区分けされていない世界が続いている。
他人に見られることがない世界
他人が入ってくることがない世界
他人を意識することがない世界。
すべてを現している。
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俺は、この部屋そのものの人生を送っているのだ。
この部屋に、知り合いが来たことは、1度もない・・・
最近は、新聞や、マンションの勧誘も来なくなった。今年、この部屋に来たのは、新しい健康保険証を届けに来た配達員と、聖書を売りに来たキリスト教の信者たちだけだ。
言い訳を探している。
いまの俺を肯定する為の、言い訳を、毎日、毎日、考えている。
もしかしたら、平日の朝から釣りをしているのも、最高の昼寝も、ただの言い訳なのかもしれない。
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