国会中継をラジオで聴きながら私はこうつぶやいた。「もう国会も内閣も官僚も裁判所も消えてください。私たちはあなたがたのお遊びあるいは暇つぶしのために税金を取られるのは御免こうむりたい。」
経済では資本主義とグローバリズムの限界だと思われるが、私たちは同時に政治的にもこの極まった政治不信・官僚不信を背景に、民主主義の終わりを見ているように思う。では民主主義の次は何なのか?それは権力の無い世界、つまり無統治、無国家のような気がする。私は学者でも何でもないので、これはほとんど庶民の直感である。つまり勘である。論理的な根拠などない。しかし残っているのはそれくらいしかないように思うのである。もちろんそれは今すぐなどではない。中期的な観点である。将来的には政府も国家も、そしてもちろん権力も統治もない世界が来るのではないか?そんな気がする。50年先かもしれないし100年先かもしれない。そういった世界で、人々は平和で静かに暮らしているかもしれない。