１１．音楽を聴くとリラックスできるならオーディオも置く

●音楽は意識の集中を促進する場合がある

意識を集中して考えようとするとき、好きな音楽を聞きながらの方が良い考えが浮かぶという方々は、部屋に気に入ったオーディオを揃えるといいでしょう。音楽のリラックスは芸術脳を活性化させるという説もあるようですから、邪魔でないなら音楽を聴きながら作業に打ち込むことができます。最近はオフィスでも携帯音楽プレーヤーを使ってイヤフォンで音楽を聴きながらプレゼン資料を作成することも会社によっては黙認されるムードが出てきたようで、３０歳代までの同僚にはそうした仕事スタイルも見ました。仕事の作業内容が必ずしも芸術でなくても音楽を聴きながらの知的作業ははかどることがありそうです。このような「ながら作業」は、昔から街工房の職人さんも音楽やラジオを聴きながら手仕事をしている人は珍しくはありません。工場作業でもBGMを流しているところもあります。

●ところが私は音楽があると集中できない

私個人は音があると思考が乱れてしまいます。音楽はまだしもラジオだと気が散って思考が思うように進まなくなりますから、滅多にオーディオは使いません。これも個人によって違いがあります。しかし夜の寝る前に好きな音楽を聞いていると、今まで思いつかなかったアイデアが急に浮かんでくることもありますから、私の場合は集中して考える時間以外に音楽を聴くようにしています。

１２．室温コントロールは頭の冴えが鈍らないものを

●扇風機大好き

部屋の温度はエアコンを設置することで一発解決ではありますが、私はどうもエアコンの冷風が苦手です。夏は扇風機に限る！と思っています。真夏でも窓から直射日光が入らないようにすだれをかければ扇風機だけで十分暑さはしのげますし、頭もボーッとしないでいられます。

●電気代気になるけどオイルヒーターの暖かさはやめられない

冬の寒さは暖房なしには居られませんが、エアコンよりも電気オイルヒーターが部屋内全体を無風しかも無音で均一に暖めてくれるので最高だと思います。あいにく電気オイルヒーターは電力使用量がエアコンの２倍程度と効率が悪いのが欠点ですが、部屋に置く暖房器具としての質の高さは最高でしょう。
私は夏の暑さに比較的強く、寒さには弱いため冬は頭も鈍くなるような気がします。これも人それぞれですので、暑さ寒さの苦手な方を特に対策するような室温コントロールの家電製品が欲しいところです。

●冬の定番暖房も知的活動には合わないらしい

石油ストーブは小型のものは室内排気のため、二酸化炭素が増えて頭が冴えなくなってしまいます。コタツも頭寒足熱で一見良さそうですが、コタツでは体がだるくなって思考が停止してしまいました。

１３．明日からできる、手軽なブログ

●ブログ書きは、まさに知的活動

自宅に知的活動を営むための部屋ができました。この部屋で行う「知的活動」を想定してみましょう。何をするかは個人のよって千差万別であることは承知の上で、例としてブログを書く場合で説明しましょう。 ブログの記事を書いて投稿することは、書くためのテーマを探し、実際に記事を考えて書くわけですから立派な知的活動です。記事は自室に居ながら自分が今まで蓄えた知識をテーマに沿って書くこともできますし、外に取材に出かけることもありますから、時間に余裕ができたリタイヤメントは複数のブログ運営も可能でしょう。

●文章が立派でなくてもいい。ブログは読み易く書くようにこころがける

ブログはもともと「日記」ですから記事のテーマは個人的な興味で十分ですし、書いた文章の完璧度はあまり大事ではありません。つぶやきの大きなものぐらいの感覚で書き始められます。ただ他の人が画面上で読みやすいように、所々段落の切れ目で一行空けて書くなど、読者が読み易いように配慮して書くといいいと思います。ベッタリ続けた文章で書くと、画面上ではどこまで読んだか見失うことがあるので、私のブログの文章はブロックに分割するようにしています。

●自分のブログなんだから、自分勝手の個性豊かなブログをつくる

記事を書いたら投稿します。投稿するときはブログに備わっているカテゴリーを記事に合わせて選び、内容に合ったキーワードをタグ欄に入力すると読者が検索し易くなるので集客できます。写真も掲示すると見栄えがよくなります。そのように自分流に合わせてブログのスタイルを決められるので、モチベーションも上げられます。 ちなみに私はブログのデザインをあまり飾りません。シンプルで、どこにでもあるようなブログデザインが好みなのです。

１４．もの書きのステップアップサイクル

●ブログは過去のものを読み返すと、もっとよい出来栄えになる

記事をいくつか投稿していると、読者からコメントが書き込まれるようになります。そのコメントを読むと、自分ではそれまで気付かなかった新しい情報を得るときも、新しいアイデアが思い浮かぶこともあります。あいにくコメントが入らなくても、何ヶ月も経ったあとに自分の記事を読み返せば、新しいアイデアが浮かぶことがあります。このようにしてブログを書き続けていると、過去の記事よりも熟した少し完成度が上がった記事が書けることにきっと気づくと思います。ブログをネット上の日記と呼ぶなら、昔の記事を読んで懐かしい思いをするだけですが、会社で身に付いた日本人の得意な“改善”をここでも遺憾なく発揮したらいいのです。

●記事内容にアイデアがさらに加わると本が書ける

また会社時代の話ですが、PDCAサイクルというのがあります。会社のカイゼン活動なんかでそれをやらされていたときは、嫌になったかもしれませんが、これには一理あります。「繰り返し工夫すると完成度が上がる」こういうことはあります。もの書きにも、ものを書く⇒記事として投稿する⇒読者からの反応がある⇒新しいことに気づく⇒（ステップアップした）ものを書く⇒投稿する⇒・・・というようにアイデアの成熟度が上がっていけるサイクルがあります。 こんなことが３回ぐらい繰り返されると、アイデアがしっかり固まってくるので、もしかしたら本を書きたくなることでしょう。そうなったら次のステップ「電子書籍」のための執筆につなげられます。