ひねもすのたり

民主党 三宅雪子議員も離党へ~自身のパーティーでほのめかす

またまた岩上安身氏からの情報で恐縮ですが、
6月12日夜に行われた自身のパーティーで、
民主党衆議院議員の三宅雪子氏は、岩上氏のtweetによると、
「三宅雪子議員の挨拶。大飯原発再稼働問題にふれ、「私は再稼動すべきではない、という立場と断言」。「政局も流動的であるが、私も決断しなくてはならない。決断しなくていいなら、そのほうがいいが」と、乾杯の前の挨拶で、成り行き次第では離党もありうると、ほのめかす発言も。」
ということで、
元々いわゆる小沢グループであるので当然ではあるが、
離党へと動くのは間違いないものと思われる。
なお、これに先立ち小沢一郎氏もあいさつしたと岩上氏は伝えている。
またこれとは別の一部報道によると、民主党の国会議員の有志少なくとも30名以上が、
両院議員総会を要求して動いているとのことである。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120612/k10015781811000.html

 


 

中間派「造反」も 東京新聞 小沢グループら批判相次ぐ~日本は終わった

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012061302000092.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

「・・・・・・中間派対象の会合を発足させた田中慶秋副代表は会合後、記者団に「最低保障年金も後期高齢者医療制度も、民主党のこれまでの主張とかなり違う。このままなら、賛成できない」と語った。」

一部では民主党から70名以上くらいの造反で「否決」と言われる。
また、採決では「反対」ではなく欠席で処分が免れるとも。
いずれも衆議院の話。

もはや、内閣(行政)も、国会(立法)も裁判所(司法)も、言うまでもなく官僚もすべて機能していない事実上の無政府状態と言ってもいいだろう。

 

日本は終わった。

民主党 小沢グループは棄権もしくは欠席か?

どうも衆議院本会議の社会保障と税の一体改革の採決は、民主党のいわゆる小沢グループの多くあるいは一部は棄権もしくは欠席ということで何とか除籍だけは免れようという戦略を取るという見方が多いようだ。その際の「処分」は短期間の党員資格停止ということになりそうだ。ただ、その人数まではなかなか読めない。

『権力欲』~想像力を持つということ

私も原発即時停止派ですが、しかしそれと何かを誰かのせいにすることは違うような気がします。生きるということは、誰だって何かに責任を負いながら何かしらをするわけですが、もしその刃が、つまり「お前の責任だ!」と自分に向かってきた時どんな気がするでしょうか?哀しいですが生きるということは言うまでもなくそういうことではないかと思えて、原発事故から1年過ぎそして2年3年へと。私は誰かを責めようとは思いません。
権力欲とは自我の本性である。つまり権力欲は誰もが持っている。
たとえば私はこの国を良くしたいと思いそれを実現するための力を持ちたいと思う。またある人は私とはまったく別の国の形を願い、それを実現するための力を持ちたいと思うかもしれない。またある時私は、自宅の茶の間が冬に寒いので、もっと暖房を強くしたいと思うかもしれない。あるいはある人は、自分の勤める会社での仕事をより良くするための力を持ちたいと願うかもしれない。
要するに人は物事を自分の思うようにしたいのである。そしてそのための力を持ちたいと願うのだ。それが権力欲というものであろうと思う。あるいはあなたは、対象の規模が違い過ぎると言うかもしれないが、それとこれと本質的に何の違いもない。権力とはそういうものである。
一国の大統領により強い権力欲があって、虐げられている民衆の権力欲は取るに足らないということは、物事の本質ではないのだ。"強い"大統領だって時には悲しみ、生きる気力が萎えることだってある。逆に"弱い"民衆の方が精神的にも体力的にも強い場合だってあるだろう。当たり前のことだ。


大事なのは想像力だと思うのです。仮に私が政府の責任者つまり権力者だったら、いったい何のために"弱者"をいじめるのでしょうか?「私たちには生きる権利がある」と叫ぶ弱者をいじめて、私はいい気分がするでしょうか?あなたが私の立場だったらどうでしょうか?国民の大多数から「お前は悪い奴だ」と糾弾されてまで、"権力者"としての報酬や身分が欲しいでしょうか?
一方そういう権力者を支持する人々も1割か2割程度は居るようです。それだって民意です。私はそうした少数者を非難するのでしょうか?ついさっきまで「少数者の権利を守れ!」と叫んでいた私が。。。。おそらくその権力者を支持するからにはそれなりの理由があるはずです。そこで「自分達の利益を守るためだ」などと、まるで彼らにだけ悪意があるように考えたとしたら話はそこで終わってしまうかもしれません。逆に言えば権力者に反抗する私だって「自分達の利益を守りたいだけじゃないか」と言い返されたら私も「そんなことはない!」ということになるでしょう。
つまり意見の違いがあるのは当然としても、常に相手側には悪意があるのだと思ったら、ただ対立するだけで最終的には殺し合いになるだけなのです。相手の立場を想像してみる。これは出来そうで出来ないことですが、そのための人間の叡智ではないでしょうか。

想像力。それは人間に与えられた優れた叡智であり、私たちが平和に仲良く生きて行くためには欠かすことのできないものではないでしょうか。


 

篠田 将巳(しのだまさみ)
作家:shinoda masami
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