Hello from Dogwood Lane 1

卒乳

若も殿と同じ2歳9ヶ月で自然に卒乳したよう。具体的な日にちは覚えていないのだけれど(4月初め?)、特に欲しがらなくなったので、そのままになってしまった。

今でも時々疲れた時や悲しくなった時に「ママミルク欲しい」と言うのだけれど、私が「もうでないみたいよ」というとあきらめてしまうみたい。

2歳すぎて母乳?(人によっては1歳すぎて)とぎょっとする人も多いのかもしれないけれど、私達母子にとってはとっても自然なことだった。2歳をすぎてからは本当に寝る前のささやかな儀式という感じで、こんなことで子供に安心感を与えられるなんて人間というのは本当によくできているなあと思っていた。

私の母乳育児については長くなるのでまたいつか書きたいと思っているけれど、とりあえず、2人の子供に思う存分母乳育児ができたのは幸せだったなあと思う。


海外ママのコラム

海外ママのブログで「私のストレス」をアップしました。興味のある方はここからどうぞ。

韻を踏む Rhyming

殿は友達から聞いてきたHappy Birthday to You!のくだらない替え歌を得意げに(一年生レベルでは面白いと思われる内容)家に来ていたお客さん(夫母、ジム)に披露していたときのこと。
殿が歌い終えるとすぐに、夫母とジムは声をそろえて、”But it is not rhyming!”(韻を踏んでいない)と言った。
私なんて「変な歌を歌っているな」ぐらいにしか思わないのだが、やはりアメリカ人にとっては(内容がくだらなくても)歌というのは韻を踏んでいるものというのが体に染み付いていて、心のどこかで歌を聴くときにいつも韻をつかみながら聞いているのだとこの時あらためてわかった。
私自身はまる覚えしている英語の歌もいくつかあるけれど、韻を意識して歌ったことなんかほとんどないと思う。

殿はまだ歌は韻を踏むというルールはわかっていないので、そういう意味では英語も私と同じレベルだということだ。

日本人で英語をある程度の年になってから学んだ私みたいな人で英語の歌を聴くときに韻を意識している人なんているんだろうか。
何十年アメリカにいても、こういう意識は身につかないのではないかなあ、という気がする。

日本語学校の授業参観・ボランティア

日本語学校の授業参観。落ち着きのない子もいるけれど(うちの子)、基本的には生徒(14人)はきちんと先生の指示を聞いて楽しい授業になっていた。
アメリカのカジュアルなスタイルに慣れている子供たちが、じっとひとつのいすに45分間座っているだけでも、偉いなあと思って、こういう窮屈な思いをじっと耐えている子供がなんとなく気の毒に思えてしまった。

その後生徒たちは一同に集まって空手のパフォーマンスを見せてもらったようで、その間父兄と先生は懇談会。父兄の顔も覚えられたし、有意義だった。

日本語学校は文部省の援助も受けているし、日本からも校長先生、教頭先生が派遣されている。
とはいっても、父兄がある程度ボランティアで手伝わなくてはならない。
土曜日だけ一般の私立学校を借りているので、机の並び方も日本とはちがうので、授業前にいすと机を並び替えたりするのは父兄が順番でする。1年生の工作のお手伝いなどもボランティアを先生が募集している。
図書館を手伝う図書係。コピーをするコピー係。安全当番というのもある。
バザーをするときも、当然準備、売り子も父兄が手伝わなくてはなりたたない。

そこで中心になっている父兄たちがそれぞれのボランティアを募集するのだけれど、人の集まりがとても悪いみたいなのだ。
教室の準備当番も「○○さんとお当番交換してもらえますか」と言われると「この間もやったのにまたですか?」と言ったり、ちょっと余計に仕事がまわりそうになると(子供たちに本を読み聞かせるだけなのだけれど)回避しようとしたり、なんだか情けないほどボランティア精神にかける人がいるようで、とても悲しくなってしまった。
もちろんボランティアなので強制ではないし、できる限り手伝うということでよいとは思うのだけれど、皆で支えていこう、という気概があまりにも少ないのをみると、日本人って結局は皆な自分勝手なのかなあなんて思ってしまったり。

殿が3年間通った土曜日の日本語幼稚園が完全なボランティアによる運営だったので、ボランティアは当たり前、できる限り時間も労力も提供するという気持ちをもった人に囲まれていたのだけれど、それは一般の日本人のボランティアに対する意識とは違っていたのだなあと思った。

ただボランティアに一生懸命になりすぎると家族を放ったらかしてそのことに時間をとられてしまう、という状況になってしまうので、それは本当に気をつけなくてはならないなあと思う。

とくに私はボランティア募集がかかるとまじめにとらえすぎて「誰もやる人がいないなんて、あら大変!」と思ってしまい、手伝わないことにものすごい罪悪感を感じてしまうので、自分の実情をよく鑑みてバランスよく考えなくてはなあと、自分に言い聞かせている。

R.Haddon
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