JR帯広→釧路。十勝川の河原に牛が放牧されている。鮭のいる様な澄んだ水。JR池田駅から見えた観覧車側の木々は赤く紅葉していた。草を丸めたボールが沢山整列して並び、青いビニールシートを帽子の様に被されていた。農家の庭には、犬が2匹のんびりと日向ぼっこ。空には絹雲が靡いている。木々が輝いている。土の茶と緑の絨毯。遠くに見える青い山脈、赤い屋根の中にいるのは、牛?それとも馬?サイロが所々に見える。雄大な自然は心を洗ってくれる。 車窓からの景色
釧路バス 釧路→根室。ホクレンのトラックの荷台に牛が乗っていた。緑の草原に牛の放牧が・・・。牧場に馬がのんびり寛いでいる。厚岸で海が見える。厚岸駅は国道243号線に隣接している。水平線が見える。大きなカモメの飛行が見える。釧路より厚岸の牡蠣の方が大きいらしい。焼き蟹・焼き牡蠣の看板が並んでいる。波打ち際にカモメがお昼寝。海沿いの家の屋根にカモメがいっぱい。「動物横断注意」の看板有り。浜名町には牧場が多く、小屋の中には牛がいっぱい。緑の平原が広がる。国道44号線は、どこまでも真っ直ぐで、両脇には緑の平原、草原、牧牛、丘の木々が果てしなく広がっていた。
バスの車窓より
路線バス 根室→中標津空港。
紺碧の海・水平線・カモメの整列・白波・鹿マークの”動物注意”の標識。北海道のカラスはやや小ぶり。快晴の空、太陽が直線に光線を投げかけて、紫外線を強く感じる。緑の平原に森の木立は、ドラゴンクエストⅣを思い出させる。厩舎の側で、大きな犬が見張り番をしている。牧場には牛や馬がモーニングを食べている。森には妖精が住んでいて、今にも姿を見せそうだ。サイロが見える。林は1列ずつに木々が並び、森は木々が大きな島を作っているようで、その違いが良く判る。雄大な自然は誰もかなわない。ミルクの里"別海"、雪印の看板も・・・。
人生は、メトロノームの様でいい!
JR札幌→室蘭→苫小牧:スーパー北斗。
札幌の朝はオレンジ色に輝いていた。晴れの天気予報なのに、さざ波の様な雲間から太陽が覗いている。黄色に染まった木々が渋いグリーンとベージュの木々との間で目だっている。緑の草原は今まだ雪を見ない。たまに赤く染まる木々が目に留まる。今月も見れたね。緑の草原・サイロ・山吹色に染まった小高い丘・収穫を終えたチャコールグレーの土壌。すすきの様な草が薄茶色になって風になびいている。札幌は風が無いところらしい。
とびっことは、とび魚の子。札幌ファクトリーのクリスマスツリーは、大きなもみの木。クリスマスのイルミネーションが煌びやかだ。今日は立冬。begin to winter。白樺の木、黄色い葉がチラホラ残って白い幹が目立つ。はっきり見えた山々が雲で見えなくなって遠くなった。サッポロビールの北海道工場。赤く染まるもみじの木が多い。千歳付近。
北海道はでっかいどう。
JR苫小牧→函館、スーパー北斗の旅。
線路の枕木に白く残った雪。しっかりガードの身体以外に外気に当たる顔と耳が冷たい。東室蘭を過ぎて、白い大きな橋が見えた。名前は判らない。水平線が見える。雪空の下、冬の景色、風が強くて白波が立っている。空高くトンビが舞い、カモメが飛ぶ。砂浜にタムロするカモメも、地平線が地球は丸いと感じさせる。
長万部近くの川で、3羽の茶色い鴨を発見。"ガーコちゃん"はしづか家のお家言葉。少し走る毎に変わる天気。青空で太陽が眩しく感じたら水平線と一体になつた。灰色の空の下、時折後光の様に日が射してまた、雪の中に埋もれていく光。黄金色に輝く海面。山手には、ポツンと牛がいた。クリスマスツリーの様な杉や松の木。パウダースノーの木々や畑は、とても美味しそうだ。函館本線は海岸沿いを走る。水平線がどこまでも続いている。鴨の群れが海の上にプカプカ浮かんでいる。結構な団体さんだ。グリーンの首がとても綺麗だ。
森駅を過ぎて、白い犬と戯れる男の人。カモメの大群が波打ち際で同じ方向を向いて立っている。何をしているんだろう。山に雲が垂れ込んで、幻想的な光景だ。近くに見えた紅葉の木々に目が覚めた。
北の海は演歌が似合う
JR特急・おおぞら。札幌→帯広の旅。
緑の草原に山吹色に染まる山。緑の木立、牛の放牧、茶色い大地。遠くに見える山脈何処までも続く平原。夕張メロンの看板、ビニルハウスの中にメロンが!?大雪山が雪化粧。トンネルを抜けると雪景色だった。雪を被った木々、川の中に飛び石のような雪の塊。車の轍だけが、黒く2本のラインを作っている。帯広は豚丼が有名。ビジネスホテルには、モール温泉という、とろっとしたいい湯があった。
人も湯も暖かかった
JRおおぞら、帯広→釧路。花咲線、釧路→根室。池田町の観覧車。オレンジ色の林。緑の絨毯。秋の池田町も、もうすぐ冬がやってくる。緑の丘の上に立ち並ぶチャコールグレーの木々、遠くに見えるススマードをかけたような絵と同じ。阿寒川、釧路川、透き通っている透明度。釧路に近づくと、海が見えた。青い空の下、太陽に輝く海面が眩しい。JR釧路から1両編成の花咲線に乗る。座席が動かない。ストーブがある。テーブルがあったりする。再び北海道の風景が広がる。厚岸の近く。昼近くになると、放牧の牛達も座ってお昼寝タイム。日を背にして犬が家のガラス窓に向かって座っている。白樺林、緑の草原、オレンジとグリーンのコントラストの山々。全てが輝いている。青い空に雲で描かれた大きな十字架。何かを私に物語っている様な気がする。えぞ松、えぞ杉、ベージュの原っぱとのコーデイネイト。雄大で偉大で広大な自然が私の感性を呼びさましてくれる。片時も眠れない北の大地、北海道の旅。牛が走ったり、草を食んだり、小休止していたり。のんびり、ゆったり北海道タイム。お天気に恵まれて、眩しい海面、遠くに見える水平線、遥か遠くに白鳥が見えた。海と山と平原が一望出来る。車両の正面から真っ直ぐ続く線路が見える。浜中駅近く。茶と白の馬が2匹。どちらもかなり道産子っぽくて、ダイナミックな身体つきだ。白樺の中で北キツネが駆けていた。木の上には、見たことの無い鳥が停まっていた。厚床に近づくと牧場にいる牛や馬が増えて来る。緑の草原、ベージュの草原、オレンジの並木、白樺の木の上の方が赤茶っぽく燃えている。ダークブラウンの畑と黄土色の土。空の青さが川面に映える。
北海道鉄道の旅は、自然の中のサファリパークです
根室:白鳥台センター。花咲ガニの鉄砲汁、お魚のにこごり、新鮮な魚介類。北の大地ならではの、ステキなお食事。白鳥の湖の様に、2羽、3羽と水面に群れになって泳いでいる。丹頂鶴が2羽。沢山の白鳥が群舞の様に広がっている。お土産に手彫りの梟と白鳥を買った。梟のフクちゃんは、いまも大阪のしづかのお気に入りバーのカウンターに座っている。自然を愛し自然と共存している北の国、
北海道の旅である
空港バス 根室→中標津空港。
雪交じりの暗い空。それでも白鳥はいる。しま梟は根室の守り神。皆、とても大切にしている。白鳥台には、しま梟の大きな木彫りの人形があって「優しく撫でると幸せになる」と書いてあるので、なでなで。雪で冬景色になって来た。やはり北海道だ。バスの中は暖かい。いい景色を車窓から眺めると疲れも吹っ飛んでしまう。これから、厳しい冬がやって来る。厚床を過ぎて牧場が多くなると、雪の中に牛が道路の直ぐ傍までやって来て私を見ていた。2匹の鹿が道路脇にいた。自然のクリスマスツリーがいっぱいだ。根室では、お家にクリスマスツリーは無いせしい。自然にはかなわないもの。新しい発見や発想は自然と接する所から始まる。そして、人の優しさも。
別海には、明治も雪印も、そして、ヤマギシもある。銀世界が繰り広げられる。緑の大平原が大雪原に変わって眩しい。雪の中を犬が歩いている。
自然は厳しく人の心を暖かくする
全日空 中標津空港→羽田空港。
滑走路から飛び立つ時に、今までの感動で胸がいっぱいになって涙が頬を伝う。天空からの景色は自然のキャンバスだ。雪が止んで太陽の日差しが暑い。窓からの景色は地図と同じ。雪化粧した大地の中で熔けた部分がジグソーパズルの様に見える。根室・花咲港・島々・・・。また来る日まで、さようなら。雲の絨毯の上を飛ぶ。ドライアイスの煙の様な、フカフカした蒲団状態。これが雲海。この雲の上で踊ってみたい。いつの間にか眠ってしまい、気が付くと、そこは東京だった。
遠くて近い、早くて短い飛行機の旅