WARNING MARK 2 -廃棄物テスト-

  10月××日の快晴の日  異性人達は、人類への見せしめとして多くの生命体が集まっている都市に攻撃をする事を決めていた。
  そして、同期日と同場所に罠を掛けた。 国は、影のようにご内密にSWAT隊を数隊に分けて防御、そして迎撃を仕掛けようとしていた。

  また、あろう事にその日は、急に決められた為、都民や観光客を避難させる事は、困難とされ、国は、《犠牲者を最低人数に抑えるように》という決断を取らざる負えなく成っていた。
  時がカウントダウンされ始める。

「我等が推測する中、奴等は、有無を言わさず急に大量殺害を企み、都市に殺人ウイルス兵器を撒き散らそうとしていると判断した。 我々は、それを阻止すべく招集された。 前途多難で瞬間瞬間で判断し、答えを出さなければいけないというケースがあると思われるが、《日頃 鍛えられた精鋭の俺達なら出来ると俺は、睨んでいる。 無事に仕事をこなして全員で帰るぞっ》」
「オーッ」

  探索調査中 事態は、一変した。
  本部からだった。
「え~、そんな馬鹿な・・・ほんの今、さっきまでレーダーには、映って無かったのに・・・!?」
  何の話をしているのか、全く見当が付かなかった。
  レーダーに三つの陰が映っていた。
「一つは、時速六十km、もう一つは、時速三十km、もう一つは、時速百kmで都心部にSWAT隊に近寄っている。 確認してくれ」
というメッセージだった。

  情報を集め調べ出した結果、時速六十kmの物は、車で、時速三十kmの物は、正体不明の飛行船で、時速百kmの物は、バイクだった。
  各々に監視が付いてモニターが映像を捕らえた。
  監視を続けていく。

  そして突然、連絡が入った。
「こちら、こちら、建物近くのロータリー広場に車に似た不審な物体を発見、近付いて調査及び確認をする、以上」
  そんな一報が急に入ったのだった。
「こちら本部、了解した。 くれぐれも注意して調査せよ」
  そしてトランシーバーが切れた。

  遠くから見るとまさしく車に見えていた。
  しかし、近付いて見てみると、その物体は、車を水晶のギザギザ感に尖らせ、まとったようなインパクトがあり、芸術品的な形を成していた。

  異様過ぎる物体に車に辺りの人々は、関心があって多くの人が群がって近付いて来ていた。
  隊員たちは、周りの配慮から銃を隠しながらも直ぐに対戦出来る態勢で近寄って行っていた。

  いきなりパンッ×2というラップ現象に似た音がした、辺りが騒然とする。
  隊員たちが銃口を一瞬 前に構えたが、目で何も無いのを確認し、直ぐに皆にサインを送り、銃口を下に向け、隠した。
  ピリピリ感が空気に伝わっていく感覚を味わう。

  目の前では、戦争映画のワンシーンのように物が砕け飛ぶ場面が映っていた。
  しかし、不思議な事に音が全く無かった!?
  そして三つ目の爆破は、直ぐ近くで起こった、砕かれた石が散って顔に当たり!? かすめて飛んでいく。
(エッ、当たる!?)

  音無しの視力だけじゃ、実感がとぼしく回避動作に少し遅れが出た。
  無音性映画を見ていた。
  大勢のSWAT隊が破壊された石や変形したオブジェの破片に大ケガや重症をおった。
  すかさず大勢の機械人間が急襲して来て交戦や乱射撃をして来た。
 
  そして時間が経ったのか、見渡すと機械人間達は、姿を消していた。
  気が付くと全員が地面に横たわっていた。
「ウウウ~」
「オイッ、大丈夫か!?」
「ウウウ~ッ!?」
  ケガを負った物同士で助け合い、集まっていた。
「オイオイッ!?」 
  一人の兵士が腕を伸ばして指を指した。

  爆発したはずのハリセンボンみたいなオブジェの車が、あった。
  動いていた・・・変形していた・・・人型に成った・・・赤い光が無人ダーツをしていた・・・中央に近付いていく・・・十秒位して赤い点は、中央の一点に成った・・・一瞬  地に炎が舞い踊り、眩しい光を放った。
  これにより、SWATのひとグループが消滅したのだった。

迷 彩映 (mei saiei・メイ サイエイ)
WARNING MARK 2 -廃棄物テスト-
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