いつの頃からだろうか。男性の眉の形が気になりだしたのは・・・。
若かりし頃も、確かにあった。ヤンキーという言葉が持て囃された頃、セッタを履き、道にしゃがみこみ、髪を角刈りにして、派手なシャツを着ている夏の男姿は、いつも日焼けした顔に、線を引いた様な細い眉が目立っていた。
近年は、リレハンメル・オリンピックのスキーヤー船木選手の眉カットが話題となり、街のメンズコーナーには、男性用眉カットセット(コームとブラシ・鋏等の)が売れる様になった。歴代総理の村山さんは、サンタさんの様な眉毛がトレードマークでもあったのだが、最近の男性の眉の、まあ、綺麗な事といったら、女性も顔負けである。
プロに言わせると、眉カットは自分で出来るものの、専用シェーバー以外では出来ないポイントが1つだけあるそうだ。
まず、鏡に向かっての、眉の形はOK。勿論長さもある程度は切り揃えられる。しかし、眉毛の厚みだけは1人では出来ない。何故なら、自分の頭の上からしか、眉毛の厚みは見えないからだ。
さて、面と向かって、美しく整った眉毛もそう言われて見ると、思わず、頭の上から、覗き込みたくなる心境になる。
人の振り見てではないが、私自身も、ちょっと気になる今日この頃である。