神理の書 4

神理の書 4( 4 / 6 )

 

              飛躍を遂げるには

                                                                    奇しくも2020年、

まさに降って湧いたように、

世界的感染拡大を招いたコロナ危機こその、

いかにも国境を越えたグローバル化の、

もはや避けては先に進めぬ必至さを、

涙ながらに痛感させられると共に、

それに伴う生みの苦しみの、

まさかこれ程までとは・・・と、

熟(つくづく)思い知らせられでもするかのように、

やはり相も変わらず多聞に漏れず、

尊くも多大な犠牲こその、

無性に遣り切れなくも嘆かわしいばかりに、

払わされずにも措かれませんでした!

 

さても、旧態依然たる現況を打破し、

文字通りにも一大飛躍を遂げるには、

こうも手酷く思い知らされずにも措かれないものなのか、

そうもした今更ながらの忸怩(じくじ)たる感慨こその、

その達成・成就(じょうじゅ)の必然の感共々、

自ずからにも改めて、

抑え難いばかりに胸に迫っては、

それこそいかにも迫真の焦眉(しょうび)のさながらに、

嗚咽(おえつ)ながらに込み上げもしたのではないでしょうか?

神理の書 4( 5 / 6 )

 

             犠牲を尊び試練に学ぶ

                                                                    苦難・災禍に見舞われるたび、

已む無く払わされずに済まされなかった、

死傷さえを伴う多大な犠牲の尊さを、

けして軽んじ、況(ま)してや無駄に、

時の流れのままに任せて、

忘却の彼方へ忘れ去られようことなどの、

断じてもけっしてあってはならないのです!

 

とかく 『 至り尽くせない』 のが当然の私たちには、

自ら招くにせよ招かざるにせよ、

被(こうむ)らずにも措かれない苦難・災禍の、

それこそ絶えることの無いのですから・・・

それゆえ、せめてにも、

努めて怠(おこた)りなくも、

能力の有らん限りに尽力(じんりょく)を尽くし、

篤(とく)と試練に学ぶよりないのです。

                                          

神理の書 4( 6 / 6 )

 

             世界人類は一蓮托生

                                                                   いかに生きる時代を隔て、

どう様々に国を分かとうと、

私たち人類は、

所詮は運命共同体である、

その紛(まぎ)れもない事実にして真実こそを、

人であれば誰しもが、

先ず以って気付かされては実感もし、

互いの確たる共通認識として、

揺るぎなくも不変不朽なほどまでに、

断固として共有のされなければなりません。

 

いわば 『 世界人類は一蓮托生 』

にも他ならないに違いないのですから!

 

さても果たして、それの何故かと言えば・・・

その応えは、生憎ながら、次編までのお愉しみとさせていただきます。

shinrikyusai
作家:主代 宗元
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