ひねもすのたり

民主党 小沢グループは棄権もしくは欠席か?

どうも衆議院本会議の社会保障と税の一体改革の採決は、民主党のいわゆる小沢グループの多くあるいは一部は棄権もしくは欠席ということで何とか除籍だけは免れようという戦略を取るという見方が多いようだ。その際の「処分」は短期間の党員資格停止ということになりそうだ。ただ、その人数まではなかなか読めない。

『権力欲』~想像力を持つということ

私も原発即時停止派ですが、しかしそれと何かを誰かのせいにすることは違うような気がします。生きるということは、誰だって何かに責任を負いながら何かしらをするわけですが、もしその刃が、つまり「お前の責任だ!」と自分に向かってきた時どんな気がするでしょうか?哀しいですが生きるということは言うまでもなくそういうことではないかと思えて、原発事故から1年過ぎそして2年3年へと。私は誰かを責めようとは思いません。
権力欲とは自我の本性である。つまり権力欲は誰もが持っている。
たとえば私はこの国を良くしたいと思いそれを実現するための力を持ちたいと思う。またある人は私とはまったく別の国の形を願い、それを実現するための力を持ちたいと思うかもしれない。またある時私は、自宅の茶の間が冬に寒いので、もっと暖房を強くしたいと思うかもしれない。あるいはある人は、自分の勤める会社での仕事をより良くするための力を持ちたいと願うかもしれない。
要するに人は物事を自分の思うようにしたいのである。そしてそのための力を持ちたいと願うのだ。それが権力欲というものであろうと思う。あるいはあなたは、対象の規模が違い過ぎると言うかもしれないが、それとこれと本質的に何の違いもない。権力とはそういうものである。
一国の大統領により強い権力欲があって、虐げられている民衆の権力欲は取るに足らないということは、物事の本質ではないのだ。"強い"大統領だって時には悲しみ、生きる気力が萎えることだってある。逆に"弱い"民衆の方が精神的にも体力的にも強い場合だってあるだろう。当たり前のことだ。


大事なのは想像力だと思うのです。仮に私が政府の責任者つまり権力者だったら、いったい何のために"弱者"をいじめるのでしょうか?「私たちには生きる権利がある」と叫ぶ弱者をいじめて、私はいい気分がするでしょうか?あなたが私の立場だったらどうでしょうか?国民の大多数から「お前は悪い奴だ」と糾弾されてまで、"権力者"としての報酬や身分が欲しいでしょうか?
一方そういう権力者を支持する人々も1割か2割程度は居るようです。それだって民意です。私はそうした少数者を非難するのでしょうか?ついさっきまで「少数者の権利を守れ!」と叫んでいた私が。。。。おそらくその権力者を支持するからにはそれなりの理由があるはずです。そこで「自分達の利益を守るためだ」などと、まるで彼らにだけ悪意があるように考えたとしたら話はそこで終わってしまうかもしれません。逆に言えば権力者に反抗する私だって「自分達の利益を守りたいだけじゃないか」と言い返されたら私も「そんなことはない!」ということになるでしょう。
つまり意見の違いがあるのは当然としても、常に相手側には悪意があるのだと思ったら、ただ対立するだけで最終的には殺し合いになるだけなのです。相手の立場を想像してみる。これは出来そうで出来ないことですが、そのための人間の叡智ではないでしょうか。

想像力。それは人間に与えられた優れた叡智であり、私たちが平和に仲良く生きて行くためには欠かすことのできないものではないでしょうか。


 

「小沢一郎氏が衆議院採決に造反、新党『新政党』立ち上げへ」~70人が同調、内閣不信任案可決も

一部での噂に過ぎないが、小沢一郎氏が腹を決めているようだ。
情報源がはっきりしないのだが、私は19日夜のtwitterで知った。
それによると、小沢氏は22日以降の衆議院本会議の採決に造反、新党を立ち上げるらしい。
党名は「新政党」で、およそ70名ほどは同調するとの報道もある。
そうなると内閣不信任案可決も?
野田首相と自民党の谷垣総裁とは電話会談済みとか。
真偽のほどは私には分らないが、一部でまことしやかにささやかれている模様。

http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012061901002478.html

http://www.asahi.com/politics/update/0620/TKY201206200010.html

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2012062000993


http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012062201001924.html

小沢新党待望

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012062100981

上記によると渡部恒三氏などは「小沢新党待望論」を否定しているようだが、果たしてそうだろうか。
私などは個人的には次の選挙の投票先として小沢新党以外には考えられないほどである。
民主も嫌だ、自民はもってのほか、ましてや橋下維新などとんでもないという多くの人々にとって、
もはや小沢新党以外には選択肢はないのではないだろうかとさえ思う。
少なくとも私の場合、純粋に政策面からそう思う。
別に小沢一郎氏個人が好きなわけではない。彼ら(とすべてを纏めるのは無理を承知だが、もちろん鳩山由紀夫氏の言う政策も含めて)のやろうと言っている政策に同意する点が多いというだけのことである。少なくとも自民党には私は相容れない。そして政権を取れる可能性がある集団として、あの2009年総選挙で大勝した民主党。少なくともその民主党の原点の政策に戻ることを希望する有権者にとっては当然の思いではないか?
ぜひとも鳩山由紀夫氏などにも合流をお願いしたいところである。


 

篠田 将巳(しのだまさみ)
作家:shinoda masami
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