禁断の思い出Ⅱ(ひろし中学編)

第1章( 4 / 22 )

博の決意Ⅱ

 博は、陽子さんから言われた事を本気に受け止めてしまってトレーニングをする事に

友達の勝君に聞いたら「縄跳びとかすると良いみたいだよ」と言います。

博は勝君に「お前は、縄跳びやったのか?」と聞くとやってなくて、うさぎ跳びやったり

後は階段を駆けあがったりジョギングしたりでいつの間にかこの身長になった事を

いいました。それから「博、良い事おしえよう」と「成長期になるとオッパイがかたくなる」と

言います。博は「どういう事?」と聞くと勝は自分のオッパイを見せて「ほら、ここだよ」と

乳首の下の方にグリグリが出来ています。「これが出来た時運動すると大きくなるから」

博は勝の乳首を指で軽く握ると「いてて・・・。」と痛がります。「なるほど、かたいね」と

言って「これは、確かなのか?」と聞くと勝は頷き「牛乳も飲むと良いよ」と言います。

 

博は、早速家に帰って冷蔵庫の中を見ると牛乳がありません。

我が家は、あまり牛乳飲む人がいないからな、それから毎日飲むと高いからどうしよう

と思いながら何気に新聞を見ると新聞の隅っこに広告があり「あなたも高くなれる」と

言う広告がありそれに「誰にも長身になれる素質がある」と書いてありました。

それを見たバカな博は、「よし、これだ」と良く見ると〇〇万円と書いてあります。

「こんなに高いんだ」親から貰うわけにもいかないし「バイトをしよう」と思ったけど

なかなか良いのがなくて新聞配達も100件配らないといけないしでなんとか博でも

出来るバイトはないか探していました。

 

そんな、ある日の朝陽子さんに会い「おはよう、博君元気してる」と言い博の頭を

撫でながら「早く大きくなってよ」と意味深な事を言います。

「ほんとに大きくなったら僕と結婚するの?」と博が言うと笑って「良いよ~」と言います。

「そうだ、博君今度試合があるから見に来て」と言って大学対抗のバレーボールの試合

のパンフレットをくれました。「只だから見に来てね。」と「未来の奥さんの活躍を見てね」

とからかっています。

博は、からかわれているけど何故か嬉しくてたまりません。

 

 

 

 

 

 

第1章( 5 / 22 )

博の自慢

 博は、友達を誘ってバレーボールの大会を見ようと声を掛けました。

でも、ほとんどその頃は、運動部は「秋季大会」があって行けなくて文化部に至っては

発表会等があり時間がとれません。

暇なのは、博の友達の正夫君だけです。仕方なく正夫君と2人だけで行きました。

場所は大きな市営体育館での試合でした。正夫君は「何だ、大学生の試合かよ」と言い

半分ふてくされいます。「あの、4番の女の人みて」と博が言うと「博の知り合い?」と

「綺麗な人だね、しかも高いね」と言うと「うん、陽子さんて言って近所の人175センチ

あるんだよ」と言うと「凄いな、俺らより30センチ以上も高いな」と驚いています。

試合を見ていても他の選手より目だっています。周りの人も「あの4番凄いな」と言って

「可愛いし長身でバレーもうまい」と褒めたたえています。チームのエースと言った感じで

点を取るたびに女子高生が騒いでいました。

 

試合が終わり体育館の裏の方で陽子さんを見ようと正夫をつれて行くと大勢の

女子高生のファンが陽子さんにサインをねだっています。

「博、お前の知ってる女子大生まるでスター並みだな」とみています。

暫らくするとバスに乗り込む為に他の選手と歩いて博達の方に向かってきます。

陽子は博に気づいて、「見に来てくれたの有難う博君」と言って手を握ります。

正夫にも「博君の友達?」と言うと恥ずかしそうに頷くと「陽子です、よろしくね」と言い

正夫君の手も握ると顔を真っ赤にして「正夫です」と答えます。

正夫は、「博、すげーホントに知り合いだったんだ。」と言うと博は得意げになって

「知り合いじゃなく婚約者だよ」とバカな事を言うと正夫は「ええー、まさか」と笑うと

優しい陽子は「そうよ、ほんとに今日は有難うね未来のご主人様」と正夫の前で博に

こう言いました。そして、博と腕を組んで写真も撮ります。

周りの女子高生が、なんなのあのチビすけ中坊がと怒っています。

 

その翌日、学校では正夫がクラス中に喋りまくって博は、一時的にスター扱いです。

バカな博は「彼女と会いたい人は僕に言ってね。」とか「陽子さんは僕の恋人だから」とか

ほら吹き博になり下がりました。

 

 

 

 

第1章( 6 / 22 )

陽子からの贈り物

 冬が来て年が明けて、いよいよその頃になると学校中がソワソワしています。

それは、バレンタインデーといった僕にとってはまず縁のない行事です。

(一年の内で2月14日は無くなってほしいといつも思っています。)

それでも、心の隅にわずかな期待を描いていましたけど今年もダメでした。

 

やはり、部活をやってる同級生は皆貰っていました。特に野球部の勝君は

チョコどころか花束まで貰う始末です。しかも、普段話もしない同級生の女子が

博に声を掛け「博君は、勝君の友達なの?それじゃこれ渡して頂戴。」とお願いします。

博もこんな時にしか声を掛けられる事が無いのでこんな事でも引き受けるおめでたい

中学生でした。博は、幾つか勝にチョコを届けると博に「帰り荷物多くて一緒に帰ろう」

と言い家まで持ってくれたら少しやるよと博にとって屈辱的な言葉に「俺、寄る所があるから」

博は、半分泣きながら一人で帰りました。

 

帰ってから部屋に閉じこもっていると「こんにちは」と玄関で女性の声がします。

出て見ると陽子さんでした。「あれ、博君どうしたの目が赤いけど」と笑います。

博が「誰もいないんだけど」と言うと「博君がいるじゃない」と言って

「はい、これ」と大きなハートの形をしたピンクの箱を出しました「もう食べすぎたかな?」

「それとも、貰えなくて泣いてたのかな?」と図星をつかれました。

博は、「しょうがないから貰ってやるよ」と手を出すとすぐに引っ込めました。

「貰う時は、ありがとうでしょう。」と陽子さんが言うと博はうつむいて「ありがとう」と

いうと、「はい、これからもよろしくね」と言いチョコを渡して博の頬にキスをします。

博がビックリすると「これは、バレンタインのおまけ」「博君がんばってよ」と励まします。

 

翌日、学校に行く時にいつものように陽子さんが「博君おはよう」と言って

「もっと鍛えて大きくなってよ」と頭を撫で「そうだ、博君に大事な話があるから」と言い

「学校終わったらうちに来てね」と言いました。

博は、学校に行っても落ち着きません。陽子さんの大事な話って何だろうと思いながら

一人でいろいろ考えました。まさか『博君私の体をあげます。』とかはないな

『結婚を前提にお付き合いして』これもまずないな、だいいち博は中学一年です。

博はいろいろ考えながら表情はデレデレとしています。

正夫君が「博どうしたの、チョコ貰えず悩んでいるの?」

博は「何言ってるのお前は貰えたのか?」と聞いたら「うん、一個だけ」と言うと

博は驚いて「一体誰に貰ったの?」と言うと「保健室の先生」と言いました。

その日は、保健室に来た生徒全員にあげてたようです。

「俺は、あの陽子さんから貰ったよ、しかもキスのおまけつきでね」と言ったら正夫君が

「え~、そうなの羨ましい」と言って博の肩に手を置いて博の耳元で小さな声で

「そしてどうなったの」と聞くと「実は今日陽子さんが大事な話があるからうちに来て」と

言うと「それって告白?」と正夫が言うとバカな博は「多分そうかな」とニヤっとします。

この、コンビはどこまでもおめでたいバカコンビでした。

 

 

 

 

第1章( 7 / 22 )

 その日博は学校が終わると早めに家に帰りそれから、陽子さんの家に向かいます。

下がお店で2階が住宅です。まず店に行き「おばさん陽子ねえちゃんいます?」と聞くと

「ああ、聞いてるよ」と階段を指差します。博君が来たら部屋で待っとくようにとの事

2階に上がり陽子さんの部屋に入るととても甘い香りがします。

小学校の時に真由美先生の部屋に入った時と一緒だなと思いながら部屋を見渡すと

棚の上にはトロフィーやら部屋のタンスのところにはジャージやユニフォーム等が

ハンガーに掛けられています。そのジャージの裏側にはピンクやブルーのパンティーが

干され横にはブラジャーも干してあります。博は、ドキドキしながらそのパンティーを

触りながら臭いを嗅いでいます。でも、洗濯した物だから洗剤の香りしかしないけど

何故か下半身が疼いています。今日は何の話だろうと想像していると二階にあがる

足音がします。そして「博君、お待たせ」と言って入ってきました。

 

博は「陽子ねえちゃん、何の話ですか?」と聞くと「そうだ、博君バイト見つかったの?」と

博は「いいえ、まだですけど」と言ったら「丁度良いのがあるんだよ」と言い

博君の願う事が一杯つまったバイトだから楽しいと思うよと言ってくれました。

バイトは、牛乳配達でおよそ30件の配達です。自転車でも歩きでも良いとの事

普通のバイトと違い雇われるのではなく専売所そのものをやる事でした。

歩合が高い上に牛乳は5本に一本の割でサービス品が付きます。

つまり、30件だと6本のサービスです売っても良いし飲んでも良いとの事です。

でも、専売所だから自分ですべてやります。つまり、集金まで自分でやります。

聞いたら以前牛乳配達をしていた主婦が引っ越す事になって出来なくなって後継ぎを

探しているようです。中学生でも大丈夫か聞くとお客さんは皆良い方だから集金が

滞る事も今までに一度も無かったようです。

 

博は、「是非やらせて下さい」と言って始めました。

当然最初の1週間はそのおばさんに付いて廻ります。難しいかと思ったら3日で

すべての配達先を覚えました。

お金は溜まるし、牛乳は飲めるし、運動にもなるから体力もつくしで博にとっては

最高のバイトでした。辛いのは朝が早い事です。それから番犬が怖いです。

ただ、雨が降って濡れても大丈夫ですので新聞と比べると安心です。

でも、新聞と違い泥棒が多くて大変でした。1日に3本も盗まれた事があります。

それでサービス品の牛乳は出来るだけ売らずに置いとく事にしています。

ひと月も経てば皆知り合いになり牛乳の置き場所も出来るだけ室内にして貰い

勝手口の鍵を隠してそこから鍵を取り家の中に置くようにしました。

それ以来泥棒はいなくなりました。

 

泥棒はいなくなりましたけど、別な問題が出てきました。

牛乳を取って貰ってる35軒のお客さんの内独身女性が30軒で残りの5軒が

家族世帯です。牛乳の盗難は家族世帯は大丈夫でした。

独身世帯のうち15軒は鍵付きの牛乳箱です。7軒は一か所窓が開いてて

そこから入れ後の8軒は勝手口の鍵で開け室内に入れます今考えるとよほど

信用していたと思います。3カ月もたった頃博に良からぬ性欲が目覚めてきました。

それは、博を信用しきった独身女性を逆手にとって覗きをする事です。

 

勝手口の鍵の場所を知っていてドアを開け室内に入るとその時間は大抵寝ているか

風呂に入っているかのどっちかです。寝ている時は、下着姿が見れるし風呂に入って

いる時は勝手口の傍が脱衣所になっているので覗きやりたい放題です。

 

 

 

 

 

パヤオ
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