さて、もう2009年がスタートして2ヵ月近く過ぎているわけですが、昨年2008年も様々な変態が世間を賑わせた一年でした。
変態たちのニュースが流れるたびに「未来に生きすぎだろ!」とツッコミを入れていた僕ですが、あまりにもツッコむべきニュースが多すぎて2008年前半の話題ともなるとすでに大半を忘れてしまい、思い出すのも一苦労です。
たぶんそういう方は多いんじゃないかなーと思いますので、ここいらで2008年から最近にかけて現れた変態たちをまとめてご紹介してみようかと思います。
……どこに需要があるのかわからないまま見切り発車した企画ですが、最近変態成分が足りてないとお嘆きの皆様方はぜひ当記事でツッコミ力を鍛えていっていただければと思います。
なお、ニュースの多くは一般メディア、及び各種2chまとめサイト様、個人ニュースサイト様よりサルベージさせていただきました。
ではさっそく2008年の変態の歴史を辿っていきましょう。
■自慰行為をしながら美人女子大生をバイクで追跡
2008年最初の変態は日本ではなくタイのアユタヤ県に出現しました。
変態の名はクナコン(23)。
工場での夜勤を終えた後、オートバイで帰宅中していた彼はたまたまオート3輪に乗って走っていた女子大生を見つけ、あろうことかオートバイを運転しながら自らの局部を露出し、自慰行為を始めました。しかもそのまま女子大生のオート3輪を追跡、自らの行為を見せつけたとのこと。
彼の行為の変態っぷりもなかなかですが、何といってもオートバイを運転しながら自慰行為にふけるというそのアクロバティックな技術はもっと評価されてもいいのではないかと思いました。
……ただし、技術の使いどころは完全に間違ってますけど。
ハイレベルな海外の変態にネットが沸いた数ヶ月後、またしても海外から変態出現のニュースが入ります。
■英国の27歳男、「羊」相手に性行為した容疑で逮捕
今度はイギリスから、“紳士の国”のイメージを覆す変態が登場。
先ほどのクナコン君は、行為そのもののインパクトはありましたが、相手はまだしもちゃんとした人間でした。
しかしこちらはまさかの羊。……世の中にそういうジャンルがあるのは知ってはいるつもりでしたが、実際にニュースとして報道されるとものすごいインパクトです。
ちなみにどうやってお縄になったのかというと、ジョギングをしていた男性2人が行為の現場を見つけて通報したのだとか。
情報元のロイターではさらっとこの部分を流していますが、僕がもしそんな光景を目撃したら確実にラム肉が食べられなくなりそうなので、むしろこの発見者の心のケアをしっかりしてあげるべきではないかと思いました。
さすがは海外、日本とはレベルが違うぜ……そんな風に思った方に朗報です。この後は日本のニュースばっかりです。
■下着をかぶり、女性に声掛ける 岐阜市の路上
……ということで2008年9月、暖かい季節に変態はやってくるという定説を覆し、秋の気配漂う9月に満を持して登場した変態は、下着を被り下半身を露出した状態で「パンツ交換して」などと言いながら女性に近づき逮捕された会社員の男(36)。
誰もがかつての人気漫画「変態仮面」を思い出したであろうこの変態さんの出現はネットを震撼させ、「さすが日本はレベルが違う」「羊ぐらいで俺らは何を驚いていたんだ」と、一気に変態オブザイヤーのトップ候補にノミネートされたのでした。
しかし、海外も負けてはいませんでした。変態王の座は譲らない……そう言わんばかりに新たな変態を送りこんできたのは、またも紳士の国イギリスだったのです。
■肛門にじゃがいもを丸のまま詰めてしまった牧師
2008年11月。イギリスのシェフィールドに住む50代の牧師が、「肛門にじゃがいもが入ってしまった」と苦悶の表情で病院に駆け込んだことから発覚したこの変態事件。……いや、被害者は当の本人だけなので事件と呼ぶほどのことではないのですが、しかしイギリスを紳士の国だと思いこんでいた一般市民にとっては十分事件であったことでしょう。
ちなみに変態牧師さんの言い訳としては、「裸でキッチンのカーテンを吊ろうとしたところ、バランスを崩して倒れ、テーブルの上にあったじゃがいもの上に腰をついた」ということで、他にもうちょっと何か思いつかなかったのかとツッコみたくなりますが、じゃがいもが入った状態で考えた言い訳にしては上出来かもしれません。
ところで、個人的には裸でキッチンのカーテンを吊るという行為がすでに変態的だと思うのですが、牧師的には「じゃがいもを尻に入れて悦んでいた」ということの方が、「裸でカーテンを吊る」ということよりもはるかに恥ずかしいことだったのでしょう。
その肉を切らせて骨を断つ精神、なかなか見事です。……もっとも、肉を切らせて骨も断たれている感は否めませんが。
さて、イギリスの底力を見せつけられた日本が次に放った変態は、なんと79歳の老人でした。
■「49歳のおじちゃんだけどいい?」 79歳警備員、出会い系サイトでサバを読み女子高生にみだらな行為
2008年も押し迫った歳の暮、静岡県で出会い系サイト絡みの援助交際がニュースになりました。
普通なら特に注目するほどの事件ではないのですが、今回の当事者が79歳の老人であったことから話題は沸騰。一気に平井明(79)は時の人となります。
援助交際がダメ絶対、とかそういう話はわかりきったことですので割愛するとして、やはり特筆すべきは79歳という御歳にして女子高生を相手にするというその豪腕っぷり、そして自らを49歳であると自信満々にサバを読んだ面の皮の厚さでしょう。
自分が79歳になったときのことはまだ想像つきませんが、少なくとも30歳サバを読むのは僕には無理です。
最後の最後で大物がきやがった……驚嘆するネット住人にさらなる追い打ちをかけたのは、年末になって誰もが油断していた12月25日、クリスマスの夜でした。
■「お礼にこれどうですか」BMWの社員が下半身露出
世間が恋人や家族と楽しく暮らすクリスマスの夜、事件は神奈川県で起こりました。
駐輪場で女性に「バイクのエンジンをかけてもらえますか」と頼まれた小林良太容疑者(31)は、エンジンをかけてあげた後、「お礼にこれでどうですか」と下半身を露出。……その後しばらくしてあっさりとお縄になりました。
クリスマスの夜に女性から「エンジンをかけて」と頼まれ――というところまでは、出来すぎた90年代のドラマみたいな展開だったのに、その後の行動で自らフラグをバキバキに壊したBMW社員。
恋愛アドベンチャーにだってそんな選択肢ねーよ! とツッコみたくなるほど見事な自滅っぷりは、クリスマスの奇跡として歴史に刻まれることとなりました。
……ということで、以上2008年の変態オブザイヤーノミネート事件を駆け足でご紹介してきましたが、じゃあ今年はどうなの? という方のために、2009年開始から1ヶ月半で起こった変態事件を3件ご紹介しておきましょう。2008年以上に熱い戦いが、そこには……ある!
■女子中学生が5名でランニング中、男が「パワーつけろよ。」と言って、下半身を露出して走ってきた
年明け1ヵ月間の沈黙を破るようにして現れた今年最初の変態は、大阪から。
「下半身露出」というキーワードそのものは、もはや変態業界の中では陳腐すぎて箸にも棒にもかからないのですが、しかしこの変態さんはそのセリフが一味違っていました。
「パワーつけろよ」
……パワーの意味がわからない上に、下半身を見ることでなぜパワーがつくのか、そもそもお前誰だよ――など、短いセンテンスに多数のツッコミどころを潜ませたハイレベルなギャグは、さすが芸人の町、大阪であると言わねばなりません。
しかし、これはまだ序章にすぎませんでした。
■「おしっこ高価買い取り中」 チラシ配った男逮捕
次なる変態は千葉県から。先ほどの「パワーつけろよ」から一週間と経っていない2月10日に報じられました。
記事によると、斎藤晃生容疑者(30)は自宅近くの路上で女子高生に「おしっこ高価買い取り中」と書いたチラシを配り、さらにその場で採取するときのために、三角フラスコやタッパーなどの容器を持ち歩いていたとのこと。
……「おしっこ」という時点で僕はもうついていけないのですが、堂々と自分の連絡先を載せたビラを配り、あまつさえ三角フラスコやタッパーを常備しているとは、これはかなり筋金入りの変態だと認めざるを得ません。
それにしてもなぜ容器が三角フラスコなのか、なぜペットボトルとかではダメなのか、という疑問は当然出てくるところではありますが、この問題をこれ以上掘り下げるとさらなる闇が顔を出してきそうなので、触れないことにしたいと思います。
そして最後はつい最近のニュースから。
■「性教育の一環だ!」 83歳の男が男子中学生に下半身見せる
ということで、最後は83歳の男性が中学生に自らの自慰行為を見せつけたという記事。先ほどの79歳といい、日本の老人の弾けっぷりを実感できるニュースばかりですね。
ちなみにこの男性、何度も同じ事件を起こしており、児童の間では通称「マスターじじい」と呼ばれていたそうで、なんかもうここまでくると地元の名物なんじゃないかと思ってしまいます。
――さて、せっかくここまでまとめたので、変態オブザイヤーを決定したいと思います。
※厳密には最後の3件は2009年なんですけど、まあそこらへんはたくさんあった方が楽しいと思うので入れときます。
皆さんに投票していただいた結果、どの変態さんが年を代表するキング・オブ・変態に選ばれたのか――。結果発表と参りましょう。
第9位:「49歳のおじちゃんだけどいい?」 79歳警備員、出会い系サイトでサバを読み女子高生にみだらな行為
出会い系サイトを使って女子高生にみだらな行為を行った79歳警備員は、なんと30歳もサバを読んでいた。
<みんなのコメント> 勝てる気がしない ――― 変態行為そのものより、79歳から一気に30歳サバを読んだ事に率直に「凄いな・・・」と思いました。 ――― 元気すぎて日本の老人もここまでと唸ってしまったので。 ――― おじぃちゃん!!! |
第8位:下着をかぶり、女性に声掛ける 岐阜市の路上
女性物の下着を被り、自らの下半身は露出した状態で女性に声をかけ逮捕された男。
<みんなのコメント> 突き抜けられていない変態が一番危険。 ――― 「変態とは?」という全世界の問いかけに、彼はその身一つで極上の答えを我々に示してくれた。 ――― 下着をかぶる事は変態の代名詞だと思います。 ――― シンプルイズベスト。深く考えずとも一瞬で変態とわかる模範的な変態ではないでしょうか。 ――― まずその頭に被ったもので股間を隠して欲しいですね。 |
第7位:自慰行為をしながら美人女子大生をバイクで追跡
タイのアユタヤ県で、オートバイで帰宅中のクナコン(23)が、女子大生のオート3輪を追跡し、運転しながら器用に自慰行為を見せつけて逮捕された事件。
<みんなのコメント> プロいな。 ――― 何も言えねぇ。 ――― メンタル的な変態は数いても、フィジカル的に突き抜けてるヤツは少ない。ぜひとも中国雑技団にスカウトすべき。 ――― ただ自慰行為を見せ付けるだけならば、もちろん変態。追い回すだけでも変態。だが追い回す×見せ付ける(リバース可)ならば、これはもう一級の紳士であると認めざるを得ないでしょう。彼とバイクに栄光あれ ――― すごい運転技術と執念です。 ――― 名前までもが猥褻なものに思えてきてしまいました ――― 俺も練習しよ。 |
第6位:「お礼にこれどうですか」BMWの社員が下半身露出
クリスマスの夜、駐輪場で出会った女性に「バイクのエンジンをかけてもらえますか」と頼まれ、直した後「お礼にこれでどうですか」と自らの下半身を露出、逮捕された事件。
<みんなのコメント> アホ過ぎる・・・。 ――― 一番イラっとしました。 ――― 自然体でアブノーマルを表現して魅せた。見事としか言いようがない。 ――― クリスマスイベントとして流用可能であるところが大きいです ――― フラグバキバキwwww ――― BMW社員が「のんだらだしたくなった」ってだけで笑えるが、お礼する立場が逆だろとつっこみたい ――― 言い方が紳士的な所に深いカルマを感じました |
第5位: 英国の27歳男、「羊」相手に性行為した容疑で逮捕
羊相手に性行為しているところをジョギング中の男性に見つかり逮捕された男。
<みんなのコメント> 羊www ――― 性欲の対象が飛びぬけすぎだろ ――― そんな愛の形もステキなんじゃないかと ――― 知らなくていい世界を知ってしまいました。 ――― 次はヤギでお願いします。 ――― 惜しいな…ニュージーランドにいればハーレムだったろうに… ――― 羊に謝ってくれ ――― これは自分で飼っていた羊なんでしょうか?羊のその後が気になります。 ――― アリじゃない?と思った私は完全に変態です。 |
第4位:「おしっこ高価買い取り中」 チラシ配った男逮捕
「おしっこ高価買い取り中」と書いたチラシを配り、その場で採取できるよう三角フラスコなどを持ち歩いていた男が逮捕された事件。
<みんなのコメント> スカトロは勘弁して下さい ――― 他はある程度推測できるけど、これだけは目的・用途がまったくわかりません。 ――― どう考えてもコイツがトップレベルかと。 ――― この間違った行動力は評価すべき ――― 配布したチラシに携帯のメアド書いてた時点でおしっこより逮捕される方に興奮するタイプだと見た。 ――― 自分の連絡先を晒す程の真剣さと執念が尋常じゃない。「変態」という枠からもはみ出している気がする。 ――― ちょっとリアルに引きました。 ――― 他のはともかくこれは笑えません ――― 男だ。 ――― 「三角フラスコ」という部分に独自の変態理論を感じる。おそらく彼にとって三角フラスコは黄金水の受け皿であり、他のものには代えがたい物なのだろう。 ――― つきぬけ感がよい。 ――― 2Dならほしいです |
第3位:女子中学生が5名でランニング中、男が「パワーつけろよ。」と言って、下半身を露出して走ってきた
in大阪
<みんなのコメント> パワーつけろよwww ――― パワーwwww ――― 「パワーつけろよ」←名言 ――― 2008-2009Best of HENTAI(流行)語大賞受賞作品に推したい。 ――― もはや、現代の科学では証明出来ない力学なのではないでしょうか。 ――― 名言です。今年上半期パワーつけていきたいです。 ――― お前は常識つけろよ!って感じがします。 ――― インパクトがでかすぎるだろ・・・。 ――― 彼は名コーチに違いない。 ――― 下半身露出という。最早時代遅れすら感じさせる行為に、底知れぬ変態性を秘めた言葉を付加させる事により、今までにない新しい変態のカタチを提唱した点が大いに評価できた。 |
第2位:「性教育の一環だ!」 83歳の男が男子中学生に下半身見せる
地元では「マスターじじい」と呼ばれていたという。
<みんなのコメント> マスターじじいww ――― マスターじじいの名前がつぼったwww ――― マスターじじいカッコイイ ――― マスターというのに惹かれた。「マスター、いつもの。」 ――― 『マスターじじい』というネーミングに感服せざるをえません。。 ――― 相手が「男子」中学生だという点が興味深いです。「マスターじじい」というネーミングセンスも素敵です。 ――― 「100円やるよ」との台詞がグッときました。 ――― なにがどうやってクラスチェンジしたらマスターじじいになれるのかきになってしょうがないですwww ――― 大正生まれ!? ――― 究極の変態は他人にその変態っぷりを見せつけてくる事に凄さを感じます。動物や物相手に1人で楽しんでたり女子相手にムラムラする変態より、83にして尚かつ男子に見せつけたマスターじじいに決まりです ――― マスターですよ?SWでいえばヨーダ様です。他を軽く超越していますね。 ――― 出合った時に確実に泣けるのはこのじじいでしょう。 |
第1位:肛門にじゃがいもを丸のまま詰めてしまった牧師
肛門にじゃがいもを詰めたとして病院に駆け込んできた牧師の言い訳は、「裸でキッチンのカーテンを吊ろうとしたところ、バランスを崩して倒れ、テーブルの上にあったじゃがいもの上に腰をついた」だった。
<みんなのコメント> アホすぎるw ――― 牧師…無茶しやがって… ――― きっと神の元へ行こうとなされたのでしょう。 ――― とりあえず牧師にもいろいろ抱えているものがあるのだと思うと切なさで笑いがこみ上げてきます。 ――― 変態くさいものを感じたので。この人が日曜日にパンとか配ったのかと思うと。 ――― 牧師という点を高く評価しました。 ――― 取り出さなきゃいけない医者も大変だな ――― 日頃からの拡張作業の成果ですよね。座っただけで入るなんて。 ――― よしんば裸でカーテンが本当だったとしても、充分変態だと思います。 ――― 神に仕えるだけあって、言い訳が神 ――― 「肛門」「じゃがいも」「牧師」のスリーキーワードが同じ文の中に・・・。稀有な文章を見れた私は幸せ者です |
ハイ、ということで栄光の第1位は「じゃがいもを尻に詰めて病院に駆け込んだ牧師」でした!
さすがに海外はレベルが違う!
ところでちらほらと、「こんな企画をやるお前が一番変態だ」みたいなコメントが散見されましたが、それについてはノーコメントとさせていただきます。
男だけど、イケメンと同棲することになった
そういえば、ものすごい勢いでスルーしていたのですが、10月15日は誕生日でした。
サイトの誕生日ではなく僕のリアル誕生日です。
何も書かなかったのにお祝いメールを多数いただき、まずは御礼申し上げます。無事28歳になることができました。
……が、誕生日であるにも関わらず僕がやっていることと言えばモンハンオンリー……。友達と最後に遊んだ日付は思い出せないのにモンスターのモーションははっきり覚えているというダメっぷりに、これではあまりにも不憫だ、と思ったのか、弟妹たちからプレゼントをもらいました。
やったね!
中身は何かな?
!?
なんだこれは……。
なんと包装から出てきたのは、バンダイから最近発売されたというイケメンバンク。お金を入れることでバーチャルイケメンと仲良くなることができるという最近流行のギミック付き貯金箱で、どう考えても28歳社会人男性をターゲットにはしていない商品です。
でも、せっかくなのでレビューしてみることにしましょう。
さて 、28歳になり汚れた現実を知ってしまった僕としては、右下の「真っ白なピュアラブ」という文字がやけに目に痛いのですが、そのピュアラブの内容については裏面に詳細が書いてありました。
「女性が好きな男性の上位5タイプを選びました!」と派手な色づかいで強調されており、右下にはその5タイプについての記述が。
……このタイプランキング、いったい何調べなのかがまったくもって不明ですが、このイケメンバンクは“若い女性に大人気の恋愛心理カウンセラー清水おりえ先生監修”らしいので、そのあたりがソースなのでしょう。
ただ、個人的には、「オレらイケメンです。」と自分で宣言してしまう男はどうかと思いますけど。
ではこの5人をさらに詳しく見ていきましょう。
絵は綺麗で女の子受けもよさそうな感じですが、いかんせん名前のセンスがすごすぎます。
公式サイトによると、それぞれ「金内」「財木」「銭鳥」「前借」「藤堂」という漢字があてられていましたが、「財木」「銭鳥」「前借」という苗字は日本には存在しませんでした。唯一「金内さん」はいらっしゃいましたが、「カネナイ」という読み方はしないみたいです。
なんとなく「財木」ぐらいならまだありかなと思いますが、「金内(カネナイ)」や「銭鳥」、「前借」あたりになると、成人するまでに一度は自分の苗字について悩みそうですね。
しかしなんといってもインパクト抜群だったのは、「トウドウ コイン カネツグ」。
公式サイトでは「藤堂 コイン 金嗣」となっており、ミドルネームの「コイン」が、ものすごい違和感を発しています。
……ネタとしか思えない名前ばっかりですが、いくらなんでもこの名前はひどすぎる! というユーザーのために、バンダイはちゃんと名前変更機能も用意してくれています。
ただし、変えられるのは名前のみで、苗字はそのままですけど。
たとえば「タケル」君の名前を「するお」に変えると「前借 するお」になり、さらにダメ度がアップします。
なお、「藤堂 コイン 金嗣」のみ、なぜか「コイン」の部分が変更対象となっています。
それではさっそくスタートしてみましょう。
本体はこんな感じ。液晶画面はかなり暗く、10年ほど前のPHSを思い出す仕様。続編が出るなら液晶はもっと明るくしてほしいところです。
まずは彼氏となるイケメンを選ばなければいけませんので、僕は迷うことなく「藤堂 コイン 金嗣」を選択しました。
名前はどうせ「コイン」の部分しか変えられないので、何となくタキシード仮面に似ているという思いつきから「タキシード」に変更……しようとしたのですが、3文字までしか入力できないという制限があったため、「タキシ」というタイピングミスっぽい名前になってしまいました。
こんな風にして、お相手の「藤堂 タキシ 金嗣」と僕の同棲生活がスタートしたわけですが……。
このタキシ、500円玉を入れないとウンともスンとも言わずに無言でこっちをにらんでくるので、仕方なく500円硬貨を投入。
すると、何やらストーリーが始まりました。
―――イケメンバンク、タキシ編のオープニング―――
※説明文は僕によるもの。セリフは原文ママ。 |
ということで、まずはタキシとの出会いからスタート。いちおう「主人公=自分」なのですが、タキシよりもむしろ主人公の言動に若干イラッとくるのは僕だけでしょうか……。
この後、500円を入れると回数に応じてストーリーが進み、最終的にエンディングを迎えます。
途中には選択肢も用意されており、必ずしもハッピーエンドになるわけではないようです。このレベルのおもちゃでマルチエンディングとは……制作者の気合がひしひしと伝わってきますね。
もちろんお金を入れるとストーリーが進むだけではなく、説明書によると、
ストーリーが終わるとたまに右の画面が表示され、イケメンが「なあなあ~」と話かけてくることがあります。これはイケメンがあなたにおねだりしているしるしです。500円玉を投入してイケメンのおねだりに答えると、イケメンが喜んで、嬉しいことを言ってくれるかもしれません。約3分間500円玉を投入しないでいると、イケメンが怒ってしまい、勝手に通常画面に戻ります。 ※原文ママ |
ということですので、まとめると、
イケメンにねだられてお金をあげると何か嬉しくなる言葉をもらえる。が、お金をあげずに3分経ってしまうとイケメンがキレる。
ということでしょうか。
……えーと、それってただのヒモだと思うのですが。
しかもわりとダメな方のヒモだと思うのですが、イケメンだからそれで許されるのかもしれません。本当に、不公平な世界です。
あまりにも腹が立ったので、タキシとは別れて違うイケメンと同棲することにしました。
リセットボタンを押すと初期状態に戻るらしいのでさっそくプッシュ。
……。
…………。
いつまで経ってもタキシがいなくなりません。
不思議に思って説明書を見直すと、
なんと、一度相手を決定すると、ゲームをクリアするか、放置してイケメンが勝手に出ていくのを待たないといけないとのこと。
「これは現実でも彼氏をころころ変えることができないということと同じことなのです。」と、したり顔で書いてますが、よく考えるとこちらからはイケメンを捨てることができないのに、イケメンには相手を捨てる権利があるというのは明らかにおかしいと思いました。
何はともあれ、藤堂 タキシ 金嗣との同棲生活、5万円貯まるまでがんばりたいと思います。
イケメンが家出した(レビュー)
前回、イケメンと同棲することになったとお伝えしましたが、続報です。
お初の方のために解説入れとくと、同棲相手はタキシ。見た目は某漫画に登場するロリコンそっくりですが、ヤングだらけのイケメンバンクキャラの中では比較的年上のようなので、ここのところ若者のテンションについていけなくなってきた僕とも話が合うかもしれません。
ところで、最近はちょっと仕事が忙しく、タキシと同棲を始めたはいいものの、しばらく500円玉を入れることもなく放置していました。
いかんいかん……そろそろ構ってやるか。
おう、タキシ。500円玉入れてや……る……?
ん?
家出しとる……!
そういえば忘れていましたが、イケメンたちは5日間貯金せずに放置しておくと勝手に家を出ていくのでした。
それにしてもメールとかではなく、置手紙を残して去っていくというところに昭和の香りを感じます。これを企画した人の年齢が垣間見える一瞬です。
というか、前回ではタキシと出会って、ストーリーがまだ同棲するところまで進んでいなかったはず。
まさか、してもいない同棲生活を勝手に解消されるとは思いませんでした。
あと、1回だけ入れた500円は別に出てくるわけでもなく、貯金箱に呑まれたまま。……いや別に僕のお金であることには変わりないのですが、なんかそれはそれでヒモが金を返さないまま逃亡したみたいでムカつきます。
このイケメンバンク、5万円貯めるとクリアになりますが、たとえば49,500円まで貯金して5日間放置してもイケメンは普通にいなくなるみたいなのでご注意をば。
それはさておき、もう一度最初からやってみましょう。
再び500円を投入し、またしてもタキシを選択。
でもタキシはもういなくなった男なので、同じ名前もアレかな、と思いまして、今回は「タキC」にしてみました。読み方は変わってないからまあいいか。
そして再度ストーリーを進めます。
確か前回はオシャレなカフェでパソコンをいじろうとした主人公が、超都合よくタキCと出会ったところまででしたね。
|
……ということで、主人公にドジっ子属性があることが判明しましたが、そんなことはどうでもよくて、いつになったらタキCとの同棲が始まるのでしょうか。
もしかするとストーリーパートはこのまま同棲とかしないまま進んでいくのでしょうか……。
よくわからないままもう1枚500円玉を入れようとしたのですが、あいにく手元になかったので、続きはまた今度ですね。
と思っていたら、
「おなかすいた~」
タキCが割とドスの利いた声で話しかけてきました。もしかするとこれが説明書にあった「おねだり」というやつでしょうか。
ここで500円入れないとタキCがキレてしまう……! でも500円玉はもうない……ど、どうしよう。
焦っていると、
「もういいよ……!」
あっさりタキCがキレました。
くっ……なんかムカつく……!
というかコイツ、IT系企業の社長なのに500円でキレるっていうのは、ちょっと器が小さすぎだと思います。
…… ともあれ、危うく忘れそうになっていたイケメンとの同棲生活、果たして5万円は貯まるのでしょうか……。
イケメンとの同棲生活、その後。(レビュー)
そういえばすっかり忘れてたんですけど、けっこう問い合わせいただいているのでイケメンとの同棲生活の続きを書こうかと思います。
ちなみにあの後、500円入れるのを忘れて2回ほど追加で家出されましたけど、しつこくタキCを選び続けて、現在3回目のプレイです。
まだ最初の方だからいいものの、これゴールとなる5万円近くまで貯めてからうっかり逃げられたりしたらかなりショックですよね。
もともとは貯金が目的だったはずなのに、いつの間にかイケメンに逃げられないことに必死になってしまう……恐るべしイケメンパワー。世の中のだめんずウォーカーの気持ちがちょっとだけわかりました。
さて、前回は確かまだ同棲生活までいってなくて、タキCとカフェで出会い、その後自分のかばんと間違えてタキCのを持ち帰ってしまったところまででしたね。
帰宅した主人公はかばんを開けて見知らぬパソコンが入っていることに驚き、間違えたことに気付くのですが、よく考えたらパソコンを取り出すまで気づかなかったことがすごいと思います。
普通はカフェを出ようとしてかばんを持ったときに自分のじゃないことぐらいわかりそうなものですが……それはまだ許すとしても、最低でも支払時には気づいてほしいと思います。いくらなんでもドジっ娘すぎるだろ。
ともあれ、見知らぬパソコンを取り出した主人公は途方にくれてしまいます。
そこで主人公がとった行動とは……。
以下、ストーリーパートから引用。
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いきなり見知らぬ他人のパソコンを起動する主人公。
そこはかとなく犯罪の匂いがしてきました。……というか素直にさっきのカフェに届けるべきだと思います。
いちおう主人公=自分という設定だと思うのですが、ここまで勝手なことをされると感情移入もへったくれもありません。
とにかくパソコンの中は勝手に見ちゃダメ! 特に男のパソコンには色々とまずいものが入っているのでダメ! 絶対!
そんな僕の切なる願いも無視して、さらに暴走する主人公。
パスワード……? あっ! ログインできたみたい。 |
何やってんだアンタ。
それは不正なんちゃらっていう立派な犯罪じゃないの!?
なんでわざわざタキCがパスワードかけてたのか、ちょっとは考えてほしい。
ていうか、さっきまで自分のパソコンのセットアップもできなかったような初心者が、どうやってパスワードを探り当てたというのか。
この展開を見る限り、本当に適当に打ち込んだらログインできたみたいなので、パスワードは「1111」みたいな超簡単な文字の羅列だったのでしょうか。……だとしたらタキCはIT社長失格だと思います。
そして、自分でやっておきながらログインできたことにびびりまくる主人公。
う、うううーうーん……。 |
パスワードまで探してハッキングしておいて、「下手にさわると壊しちゃいそう」とぬかす主人公。なんという面の皮の厚さ。これは大物になるよ……。
その流れのまま、今度はカバンを漁って名刺を見つけた主人公。タキCの連絡先をゲットし、ついに出会いフラグ成立です。僕がタキCだったら嫌ですよ、こんな天然ハッカー。こんなのに個人情報握られたらどうなるかわかりませんもん。
……まあ、もうタキCのプライバシーは全部暴かれてしまいましたけど……。
次回、いよいよタキCとの再会!? それとも!?
<今回の教訓>
みんな、パソコンのパスワードは割とあっさり抜かれるから注意だぞ!(タキC 談)