Hello from Dogwood Lane 1

duh!

アメリカで生活し始めてから知った表現に"duh"というのがある。
自分で失敗したときや、とんちんかんなことをしたとき「ああ、間抜けなことをしてしまったなあ!」という自嘲の意味を込めて自分に"duh!"と言う。(ダア、ちょっと暗めのアの音で3段階ぐらいの抑揚をつける)
これを適切なときに使うと(ビジネスミーティングなんかではまずいと思う)周りが和んでよろしい。
大人がこの"duh!"を使う場合は基本的には自分に対して使うことが多い。人に対して使ってしまうとかなり失礼になってしまう。

殿がこのごろこの"duh!"を使うようになった。きっと周りの子供たちから聞いたのだろう。
私の使い方と違うのは、馬鹿なことをしている相手に対して使ってしまうところ。若が何か変なことを言うと若に対して“duh!”と言っている。
悪い言葉というわけではないのだけれど、先生とか、目上の人には使っちゃダメだよ、と言っておくほうがいいかなと思っている。
成長して自分自身に使えるようになるのはいつのことだろう。

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Girls’ Night Out

殿が1歳半位から2歳半になる頃まで、お休みの水曜日を利用して、洋裁のクラスをとっている時期があった。(G Street Fabtricsというこの辺では大きな生地屋さんで)
今夜はその頃知り合った女性が集まって、ディナーに。

その洋裁のクラスの先生がとってもセンスのあるデザイナーで(ウエディングドレスやフォーマルドレスのデザインなどが専門)同じクラスをとっていた人たちは何度も何度も先生のクラスを繰り返し受講して、仲良しになった。先生は日本に住んでいたこともあるので、共通の話題などもあって楽しかった。
生徒は今はリタイヤしてしまった外科医の女性とか、共和党のキャンペーンオーガナイザーとか(政治的には許せないけれど、彼女はとてもよい人)、結構有名なカントリーシンガーのマネージャー(付き人)、レストランのオーナーなどいろいろとユニークなバックグラウンドの人が多くて楽しいクラスだった。

この洋裁の先生が(一見幸せそうだったのに)、2年ぐらい前に離婚することになって、それ以来いろいろな事情でクラスも教えることができなくなってしまった。クラスの仲間はそれ以降もいろいろと仲良くしていたよう。
私は子供も小さかったし、次男の出産もあったので、仲良しのJulie以外はほとんど会うことはなかった。いろいろな集まりも御無沙汰することばかりだった。

今日はずっと会えなかった先生も来られるということで、夕方からベビーシッターさんに来てもらって気合を入れて行ってきた。
全部で9人が集まって、とりとめのない話をしながら食事をした。お食事はアメリカンのカジュアルなレストランで、なかなか美味しかった。私はオイスターのフライ。

先生の離婚までの波乱万丈の道のりとか、他の人の神経痛がどうだとか、ひざの手術の術後経過、シアトルの生地屋さんの話とか、まあとにかく話は続く、続く。
久しぶりに会えた人もいてとても楽しかった。

でも働くお母さんが夜、家を空けるのって(平日でも週末でも)結構大変なのだ。
夫はあてにできないので、まずベビーシッターさんを確保して、子供たちの食事も(ベビーシッターさんの分も含めて)用意して、殿の宿題は(早めに迎えにいって)終らせて、といろいろと細かい計画が必要になる。

でもこういう風にお友達と気分転換するのも私には必要なことかなと思う。

母の日の工作

DSCN0782.jpg
先週から殿も若もスクールで「母の日」関連の工作をしていたよう。
金曜日早々に作ったものをもらった。
若は先生が用意してくれた紙に水彩絵の具で思いのまま色をつけて、もうひとつの紙にはカットフォームの星の飾りをつけていた。そして芽をだしたばかりのマリーゴールド。先生と一緒に植えて芽がでるのを観察したのだろう。

殿からは午後保育で作った小さい紙の箱。あけてみると長い紙が折りたたんで入っていて、そこには
「まま、いつもおいしいおべんと
ありがと。」
と書かれていた。いつの間にこんなに書けるようになっていたんだろう。4月になるまでは自分の名前がやっと書けるという程度だったので、こんなにできるようになっていてびっくりした。
先生たちは当然日本語はわからないので、お手本も見ないで自分で考えて書いたのだ。
殿は私にはやはり日本語で書きたい、と思ってくれて、なんだかその思いが伝わってとってもじんときた。そして、通り一遍の「いつもありがとう」だけではなく、具体的に「おいしいおべんと」と書いてくれたのがつぼをついていて、また嬉しかった。

パスポート更新2

朝は9時に郵便局。殿のアメリカのパスポートの更新のため。申請者が14歳未満の場合両親そろって申請に出向かなければならない。(どうしても片親しか付き添えない場合には、もう片方の親も異議がないということを公証人をたてて文書にしなくてはならない。)
アメリカでは離婚のため親権でもめている家族が多いので、片親が勝手に子供を国外に連れ出してしまうのを防ぐため。
そういえば、私の友人たちも、夫婦仲が悪くなって離婚に傾きそうになったら、まず子供のパスポートをしっかりと押さえておいた、と言っていた。(1人はそのときにアメリカ人の元夫がヨルダン勤務だったので、子供たちまで連れて行かれるのをおそれて。もう1人は元夫が中国人なので、子供を中国に連れて帰国されては困るということで。)

うちの子供たちは2重国籍なのだが、日本に入国の時は日本のパスポートで、アメリカに帰国の際はアメリカパスポートで、というのが正しい方法だ、と聞いたことがある。一方のパスポートでも問題ないとは思うのだけれど、日本の入国も日本人だと列も短いし、もしなにかあったときに(犯罪とか事故に巻き込まれたとき)一応両方のパスポートがあれば、両政府から迅速に惜しみなく援助してもらえるのではないか、と考えたりして今回もアメリカと日本、両方更新することにした。

9時5分に郵便局に着いたときには、もう行列。20分ぐらい待って受け付けてもらえた。出生証明、親の身分証明、などを見せて支払いを済ませてスムーズに終わらせた。殿の日本語学校に間に合うかな、と心配したけれど、ぎりぎりでセーフ。(夫と若は帰宅)

アメリカのパスポートの発行はState Departmentなのだけれど、アメリカでは郵便局が事務の請負をしている。あらかじめネットで取り扱い郵便局を調べて、予約不要のところを選んだのだけれど、郵便局によっては全予約制、というのもあるみたいだ。

ちなみに、日本のパスポートは1週間でできるのだけれど、アメリカの方は3週間から6週間かかるということ。
日本の方は47ドルちょっと。
アメリカの方は82ドル(うち30ドルは郵便局の収入になる)。60ドル余計に払うと急いで発行してくれるらしい。

アメリカ人の大人の場合、パスポート更新は郵送でできるらしいのだけれど、子供の場合は更新の方がたやすいということはないみたいだ。
R.Haddon
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