病院のリハビリがダメにした症例 実はこんなに回復します!(完結)

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クラッシュシンドローム(挫滅症候群)改善事例 その1

今、管理者は、デイケアで仕事をしていますけど

そのお客様で、もっとも、頭を悩ましているのが

クラッシュシンドロームの方なんですね。

????

ま、よく、地震とかで、瓦礫とかの下敷きになっていると

圧迫された身体部位に起きる症状、所見として報告事例が

あったりますけどね。

、、、、

ま、このお客様は、別に何かに押しつぶされたとかではないんですが

自分の左腕を、身体の下にしてしまったんですね。

その時間がかなり長かったために

腕から、手指にかけての腫脹が強力に発生してしまい

その後の、経過においては、末梢神経症状のように判断され

放置しておくと、廃用手になってしまうとして

急性期の病院から退院されて、その後にデイケアでのリハビリを

継続していきましょうということになったわけです。

ま、あまり、込み入った話はしませんけどね。

 

で、デイケアの利用開始になったとき

腕全体の動きがとんでもなく、悪い状態であったのは

間違いなかったわけですけど。

その方の状態を、利用開始のころと比べ

今(平成23年7月)現在ですけど

どのように変化しているのかを、なるべく具体的に示してみましょうね。

それは、次ページに説明します。では。

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クラッシュシンドローム(挫滅症候群)改善事例 その2

このお客様の状態の説明の前に

管理者の経験から、どんなことをクラッシュシンドロームで認めるか

ということ

いえいえ、事例として、身体の下敷きで腕が長時間圧迫されてしまったという

そういうことでの説明ですけどね。先にしておきましょう。

 

今の施設の入所のお客様を以前、受け持っていたときがありまして

そのときに、同じようにクラッシュシンドロームが両腕に認められていた

といいますか、診断されていた人を見たことがあります。

????

ですから、身体の圧迫で、自身の両腕の血流不全などを起こしたということです。

そういう人には、いったい、どのような症状が現れるのか?

、、、、

で、おそらく、軽症であれば、特に後遺症的には残らないようにみえると

思うんですね。いえいえ、程度といっても

そんな簡単に区分しませんけどね。

で、そのお客様、具体的なことはあまり書けませんから省略しますけど

やはり、腕とか肩とか、どちらかといえば、腫脹しているような

していないような(笑)

よくわからない所見を認めましたけど

そのくらいの状態だったんですが、やはり、よくよく聞いてみると

手や指は、しびれるという訴えがあるんですね。

、、、、

認知症状も相当の人でしたので、なかなか信憑性までは

はっきりしませんでしたが、そういうことで、力が入りにくい

そして使いにくい、しびれてしまうという感じでした。

、、、、

、、、、

では、今のお客様について説明しておきます。

昨年秋ですけどね

デイケアの利用にあたって、急性期の病院から送りがきました。

その内容ですけど

上肢は、筋力が2から3の状態

末梢神経障害のような状態になっていて、リハビリの継続をしないと

拘縮の進行が予想され、廃用手になると考えられる。

程度でしたけどね。

それでも、リハビリ的には、何かしてきたようなんですけど

ま、とても見られた状態ではなかったように思います。

 

で、もっとも問題となっていた所見があるんですね。

Thumb in palmです。

Thumbというのは、親指のことを言います。

palmというのは掌ということです。

 

つまり、この方の親指が、掌の中に入ったままの状態

専門的にいえば、拇指の内転傾向の強い状態

言い換えれば、拇指の外転制限が顕著であるという状態であったわけです。

、、、、

で、現在はどうなっているかを書いておきます。

肩、肘、前腕の動きは、随意的には、非常に自然に行えます。

見た目、悪いところは感じられない状況です。

筋力的に改善しているということですけど

おそらく、少なくとも肩、肘に関しては4くらいにはなっています。

、、、、

手首から、指は、まだかなり硬めですけどね。

それでも柔軟性は相当の改善を認めています。

で、拇指は、相当緩みました。

今までの掌に入ったままの指ですけどね

随意的な動きは弱いんですけどね

それでも少しずつ伸展させる感じができてきました。

そして、このような状況は

ここ数週間で、加速度的に改善をしているようにみえます。

 

もちろん、表情も明るくなり、当然ですけどね

どんどんといろいろな動きが自然にみられています。

今では、両腕を見比べても

よくよく注意しないと、手の指の問題など

感じられないくらいになっています。もっとも、動かすと

指の動きがまだほとんどみられないんですけどね。

、、、、

、、、、

というように、変化を認めるわけです。

管理者の対応しているのは

何の設備もない、老人保健施設のデイケアです。

しかし、実際には、お客様には、良くなるということが見られるんですね。

これは、いったい、どうして、このようなことがみられるのか

さらに事例の紹介を通じて、検証していきたいと思いますけどね。

ま、このくらいにしておきますね。

 

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クラッシュシンドローム(挫滅症候群)改善事例 その3 管理者の対応

で、この方に管理者は何をしたのか?

って、皆さんは、かなり、管理者のブログとかほかの書籍とか

読まれていると思いますけど。

実は、管理者のいつもの手技というのは

リラクゼーションでしかありません。

、、、、

つまり、このお客様に、改善が認められたというのは

手前味噌でいえば、リラクゼーションの効果になりますけど

そんなはずはありませんよね。

いえいえ、一般論での話です。

 

リラクゼーションは、最大の武器であると思っていますけど。

一般的には、相手にされない領域に該当しているといえます。

ま、そのことはどうでもいいんですけど

実際に、お客様の柔軟性ということで

症状が改善してきたのであれば

それは、特に神経への刺激でもなんでもありませんので

つまり、極論ですけど

自然回復にほかならないということです。

????

ですから、私に言わせてもらえば

このお客様は、自然回復の要素を最初から持っていたのに

それを、最大限の回復をできないような何かの力に支配されていた。

と思うんですね。

その何かが、柔軟性の改善によって、効率よく改善に転じたということです。

????

では、なぜ、急性期の病院でのリハビリは

そのような対応とならないのでしょうか?

そして、こういう人が、例外的な事例、お客様であるのか

それとも、氷山の一角であり

どんどんと、地域に追い出されているのか?

皆さんはいかがお考えでしょうか?

 

実は、ほとんどのリハビリのお客様というのは、このような

間違ったといいますか、思慮に欠けた対応で

放り出されていると考えております。

ま、もう少し、事例を重ねてから、要するに

管理者の対応事例が、特殊例外的な存在ではないということを

これでもか、というくらい、紹介しながら、考えてみたいと思います。

しばらくは、事例の説明をどんどんと行いますけど

よろしく、ご理解をお願いします。では。

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クラッシュシンドローム(挫滅症候群)改善事例 その4 補足です

ファイルナンバー1で紹介したお客様は、要するに、急性期の状態では

ほとんど、回復困難、そして、希望的な状況をお客様に持たせることなく

介護保険でのリハビリというものにシフトしているんですね。

、、、、

たとえば、ご自宅から、急性期の病院に外来通院するとかの

医療の継続ということは、その急性期の病院では誰も検討すら

していないというのが、事実です。

、、、、

この方の、ご家族と面会させてもらったこともあるんですけど

やはり、管理者が説明するような事象については

どこでも話を聞いた事がないとして

いろいろな方向性を提示されなければ、やはり、何を選択すれば

いいのかということを、決めかねるということを

話されていましたけどね。

、、、、

ま、こういうお客様の場合、医療としての入院のリハビリ

要するに、入院中のリハビリの後のことをしっかりと考えなければ

本当に気の毒と思いますけど。

それよりも、なによりも

ものすごい矛盾した状況を認めているわけです。

、、、、

もし、発症からの時間経過の問題で

このお客様のように、状態が改善するのであれば

なぜ、急性期医療の現場から、そのような発信がないのでしょうか?

そして、介護保険の現場で、特に医療的なバックアップができない

情報もない、機器もない、そんなところでの

それも、リラクゼーションだけでの対応で

改善するような所見であったとしたら

いったい、急性期医療の現場では、なにを根拠としての

リハビリ対応が行われたのか?

って、思いませんか?

、、、、

では、次の事例に話を移していきますね。

ま、このお客様のその後につきましては、いずれどこかで紹介する

ことになると思います。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
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