シャボン玉ムーン

第2章 思い出( 1 / 6 )

北海道

 2006年、今年1月から出張のスタートした北海道。

 四季折々の大自然が繰り広げる、一大ページェント。 
1月・2月は大雪で、札幌の街は、歩道に雪かきの雪が積もり、回り道を余儀なくされました。

2月の札幌雪祭りは、仕事の始まる前に大通り会場を一巡して、白い世界の美術を鑑賞出来ました。根室には流氷で一面が銀世界、海も湖も凍っています。

3月はまだ雪解けが始まりつつある北海道の冬の厳しさを体験しました。JRやバスというアクセス手段は鹿とぶつかって延着が続きます。

4月にはようやく雪解けが進み、川のせせらぎが聞こえ始めました。しかし、根室には流氷が押し寄せ、また、去って行くという永い冬を感じました。

5月になると、線路の脇のあらゆる所に「ふきのとう」が顔を見せて、釧路・根室には「みずばしょう」の花が湿地帯で満開になります。「ヤチボウズ」というムーミンの世界に出てくる様な藁のような妖精が木々の根元に群生していました。ふわふわとしているそうです。釧路から根室までの花咲線では、食べ物を求めて鹿の大群が線路を渡ります。
勿論、汽車は汽笛を鳴らして停車します。早く渡り終わってね。という感じでした。話題の旭川の旭山動物園に行きました。ゴマちゃん、ペンギンさん、しろくまくん、トラさん、様々な鳥達、おさるさんもみんな、自然の中で元気に生きていると感じました。

6月は青森の八戸へ、アメリカンフェスティバルが開催され賑わっていました。
青函トンネルは長い時間をかけて通りましたが、黄色と青のランプ以外は何も見えず、普通のトンネルだったので、ちょっと残念でした。
新緑が目に優しく、函館では八重桜が満開でした。田園には鴨やカモメもいて、自然がいっぱい、青い森が多いから「青森?」なんて感じました。
根室には濃霧が発生して霧の街に化していました。北風が寒く、4枚着てカイロを入れていました。

7月は、空から見下ろす北海道の大地にも青々とした、緑の大平原がありました。旭川から富良野へ向かい、富田ファームへラベンダーを見に行きました。
例年より6月が寒かったせいで、早咲きのラベンダーも5分咲きでした。
中富良野からノロッコ電車に乗って再び旭川へ。田園風景は心の安らぎを呼び起こします。
今回は釧路からレンタカーを借りて、少し寄り道をしました。
牡蠣で有名な厚岸のコンキリエにて、炭火で大きな牡蠣を食べ、大満足でした。
更に根室に向かう途中、キタキツネさんに遭遇、獲物を加えて土の中に埋める様子が観察できました。
根室から中標津空港までの車での一人旅は最高で、牧場の牛達を見たり、大平原の空気を満喫したり、通称タテフジというお花の紫・ピンク・薄紫などの季節の植物を鑑賞しました。
偉大で・強大で・雄大で・広大な、素晴らしい大自然の生み出す豊かな自然。
厳しい自然だからこそ、生まれる素晴らしい景色たち。
北海道は私達に、命の洗濯と心の浄化を約束してくれます。

第2章 思い出( 2 / 6 )

北海道・旅のメロディー

 JR帯広→釧路。十勝川の河原に牛が放牧されている。鮭のいる様な澄んだ水。JR池田駅から見えた観覧車側の木々は赤く紅葉していた。草を丸めたボールが沢山整列して並び、青いビニールシートを帽子の様に被されていた。農家の庭には、犬が2匹のんびりと日向ぼっこ。空には絹雲が靡いている。木々が輝いている。土の茶と緑の絨毯。遠くに見える青い山脈、赤い屋根の中にいるのは、牛?それとも馬?サイロが所々に見える。雄大な自然は心を洗ってくれる。   車窓からの景色

釧路バス 釧路→根室。ホクレンのトラックの荷台に牛が乗っていた。緑の草原に牛の放牧が・・・。牧場に馬がのんびり寛いでいる。厚岸で海が見える。厚岸駅は国道243号線に隣接している。水平線が見える。大きなカモメの飛行が見える。釧路より厚岸の牡蠣の方が大きいらしい。焼き蟹・焼き牡蠣の看板が並んでいる。波打ち際にカモメがお昼寝。海沿いの家の屋根にカモメがいっぱい。「動物横断注意」の看板有り。浜名町には牧場が多く、小屋の中には牛がいっぱい。緑の平原が広がる。国道44号線は、どこまでも真っ直ぐで、両脇には緑の平原、草原、牧牛、丘の木々が果てしなく広がっていた。
       バスの車窓より

路線バス 根室→中標津空港。
紺碧の海・水平線・カモメの整列・白波・鹿マークの”動物注意”の標識。北海道のカラスはやや小ぶり。快晴の空、太陽が直線に光線を投げかけて、紫外線を強く感じる。緑の平原に森の木立は、ドラゴンクエストⅣを思い出させる。厩舎の側で、大きな犬が見張り番をしている。牧場には牛や馬がモーニングを食べている。森には妖精が住んでいて、今にも姿を見せそうだ。サイロが見える。林は1列ずつに木々が並び、森は木々が大きな島を作っているようで、その違いが良く判る。雄大な自然は誰もかなわない。ミルクの里"別海"、雪印の看板も・・・。
人生は、メトロノームの様でいい!

JR札幌→室蘭→苫小牧:スーパー北斗。
札幌の朝はオレンジ色に輝いていた。晴れの天気予報なのに、さざ波の様な雲間から太陽が覗いている。黄色に染まった木々が渋いグリーンとベージュの木々との間で目だっている。緑の草原は今まだ雪を見ない。たまに赤く染まる木々が目に留まる。今月も見れたね。緑の草原・サイロ・山吹色に染まった小高い丘・収穫を終えたチャコールグレーの土壌。すすきの様な草が薄茶色になって風になびいている。札幌は風が無いところらしい。
とびっことは、とび魚の子。札幌ファクトリーのクリスマスツリーは、大きなもみの木。クリスマスのイルミネーションが煌びやかだ。今日は立冬。begin to winter。白樺の木、黄色い葉がチラホラ残って白い幹が目立つ。はっきり見えた山々が雲で見えなくなって遠くなった。サッポロビールの北海道工場。赤く染まるもみじの木が多い。千歳付近。 
北海道はでっかいどう。

JR苫小牧→函館、スーパー北斗の旅。
線路の枕木に白く残った雪。しっかりガードの身体以外に外気に当たる顔と耳が冷たい。東室蘭を過ぎて、白い大きな橋が見えた。名前は判らない。水平線が見える。雪空の下、冬の景色、風が強くて白波が立っている。空高くトンビが舞い、カモメが飛ぶ。砂浜にタムロするカモメも、地平線が地球は丸いと感じさせる。
長万部近くの川で、3羽の茶色い鴨を発見。"ガーコちゃん"はしづか家のお家言葉。少し走る毎に変わる天気。青空で太陽が眩しく感じたら水平線と一体になつた。灰色の空の下、時折後光の様に日が射してまた、雪の中に埋もれていく光。黄金色に輝く海面。山手には、ポツンと牛がいた。クリスマスツリーの様な杉や松の木。パウダースノーの木々や畑は、とても美味しそうだ。函館本線は海岸沿いを走る。水平線がどこまでも続いている。鴨の群れが海の上にプカプカ浮かんでいる。結構な団体さんだ。グリーンの首がとても綺麗だ。
森駅を過ぎて、白い犬と戯れる男の人。カモメの大群が波打ち際で同じ方向を向いて立っている。何をしているんだろう。山に雲が垂れ込んで、幻想的な光景だ。近くに見えた紅葉の木々に目が覚めた。
北の海は演歌が似合う

JR特急・おおぞら。札幌→帯広の旅。
緑の草原に山吹色に染まる山。緑の木立、牛の放牧、茶色い大地。遠くに見える山脈何処までも続く平原。夕張メロンの看板、ビニルハウスの中にメロンが!?大雪山が雪化粧。トンネルを抜けると雪景色だった。雪を被った木々、川の中に飛び石のような雪の塊。車の轍だけが、黒く2本のラインを作っている。帯広は豚丼が有名。ビジネスホテルには、モール温泉という、とろっとしたいい湯があった。
 人も湯も暖かかった

JRおおぞら、帯広→釧路。花咲線、釧路→根室。池田町の観覧車。オレンジ色の林。緑の絨毯。秋の池田町も、もうすぐ冬がやってくる。緑の丘の上に立ち並ぶチャコールグレーの木々、遠くに見えるススマードをかけたような絵と同じ。阿寒川、釧路川、透き通っている透明度。釧路に近づくと、海が見えた。青い空の下、太陽に輝く海面が眩しい。JR釧路から1両編成の花咲線に乗る。座席が動かない。ストーブがある。テーブルがあったりする。再び北海道の風景が広がる。厚岸の近く。昼近くになると、放牧の牛達も座ってお昼寝タイム。日を背にして犬が家のガラス窓に向かって座っている。白樺林、緑の草原、オレンジとグリーンのコントラストの山々。全てが輝いている。青い空に雲で描かれた大きな十字架。何かを私に物語っている様な気がする。えぞ松、えぞ杉、ベージュの原っぱとのコーデイネイト。雄大で偉大で広大な自然が私の感性を呼びさましてくれる。片時も眠れない北の大地、北海道の旅。牛が走ったり、草を食んだり、小休止していたり。のんびり、ゆったり北海道タイム。お天気に恵まれて、眩しい海面、遠くに見える水平線、遥か遠くに白鳥が見えた。海と山と平原が一望出来る。車両の正面から真っ直ぐ続く線路が見える。浜中駅近く。茶と白の馬が2匹。どちらもかなり道産子っぽくて、ダイナミックな身体つきだ。白樺の中で北キツネが駆けていた。木の上には、見たことの無い鳥が停まっていた。厚床に近づくと牧場にいる牛や馬が増えて来る。緑の草原、ベージュの草原、オレンジの並木、白樺の木の上の方が赤茶っぽく燃えている。ダークブラウンの畑と黄土色の土。空の青さが川面に映える。
北海道鉄道の旅は、自然の中のサファリパークです

根室:白鳥台センター。花咲ガニの鉄砲汁、お魚のにこごり、新鮮な魚介類。北の大地ならではの、ステキなお食事。白鳥の湖の様に、2羽、3羽と水面に群れになって泳いでいる。丹頂鶴が2羽。沢山の白鳥が群舞の様に広がっている。お土産に手彫りの梟と白鳥を買った。梟のフクちゃんは、いまも大阪のしづかのお気に入りバーのカウンターに座っている。自然を愛し自然と共存している北の国、
北海道の旅である

空港バス 根室→中標津空港。
雪交じりの暗い空。それでも白鳥はいる。しま梟は根室の守り神。皆、とても大切にしている。白鳥台には、しま梟の大きな木彫りの人形があって「優しく撫でると幸せになる」と書いてあるので、なでなで。雪で冬景色になって来た。やはり北海道だ。バスの中は暖かい。いい景色を車窓から眺めると疲れも吹っ飛んでしまう。これから、厳しい冬がやって来る。厚床を過ぎて牧場が多くなると、雪の中に牛が道路の直ぐ傍までやって来て私を見ていた。2匹の鹿が道路脇にいた。自然のクリスマスツリーがいっぱいだ。根室では、お家にクリスマスツリーは無いせしい。自然にはかなわないもの。新しい発見や発想は自然と接する所から始まる。そして、人の優しさも。
別海には、明治も雪印も、そして、ヤマギシもある。銀世界が繰り広げられる。緑の大平原が大雪原に変わって眩しい。雪の中を犬が歩いている。
自然は厳しく人の心を暖かくする

全日空 中標津空港→羽田空港。
滑走路から飛び立つ時に、今までの感動で胸がいっぱいになって涙が頬を伝う。天空からの景色は自然のキャンバスだ。雪が止んで太陽の日差しが暑い。窓からの景色は地図と同じ。雪化粧した大地の中で熔けた部分がジグソーパズルの様に見える。根室・花咲港・島々・・・。また来る日まで、さようなら。雲の絨毯の上を飛ぶ。ドライアイスの煙の様な、フカフカした蒲団状態。これが雲海。この雲の上で踊ってみたい。いつの間にか眠ってしまい、気が付くと、そこは東京だった。 
遠くて近い、早くて短い飛行機の旅

第2章 思い出( 3 / 6 )

仕事までの1ページ

JR神戸線

冷たい朝、天文台のある明石駅。日本の標準時間はセイコーの時計。

明石城のお堀には、ゆりかもめの群れが集まり、エサを与える人がやって来ると、一斉に飛び立ち集まる。そして、また、空を乱舞する。
灰色の空の下、白いコート姿が美しい。

水辺には、白鳥や鴨、水鳥たちがのんびりと過ごしている。
歩道にひしめくハト達も、のどかな空気に包まれている。
大型トラックが雪を積んで走っている。車体の回りには、ツララがぶら下がり、
ナンバープレートまで雪が凍り付いている。

駅の線路には、長距離列車から降ろされた雪が所々で山になり、気温の低下で、そのまま凍っている。冬将軍が猛威を奮っている。
街にはチラホラと梅の花が咲き始めた。
この寒さを通り抜ければ、やっと春がやって来る。  

シベリア寒気団

シベリア寒気団の到来で、節分前に都心に雪が、晩には凍りつく冷たい風が
肌に痛い。空気が澄み切ってイルミネーションが綺麗に見える。
建物・ツリー・看板のネオンサイン・川のほとりの灯り・工事中の赤い点灯まで、キラキラと輝いている。
明石大橋は虹色に光り輝き、2つの神戸マークがクッキリと山から点灯している。黒い海に光は少ない。きっと時化ているのだ。

第2章 思い出( 4 / 6 )

御殿山ヒルズ

御殿山ヒルズ ラフォーレ東京

1Fのなだ万で、ひとりお食事。
「湯剥きトマトと水菜」・・・\840-オリジナルドレッシングとブラックペパーがとても美味しい。
「峰岡豆腐」\630-ごま豆腐だが、牛乳と生クリームがとてもまろやかで爽やかさを演出。
「ふんわり出し巻玉子」\945-玉子の量がふんだんで、ボリューム大。
生ビールをグラスで頂く。よく冷えていて美味しい。

ガーデンの中に清水があり、お寿司とてんぷらコーナーに分かれている。

マネージャーはじめ、チーフやスタッフの対応はとても良い。

宴会でお寿司とてんぷらの盛況時に遭遇したため、まかなえない注文もあったが、青菜のお浸しをお詫びに一品持ってこられた。気遣いは流石。

シモンズベットは身体にとても優しい。
アメニティグッズも整っている。
基本的には、シングルは無く、ダブルorツインのシングルユースが多い。
一休.comで、\17.000-のプランは格安でもあるが、ホテルの対応は
値段は同じで、ワンランクアップの19階角部屋のダブルにして下さり、
リラックスチェアのある素晴らしいお部屋だった。
ミネラル(クリスタルガイザー)が2本、無料で提供されている。

週末の金曜日とあって、宴会場も予約で大盛況、こんな時の対応の素晴らしさがリピートに繋がる可能性はかなり高い。
二日酔いにもかかわらず、一品を頼むとむかえ酒をしてしまう。
お食事の後の、熱いお茶が身体にとても優しかった。

クリスマスのイルミネーションが街中に輝き、ターミナルやホテル、
ショッピングセンターなどのモニュメントとしての、大きなクリスマスツリーが
個性をひしめき合っている。

今年はいくつのイルミネーションとクリスマスツリーがカメラに
ゲット出来るかが楽しみだ。

あかね しづか
シャボン玉ムーン
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