• ストリップ

    久しぶりに現代日本を舞台にした深良の新作は、過激で皮肉で、暴力的な匂いが満載。
  • 花骸(はなむくろ)

    深良マユミの、平安王朝物語、第二弾。
  • 宇治の橋姫

    主人公の役職「衛門の督(えもんのかみ)」は、「源氏物語」の作中人物の「柏木」の役職でもあります。 「源氏物語」で女三宮と密通して罪の意識で悶死する青年です。 この小説での「衛門の督」は、一体?? 表紙は、世田谷の花屋「BLENDA」の山勢憲一郎さん提供です。
  • エウメニデス

    架空の大都市を舞台にした、深良マユミの最新作。「エウメニデス」とはギリシャ神話に登場する復讐の女神である。
  • 今度、きものを着よう その2

    ご好評頂きました「今度、きものを着よう その1」の続編です!
  • 今度、きものを着よう その1

    きものをこよなく愛する深良マユミが、ついにガイド本を書きました。ただし、着付け本ではありません。きものを選び、それを手入れするための豆知識といえば最もよろしいかと思います。 深良のきものフェチぶりは、デビュー作「クオドリベット」の主要人物が、人形町に店を構える老舗呉服店の若旦那ということからも明らかです。最近の「逆髪(さかがみ)」でも、語り手の老いた女流作家が「白大島」を着ています。 「その…
  • 夢見ごこち

    高校2年の天野瑤子が、真夏の東京タワーで出会った人物とは??? 深良の人気作品「僕がいなくてさびしくないの」のスピンオフ小説かもしれない小説。
  • 逆髪(さかがみ)

    女流作家の深津(ふかつ)は、昭和40年代に一世を風靡した小説家、戯曲作家、女優の鈴木るりかにインタビューするべく、彼女が隠遁している郊外のある寺院に赴く。 昭和51年に、薬物所持で逮捕されると言う衝撃的な事件を起こし、その後は完全に筆を断ったるりかの心理に興味を持った深津は、その当時を回顧してくれるように懇願する。 執着しながらも幻滅し、愛しさと嫌悪を抱きながらも離れられない男女を、深良マユ…
  • 朧草子(おぼろぞうし) 雪月花星雨雲光の物語

    「日本の美意識とは、自然現象と人間の融和を尊ぶ心からはじまる」作者談。
  • レニングラード

    深良マユミが復活の狼煙を上げる!アマチュアオーケストラの団員(打楽器奏者)が、瓦礫撤去のボランティアで見た光景とは? 彼の所属するオケは、復興のための狼煙を上げられるのか?
  • 谷崎潤一郎の密かな禁欲

    深良マユミが語る谷崎作品の魅惑と愉悦とは、彼らの快楽へののめり込み方にあるのは既に有名ですが、快楽から目を背けようとするその禁欲する姿勢すら、別種の快楽になってしまう。彼らは骨の髄まで「美」に身を捧げているのだ。
  • 式子内親王

    深良マユミが、平家の勃興と没落の激動の時代の歌人、式子内親王(1149−1201)の作品世界を考察。三十一文字で絢爛かつ優艶な世界を構築した美貌の内親王の愛と鬱屈とは? 彼女の父、後白河院の波乱の生涯は、式子内親王に何をもたらしたのか?
  • 僕がいなくてさびしくないの

    インディーズの人気ロック歌手、美貌でパワフルなきあらと、冴えない中年衣装デザイナーの大河原。「美と芸術と片思い」をテーマに深良マユミが贈る、ひねった恋物語。
  • ロックス・アンド・チェインズ

    FX 会社で敏腕アナリストとして多忙を極める「僕」は、ギャラリーでモノクロの美女の写真に心惹かれるが……。怒濤の展開のサスペンス。
  • クオドリベット 下巻

    茅島融(かやしま とおる)の趣味は、鼓の他に絵を描くこと。碧(みどり)は、かねてからヌードを描かせてくれとせがまれてモデルになったが、そこで融の隠された性癖を知ってしまう。 碧は、融の素顔を知らなければ恐ろしいことになるのでは、という不安と混乱から彼の素行を探偵事務所に探らせることに決める。柊(しゅう)が前妻を捜すために秘書に命じてピックアップさせた興信所から「篠宮探偵事務所」に目を付け、依頼…
  • クオドリベット 中巻

    碧(みどり)が佐竹柊(さたけ しゅう)と結婚して7年が経った。その間、夫のキャリアは碧の内助の功もあって右肩上がり。投資会社の社長に引き抜かれるまでになり、碧も「エリートの奥さま」として恥ずかしくない日常を送るべく暮らしていた。子供はいない。 経営が傾きかけた老舗呉服店、「かやしま」の6代目社長、茅島融(かやしま とおる)が、紹介で柊のもとにコンサルティングにやって来た。その貴公子的な美貌に心…
  • クオドリベット 上巻

    佐竹碧(さたけ みどり)の夫は金融業界人。38歳で執行役員となり40歳の若さで子会社社長に上りつめた。社長夫人である碧の日常は、来客が来たら座を盛り上げるために経済の勉強をし、夫のサポートに徹するという気疲れするものである。その夫、佐竹柊(さたけ しゅう)は「投資案件全戦全勝!」を合い言葉に精勤する毎日だが、そのかたわらで碧の心には漠然としたモヤモヤが広がる。 ある晩、佐竹家に来客が。もちろん…
  • 芸術の監獄 伊福部昭

    「芸術の監獄」シリーズ掉尾を飾る芸術家は、伊福部昭!作曲家にして謹厳なる教育者、理論家にして大怪獣Godzillaの相棒という、その広大なる世界。 
  • 芸術の監獄 ミシェル・フーコー

    「芸術の監獄」は今回、深良が振り返る「20世紀最大の思想の首領、ミシェル・フーコーの影響」です!
  • 芸術の監獄 夢野久作(後編)

    夢想と死と怪奇の溢れる夢野久作ワールド。その作中人物たちは、まさに能楽のシテのごとく、自己完結して消えてゆく。
電子書店「パピレス」にて長編小説、「クオドリベット」でデビューした小説家、深良マユミ(ふから まゆみ)が、満を持してforknにて作品をリリースします。