脳卒中 間違いだらけの認識への警鐘(完結)

序章 片麻痺はよくなるものである!( 2 / 6 )

その2 全世界を敵に回してもお客様には良くなっていただきましょう!

リハビリの世界というのは、旧態依然とした体質の塊のようなものです。

言い換えれば、どこかの国技とされているものと、本質は変わらないと考えます。

 

いきなり過激な内容ですけどね。

片麻痺のリハビリを牛耳っているものがあるわけです。

問題の本質は、いくつかあるわけですけどね。

第一に、間違った回復の考え方です。つまり、教科書的に、片麻痺の回復を鵜呑みにすると

とんでもないことになるということです。

管理者は、すでに、片麻痺の回復に関しては、独自の判断において

通常の回復とされている状況には、過小な判断がありすぎると断言しておきます。

 

つまり、良くなる人は、さらに良くなるという可能性が非常に高いわけですね。

それを無視していては、実際は、良くならないということになるだけなんです。禅問答みたいですけどね。

 

さらに、片麻痺の問題というのは、何に起因しているのかといいますと

今までもブログでは、時々説明していますけど

リハビリの対応方法が、理学療法と作業療法に住み分けされていることなんです。

つまり、お客様への対応は、理学療法は自分たちの都合のいいように対応する。

そして、作業療法は、その都合のいいような

理学療法の対応に反論することもなく、つまり、基本的な事項がわかっていないのに

不良品を生産するラインに乗ってしまったお客様に

さらに、それでも、新たな角度から対応を加えているということがあるんですね。

 

????

最初ですから、雰囲気だけ分かっていただければいいと思うわけです。

つまり、お客様を全身的に、とにかく、元の状態をキープしていくということを

リハビリでは対応することが、おざなりにされていると思います。

で、それは、結局、最初に戻るんですけど

そのことが日常化すると、教科書的な片麻痺の回復と一致するだけのことなんです。

、、、、

、、、、

管理者の見解は、これらに真っ向反対なわけです。

教科書的な回復は信じないでいます。

お客様への対応も、非常にいい加減なんですが、全身をまんべんなく

調整しているだけなんですね。

しかし、経験からは、一部のお客様を除いては、ほぼ間違いのない結果を

残せるものと確信しているわけです。

ですから、特に管理者の方法論には

医学的な知見をできるだけ排除していますし、不要とさえ思いますけど、それでも

皆さんを論破していく自信があるわけです。

 

では、どんどんと、話を進めていくこととしましょうね。

序章 片麻痺はよくなるものである!( 3 / 6 )

その3 感覚障害そのものもなぜか回復する事例が多い(経験上)

現在、お試し読みのページを作成しております。

もっとも、この時点で、核心となる記事はさすがに書けませんので

さわり程度に書いていきますけど。

、、、、

片麻痺の問題というのは、機能的なことで説明すれば

運動麻痺、感覚麻痺、言語的な問題、そして高次脳ということに区分されると思います。

で、リハビリとなりますと

理学療法、作業療法、言語療法というように対応されていくのが

通常なんですけど。

しかし、実は、感覚障害というのは、定量的には評価ができにくいわけです。

そして、他人の感覚の問題となりますから

客観的に判断することは、非常に困難であるわけですね。

したがって、お客様には、主観的にどのような強さであるかとか

自己評価するという手法も、しばしば用いられるわけですが

それでも、有効な治療ということでは、いかんせん、はっきりしないと思うんですね。

、、、、

感覚であるがために、いたしかたない状態とすれば、それまでですけどね。

、、、、

、、、、

ですが、管理者の経験上は、実は、感覚障害というものが、改善している事例に

いくらでも遭遇するわけです。

といいますか、ある程度は、お客様の感覚障害は

多少なりとも改善を認めても当たり前であると認識しているんです。

????

で、そのメカニズムを説明せよ!

となると思うんですけどね。ここでは説明はいたしません。

しかし、管理者手法といいますか、対応の結果

感覚障害が実際に良くなるというのは、紛れもない事実であるわけです。

、、、、

ですから、結果として、感覚障害が良くなるということは事実として存在している。

とだけ、申し上げておきます。

詳しいことは、もちろん、ブログにも書いてありますが

ここは、お試し読みページとして、これ以上は、割愛させていただきます。

また、いずれ後半に説明していきますね。

序章 片麻痺はよくなるものである!( 4 / 6 )

その4 なぜ従来のリハビリでは、麻痺の回復を存分に促せないのか?

 片麻痺のリハビリが、どうにも従来からの対応方法では、しっかりと結果を

出せないと思うわけですが、その理由については、過去にブログでも多数

投稿してきたところですが、あらためてシンプルに説明しようと思います。

 問題は、初期設定にあると思っております。

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 ????

 何が初期設定であるか? 

 このことに気づくと、片麻痺の見方はおそらく180度変わると思うんですね。

 つまり、こういうことを意識してほしいわけです。

 例として説明申し上げますが、私も信州で育ってきましたが、特に山間地の

高齢者の方には腰の曲がりが極端になっている人も多いと思うわけです。

 ですが、都会の人たち、高齢者に、腰がそれほど曲っている人は、山あいに

暮らす高齢者の腰の曲り具合と比べれば、それは、明らかに統計的に少ない

と考えるわけです。

 ????

 つまり、あくまで、管理者の仮説ですけど、腰の曲るというのは、日常の

生活環境として特に傾斜地に暮らす人と、平坦な場所に暮らす人では、

明らかに、重力の影響を受けた結果として、姿勢の問題が引き起こされている

のではないか? ということです。

 ????

 つまり、健康な状態であったとしても、山あいの傾斜地において、

畑や田んぼ、あるいは果樹というような生活を送っていると、通常の平坦な

土地での作業よりも、身体を傾斜に負けないように持ちこたえる力、

筋の収縮としてもいいと思いますけど、それは、明らかに、平坦な場所での

作業などと比べれば、極端に強く持続している必要があると思うんですね。

 すると、身体というのは、どんどんと、その環境に適応していくようになって

いますので、その結果として、腰も曲りやすい状態になるものと推測するわけ

です。

 ????

 それが初期設定と何の関係があるのか?

 良く考えてほしいわけですが、片麻痺のお客様には、発症直後の身体状態

というものを本当に初期設定値として認識し、インプットしているのか?

 という大問題があると考えています。

 、、、、

 、、、、

 ここでは、仮説的に大胆に説明しますが、つまりは、片麻痺のお客様の

麻痺の回復には急性期の安静の状態にみられる、全身の所見が初期設定に

なっているべきであると思います。ただ、それだけなんですけどね。

 ????

 つまり、管理者が申し上げたいことは、

片麻痺のお客様には、当然、身体を動かすようになってからは、様々な身体の

変化がみられるわけですけど、それは、病気のせいではない!

それは、明らかに重力の影響を受けて、なおかつ、全身を動かすことを、

非麻痺側だけに過剰な努力をさせるからである! ということなんです。

 皆さんは、特に、このことを意識することはないと思うわけですが、

実は、このようなことが片麻痺の医療としての研究には、見落とされたままに

なっているのです。

 そんなはずはないだろう!

 というのが、一般の見解であると思います。

 皆さんはいかがお考えでしょうか?

 、、、、

 片麻痺の回復を促すというのは、目に見える全身状態の変化を追いかけ、

その動きの出現を正常化させていくことが、王道のように思い込んでいるだけ

なのです。それは、事故の後処理と感覚は全く一緒です。後手後手の対応で

あると思います。

 管理者は、全身状態というものは、特に動き、随意性で考えるのではなく、

いかに急性期に身体の緊張状態は弛緩傾向にあり、その筋緊張は、別に

亢進しなくても良いものであると考えているんですね。

つまり、身体全身の筋緊張は常に最善、最良になっていることを維持出来る

はずであるということから、片麻痺の回復を検証しようとしているんです。

 そうすると、教科書的な麻痺の回復の説明が、お客様には適用できなく

なるんですね。

 ????

 強引にまとめてしまいますが、教科書が正しいのであれば、

教科書どおりに片麻痺の回復がみられるはずです。そして、それ以外の

回復はありえないことになるんです。

 しかし、そうであったとして、教科書以外の回復を認めるとしたら、

それは、教科書では説明ができないことになります。

つまり、教科書的回復は間違っていることとなるのです。

 、、、、

 管理者は、常に、そのようなお客様の実情を目の当たりにしております。

 教科書が間違っているとして、では、何が真実であるか? そのことを、

皆さんと一緒に考えてみたいと思うわけです。これは事実であり、

どこのリハビリの文献にも、管理者が唱えているように、お客様の調整を

行っているものは、何一つないのです。信じる信じないは皆さんに

おまかせしますけど。

序章 片麻痺はよくなるものである!( 5 / 6 )

その5 はじめに片麻痺症状ありきという、あまりにもお粗末な思考!

 その4では、いかに片麻痺の麻痺回復が教科書のようになってしまうのか? という

ことを紹介しましたけど。さらに説明していきましょう。

 お客様が脳血管障害ということで、片麻痺を発症したとしますが、その急性期において

別に、ベッド上で、誰がみても明らかな片麻痺の所見であるとする、マンウエルニッケの

姿勢を呈するということはありません。

 そんな人がいるのであれば、見せてほしいわけですけど。

 実際に、片麻痺のお客様には、麻痺の回復、つまりは、随意性の改善が得られる、

得られにくい状態に関係なく、マンウエルニッケ姿勢というような身体的な変化を認める

ようになるんですね。

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 教科書的に考えますと、麻痺の回復過程に、マンウエルニッケ姿勢になるのは、別に

問題にはされないと思いますが、誰が考えても、マンウエルニッケ姿勢は、放ってしまうと

悪化進行していくように見えます。

 ????

 つまり、片麻痺が順調に回復していくのであれば、マンウエルニッケ姿勢、

腕を抱え込んだ、肩で風を切って歩くような、斜めにねじれた姿勢ですけど

一時的に、状態がみられたとしてもよいと思いますけど、実際には、そうではないという

事実が存在しています。

 ここで、あきらかな教科書との矛盾を指摘しておきます。

 管理者の受け持ちのお客様ですが、左麻痺ですけど。

すでにステージは上肢6を認める人がおられます。

しかし、この方は、不安定な姿勢、動作において、つまりは立位、歩行において

いつまでも、腕も抱え込んでしまうんですね。しかし、実際には、ご飯も両手で食べて

おられるのです。

 皆さんが、教科書的に片麻痺をとらえる、認識するのは、別に管理者としては

関係のないことですが、お客様には、こういう人が無数におられると思います。

それは、とても見逃すわけにはいかないですし、お客様の立場として

きちんと判断して、適切なリハビリを受けてほしいんですね。

しかし、はじめから、片麻痺の麻痺の回復は、明らかに教科書的になっていると

いまだに思われているんです。それは、最初からそういう思考であるということで

なければ、説明ができないんです。非常に危険な判断であると考えております。

いえ、お粗末な、陳腐な思考と思います。 

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
脳卒中 間違いだらけの認識への警鐘(完結)
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