人生手帳

2011年9月( 13 / 19 )

うんと速い世界とうんと小さい世界

うんと速い世界とうんと小さい世界でなにがおこっているのか。物理はここから難しくなる。
Lasers / dmuth

一応、大学は物理学科だったので多少物理には興味があった。今でも多少その興味の余韻が残っているのか最近になって物理系の本を読んでいる。 物理での最初の壁が、相対性理論と量子力学である。かなりうる覚えだが、簡単に言うと、前者がうんと速い世界、後者がうんと小さい世界のお話しで、この世界では通常私たちが普段生活で見たり体感したりしている物理法則が通じなくなる。時間はゆっくりながれ、真っ直ぐ飛ぶはずの物体がまっすぐ飛ばなかったり。
 
Only Time Machine at REALTOR Expo / John Hall & Associates
 

そういった世界の現象は実際に見たり体感したりできないので、通常世界での現象(ニュートン力学)のように頭でイメージできなくなって、大学では挫折した。 しかし大学では学ばなかった物理の歴史的背景や概念的な本を読んでみるとなかなかおもしろい。学生の頃はこの導入の部分をすっ飛ばしていきなり法則や数式、計算うんぬんからはいるので、数字が苦手な人にとっては苦痛でしかたがなかっただろう。私は幸いにして数字に抵抗はなかったのでよかったが。

 
Math Class / attercop311
 

昔の科学者たちの実験は、今ほど優れた実験機器がない時代だったので、アナログチックでシンプルでわかりやすい。今の機器はほとんどがブラックボックス化しているため結果だけを意図も簡単に抽出してくれるが、昔はそうはいかなかったようである。膨大なスペースや時間が必要なため根気との闘いである。 それらの科学者の生涯を掛けた実験が、本でスラッっと読めしまうのはほんとうにありがたい。なぜまた物理に戻っていたがのか自分でのわからないが、一度数字や数式から離れて学んでみると興味は一層増した。そして数字や数式に対するありがたみも一層増す。学校でもこんな教え方をしたらよいのに。

2011年9月( 14 / 19 )

正直よくわからないニーチェの本だが

さて、1週間かけてニーチェ全集を読んでいるがまだ読み終わっていない。というのも 
 

ニーチェにはじめて触れるわたしは、その独特な表現についていけなかった。しかし、根気よく読んでいる。なんとか理解しようとニーチェについて調べてみると、

フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(独: Friedrich Wilhelm Nietzsche、1844年10月15日 - 1900年8月25日)は、ドイツの哲学者・古典文献学者。随所にアフォリズムを用いた、巧みな散文的表現による哲学の試みには文学的価値も認められる。 Wkipediaより

立派な哲学者なのだなと思いきや、1889年1月3日に発狂(精神崩壊)するなどの事件もあってなかなか世の中に認められなかったようである。それが100年以上たった今多くの書店で目にするほどである。 さて、これからまたニーチェを読んでいくのだが、今までの私ならばとっくに放り出している本であるが、なぜか読まねばならぬという気になっている。今までは、わかりやすくて面白い本に感動していきたが、ニーチェに対してはそのわかりづらさが興味をそそるのである。ニーチェに対する書評は賛否両論であるが、ほんの少しでも当時のニーチェの頭の中が少しでも覗ければいいと思っている。果たして覗けるかどうかもわからないが。

2011年9月( 15 / 19 )

潜在意識に隠れるこのモヤモヤ感を

さて最近の生活ぶりはというと、充実はしてきているのだが、まだ何となく引っかかるものがある。それって何でだろう。

 
Blue mists at Snoqualmie Falls / joiseyshowaa
 

最近仕事は上手く行っているし、家庭も落ち着いている。もちろん経済的な問題もあるのだが、それ以外の何かである。 今まで仕事以外では人と合うことを(思考を充電するため)拒んできたが、2週連続自宅にゲストが来てくれたおかげで、楽しい時が過せた。その2人がいい影響を与えてくれた。 マスメディアからも極力離れ、情報に振り回されることなく、自分の時間も作れている。目標、目的意識、コンセプトと遊びがちと足りないが。 なのになんだろこのモヤモヤ感は。柄にもなくニーチェや物理本なんか読んでいるからだろうか。しかし、それも違うな。 潜在意識に隠れるこのモヤモヤ感をちょっと棚卸してみるか

2011年9月( 16 / 19 )

仕事において良好な人間関係をつくる目的とは

仕事において良好な人間関係をつくる目的とは、自分に対する優先順位を上げてもらうことである。優先順位を上げてもらうために、行う事は3つだけ。
 
Shaking hands / Mel B.

1)自分を知ってもらう。 2)相手を知ること。 3)「give give give」で貸しをいっぱい作ること。

の以上コレだけ。さらに親密な関係を気づく要素は 行動の信用(実行)/結果の信用(実績)/期間の信用(継続) の3つを積み重ねることである。そうすることで 知人→パートナー→同志 と親密性は高まっていく。その親密性への加速度は、相手との接点距離と接点対象により左右される。

1、特定の接点での直接対話(会話) 2、特定の接点での間接対話(電話、メール) 3、不特定多数の接点での直接対話(講演、演説など) 4、不特定多数の接点での間接対話(インターネット)

デジタル社会の現在は4番目の広く浅く緩くという傾向にある。それは見知らねぬ多数の人々と容易にコンタクトがとれるからである。最初は希薄であるけれども、期間の信用により直接対話なみの親密性が築けるケースもある。

当たり前だけど整理すると大事に感じる。

浦 祐介
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