバー5 片麻痺の歩行( 1 / 6 )

片麻痺の歩行改善中の事例 その1

女性とも男性ともいいませんけどね。

片麻痺のお客様がおられます。

結構元気にデイケアに来られていますけど。

実は、麻痺はかなり重度であると思っております。

、、、、

で、ステージだけ申し上げますけどね

上肢3 手指3(2) 下肢4(3)

という感じでしょうか。ま、括弧つきで説明するくらい

あまり、より上位のステージの要素が少ないということで

イメージしていただきたいわけです。

、、、、

、、、、

で、具体的な説明をするのではなく

このお客様は、今、歩行練習を行っていますけど

実は、急性期の入院中に、装具作成も検討されたんですけどね

実は装具を作らなかったという経緯があり

今も、装具は使っていないんです。

????

いえいえ、お客様の意思として、装具には好意的に

なれなかったという状況のようですけどね。

、、、、

で、無理に勧めるのも心証を損ねるということで

結局、装具は使用せず

その代わりに、アンクルライトというソフトなサポーター的な

ものを足首に使用して

歩行練習を病院で行ってきたという方です。

杖は、当然ですけど、4点杖(スモールベース)です。

、、、、

、、、、

で、足関節は、どうなっているかといえば

若干、尖足、つまり、やや筋の短縮傾向による

尖足という感じになっております。

これで、足関節の動揺性が大きければ

そして抵抗感が、屈曲、伸展いずれにもあまり見られない場合には

下垂足という状況になるんですけどね。

つまり、足関節は背屈することが

あまりできない状態で、つま先が引っかかるという歩行状況を

常に認めているんですね。

、、、、

ただし、ご自宅で

生活されていますけど

自宅内では、靴を履くことがありませんので、

比較的すり足で、引っかかることが少なく歩けているという

そういう状況にあるんです。

????

それでどうしたのか?

、、、、

問題は、いくつかあるんですけどね。

一番は、それでも、ご本人様は

上手に歩きたいというわけです。

これって、とんでもなく専門職泣かせの無理難題であると思うんですね。

いえいえ、管理者は別ですけどね。

装具なしで、こういう状況の中で

本当にリハビリとして、歩行練習が十分に進めていくことができたのか?

それを、数回にわけて検証してみます。

で、どうして、こういうことを紹介するのかも、あわせて説明していくことと

いたしますけどね。では、とりあえずはここまでにしておきます。

ファイルナンバー5 片麻痺の歩行( 2 / 6 )

片麻痺の歩行改善中の事例 その2 

装具療法ということは、実は管理者は

このように認識しているんです。

必要な時期にきちんと使用、適用することで効果を期待できる。

????

で、片麻痺のお客様の装具療法というのは

実は、そうではなく、あくまでも症状固定という段階になって

言い方は極端ですけど

お客様が使えなくなる状態まで、つまり

歩けなくなるまでは、装具は永久的に使用するものとして

処方されているということです。

そして、決して、リハビリでも、装具をはずせとは言わないわけです。

、、、、

ま、当然のように思えるでしょうけどね。

、、、、

装具のことは、いつかまた、これでもか!って書きますけどね。

大抵、身障者手帳によって作成されるということですから

それって、症状固定という意味での装具の適用とするのが

きわめて一般的な解釈であると思います。

つまり、装具を作ったら、それを取ることができないというのが

通常、リハビリの業界の共通認識になっています。

????

で、装具療法を拒否されるという事例は、これもまた極めてレアな

ことと思うんですけど。

そういうお客様に対応するときには

実は、装具を使用してみての状況を比較の土俵に上げてみなければ

価値といいますか、必要性が理解できませんから

この方にも、施設にありましたオルトップをつけたりして

様子をみていますけど。

やはり、きちんとした装具でなければ

足の重さを支えることができないので

どうしてもつま先の引きずりが生じてしまいます。

ただし、それは、お客様の靴を履いているときに顕著であり

ご自宅ですと、屋内靴下だけで過ごされていますので

あまり、問題にはなっていないようなんですね。

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、、、、

今、管理者は、この方には、かなり頭を悩ましているんですけどね。

しかし、実は、状況は徐々に改善傾向にあるんです。

そして、今のところは、装具の必要性がかなりあったとしても

靴の調整や、杖の調整でなんとかまだ、歩行自体の改善が

認められるものと認識しているんですね。

もちろん、そのメカニズムということもあるんですけど。

そのことは、次回の記事に紹介しておきたいと思います。

、、、、

どうして、こういうお客様を経験しなければいけないのかと思いますけど

こういうお客様から学ぶことが、実にたくさんあるんですね。では。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
病院のリハビリがダメにした症例 実はこんなに回復します!(完結)
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