さてもはたしては、もはや激流と化した昨今の時勢を、一体誰が、どのようにも制御(せいぎょ)しうるとされるのでしょうか?
それこそ、その時々の岐路(きろ)に立たされては、世界のみならず、個々人並びにあなたご自身は、どの途(みち)こそを、正しくも選択しうるというのでしょう?
何を大げさな・・・などと、暢気(のんき)に構えて済まされないほどに、もはや世界は、あなたご自身のすぐ身近にあるのです。
あなたの命運が、世界の命運にも直結し、世界のそれが、あなたご自身の、そのものにも他ならないのです!
誰一人として、われ関せずの部外者然としてなど、到底していられないのです!!
例えば、自暴自棄(じぼうじき)のその果てに、自殺覚悟の無差別殺人の凶行さえが、再々痛ましくも繰り返されて止(や)みません。
それをあなたは、単なる他人事と片付けられますか?
犠牲になられた方々が、何ゆえに尊い命を、奪われずに措(お)かれなかったのか?
偏(ひとえ)に犯人の愚行の故(ゆえ)、とばかりに済まされましょうか?