交換関係 [Xj,Pj]=ⅰ
Pj=mUj=m・γ・Vj=P0・V/c
P0=m・γ・c
β=Vj/c
ⅰ・Vj/c=[Vj,P0] :ハイゼンベルク方程式
から、
[Xj,P0・Vj]/c
=([Xj,P0]Vj+P0[Xj,Vj])/c
=(ⅰ・Vj^2/c+P0[Xj,Vj])/c
=ⅰ
[Xj,Vj]=ⅰ・(c-Vj^2/c)/(mγc)
=ⅰ・((1-(Vj/c)^2)^(3/2))/m
Xj:「Vj/c<<1のとき、ⅰ/mになるから、Pj=m・Vjの場合と同じね。」
Vj:「でも、Vj=c、またはm→∞で、ゼロで交換関係が消失するってこと?」
ⅰ:「Vj→0では不成立だよ。」
P0:「他に、何かご意見は?」
Let’s 計算
ⅰ・dφ/dτ
=ⅰ・(dX0/dτ)・(∂φ/∂X0)+ⅰ・(dXj/dτ)・(∂φ/∂Xj)
=(U0P0-UjPj)φ
=((P0^2-Pj^2)/m)φ
=(m・c^2)φ
φ∝exp(-i(m・c^2)・τ)
・S系
ⅰ・dφ/dX0=ⅰ・(∂φ/∂X0)+[φ(Xj),P0]
=((m・c)^2/P0)φ
cf)
[φ(Xj),P0]=[φ(Xj),√(Pj^2+(m・c)^2)]
=i・(Pj/P0)・(∂φ/∂Xj)
[Xj,√(Pj^2+(m・c)^2)]
=i・(Pj/P0)
ⅰ・dφ/dt=((m・c^2)^2)/H)φ
ⅰ・dφ/dτ=(dX0/dτ)・((m・c)^2/P0)φ
・S’系
ⅰ・dφ’/dX’0=ⅰ・(∂φ/∂X’0)+[φ(X’j),P’0]
ⅰ・(∂φ’/∂X’0)
=(coshθ・P0-sinhθ・Pj)φ
[φ(X’j),P’0]
=(sinhθ・Pj-coshθ・((Pj)^2/P0)))φ
ⅰ・(∂φ’/∂X’0)=(m・c)φ’
dX’0/dτ=c
m:「アインシュタインの有名な関係式の量子バージョンだ。」
φ:「質量mがあるとφが時間的に変化するってことよね。」
τ:「φとP0の交換関係を計算するときにはX0を一定にしないといけない。」
c:「S系でdφ/dX0 =0の場合、ⅰ・∂φ/∂X0=((Pj)^2/P0)φになる。」
Xj:「ⅰ・∂/∂X0はP0のことだから、(P0)^2=(Pj)^2で、P0=±Pjだ。」
P0:「mはどこへいったんだ!」
c:「そんなの、気にしないでよ。」
U0:「P0=-√(Pj^2+(m・c)^2)のことを忘れるでない。」
ⅰ:「この際、過去のことは置いときましょう。」
[Pjσj,Xkσk]の計算
[P1σ1,X1σ1+X2σ2+X3σ3]
=[P1,X1]σ1^2
+P1X2[σ1,σ2]+P1X3[σ1,σ3]
=-ⅰσ0+2ⅰP1X2σ3-2iP1X3σ2
[P2σ2,X1σ1+X2σ2+X3σ3]
=[P2,X2]σ2^2
+P2X1[σ2,σ1]+P2X3[σ2,σ3]
=-ⅰσ0-2ⅰP2X1σ3+2iP2X3σ1
[P3σ3,X1σ1+X2σ2+X3σ3]
=[P3,X3]σ3^2
+P3X1[σ3,σ1]+P3X2[σ3,σ2]
=-ⅰσ0+2ⅰP3X1σ2-2iP3X2σ1
∴[Pjσj,Xkσk]
=-3iσ0
+2i(P2X3-P3X2)σ1
+2i(P3X1-P1X3)σ2
+2ⅰ(P1X2-P2X1)σ3
P2X3-P3X2=-L23=-K1
P3X1-P1X3=-L31=-K2
P1X2-P2X1=-L12=-K3
[Pjσj/2,Xkσk/2]
=-(3/4)iσ0
-i(K1σ1/2+K2σ2/2+K3σ3/2)
=-ⅰ(σ1/2)・(K1+(1/2)σ1)
-ⅰ(σ2/2)・(K2+(1/2)σ2)
-ⅰ(σ3/2)・(K3+(1/2)σ3)
Sj=σj/2より
[PjSj,XkSk]
=-iSj・(Kj+Sj)
cf)
P0=Pjσj
ⅰ・(dK1/dx0)=[K1,P0]
=[X2P3-X3P2,Pjσj]
=[X2,P2]P3σ2
-[X3,P3]P2σ3
=ⅰ(P3σ2-P2σ3)
ⅰ・(dS1/dx0)=[S1,P0]
=(1/2)[σ1,Pjσj]
=(1/2)・(P2[σ1,σ2]+P3[σ1,σ3])
=ⅰ(P2σ3-P3σ2)
∴ ⅰ・(d(K1+S1)/dx0)=0
K:「君が加わるのはσのせいだ。」
S:「つまり、僕を加えないと君も半人前ってこと。」
σ:「S君が出てくる理由は、P君とX君の仲が悪いからでしょ。」
P:「Xとの交換関係は、僕だけのせいじゃないさ。」
X:「君とはいまでも絶交中だよ。」
S系
[P1,X1]=-i
[P0,X0]=i
S’系
A=[P’1,X’1]
B=[P’0,X’0]
C=[P’1,X’0]
D=[P’0,X’1]
E=(C+D)・sinh(2θ)/2
[P1,X1]
=[P’1・coshθ+P’0・sinhθ,X’1・coshθ+X’0・sinhθ]
=A・(coshθ)^2+B・(sinhθ)^2+E
=-i
[P0,X0]
=[P’0・coshθ+P’1・sinhθ,X’0・coshθ+X’1・sinhθ]
=B・(coshθ)^2+A・(sinhθ)^2+E
=i
(coshθ)^2・A+(sinhθ)^2・B=-i-E
(sinhθ)^2・A+(coshθ)^2・B=i-E
T(θ)
=( (coshθ)^2 (sinhθ)^2
(sinhθ)^2 (coshθ)^2 )
detT(θ)=(coshθ)^4-(sinhθ)^4=cosh(2θ)
逆行列Tinv(θ)
=(1/detT(θ))
×( (coshθ)^2 -(sinhθ)^2
-(sinhθ)^2 (coshθ)^2 )
(A
B)
=Tinv(θ)
×(-i-E
i-E)
∴A=-i-E/(cosh(2θ))
B=i-E/(cosh(2θ))
E/(cosh(2θ))=(1/2)・(C+D)・tanh(2θ)
β=tanhθ=-dX1/dX0=-(dX1/dt)/(dX0/dt)=-V1/c
tanh (2θ)=2・tanhθ/(1+(tanhθ)^2)=2・β/(1+β-2)
相対性原理により、E=0 つまりC+D=0
A+B=0
E:「いきなり相対性原理だと!」
θ:「そういうこと、この世界の掟だから。」
E:「いったい、どうなるんだ?」
A:「君の出る幕はもうないってこと。」
X’1:「ぼくはノンビリしていいの?」
D:「わたしがゼロならね。」
B:「見方によっては案外、光速で駆けずり回らないといけないかもね。」