飛躍を遂げるには
奇しくも2020年、
まさに降って湧いたように、
世界的感染拡大を招いたコロナ危機こその、
いかにも国境を越えたグローバル化の、
もはや避けては先に進めぬ必至さを、
涙ながらに痛感させられると共に、
それに伴う生みの苦しみの、
まさかこれ程までとは・・・と、
熟(つくづく)思い知らせられでもするかのように、
やはり相も変わらず多聞に漏れず、
尊くも多大な犠牲こその、
無性に遣り切れなくも嘆かわしいばかりに、
払わされずにも措かれませんでした!
さても、旧態依然たる現況を打破し、
文字通りにも一大飛躍を遂げるには、
こうも手酷く思い知らされずにも措かれないものなのか、
そうもした今更ながらの忸怩(じくじ)たる感慨こその、
その達成・成就(じょうじゅ)の必然の感共々、
自ずからにも改めて、
抑え難いばかりに胸に迫っては、
それこそいかにも迫真の焦眉(しょうび)のさながらに、
嗚咽(おえつ)ながらに込み上げもしたのではないでしょうか?
犠牲を尊び試練に学ぶ
苦難・災禍に見舞われるたび、
已む無く払わされずに済まされなかった、
死傷さえを伴う多大な犠牲の尊さを、
けして軽んじ、況(ま)してや無駄に、
時の流れのままに任せて、
忘却の彼方へ忘れ去られようことなどの、
断じてもけっしてあってはならないのです!
とかく 『 至り尽くせない』 のが当然の私たちには、
自ら招くにせよ招かざるにせよ、
被(こうむ)らずにも措かれない苦難・災禍の、
それこそ絶えることの無いのですから・・・
それゆえ、せめてにも、
努めて怠(おこた)りなくも、
能力の有らん限りに尽力(じんりょく)を尽くし、
篤(とく)と試練に学ぶよりないのです。