嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第1巻(完結)

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記事5 感覚麻痺とは?

こんばんは。

感覚麻痺について書きましょうね。

とはいえ、感覚麻痺って

実際には目に見えにくい状態ですので

最近ではVASを用いて大まかな状況を把握することが

多くなっているようです。

しかし、実際には感覚麻痺といっても

いろいろな症状の集合体であり

それを左右するものも多種多様であることはいうまでもありません。

具体的には

糖尿病が基礎疾患にあったりすると

それだけで末梢神経障害も考えられることになり

片麻痺での感覚障害が乗ってしまうと、鑑別も面倒になるのです。

というように

麻痺そのものもよくわかりにく現象であり

さらに神経伝道路の区別により

感覚麻痺は

表在感覚(触覚、圧覚、痛覚、温度覚、、、、)

深部感覚(運動覚、位置覚、、、)

さらに複合感覚などに分類できますので

できるだけ具体的に麻痺の状況を理解できるように精査すべきです。

そしてまた

異常感覚としてのシビレというものにも左右されますし

人によっては、麻痺そのものをシビレなどとして訴えることも

ありますので、そのあたり、表現上のニュアンスなどにも

留意すべきです。

で、今日の肝なんですけどね。

片麻痺の感覚障害は、急性期であって症状の改善が認められる

ということはありうることなんですが、通常一般的には

改善はしないということが通常です。

でも、それは正しくはないと思います。

いやいや、改善するということを断言していることでもありません。

???

感覚に対する受容器の感度が若干高くなる可能性が残されている

ということなんです。

???

このことについては、いずれ項目を変えて説明しますけれど

ここでは、感覚障害に対しても、ある程度の症状の(見かけ上)改善は

十分にありうる。ということだけ頭にいれておいてくださいね。

今日はここまでにしますが、次回はもう少し感覚障害の状態に

ついても言及してみましょうね。それでは。

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記事6 号外です。

こんばんは。

世の中で片麻痺症状に苦しんでいる人は数あまたです。

でも、はっきり申し上げますと

その中の相当の割合で、それが何割とはいえませんが

間違いなく医療的な対応の遅れの結果

後遺症に苦しんでいいるという事実は

どこにも語られていません。

なぜなんでしょうか?

それだけ、日本の医療、そしてリハビリという考え方には

疑問の残る対応が隠されています。

後遺症さえ作らなければ、そして進行を予防できれば

今よりも明らかに、後遺症で苦しむ人、そして後遺症状は

少なくてすむはずです。

でも、そういうことを伝える記事をみたことがありません。

悲しいことだと思います。

表面しかみないことにより、本来はもっと良くなるはずの

そしてよくならなければいけない症状を

少しでもラクに短期間に改善させる、そういうことも

現実に存在しているなずなんです。

私はそこにあえて挑戦していますし、日常的に結果を残しています。

ですから、しばらく、当ブログの記事を参考に

多少でも片麻痺症状が改善されることを期待しています。

断定するまでには至りませんけれど

そのくらいの経験をもっていますので

あとは信じる信じないはあなた次第です。

ということで、今日は号外のみの投稿としておきましょう。

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記事7 号外記事です。

こんばんは。

さっき、感覚障害の続きを書いていたんですけどね

無線が切れまして、お釈迦になってしまいました。

ほんと無線のパソコンって勘弁してほしいときがあります。

停電とかなら仕方ないけど

勝手に切れやがって、ぷんぷん。

ということで

1から出直し 気分転換です。


よくある怒りたくなる話です。

私は老人保健施設およびそこに併設されているデイケアで

所長をしています。作業療法士です。


で、お客様は誰がどう考えても

病院でのリハビリは終了した人ですよね。

そういう人が

どうして老人保健施設ごときの

専門職員は少ない、施設基準もお粗末な

そして、大体1週間に2回くらいしかできない

そういうリハビリで

病院にいたときよりも

状態が良くなる人があるんでしょうか?

金返せ! 病院の関係者!

高い金ばかりかせぎやがって

ちゃんと仕事しろよ!


と声を荒げたくなるようなお客様が

相当の割合でおられます。まさしく気の毒で仕方ありません。

皆さんはどう思われます?

本当にそういう事実は

日本中いたるところで起こっています。

でも、誰もそういうことを正しく伝えようとはしません。

こんなことでいいんでしょうか?

なぜ、こういうことが起こっているのか

こんなことも、いずれ投稿しますけれどね。

ま、とにかく1日最低1本は投稿します。

きっと役に立つ情報があると思いますので

もし、皆さんの周りに片麻痺で、いろいろな状況でお過ごしの方が

ありましたら、教えてあげてください。

私はお客様、患者様の味方です。

知識をひけらかすような医療関係者としての目線では

投稿はしていないつもりです。

では、また明日、明日は無線さえ切れなければ(笑)

感覚障害は心が折れましたので

違う話題を投稿します。創刊号に一応目次的なものを

入れてありますので、その流れで書いていきますけどね。

おやすみなさい。

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記事8 麻痺回復を阻害する後遺症とは?

こんばんは。

本当は感覚障害についてもう少し書けばいいんですけどね。

どうも一度投稿に失敗すると

なかなか、気力が出てきません。

ということで

一旦、先に進めましょう。

今日は、回復を阻害する後遺症について書きます。

はっきりいってこれは

関節運動制限、つまり拘縮につきると思います。

これさえ起きなければ

相当の片麻痺患者さんは

少なくとも平均して

ブルンストロームステージで1段階くらいは

ステップアップできているものと考えてよいと思います。

事実、そういうお客様を、毎日のようにみているわけですから

信じるも信じないもあなた次第になりますけどね。


関節運動制限、しつこいですけれど

拘縮(こうしゅく)が起きる原因は一体なんなんでしょうか?

少し長くなりますので、ここからは、続きを読む

に移行しますね。では。

 

 

拘縮の原因で、一番は不活動の状況を真っ先に思い浮かべると

思いますけど、ほかにも厄介なことがかなりあります。

左右の非対称の姿勢や動作です。

???

まあ、いいでしょう。

左右非対称になるとバランスが崩れます。

そのために、バランス反応という緊張状態が強まり

結果として、筋肉の収縮がずっと起こっていることになります。

それは同時収縮ということなので、結果として、関節を自在に

動かすということに、抵抗感が大きくなり、次第に運動範囲を

狭めることになるのです。

さらに、健側の過剰な努力による連合反応というものも見逃すわけ

にはいきません。

これらが持続的に身体に起こることにより、

ますます悪循環に陥ってしまい、左右非対称がさらに進行するよう

になります。

そして、左右非対称を、全身で微調整するように、身体には色々な

変性とか変形が認められるようになります。

したがって、一番大事なことは、まずもって関節運動制限という

ものを、できるだけ起きないようにしなければいけないということ

になるのです。

今日のところはさわりだけにしておきますけどね。

ほぼ毎日投稿の予定ですので、いずれしっかり書きますね。

では。おやすみなさい。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
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