脳卒中 間違いだらけの認識への警鐘(完結)

序章 片麻痺はよくなるものである!( 1 / 6 )

その1 管理者から見た片麻痺のお客様の実態 その教科書とのギャップとは?

皆さんは、片麻痺に興味があるものとして

お読みいただいていると思います。

管理者は、27年目の作業療法士しておりますが

はっきり申し上げますと

片麻痺のお客様は、非常に悪い状態、つまりは全身所見を

リハビリが介入して、そして、構築してしまったものと

断定して構わないという、結論にたどりつきました。

 

詳しくは、管理者のブログにもいくらでも紹介しておりますが

ここでは、もっと平たくわかりやすく

その実態を紹介しておきます。

 

管理者は、介護保険の現場で働いております。デイケアの所長兼作業療法士として

多くのお客様の対応をしております。

つまり、対象となるお客様は、すでに慢性期です。病院でのリハビリは終了しているわけです。

、、、、

病院のリハビリが終了しているということは

医療として、位置づけられているのですから

その後に、仮に、お客様の麻痺などの状態が改善するということは

実は、あってはならないこととすべきです。

 

お客様は、好き好んで病気を発症したわけではなく

そして、治療は、全国どこでも、同じ水準の対応をされる権利があるわけです。

ですから、たとえば

専門職がいるとかいないとか、病院によっては

いくらでもリハビリ不在なんていうことはありますが

お客様の麻痺を良くするのは

別に

リハビリ専門職でなくてもいいんです。

むしろ、特に片麻痺については、リハビリがお客様を

壊していると判断してしまってほしいわけです。

 

ここが、とんでもない固定観念の支配であると考えます。

そして、思い込みを排除すると見えてくる世界があるんですね。

、、、、

管理者の経験上、いくらでも、お客様は改善を認めるんです。

いつまでも、良くなっていく人はおられます。

それは、過去の経験ではなく、現在の実践について断言できるんですね。

ここで申し上げておきますけど

管理者は、あえて、片麻痺で説明していますし、これからも

片麻痺中心に説明していくわけですが

管理者の対応は、大抵、病気、疾患、怪我などに関係なく

オールマイティーなものであると信じております。

ですから、片麻痺以外のお客様にも、同じように見かけ上の病状と思われる所見は

いくらでもコントロールできると考えているんです。

 

ま、あまり抽象的になってしまってもいけませんが

経験上、片麻痺というのは良く、数値的に、段階として説明されることがありますけど

管理者の判断として

通常は、6段階とか12段階とかで説明されますけど

6段階であれば、最低でも1段階程度

12段階であれば、最低でも2段階程度

さらなる改善があると思うんですね。

、、、、

いえいえ、あくまでも最低ということで判断しています。

ですから、管理者の見解としては

管理者の判断として、対応をしていることの結果

従来の対応では、すでに症状固定とされている状況よりも

さらなる回復が得られるものと思っています。

もちろん、全症例とはいえませんので、その点は誤解のないようにお願いします。

 

????

病院のリハビリは、管理者の対応に明らかに敗北していると思います。

そして、それでも、従来法が継続して対応され

お客様は、見かけ上の問題を、病気の進行があるはずがないのにもかかわらず

時間経過につれ

どんどんと、姿勢不良を悪化させていくのです。

この問題は、どこにも取り上げられないで放置されているんです。

実に忌忌しき問題であるとして、皆さんには意識してお読みいただきたいと

お願いしたいわけです。

良くなるものを良くしないでも、それでいいのでしょうか?

そして、専門職は、自分たちの資質向上ができている、最善の対応をしていると

いつでも、思い込み、何もしてこなかったという歴史があるのです。

もはや、そのような時代は終結しています。

一緒に、ラクに良くなる方法を考え、実践してみてほしいわけです。

 

序章 片麻痺はよくなるものである!( 2 / 6 )

その2 全世界を敵に回してもお客様には良くなっていただきましょう!

リハビリの世界というのは、旧態依然とした体質の塊のようなものです。

言い換えれば、どこかの国技とされているものと、本質は変わらないと考えます。

 

いきなり過激な内容ですけどね。

片麻痺のリハビリを牛耳っているものがあるわけです。

問題の本質は、いくつかあるわけですけどね。

第一に、間違った回復の考え方です。つまり、教科書的に、片麻痺の回復を鵜呑みにすると

とんでもないことになるということです。

管理者は、すでに、片麻痺の回復に関しては、独自の判断において

通常の回復とされている状況には、過小な判断がありすぎると断言しておきます。

 

つまり、良くなる人は、さらに良くなるという可能性が非常に高いわけですね。

それを無視していては、実際は、良くならないということになるだけなんです。禅問答みたいですけどね。

 

さらに、片麻痺の問題というのは、何に起因しているのかといいますと

今までもブログでは、時々説明していますけど

リハビリの対応方法が、理学療法と作業療法に住み分けされていることなんです。

つまり、お客様への対応は、理学療法は自分たちの都合のいいように対応する。

そして、作業療法は、その都合のいいような

理学療法の対応に反論することもなく、つまり、基本的な事項がわかっていないのに

不良品を生産するラインに乗ってしまったお客様に

さらに、それでも、新たな角度から対応を加えているということがあるんですね。

 

????

最初ですから、雰囲気だけ分かっていただければいいと思うわけです。

つまり、お客様を全身的に、とにかく、元の状態をキープしていくということを

リハビリでは対応することが、おざなりにされていると思います。

で、それは、結局、最初に戻るんですけど

そのことが日常化すると、教科書的な片麻痺の回復と一致するだけのことなんです。

、、、、

、、、、

管理者の見解は、これらに真っ向反対なわけです。

教科書的な回復は信じないでいます。

お客様への対応も、非常にいい加減なんですが、全身をまんべんなく

調整しているだけなんですね。

しかし、経験からは、一部のお客様を除いては、ほぼ間違いのない結果を

残せるものと確信しているわけです。

ですから、特に管理者の方法論には

医学的な知見をできるだけ排除していますし、不要とさえ思いますけど、それでも

皆さんを論破していく自信があるわけです。

 

では、どんどんと、話を進めていくこととしましょうね。

序章 片麻痺はよくなるものである!( 3 / 6 )

その3 感覚障害そのものもなぜか回復する事例が多い(経験上)

現在、お試し読みのページを作成しております。

もっとも、この時点で、核心となる記事はさすがに書けませんので

さわり程度に書いていきますけど。

、、、、

片麻痺の問題というのは、機能的なことで説明すれば

運動麻痺、感覚麻痺、言語的な問題、そして高次脳ということに区分されると思います。

で、リハビリとなりますと

理学療法、作業療法、言語療法というように対応されていくのが

通常なんですけど。

しかし、実は、感覚障害というのは、定量的には評価ができにくいわけです。

そして、他人の感覚の問題となりますから

客観的に判断することは、非常に困難であるわけですね。

したがって、お客様には、主観的にどのような強さであるかとか

自己評価するという手法も、しばしば用いられるわけですが

それでも、有効な治療ということでは、いかんせん、はっきりしないと思うんですね。

、、、、

感覚であるがために、いたしかたない状態とすれば、それまでですけどね。

、、、、

、、、、

ですが、管理者の経験上は、実は、感覚障害というものが、改善している事例に

いくらでも遭遇するわけです。

といいますか、ある程度は、お客様の感覚障害は

多少なりとも改善を認めても当たり前であると認識しているんです。

????

で、そのメカニズムを説明せよ!

となると思うんですけどね。ここでは説明はいたしません。

しかし、管理者手法といいますか、対応の結果

感覚障害が実際に良くなるというのは、紛れもない事実であるわけです。

、、、、

ですから、結果として、感覚障害が良くなるということは事実として存在している。

とだけ、申し上げておきます。

詳しいことは、もちろん、ブログにも書いてありますが

ここは、お試し読みページとして、これ以上は、割愛させていただきます。

また、いずれ後半に説明していきますね。

序章 片麻痺はよくなるものである!( 4 / 6 )

その4 なぜ従来のリハビリでは、麻痺の回復を存分に促せないのか?

 片麻痺のリハビリが、どうにも従来からの対応方法では、しっかりと結果を

出せないと思うわけですが、その理由については、過去にブログでも多数

投稿してきたところですが、あらためてシンプルに説明しようと思います。

 問題は、初期設定にあると思っております。

 ????

 ????

 何が初期設定であるか? 

 このことに気づくと、片麻痺の見方はおそらく180度変わると思うんですね。

 つまり、こういうことを意識してほしいわけです。

 例として説明申し上げますが、私も信州で育ってきましたが、特に山間地の

高齢者の方には腰の曲がりが極端になっている人も多いと思うわけです。

 ですが、都会の人たち、高齢者に、腰がそれほど曲っている人は、山あいに

暮らす高齢者の腰の曲り具合と比べれば、それは、明らかに統計的に少ない

と考えるわけです。

 ????

 つまり、あくまで、管理者の仮説ですけど、腰の曲るというのは、日常の

生活環境として特に傾斜地に暮らす人と、平坦な場所に暮らす人では、

明らかに、重力の影響を受けた結果として、姿勢の問題が引き起こされている

のではないか? ということです。

 ????

 つまり、健康な状態であったとしても、山あいの傾斜地において、

畑や田んぼ、あるいは果樹というような生活を送っていると、通常の平坦な

土地での作業よりも、身体を傾斜に負けないように持ちこたえる力、

筋の収縮としてもいいと思いますけど、それは、明らかに、平坦な場所での

作業などと比べれば、極端に強く持続している必要があると思うんですね。

 すると、身体というのは、どんどんと、その環境に適応していくようになって

いますので、その結果として、腰も曲りやすい状態になるものと推測するわけ

です。

 ????

 それが初期設定と何の関係があるのか?

 良く考えてほしいわけですが、片麻痺のお客様には、発症直後の身体状態

というものを本当に初期設定値として認識し、インプットしているのか?

 という大問題があると考えています。

 、、、、

 、、、、

 ここでは、仮説的に大胆に説明しますが、つまりは、片麻痺のお客様の

麻痺の回復には急性期の安静の状態にみられる、全身の所見が初期設定に

なっているべきであると思います。ただ、それだけなんですけどね。

 ????

 つまり、管理者が申し上げたいことは、

片麻痺のお客様には、当然、身体を動かすようになってからは、様々な身体の

変化がみられるわけですけど、それは、病気のせいではない!

それは、明らかに重力の影響を受けて、なおかつ、全身を動かすことを、

非麻痺側だけに過剰な努力をさせるからである! ということなんです。

 皆さんは、特に、このことを意識することはないと思うわけですが、

実は、このようなことが片麻痺の医療としての研究には、見落とされたままに

なっているのです。

 そんなはずはないだろう!

 というのが、一般の見解であると思います。

 皆さんはいかがお考えでしょうか?

 、、、、

 片麻痺の回復を促すというのは、目に見える全身状態の変化を追いかけ、

その動きの出現を正常化させていくことが、王道のように思い込んでいるだけ

なのです。それは、事故の後処理と感覚は全く一緒です。後手後手の対応で

あると思います。

 管理者は、全身状態というものは、特に動き、随意性で考えるのではなく、

いかに急性期に身体の緊張状態は弛緩傾向にあり、その筋緊張は、別に

亢進しなくても良いものであると考えているんですね。

つまり、身体全身の筋緊張は常に最善、最良になっていることを維持出来る

はずであるということから、片麻痺の回復を検証しようとしているんです。

 そうすると、教科書的な麻痺の回復の説明が、お客様には適用できなく

なるんですね。

 ????

 強引にまとめてしまいますが、教科書が正しいのであれば、

教科書どおりに片麻痺の回復がみられるはずです。そして、それ以外の

回復はありえないことになるんです。

 しかし、そうであったとして、教科書以外の回復を認めるとしたら、

それは、教科書では説明ができないことになります。

つまり、教科書的回復は間違っていることとなるのです。

 、、、、

 管理者は、常に、そのようなお客様の実情を目の当たりにしております。

 教科書が間違っているとして、では、何が真実であるか? そのことを、

皆さんと一緒に考えてみたいと思うわけです。これは事実であり、

どこのリハビリの文献にも、管理者が唱えているように、お客様の調整を

行っているものは、何一つないのです。信じる信じないは皆さんに

おまかせしますけど。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
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