嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第1巻(完結)

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記事99 見かけ上の症状に振り回されるととんでもないことになる!

おはようございます。

さきほど投稿したばかりですが、今度はまた別の話題です。

非常に基本的なことなんですけどね

片麻痺の症状としては、半身の運動麻痺が

一番はっきりとわかりやすい状態になります。

で、やはり、お客様にしてみれば

当然、早く良くなりたいと思われるはずです。

しかし、実際には、相当の時間がかかり、また後遺症を

残すということが、どうしても確率的にはかなり高い

そういう状態になっていると思うのです。

、、、

で、本当であれば、純粋に運動麻痺であっても

関節が硬くならなければ、実際には、回復の可能性は

かなり高くなると考えてもいいと思うのです。

とはいえ、数十パーセントとかね、そういうことはいえませんが

とかく、リハビリの世界でも誤解があるとは思うんですけど

やっぱり、麻痺側を中心としてね

アプローチをして、そして日常生活では

非麻痺側にかなりの負担を強要しなければならない

そういう指導をしていたり、受けていたりすると

私には、全身のバランスが崩れるとしか思えないのです。

それはすなわち、病前の状態とは明らかに異なった

その人を再構築しているだけであり

そうなってしまうと

それで、身体は、同時収縮が頻発、強化されても

それで正常であると認識していってしまうはずです。

これでは、麻痺の回復がどうのこうのではなく

単に、病前の状態とは明らかに異なった全身状態に

起こっている症状への、言い方失礼ですけど

対症療法に過ぎないと思うのですね。

、、、

、、、

つまり、全身を病前の状態に近づけるということが

多くの場合には、ないがしろにされている可能性が高く

(断っておきますけど、全身の筋緊張とか収縮のこと

で説明していますので、誤解しないように)

そこに手をつければ良いだけの話だと思うのですね。

もちろん、関節が硬くなってしまっていれば

さらにハードルは高くなりますけど

それでも、本当に良い状態にしたいのであれば

全身を調整するという治療や指導を受けるのがよいのではないか

と私は信じております。

では。

記事51~100( 50 / 50 )

記事100 一応第一部終了ということですけどね。

おはようございます。

勝手に第一部終了などとしていますけどね

今までは、非常に基本的な部分の説明でした。

ま、このあともそういうことがしばらく続くとは思うんですが

この記事で、一応第一部終了としておきますね。

って、すぐに第2部に入りますけど(笑)。

ずっと一貫して説明してきたことは

次のようになります。

身体が全身的に異常を来たすのだから

当然、全身の筋肉の状態は病前に近づけるようにする。

このことが、治療、あるいは訓練を継続するにあたっての

大原則であるということです。

硬いものをそのままで動かそうとしているのは

非常に無駄な作業です。

動かすようにするには、動かせるようにしなければ

何もはじまらないのです。

精神論で、単に使っていれば、動かしていれば

よくなっていくのであれば

もはやリハビリは不要と思います。

しかし、リハビリの世界では

ほとんど筋トレが中心になります。

本当にそれでいいのでしょうか?

第一部最後にあたり、大いなる疑問を提唱します。

筋トレができない人はリハビリの対象にならないのでは

ないでしょうか?

そうであれば、多くのリハビリの世界では

筋トレができない人を放置していることにならないのでしょうか?

しかし、実際には、私はそうであると思っています。

、、、

、、、

で、私は、筋トレができない人にも、リハビリは方法論が

あると思って毎日対応しています。

筋トレができない人には、筋トレをできるような

それは確かに非常に難しい問題でありますけどね

そういう状態を作っていけばいいだけのことと思っています。

では、第2部からは、そういうことも含めて

さらに基本的なこと、そして、生活上の諸問題、リハビリの

あれこれを投稿し続けることとします。

したがって、カテゴリーを再構築していきますけど

そのあたりはご理解をお願いいたします。では。

頭だって硬くちゃだめですよね(笑)。

記事101~150( 1 / 50 )

記事101 身体柔軟性ということを再考しましょう!

引き続き、第2部スタートです。

少し、やわらかい話題からいきましょうね。

誰でもそうであると思うんですけど

運動とかアウトドアとか、スポーツとかね

皆さん、誰でも準備体操しますよね。

なぜですか?

テニスの錦織君だって、ゴルフの石川君だって

みんな、ただ試合にでているだけじゃないですよね?

どのくらいのトレーニングをしているのかって

想像もつかないくらいしていると思いますよ。

って、別に他のスポーツが何もしていないとかいっては

いませんけど(笑)。

じゃ、片麻痺の状態では、リハビリを行うだけでなく

日常生活を過ごすにあたって、そういう準備体操的なこと

は必要ではないのでしょうか?

当然、必要になるはずです。

では、本当にそういうことを誰もが行っているのでしょうか?

ここには相当の疑問が生じていいと思うのです。

???

???

身体が硬い状態であっても、動作練習や麻痺の回復の練習を

する。ま、それでいいのでしたら問題はないのかも知れませんけどね。

私には理解できないことです。

誰が考えても、身体が柔らかければ、動かしやすいはず。

確かに、柔軟性を一時的にでも改善させるということが

身体にとってデメリットになることも承知してはいますけど

お客様は、良くなりたいのですから

しっかりと良くなるための対応をしてみるべきであると

常々思っております。

そこで、こういうことが生じてしまいます。

時間を要する。ということです。

全身の柔軟性を改善させるだけでなく、左右の状態を

できるだけ均等にしていくという、そういう調整には

非常に時間がかかります。

しかし、効果は、非常にあると思っています。

すると、動作練習などは、もはや、お客様の日常の過ごし方に

ゆだねるようになります。

こうすると、直接的には、動作や機能の回復は

判断の難しいところになりますけどね

、、、

なんか違うよねって思われる方にもう一度説明します。

リハビリってね、実際に日常でどんなことができるとか

できないとか、そういうことを

お客様の中で体験していき、少しずつでも病前の動きになれるか

どうか、そのことに対して専門的な指導を受けることを

いうのです。主体はあくまで、生活の中にあるんですね。

でも、本来、自身で身体をやわらかくすることができていたのが

できなくなってしまうために

最初から、そういう部分も含めて、専門職にゆだね

何らかの指導を受けることをリハビリと誤解しています。

これではいけません。

日常、いろいろなことで不自由を感じていることは

どんどんとリハビリの専門職にいえばいいんです。

必要な所作や動きから、対応してもらうように

していく、そのために、どうしても必要なことは

やはり身体そのものの柔軟性であると私は思っております。

では、今後、第2部を進めていきますけどね

よろしくお願いいたします。

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記事102 片麻痺リハビリの実際とは?

こんばんは。

まだまだ寒い日が続いています。

今日も、灯油を買ってきましたけどね

随分と値段が安くなって助かっております。

さて、寒いときに何となく寒い記事を書くのは

気が引けるのですけど

やっぱ書いてしまいましょうね。

リハビリの仕事して25年目になりますけど

片麻痺のリハビリって一体どういう治療をしているのでしょうか?

麻痺の回復を促す練習ってもちろんありますけどね

定量的にはどのくらいとか決まっているのでしょうか?

私にはいまだにわかりません(無責任!)

もっとも、一回の対応できる時間も限られていますから

どうしても経験則でこなしてはいますけどね。

もちろん、麻痺の回復の練習もそうですけど

関節可動域練習とか、徒手での筋トレとかね

うーん、回数とか力加減とかね

マシーンとか使ったほうがいいんじゃないのって

非常に思うんですけど、皆さんはいかが思われますか?

、、、

どういうことかといいますとね

別に他の疾患などでもいいんですけど

治療の対象となる状態に対して

具体的にプログラムを立てたとしても

その効果っていつ、どうやって測定できるかというと

これは、とんでもなく難しいんです。

明らかに、筋力がついたとかね

それですら、治療側のほとんど目分量でしかないと思うんです。

だから、だれがみてもわかるような数値で

本来、いろいろな状況を説明できなければいけません。

でもね、、、

リハビリの世界では、いまだに、徒手でね

抵抗運動とか行いますけど

本当に力がついたとかいえるんですかね?

要するに、リハビリの対応によって

本当に随意性とか、関節の角度とか、筋力とか

アップしているのであれば

データとして提示できなければ、まず問題であって

さらに、日常の活動量に変化が少ない状態という

条件をクリアして、日常生活は変わりないけれど

リハビリの分だけ運動量が増えたとかね

そういうことで、以前よりも状態が良くなったって

いえるのなら、まだ許せるんですけど、、、

言っていることわかりますか?

お客様には日常の生活があって

それをするには、大変なエネルギーを消費しています。

そこにリハビリが乗るわけです。

ですから、基本的には、日常生活の継続が出来ている状態

を評価できていなければ、追加の活動としての

リハビリって、両刃の剣のようなもので

かえって、日常生活に支障を来たすこともあるのです。

話がこんがらがってしまいましたけど

リハビリそのものって、意外とそのプログラムの設定が

あやふやです。

ですから、リハビリ専門職の指導を受けながら

やはり日常的に、相当不足していると思われる

いろいろな運動や練習を実践するようにしなければ

おそらくは、そうは簡単によくなるものとは思えないのです。

現在のリハビリってそういう感じです。

ですから、もっと、データを定量的にあらわせるような

そういう治療や評価というものの確立が望まれるんですけど

一向にそういう気配が感じられません。

また、細かな部分についてはちょくちょく説明したいと

思っています。

、、、

え、私はどういう練習しているのかって

うーん。私はよくわからないので

もっぱら全身柔軟性とか左右対称の姿勢というものを

意識しての対応にとどめています。

それでも、効果は相当あるんですけどね。では。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第1巻(完結)
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