Hello from Dogwood Lane 1

Hilton Head 出張

データベースのユーザーグループミーティングがあるのでサウスキャロライナのヒルトンヘッドに来た。今回もトレーニングがある。空港はジョージア州のサバナを利用した。そこから車で1時間。
同僚のスティーブと一緒なので、運転もしてもらえるし今回は楽をさせてもらおう。彼とは気心も知れているので楽しい。

ホテルは海沿いのマリオット。まあまあ。やっぱりシェラトンとかハイヤットの方が私は好き。
ヒルトンヘッドは典型的なゴルフリゾートで、部屋から見えるビーチにも人は結構出ていて泳いでいる人もいる。気候は結構蒸し暑い。

午後少し早めにチェックインできたので、ホテルで昼寝もできたし、昼間からお風呂にゆっくり入って髪を染めたり日頃できないことをゆっくりしてとっても幸せな気分になった。
昨日が結構大変だったので、無事にここに来れただけでも偉業を成し遂げたような感じ。

いつもの通り昨日は出張前でとってもあわただしく、明け方3時半まで準備していたのだ。
午前中は若の来年の幼稚園の面接などもあって、忙しく帰ってきたらもう午後。頭痛がひどくなったのでタイラノルを2錠飲んでみたけれどひどくなる一方で吐き気もしてきた。もう1錠足してみるけれど全く良くなる兆候はなし。(普通の3錠はエクストラストレングスと同じ量なので)
夫が若をつれて殿の日本語学校に迎えに行ってくれたのでとりあえず私は休むことに。
横になっても治らないのでしばらくして今度はIbuprofenに代えてみた。そしてメラトニンも飲んで眠るようにした。
来週のパーティのためにケーキを焼いて冷凍しておこうと思ったけれどそれも完全に無理と悟った。何か買って持っていけるものにすることに。何かを切り捨てていかなくてはだめなこともある。

結局夕方6時から9時まで眠ったら、頭痛は治まっていた。このところ寝不足も溜まっていたし、疲れていたのでもう体力的にも限界だったのかもしれない。

とりあえず頭痛がなくなったので、殿の来週の日本語学校の宿題をチェックして説明して(どれだけできるかはわからないけれど)それから、ラタトュイをオーブンに入れて、鶏のクリーム煮、を作り豚肉を焼きつけほうれん草のスープを作った。
ベビーシッターさんに申し送り事項をタイプして、洗濯物を仕分けして、やっと自分のスーツケースを詰めたらもう3時半。やっぱり家を空けるのはほんとうにしんどいことだなあ、と思いながら。

出張が息ぬきになるという私みたいな人、結構いるのではないかなあ。

DSCN1416.jpg 部屋からの眺め。

Volunteer Breakfast

殿の学校で、日頃ボランティアに参加している父兄が招待され朝食(簡単なサンドイッチやフルーツなど)をおもてなししてくれた。学校が主催してくれたのだ。朝8時から9時まで。オードブル形式なので皆立っていろいろな人と話しながら食べ物をつまむ、と言う感じ。
あらかじめ、名前の印刷されたシールまで用意してくれていて、教職員の心遣いが感じられた。

いつもは学校は8時45分始まりなのだけれど、特別に体育館で子供のデイケアまで準備してくれていた。殿は上級生たちと学校が始まるまで遊んでいたようだ。

こうやって学校側がボランティアの人達に感謝の意を表してくれるなんて本当に嬉しいことだ。
私の場合はクラスの手伝いだったのだけれど、その他にもお昼の時間にカフェテリアで手伝うお母さんとか、イベントをコーディネートする人とか、プラネタリウムで子供たちに授業をしちゃう親とか、本当に沢山の親が毎日の学校のことに関わっている。確かにボランティアがいなかったらかなりのことが滞ってしまうのだと思う。
だから、こうやって意欲のある親が多い学校は教育の質もよいし、ボランティアができないな人たちが多い地域では(フルタイム仕事をしている人がほとんどとか、親が全く無関心など)結局は学校の質もそこそこなのだと思う。
確固とした予算の枠以外のところで親が頑張って公立校でもファンドレージングをしてあたかも私立校みたいにお金を集められる学校もあれば、与えられた予算で教職員ができる限りのことしかやっていけない学校とではかなりの差がでてきてしまうのだ。アメリカの教育制度で不足しているところをボランティアで補っているという感がある。

私たちはこういう学校に子供を送れるのは幸せなことだと思えるので本当に恵まれていると思う。

校長先生はじめ、担任の先生、体育・音楽・美術の先生などもいたのでそれぞれに挨拶をしておいた。
特に美術の先生には殿が授業をとても楽しんでいるということを伝えておいた。(私自身、昔日本語を大学生に教えていたことがあって生徒から、授業が楽しいと言ってもらえると本当に励みになったので、なるべく先生たちにはこちらのフィードバックを伝えるようにしている。)
音楽の授業でElla JenkinsのJumboなどを歌っているらしいので、音楽の先生には子供たちがElla Jenkinsの曲を車で聴いて楽しんでいることなども話した。
Ella JenkinsはDC出身で、先生は昔実物に会った事がある、なんていうことを話してくれた。

同じクラスのお母さんたちも何人か集まったので、そこでもいろいろと話に盛り上がる。せっかくの朝食はほとんど食べられなかったけれど、でもとても有意義なときを過ごさせてもらった。

担任の先生とも話ができた。いつもクラスのヘルプに来てくれてありがとう、とお礼を言われたのだけれど、こちらこそ、こういう機会を設けてくれて子供たちとふれあえたことにお礼を言いたいぐらい。
そしてボランティアができるようなフレクシブルな仕事なのは本当にラッキーだ。
先生からは「日本語の学校の方はどういう感じなのですか?」と聞かれたりした。先生自身はアメリカ以外の学校がどういう風に教育をしているのかにもとても興味を持っているようだった。Ms. Palmerには若の担任もしてほしいなと今から思ってしまう。

子供を通じて素敵な人達(親とか先生とか)に出会えるというのもとても嬉しいことだ。

殿の宿題と若

しばらく前まで私が殿の宿題にかかりきりになっていると、決まって若が邪魔をしてきていた。殿の座っているいすに自分も一緒に座りたがったり、殿のプリントに何か書こうとしたり。
私も結構ムキになって、若のことをしかってしまって、その後自己嫌悪になったりしていたので、次の週からは作戦を変えてみた。

夕食後、殿の宿題を始める前に若に2冊日本語の本を読んであげるようにしたのだ。若の本読みが終ったら殿は宿題、という風に言い聞かせておいた。

そうすると殿が宿題をしている間、驚くほど良い子にしてくれるようになった。おしっこやうんちも自分でさっさとトイレにいって済ませてくれる。(うんちのときはトイレから「ママうんちしたよお!」と叫ぶのだけれど。)

そして、家族会議の時に夫の前で、殿が宿題をしているとき若は1人で静かに遊んでくれていい子にしてくれていることを強調した。そのときの若の笑顔が本当に印象的だった。
子供ってやっぱりほめることで伸びていくのだなあ、とわかった瞬間。しかることでは一時的にいけない行動を抑えることはできても、子供が自主的に「やるべきこと、やってはいけないこと」の区別を学んでいるわけではないのだろう。

1日たった10分でも子供と1対1の時間を作ることが本当に大事なのだなあと実感している。

サービス

若のスクールで、夕方6時から近くの公園でピクニックがあった。家族みんなでピクニックディナーをもって芝生で食べて、子供たちは友達と駆け回ることができる設定。子供たちは毎年楽しみにしている。

今日は仕事なので、サンドイッチなどを用意したりすることもできず、決意をしてピザにすることにした。
殿を迎えに行ってからLedo’sというピザ屋さんに電話を入れてピザとモッツアレラチーズスティックをオーダーしておいた。(モッツアレラチーズに衣を付けてフライにしてある)
その後若を迎えにいって、ピザ屋さんに注文の物をとりに行った。このピザは薄い生地で長方形。ソースが少し甘めで私も子供たちもたくさん食べられてしまう怖いほど美味しいピザ。食事というよりはスナックっぽくなってしまうのだけれど。

さて、若がポップコーンを持っていくのを楽しみにしていたので、一度家に帰りポップコーンを作りながらピザを確認してみると、なぜかチーズスティックがなくて、ビーフサンドイッチ(いわゆるSubのタイプ)が二つ入っている。明細はCheese Steak。チーズスティックをチーズステーキ(細切れ風の牛肉とチーズののはさんであるサンドイッチ)と聞き間違えてしまったのだろう。チーズは2皿頼んだので、サンドイッチも2人前。

私はサンドイッチはいらないし、値段も少し余計に払ってしまったのでまたお店に戻ることにした。ラッシュアワーだし、時間は無駄になるし、と少しいらいらしながら。
確認しないで持って帰ってしまった私が悪いのだけれど、でも一応注文の品と違うということを説明したら、すぐに「じゃ、今チーズスティックすぐ作りますね。」と言ってくれた。チーズステーキとチーズスティックを間違ったのですね、と。そして差額もきちんと払い戻してくれた。チーズスティックもとにかく早くできるように、キッチンに何度もチェックを入れてくれる。
その上、「サンドイッチも持っていってくださいね。食べてみて。美味しいから。」なんて言う。せっかくの好意なので頂いて帰ってきた。ここの時点でもうこれから絶対にLedo’sをえこひいきしよう、なんて思ってしまう。

予定外だったのだけれど、私がビーフステーキサンドを食べると、これがとっても美味しい。この時点で親類・友人にLedo’sのことを宣伝しまくろう、と決意する。

とても気持ちよく応対をしてもらった上、思わぬサンドイッチのお土産までもらってしまった。
商売成功の原点はここにありき!という感じだ。お客さんをお客さんとして扱うサービスってアメリカにはあんまりないのでたまにこんな待遇を受けると、何が何でもこのピザ屋さんに忠誠を誓おうなんて思ってしまう。

R.Haddon
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