リタイヤメントのための知的生活

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第二章 知的リタイヤメント生活の選択肢

14.もの書きのステップアップサイクル


●ブログは過去のものを読み返すと、もっとよい出来栄えになる

記事をいくつか投稿していると、読者からコメントが書き込まれるようになります。そのコメントを読むと、自分ではそれまで気付かなかった新しい情報を得るときも、新しいアイデアが思い浮かぶこともあります。あいにくコメントが入らなくても、何ヶ月も経ったあとに自分の記事を読み返せば、新しいアイデアが浮かぶことがあります。このようにしてブログを書き続けていると、過去の記事よりも熟した少し完成度が上がった記事が書けることにきっと気づくと思います。ブログをネット上の日記と呼ぶなら、昔の記事を読んで懐かしい思いをするだけですが、会社で身に付いた日本人の得意な“改善”をここでも遺憾なく発揮したらいいのです。


●記事内容にアイデアがさらに加わると本が書ける

また会社時代の話ですが、PDCAサイクルというのがあります。会社のカイゼン活動なんかでそれをやらされていたときは、嫌になったかもしれませんが、これには一理あります。「繰り返し工夫すると完成度が上がる」こういうことはあります。もの書きにも、ものを書く記事として投稿する読者からの反応がある新しいことに気づく(ステップアップした)ものを書く投稿する・・・というようにアイデアの成熟度が上がっていけるサイクルがあります。 こんなことが3回ぐらい繰り返されると、アイデアがしっかり固まってくるので、もしかしたら本を書きたくなることでしょう。そうなったら次のステップ「電子書籍」のための執筆につなげられます。

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第二章 知的リタイヤメント生活の選択肢

15.リタイヤメントのブロガーは今は少ないようですが、今後増えるでしょう


●私の使いやすかったブログサイトは以下です

①ライブドアブログ http://blog.livedoor.com/

読者が集まり易く使い勝手も良いブログです。複数の違うタイトルのブログを立てることができます。

seesaaブログ http://blog.seesaa.jp/

無料でもサイトの広告が控えめです。操作性が良く写真投稿も実にし易いブログです。複数ブログも可能。

FC2ブログ http://blog.fc2.com/

写真をたくさん投稿しても余裕度が大きなブログです。一つのブログに一つのメールアドレスが必要です。


●ブログ開設の仕方はどこのブログもだいたい似ています

例えば上記のサイトを開き「新規登録」あるいは「ブログをはじめる」のボタンを押すと、開設に必要な項目を入力するページが現れます。そこに名前やハンドルネーム、メールアドレスなど、そこに書かれた必要事項を記入して送信すると、自分メールアドレスに開設承認メールが届きますので、届いたらそのメールにあるリンクから続きの手続きを行えば自分のブログサイトが作れます。


●無料ブログを使いまくりましょう

ブログには無料と有料があり、無料のブログはブログサイトが収益を得るための広告が強制的に入ります。しかしブログで自分が直接収益を上げるような使い方をしないのであれば無料コースで十分でしょう。 ここまでの操作で自動的に作られたブログページは、適当な背景で、ありきたりのサイドバー構成になっていますから「設定」の項目の中からデザインやブログパーツを変更して自分の気に入るブログにしつらえるといいでしょう。 

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16.ブログがスラスラ投稿できるようになったら、次はeBookに発展させよう


eBookは、ブログが書ければできる

ブログで書いた記事がコメントを呼び、さらに記事を書き足していくと「これを本にしたらどうだろうか」と思うときがあります。そのようなときが来たら躊躇しないでネット上で電子出版したらよいと思います。 なぜ電子出版なのか?理由は本を出版するハードルが、紙の本に比べてものすごく低いので簡単に出版できるからです。電子出版するためのeBookはパソコンやスマホなどを使って読む形式なので、ブログとあまり差が無いですが、ブログの記事よりは文章全体の構成を考えて書いた方が見栄えが良くなります。ブログ記事をそのままコピペで本にすることも可能ですが、リタイヤメントの知的活動のステップアップとしてeBookを書くには、ブログ記事そのまんまコピペでなく、記事を思い出しながら一から本として執筆したらよいと思います。


eBookは、もし売れたら価格の7割程度を受け取れる

私はseesaaが運営しているforkNhttp://forkn.jp/)という電子出版プラットフォームでeBookを書いています。 このサイトの「新規登録」をクリックして、ユーザー名など必要事項を記入して登録手続きすると出版可能になります。さらに振込み銀行口座を登録し、本を有料書籍にすることによって印税も得ることができます。紙で流通する本の印税率は価格の10%程度ですがforkNは70%と率が良いです。しかし紙の本は出版社の編集担当者が何度も原稿をチェックして原稿を完璧に導いてくれますが、eBookは編集者がいないので著者の文才がそのまま文章品質になって出版されます。その点が紙の本より「やっぱり低いだろうなぁ」と思うので、私はeBookの価格を紙の本の5分の1程度に安く設定しています。 

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17.ブログを長く書き続けていると、紙の本の可能性だってあるのです


●ブログから出版というシナリオは実在します。

ブログの執筆やeBookを長い間書き続けていると、出版社から「出版しませんか」とオファーが入る可能性もゼロではなく、それを機会にISBNコードの付いた企画出版の本を出せるかもしれません。私は実際にそのようなチャンスに恵まれました。ある日ブログのコメントに出版社から「連絡ください」と書き込みがありました。ネットでその出版社の電話番号を調べ、コメントの送り主の名前を告げると「ではお会いしましょう」という運びになり、それから約3ヶ月で本が完成しました。「失敗しない単身赴任マニュアル100」という本はこうして出来上がった本なのです。


●自費出版はコストがかかるので「もし可能なら・・・」程度に

出版社からオファーが無くても、200万円ぐらいの費用を使えば自費出版で紙の本を書店に並ばせることも可能です。リタイヤメントにとって200万円のハードルは高いですから、地道にブログやeBookの発信を続けた方が良さそうですが、自費出版の本は自己満足だけではなさそうです。 以前に私は自費出版で一冊だけ本を出版しましたが、その後に出した本が業界紙で取り上げられたり、新聞の取材を受けました。多額の費用を払いましたから、これだけのためにやるかどうか、よく考えてからにしなければなりません。リタイヤメントにはもはや大きな収入は無いのがふつうです。

大庭夏男
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