Hello from Dogwood Lane 1

韻を踏む Rhyming

殿は友達から聞いてきたHappy Birthday to You!のくだらない替え歌を得意げに(一年生レベルでは面白いと思われる内容)家に来ていたお客さん(夫母、ジム)に披露していたときのこと。
殿が歌い終えるとすぐに、夫母とジムは声をそろえて、”But it is not rhyming!”(韻を踏んでいない)と言った。
私なんて「変な歌を歌っているな」ぐらいにしか思わないのだが、やはりアメリカ人にとっては(内容がくだらなくても)歌というのは韻を踏んでいるものというのが体に染み付いていて、心のどこかで歌を聴くときにいつも韻をつかみながら聞いているのだとこの時あらためてわかった。
私自身はまる覚えしている英語の歌もいくつかあるけれど、韻を意識して歌ったことなんかほとんどないと思う。

殿はまだ歌は韻を踏むというルールはわかっていないので、そういう意味では英語も私と同じレベルだということだ。

日本人で英語をある程度の年になってから学んだ私みたいな人で英語の歌を聴くときに韻を意識している人なんているんだろうか。
何十年アメリカにいても、こういう意識は身につかないのではないかなあ、という気がする。

日本語学校の授業参観・ボランティア

日本語学校の授業参観。落ち着きのない子もいるけれど(うちの子)、基本的には生徒(14人)はきちんと先生の指示を聞いて楽しい授業になっていた。
アメリカのカジュアルなスタイルに慣れている子供たちが、じっとひとつのいすに45分間座っているだけでも、偉いなあと思って、こういう窮屈な思いをじっと耐えている子供がなんとなく気の毒に思えてしまった。

その後生徒たちは一同に集まって空手のパフォーマンスを見せてもらったようで、その間父兄と先生は懇談会。父兄の顔も覚えられたし、有意義だった。

日本語学校は文部省の援助も受けているし、日本からも校長先生、教頭先生が派遣されている。
とはいっても、父兄がある程度ボランティアで手伝わなくてはならない。
土曜日だけ一般の私立学校を借りているので、机の並び方も日本とはちがうので、授業前にいすと机を並び替えたりするのは父兄が順番でする。1年生の工作のお手伝いなどもボランティアを先生が募集している。
図書館を手伝う図書係。コピーをするコピー係。安全当番というのもある。
バザーをするときも、当然準備、売り子も父兄が手伝わなくてはなりたたない。

そこで中心になっている父兄たちがそれぞれのボランティアを募集するのだけれど、人の集まりがとても悪いみたいなのだ。
教室の準備当番も「○○さんとお当番交換してもらえますか」と言われると「この間もやったのにまたですか?」と言ったり、ちょっと余計に仕事がまわりそうになると(子供たちに本を読み聞かせるだけなのだけれど)回避しようとしたり、なんだか情けないほどボランティア精神にかける人がいるようで、とても悲しくなってしまった。
もちろんボランティアなので強制ではないし、できる限り手伝うということでよいとは思うのだけれど、皆で支えていこう、という気概があまりにも少ないのをみると、日本人って結局は皆な自分勝手なのかなあなんて思ってしまったり。

殿が3年間通った土曜日の日本語幼稚園が完全なボランティアによる運営だったので、ボランティアは当たり前、できる限り時間も労力も提供するという気持ちをもった人に囲まれていたのだけれど、それは一般の日本人のボランティアに対する意識とは違っていたのだなあと思った。

ただボランティアに一生懸命になりすぎると家族を放ったらかしてそのことに時間をとられてしまう、という状況になってしまうので、それは本当に気をつけなくてはならないなあと思う。

とくに私はボランティア募集がかかるとまじめにとらえすぎて「誰もやる人がいないなんて、あら大変!」と思ってしまい、手伝わないことにものすごい罪悪感を感じてしまうので、自分の実情をよく鑑みてバランスよく考えなくてはなあと、自分に言い聞かせている。

Hectic week

忙しい一週間!

職場のサーバーのひとつをFAStT600 から RAID-5 disksにするというプロジェクトがあって(私はハードウエアは全くノータッチなのでなんだかよくわかってはいないのだけれど)それが先週末に行われた。
その際にデータベースのコピーがうまくいかず(全く予期しなかったこと)、バックアップのテープを利用せざるを得なくなってしまったということなのだ。バックアップが行われたのは先週の金曜の夜なので、それ以降データベースに加えたデータはもういちどraw data filesからリロードしなくてはならなくなった。

月曜日は朝からMIS全員がその修復作業にかかわった。
おまけにこのプロジェクト担当者がCronという大切なファイルを消去してしまって、大変なことになってしまった。(これと同じミスを私も以前にやったことがある。)
自分の担当の州のデータをデータベースにロードして、週末自動的に行われるはずだったジョブをひとつずつ執行する。
データを受け取っていないという電話もじゃんじゃんかかってくるし、それはそれは大変だった。
というわけで月曜日から皆きりきりまいしていたのだけれど、うちのMISは本当に団結していて、コピーがうまくいかなかったことを誰かのせいにしようとしたり、Cronを消した担当者のミスを責めたり、それに対して影で批判したり文句を言ったりする人もいない。みんな「私も同じ様なミスをやったことがあるんだよね」という気持ちで、一致団結して問題解決していく。それを楽しんでいるという感じ。こうやって気持ちよく仕事ができるのはとてもありがたいとつくづく思う。

さて、今週は夫弟家族が来ていたので、なんとなく気ぜわしかったし、その上、デイケアが特別に3時半に閉まる日もあり(スタッフ感謝週間)おまけに昨日もMISのField Trip Lunchがありなんだかオフィスでじっくりと仕事をすることができなかった感じ。

2つのプロジェクトの締め切りが今日だったので、夜子供が寝てから仕事を終えたりということも何日か続いた。仕事は楽しいのでそれはいいのだけれど、でも疲れてしまった。
暇な時とのバランスがうまくとれればいいのになあ、と思う。
余分に働いた分、あとで休みをとらせてもらおう。




MIS Field Trip/Lunch

私の職場が引越しをするかもしれないので、候補地2つのうちのひとつをMIS全員で見に行ってみた。今の職場から15分くらい離れたところで空港から5分ぐらいのところ。今と同じAlexandriaでももっとOld Townに近くなる。
私の通勤時間は2,3分余計にかかるかな、というぐらいで大して差はない感じ。

今の場所よりもちょっとエレガントなupscaleな場所になる。ホテルの真向かいなので他の都市から訪ねてくる人達にもとても便利だ。
実際に建物に入って物件のビルに行ってエレベーターでその階に行ってみると鍵もなにもかけてないので、総勢7人で中を探索してみた。(不法侵入だったと思う。)広々としていてなかなかよろしい。

ただ、いわゆるダウンタウンの雰囲気で、庶民の買い物をする場所はほとんどないよう。今の職場はとても便利なところに位置しているので、昼休みに買い物(Target , Bed Bath & Beyond , Marshall's , Old Navy, Trader Joe's, Office Depot, Staples, Panera Bread, Best Buy, Circuit City , Burlington Coat Factory などなど)もできるのでとても便利だ。それがなくなるとしたら残念だなあ。

もうひとつの候補地は現在の所の向かいのビル。不動産としては前者よりもクラスは落ちるみたいだけれど、広い物件らしい。通勤の面では今と変わらないのでpredictableなのが安心材料。今までどおりお昼休みにショッピングができるというのも大きなプラス。

5月のBoard Meeting(偉い人の集まる会議)でどちらになるか決まるらしい。決まれば年内に引越しということだと思う。
今は大き目の部屋をもう1人のプログラマーと仕切って使っているので、引っ越せば小さくても個室がもらえるのは嬉しいことだなあ、と思う。
いくつもあるサーバーを動かしたり、引越しはとにかく大変になるだろうけれど、でも楽しみ。

さて、物件見学のあとは近くのイタリアンのお店でランチ。(事務所もち)
私は子牛のMarsalaワインソース。マッシュルームや、付け合せのジャガイモなどもとてもおいしかった。今まで食べたVeal Marsalaの中で一番おいしかったと思う。
満足、満足。

R.Haddon
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