犠牲を尊び試練に学ぶ
苦難・災禍に見舞われるたび、
已む無く払わされずに済まされなかった、
死傷さえを伴う多大な犠牲の尊さを、
けして軽んじ、況(ま)してや無駄に、
時の流れのままに任せて、
忘却の彼方へ忘れ去られようことなどの、
断じてもけっしてあってはならないのです!
とかく 『 至り尽くせない』 のが当然の私たちには、
自ら招くにせよ招かざるにせよ、
被(こうむ)らずにも措かれない苦難・災禍の、
それこそ絶えることの無いのですから・・・
それゆえ、せめてにも、
努めて怠(おこた)りなくも、
能力の有らん限りに尽力(じんりょく)を尽くし、
篤(とく)と試練に学ぶよりないのです。