オニオン物語

1年目( 6 / 8 )

生誕委員

生誕委員。

そういうのがあるらしいと、mixiのコミュニティで見つけて知った。

俺は、松原夏海さんだけしか居ないんだ。そう思い、僕はその生誕委員の集まりへと参加した。

集まったら、サッカーのユニフォームの格好をした人が居た。
これが有名なあの人か。声をかけたが、すっごい怖かった。

何人か集まり、居酒屋へと移動した。
みんなで、顔合わせの飲み会になった。

前に座ってる人は、本当に初期のなっつみぃを知っていた。
昔から、塩対応だって言ってた。塩か、、たしかに塩だったと思った。
ノゾフィスもそこそこ塩だったけど、それ以上にボウリングの傷は少し癒えてなかった僕は、その塩というのがわかった。

でも、みんななっつみぃのことすごく楽しそうに話す。
いいなぁ、これが生誕委員か。来てよかったな。

それで、前に座ってる人が、ポラを見せてくれた。
なんだかんだいって、みんな一緒に写真とってるんだ。僕も、なっつみぃと2ポラ撮りたい。そういう欲望が生まれてきた。

ああいいなぁ、なっつみぃのために生誕委員がんばろう。

そうして、解散した。
俺も、そのうち生誕委員とかやりたいな。その時は、そんなことが実現するなんて思ってなかった。

そして、生誕の日を迎えたが、仕事で行けずあっさり終了した。
最初の生誕は、メッセージカードのデータチェックと、塗り足し(専門用語)が足らずにPhotoshopで足したというそこそこの大役を務めた。

【続く】

文責:オニオン物語

1年目( 7 / 8 )

ファンレター

生誕祭も無事終わり、K4thも始まった。ということで、僕は変わらずなっつみぃを応援し続けた。

そして、初めてファンレターを送った。もう、内容は今となっては覚えてない。ただ、自己紹介となんでファンになったかを書いただけだと思う。
その時は、自分のことなんて覚えて欲しいなって思ってなかった。ただ、応援してますってことを伝えたかった。

そのファンレターは半月書くのにかかった。
どう書いていいのか本当に筆が進まなかった。

そして、ファンレターをかいて送った。
当然、返事なんて来ない。当たり前だ。アイドルなんだから。

でも、昔、駒谷にファンレターを送ったことがあった。ファンレターというより、妻は公演行けないけど、元気にしているよって伝えるために。
そのことを覚えてくれてて、ボウリング大会で、手紙ありがとうっていってくれた。
そうしたことを、そのうち言ってくれる日を信じて僕は、たまに手紙を書こうと思った。

この当時は公演はまだ出せばそこそこ当たる時期だった。K4thはしかも、まさにKという公演だった。
しかし、何故かなっつみぃが一皮剥けてないと感じた時期でもあった。でも、信じることにした。

この子が居たからAKBにハマったんだ。
この子のファンが居なくなっても僕だけは最後まで応援し続ける。って思ってた。

そうした思いを胸に、特になんの目標もなく応援し続けた時期。

そして、夏の野音ライブを迎えるのであった。

【続く】

文責:オニオン物語

1年目( 8 / 8 )

駒谷仁美

#今回は作者急病のため、「野音のすべて」は次回公開とさせていただきます

僕のAKB48ファンの歴史の中で、推し以外では忘れてはいけない子が居る。
現在はSDN48の三期生でもあり、オリジナルメンバーである元チームAの駒谷仁美である。

妻がこの子を見たいということで、劇場に通うきっかけになった子でもある。
妻はこの子の強烈にこの子を推していて、一時期妻が体調が妊娠していることもあり、劇場に通えない時が続いた。その時に、僕は手紙を二度ほど送ったことがある。

そのことを、彼女はボウリング大会であったときに、手紙のことを覚えててくれて、ありがとうといってくれた。
僕の中で、上位推しメンということにはならなかったけど、いい子だなって、アイドルというか芸能人なのに、イキってないと思った。

ボウリング大会では、彼女がたまにモバメで送ってくる、小僧寿しについて語り合った。
語り合ったといっても、うちも近所にあるんで、食べるんですよ。おいしいよね。って程度だけど。

そして、2008年夏に妻は家を出ることになっていた。そして、最後の思い出に、駒谷と3ポラを撮ることになった。もちろん、ヤフオクだ。
自引きで3ポラを引けるほど、僕の運は底をついていた。

そして、3ポラをもって、A公演に出かけた。

3ポラの時、妻はとてもうれしそうだった。もう最後なんだなと。これで終わりなんだと思いながら撮影していた。
そして、別れ際、僕は駒谷に「そろそろA5thだから、楽しみにしているよ」って伝えた。
その時、駒谷は「うん、、」って少し歯切れが悪かった。

その時、まさかあんなことになろうとは思っていなかった、、、

そして、3ポラを撮り終えて、写真の出来上がりを待っていた。その時、たまたま大江が顔を出していて、こっちに手を振ってくれた。
当時、僕は大江の歌声やクマのぬいぐるみで乱暴に、脇にクマを投げる姿がかわいいと思っていた。少し、実は惹かれていた。

そして、また僕はダークサイド(推し変)へ足を踏み入れようとしていた、そんな僕に衝撃の事実がつきつけられようとしていた。

【続く】

文責:オニオン物語
オニオンリング
作家:オニオンリング
オニオン物語
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