禁断の思い出Ⅱ(ひろし中学編)

第1章( 7 / 22 )

 その日博は学校が終わると早めに家に帰りそれから、陽子さんの家に向かいます。

下がお店で2階が住宅です。まず店に行き「おばさん陽子ねえちゃんいます?」と聞くと

「ああ、聞いてるよ」と階段を指差します。博君が来たら部屋で待っとくようにとの事

2階に上がり陽子さんの部屋に入るととても甘い香りがします。

小学校の時に真由美先生の部屋に入った時と一緒だなと思いながら部屋を見渡すと

棚の上にはトロフィーやら部屋のタンスのところにはジャージやユニフォーム等が

ハンガーに掛けられています。そのジャージの裏側にはピンクやブルーのパンティーが

干され横にはブラジャーも干してあります。博は、ドキドキしながらそのパンティーを

触りながら臭いを嗅いでいます。でも、洗濯した物だから洗剤の香りしかしないけど

何故か下半身が疼いています。今日は何の話だろうと想像していると二階にあがる

足音がします。そして「博君、お待たせ」と言って入ってきました。

 

博は「陽子ねえちゃん、何の話ですか?」と聞くと「そうだ、博君バイト見つかったの?」と

博は「いいえ、まだですけど」と言ったら「丁度良いのがあるんだよ」と言い

博君の願う事が一杯つまったバイトだから楽しいと思うよと言ってくれました。

バイトは、牛乳配達でおよそ30件の配達です。自転車でも歩きでも良いとの事

普通のバイトと違い雇われるのではなく専売所そのものをやる事でした。

歩合が高い上に牛乳は5本に一本の割でサービス品が付きます。

つまり、30件だと6本のサービスです売っても良いし飲んでも良いとの事です。

でも、専売所だから自分ですべてやります。つまり、集金まで自分でやります。

聞いたら以前牛乳配達をしていた主婦が引っ越す事になって出来なくなって後継ぎを

探しているようです。中学生でも大丈夫か聞くとお客さんは皆良い方だから集金が

滞る事も今までに一度も無かったようです。

 

博は、「是非やらせて下さい」と言って始めました。

当然最初の1週間はそのおばさんに付いて廻ります。難しいかと思ったら3日で

すべての配達先を覚えました。

お金は溜まるし、牛乳は飲めるし、運動にもなるから体力もつくしで博にとっては

最高のバイトでした。辛いのは朝が早い事です。それから番犬が怖いです。

ただ、雨が降って濡れても大丈夫ですので新聞と比べると安心です。

でも、新聞と違い泥棒が多くて大変でした。1日に3本も盗まれた事があります。

それでサービス品の牛乳は出来るだけ売らずに置いとく事にしています。

ひと月も経てば皆知り合いになり牛乳の置き場所も出来るだけ室内にして貰い

勝手口の鍵を隠してそこから鍵を取り家の中に置くようにしました。

それ以来泥棒はいなくなりました。

 

泥棒はいなくなりましたけど、別な問題が出てきました。

牛乳を取って貰ってる35軒のお客さんの内独身女性が30軒で残りの5軒が

家族世帯です。牛乳の盗難は家族世帯は大丈夫でした。

独身世帯のうち15軒は鍵付きの牛乳箱です。7軒は一か所窓が開いてて

そこから入れ後の8軒は勝手口の鍵で開け室内に入れます今考えるとよほど

信用していたと思います。3カ月もたった頃博に良からぬ性欲が目覚めてきました。

それは、博を信用しきった独身女性を逆手にとって覗きをする事です。

 

勝手口の鍵の場所を知っていてドアを開け室内に入るとその時間は大抵寝ているか

風呂に入っているかのどっちかです。寝ている時は、下着姿が見れるし風呂に入って

いる時は勝手口の傍が脱衣所になっているので覗きやりたい放題です。

 

 

 

 

 

第1章( 8 / 22 )

朝起きるのは辛いけど博は、3カ月の間でいろんな事を発見する事になります。

朝方まで飲んだ酔っ払いの女性が道端でおしっこをしているところや

薄暗い所で男女のカップルが抱き合っていたりとか、とにかく博にとっては大発見です。

それから、飲み屋が経ち並んでいる近くの自販機の周りを物色するといろいろ

落ちています。お金は千円札や小銭の100円凄い時は財布ごと落ちてる場合が

あります。その時はちゃんと警察に届けますけどね。3か月の間に警察に行ったのが

3回程あります。財布や鍵が沢山ついたキーケースそして女性のバッグです。

多分落としたというより自販機で買う時に置き忘れた感じでした。

 

博は、早朝の人間の行動が面白くて今日は何があるか毎日楽しんでいました。

そして、季節は夏になり暑くなってきます。

博にとって何より嬉しいのは、その時期になるとほとんどが朝風呂に入るのが多くなり

しかも朝の5時とか6時で風呂場も裏の方ですので、窓は開けっ放しで入っています。

博が、勝手口を開けて中に牛乳を入れると風呂上がりで体を拭きながら「おはよう」と

普通にあいさつしてくれる女性もいます。博も目のやり場に困ります。

中には、風呂に入ってる途中の女性が博が入ってくるのが解って風呂場の窓が全開で

そこから、「おはよう博君」と声を掛け「牛乳ちょうだい」と風呂場の窓から渡す場合も

時々あります。お客さんは幼稚な博に対しては警戒心がほんとにゼロです。

もっともそうでないと勝手口の鍵を使わせたりしませんからね。

スケベな博は、それを良い事に風呂に入ってる時間を見計らって「お早う〇〇さん」と

言って「ここからでいい?」とわざと風呂場の窓から渡しながら覗くのが日課になります。

 

牛乳配達のおかげで博は、いろんな物を見る事になります。好奇心旺盛の博に

とっては、それが良い事か悪い事かは別としてある意味博自身を成長させるきっかけ

になった事は確かです。世の中には様々な女性がいる事を知ったのもその頃です。

普段は会社勤めのOL風の女性で夕方集金行く時もシャツとか着て堅物そうな女性が

朝配達行く時は、ヨレヨレのTシャツ一枚にパンティーだけで寝ていたり

朝帰りで水商売風の女性が寝ている時は、ジャージで寝てたりします。

毎日のように若い女性の下着姿や入浴等を見ている博は、その頃になると

いかにも、女性の事を知りつくしたと思いこみ『これで、正夫にも完全に勝った』と

自信が持てるようになりました。

 

 

 

 

 

 

第1章( 9 / 22 )

中学2年にもなると学校では、好きな女生徒の話や誰がどの女の子と付き合ってるとか

とにかく、性的な話をするのがその頃は何よりも楽しくてどうしようも無い時期です。

博も身長が少し伸びて陰毛もなんとか目立つくらい生えてきました。

博と正夫は会うといつも話すのはお互いの体の事だから博は自分も毛が生えてホッと

しています。

 

『俺は、毎日女の体見ているんだぜ』と心の中で正夫に勝っていると思っています。

ある日正夫と会って博が笑いながら「正夫相変わらずダサいな。」と言うとブスっとして

「博、お前は成長したか?」と聞くと「ああーお前よりはね」と見下した感じで言います。

正夫はニヤっと笑い「博、それじゃお前あれはあったんだろうな。」と言うと博の顔色が

急に変わり「なんだよ、あれって」「射精の事だよ」と「射精って?」と博が聞くと

「やっぱり知らないと言う事はまだなんだ」と正夫は得意げになり「俺は一昨日あったよ」

正夫は得意げに「つまりお前はまだガキだ。」「俺は、子供を作る事が出来るんだぜ」と

言います。(但し、相手がいればの話ですけどね。)

博は、頭をハンマーで殴られた思いでした。正夫に負けた俺はまだガキだ。

博は、他の友達にも聞いたら皆は1年生の頃からあったようです。

 

野球部の勝君がいつものように博に「気にする事ないよ」と言うと「気にするよ」と怒って

言った後「あっ勝ごめんな」と謝ります。勝君は「裸の写真とか見ながら擦るとでるよ」

と教えてくれました。「そして、でる瞬間はおしっこみたいだけど気持ちいいから」と

博はますます訳解らなくなって「おしっこは特に気持ちいい訳じゃないよな」と言い

「今日の夜にやってみる」と言って牛乳配達の時に拾ったエロ本とかがありましたので

それを使ってやろうと思い早めに風呂に入り夕飯食べて着替えて部屋に入りました。

母が、もう寝るの少し早くないと聞くので「昨日あまり寝れなくて」と言ってごまかします。

 

部屋に入ったら入り口に鍵を掛けます。そして電気を消して布団に入りパジャマと下着を

すべて脱ぎました。薄明かりの豆球の下でヌード写真を見ながら右手で擦ります。

でも、勃起はするけどその後はヒリヒリして痛くなってきます。

いろんなやり方を実行するけどなかなかうまくいきません。

もしかして、自分だけ他の男子と違っているかも、皆があるのに自分だけないなんて

博は、とてもショックでなかなか寝付けずに変な夢だけみるようになりました。

それは、周りの同級生が皆スーツを着ていてかっこいいのですが自分だけ学ランです。

そして、あの正夫が「博、早くスーツが着れる大人になれよ」とバカにしています。

 

博は、翌日学校に行くと博の同級生が小声で「博、どうだった?」と聞きます。

友達には、「うん、出たよ」と言います。皆「良かったな~。」と言ってくれました。

でも、一人だけ言ってくれない奴がいましたそれは、正夫君です。

正夫君は、成績とか体の大きさとかで博より劣っているので唯一の自慢が崩れました。

勝君も「博良かったな」と言って喜んでいます。他の友達も「気持ち良かっただろう?」と

いうと、博はウソでも「とっても気持ち良かった。」と答えています。

サッカー部の友達が「でも、博あれはやりすぎるとバカになるから気を付けてよ」と

「但し、1週間に2回までだったら大丈夫みたいだから」と訳が判りません。

 

だけど、中学の頃はこんな事で話が盛り上がっていたんだなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

第1章( 10 / 22 )

季節も真夏に入りいつの間にか博の空想の射精の事も忘れて7月の下旬になると

友達同士でいろいろ遊びの計画をします。でも、牛乳配達は休めないので友達が

準備とか日時は合わせてくれました。お盆の時に約5日間だけ休みがあります。

友達6人位でキャンプを計画して2泊3日の友達だけのキャンプも計画して6人で

行き無事に終わりました。そのキャンプの時にも正夫君も誘った方が良かったけど

その6人グループの中に正夫君の友達が僕しかいなくて何故か正夫君は

いつも外れています。やはり他の友達にとって正夫君は共通の友達では無いから

あまり一緒には遊びたがらないです。正夫君本人もあまり気が合う人がいないから

このメンバーは避けています。

 

そのお盆も終わり夏休みも後半に入ると何故か寂しくなって。なにか刺激がほしくなり

ます。その頃は友達誘っても宿題に追われる奴がいたり疲れた感じでずっと寝ている奴

がいたりで、全体的に活気がありません。

そんな8月の下旬頃いつものように配達を終えて自宅近くの公園のベンチで腰掛けて

休みながらサービス品の牛乳を飲んでいると、白いジャージに赤のバンダナをして

首からタオルを掛けてジョギングをしている女性がいます。

 

20代後半位の女性でとっても綺麗な人で博好みでした。博は、身長が高くて

細身で髪が長くてジャージを着ている女性にいつも憧れています。

小学校の時の真由美先生、それに女子大生の陽子さんも同じタイプの女性です。

その女性は、公園内を軽くジョギングしていたが、走りながら博の方に近づいて来ます

博の傍まで来ると「おはよう」と声を掛けます「お早うございます」と博は応えました。

「牛乳配達しているの?」と聞くと「はい、今日はもう終わりました」と言うと

「一本くれない?」と言うので「良いですよ」とバッグから一本出してあげました。

「いくら?」と聞いたので「いいです、サービス品だから飲んで下さい」と言うと

「ええ、いいの有難う」と余程のどが渇いていたのか美味しそうに飲んでいます。

 

飲み終えると博に「私最近越して来たの、百合です、宜しくね」と右手を出します

博は、「あっ、はい宜しく・・・僕は博です。」と言い握手「博君か」と言って「そうだ」と百合は

思い出したように博の手をつかんで「ちょっと来てちょうだい」と博を引っ張って路地に

連れて行きます。博は、何故か別の意味で期待していたんですが、「ここだから」と言い

明日からうちも牛乳を入れて頂戴と言うと博は心の中で:『なんだ、配達依頼か』とやや

がっかりです。バッグから申し込み用紙を出して書いてもらいます。

名前は、中村百合(28歳)職業(会社員)と書いてあります。

でも、博は少し嬉しそうです、また良からぬスケベ心が博の頭の中を駆け巡っています。

「それじゃ、牛乳どこ置きますか?」と聞くと「他は、どうしている?」と聞くので

「勝手口の鍵で開けて中に入れています」と言うと「それじゃうちもそうして」と言って

外にあるタンクの隙間に鍵を置いておくとの事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パヤオ
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