片麻痺リハビリ 29年現役専門職が本音で語ります! vol.1(完結)

第1章( 4 / 18 )

(4) 片麻痺であろうが、その他の症状であろうが、お客様にみられる所見に嘘偽りはない!

今朝はかなりの冷え込みになっておりますけどね。

防寒対策で十分注意してお過ごしくださいませ。

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さて、いったい、管理者は何を言いたいのか?

と思われていると考えますけど。

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お客様にみられる片麻痺の所見(本当は、それに限らず)というのは

明らかにお客様には、何がなんだかわかりませんでしょうけど

身体にみられる症状そのものとして

間違いない事実があって、症状があらわれているということには

誰も文句は言えないわけです。

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ですから、片麻痺の所見というのは

明らかに、どの文献にも、細かく書いてあるんですけど。

それが正しいのか?

と言われれば、教科書をお客様に当てはめるのは

いかにも滑稽なことになります。

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たとえば、よくありますけどね。事例として紹介しますが

腰の症状で説明しますけど。

最近のデイケアのお客様で、片麻痺になられる前から

腰の症状をお持ちの方が、片麻痺になられてしまったわけです。

いえいえ、そもそも、腰の症状としては軽かったのかかもしれません。

しかし、そういうお客様が片麻痺になったときには

往々にして下肢に麻痺が強く見られるということがあるんです。

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つまり、大抵の片麻痺においては

下肢の麻痺は、比較的、上肢と比べれば軽いように見えるんですね。

ま、難しいことは省略しておきますけど。

しかし、多くは、ステージとして、下肢は3前後にしかなっていないという

上肢が4とか5あってもなんですね。

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で、それがどうしたのか?

って言われれば、それも困りものなんですが

実は、片麻痺の回復においては、上肢とか下肢とかの部位によって

それほど、回復には差が生じないというのが

経験則なんです。

ただ、見かけ上、上肢や下肢で大きくステージが異なって見えるというのが

より正しい、適切な判断になるんですね。

、、、、

しかし、今回のお客様も、病院からの送りには

明らかに下肢優位に麻痺が強いって書かれていたんです。

で、そこには、腰の既往症についても記述があるにも関わらずということです。

、、、、

そもそも病気、つまり、ここでは片麻痺になる前に

いくら腰部症状があったとしても

それは、もちろん、顕著に下垂足になっていなければ

腰部症状が、片麻痺とリンクしているとは思わないでも

仕方ないことなのかもしれませんけどね。

実は、関連しているということに気づいてしまえば

非常に対応については解釈もしやすいわけであり

実際に、急性期でお客様に下肢麻痺の程度が悪く見えるような

そういう所見をさらに強化しなくても済んだ可能性があるんです。

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要するに対応上、大きく問題を起こさないでいたかも知れないということです。

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ちょっと、理解できにくいかと思うんですけどね。

そもそも、片麻痺の回復ということを

上肢、下肢などで区分してしまうことが、間違いなんですね。

で、そこに極端な差があったとしたら

それは片麻痺の影響よりも

身体全身にそもそもの何らかの基礎的な状況があったがために

それがより強い症状を呈したとするのがセオリーであると思うんです。

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もう一つ例を挙げておきますけどね。

こういうことです。

管理者流でリラクゼーションをするときに

それは両側の下肢に同じように対応するんですけど。

仮に、誰でもいいんですが

もし、その対応を片側の下肢におこなったとします。

それで、終了とします。

、、、、

いったい、何が起きると思いますか?

ま、ここではあえてやめておきますけどね。

とんでもないことが起きるんです。

ですから、それが片麻痺のお客様と、何の関係があるのか?

ってことになりますけど

それも次の記事で説明しますけどね。

実に興味深い状態になるんです。

、、、、

そして、そういうことが理解できると

片麻痺でもともと腰に爆弾を抱えたようなお客様には

片麻痺が生じたときに

明らかに下肢のステージが極端に低いまま、回復しない

つまりは、下肢優位の麻痺になるなどという

間違った判断での評価治療が行われてしまう理由さえも

明確になっていくんですね。

ま、一旦、ここまでにしておきますね。では。

第1章( 5 / 18 )

(5) 人の身体をマッサージするだけでも、実は腰部症状が強まることがいくらでもある!

おはようございます。

昨日の続きですけどね。

別にみなさんに行なって欲しいとか、試してほしいとか

そう思っているわけではありませんので、そのつもりで

お読みいただきたいわけです。

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こういうことが起きるということは

経験則からの間違いのない事実であり

そこに管理者独自見解で解釈したことなんですけどね。

おそらく、非常に精度の高い情報になると思います。

、、、、

健常者に片側の下肢だけを入念にマッサージすると

実は、そのあとに間違いなく、腰部症状がみられるはずです。

ま、言い方はあまりよくないですので

さらに説明しますと、要するに片側の下肢の緊張状態を

非常に良いものに変えてしまうということを

強制的に実行すれば、その後、おそらく立ってみるとか歩いてみるとかする

それだけで、腰部所見がみられるというのが

管理者の判断でございます。

、、、、

ま、信用するしないは、みなさんにおまかせしますけどね。

健常者において

別に故意に運動をさせているのでなくても

ただ単に、左右の下肢に緊張差を作るということが

身体にとって問題を起こすわけです。

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よろしいでしょうか?

このことを踏まえて、前の記事を読んでいただきたいと思いますけどね。

片麻痺になられた方で

片麻痺になる以前に、そもそも腰に何らかの所見を認めたことがある

そういう人って、いくらでもおられるんです。

で、その方が、別に病気になる前には、確かに下肢の症状が

顕著でなかったとしても

もし、片麻痺になられたとすれば

麻痺側、非麻痺側において、とんでもない緊張の差が常時生じているんですね。

、、、、

これって、腰の既往があるなしによらず

実は、腰部症状がいくらでも出現してしまっても、全く不思議ではない状況で

あると思うんですね。

ですから、片麻痺になられる前から、腰が弱い、痛めたことがあれば

当然、その人が片麻痺になった場合には

腰の異常を認めたことのない人よりも

そういう人と比べてみれば

明らかに、片麻痺になられてからの腰部症状の出現率

そして出現した時に認められる腰部症状の程度というものには

統計的にも明確な差があっても、それは原因があるのですから

まず、そんな感じになると思うんですね。

、、、、

、、、、

で、専門職は、そのようなことを実は教科書からは

学んでいないんです。どこにも書いてないからです。

つまり、腰の既往症があっても

そのことが、片麻痺になられたお客様について

いくら情報があったとしても

片麻痺がすべての症状の原因として判断してしまうというのが

従来から、現在に至るまでの

多くの治療現場での解釈になっていると思うんですね。

、、、、

ですから、記事にとりあげたお客様についても

腰の既往症を記載しているにもかかわらず

単に下肢優位の麻痺が生じているという、どこにも下肢優位の

麻痺という概念は、対して一般的な概念としては

普及しているのかどうかもわからないような解釈で

お茶を濁しているんですね。

それも、理学療法領域の説明に、そう書かれているんです。

????

だから、それでどうなるのか?

ということを、本当に評価して、対応してきたのかは

全く記載がないんです。

、、、、

こういうのを頭でっかちと呼ぶわけです。

で、こうなりますとね。さらに恐ろしい事実があるわけですけど。

そのことについては、夜にでも投稿しましょうね。では。

第1章( 6 / 18 )

(6) リハビリにみられる負の循環(図式)を説明!

こんばんは。

このところ、かなり冷え込んでいると思えるのは

私だけではないと思いますけどね。

皆さんもお気をつけてお過ごしくださいませ。

、、、、

さてさて、今朝の記事の続きになりますけど

お客様をきちんと評価するということは

簡単に言えば、お客様の歴史を知るということになります。

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つまり、最新のお客様の所見というものが今、目の前の状態であるのは

間違いありませんけど。

例えば、片麻痺ということで説明すれば

過去の既往症状というものが

片麻痺が起きる前に認められたという事実を忘れると

今の全身の状態というものが

片麻痺の所見として間違って評価されてしまうということが

しばしばあるわけです。

、、、、

、、、、

ま、専門職とか、医療関係者が読まれているとしますとね

そんなことはない!

ってお叱りを受けそうですけど。

実は、そう言われる方は、非常に世間が狭いと思うんです。

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長野市周辺の地域で、管理者が仕事しているんですけど

経験でいうのは問題があるのは承知しておりますが

いくらでも、管理者の周囲で、いろいろなお客様を見てきておりますが

実に、病院の対応が悪かったために

お客様がとんでもない身体所見を認めているということばかりなんです。

、、、、

ま、それを統計的に処理すれば

日本中、世界中でも同様のことが起きているのはあきらかですので

実に多くのお客様、ご家族様という、好き好んで病気に

なっているわけではなくても

それが、本来、治療すべき、良くしていくべき病院において

とんでもない状態にされて退院していくということが

いくらでも、日々毎日繰り返されているんです。

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で、話を前回の記事からということで展開しますけどね。

よろしいでしょうか?

片麻痺になる前に、腰部症状があったとしますけど。

だからといって、片麻痺になる前には

とんでもない腰部神経症状、すなわち末梢神経障害による

麻痺のような所見がなくても

それが、片麻痺になったとした時には

実に、中枢神経障害というその言葉によって

もしかして、末梢神経障害としての腰部症状が出現した時には

どうやって鑑別するのかが、非常に医療の現場では

おろそかにされていると思えるんですね。

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ですから、本来、片麻痺において

よく下垂足という所見がみられますけどね。

それは、実は、腰部神経症状として判断すべき場合が多いと

考えられるんですね。

、、、、

しかし、実際には、そういう判断がされることは非常に確率として

低いと思うんです。

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で、それを証明してしまいますと

今回、紹介させていただいたお客様も

いわゆる、管理者が批判していますけど

ブルンストロームステージで上肢、手指、下肢ということで

6段階で評価しますと

上肢、手指は5くらいになるんですね。

で、下肢は誰が見ても、4あるかないかくらいになります。

そして、見事にドロップフット、つまり下垂足という所見がみられるんです。

、、、、

要するに、下肢の回復が上肢より遅れている場合には

言い方として、下肢優位の麻痺という表現も成立するとは思いますけど。

しかし、通常、下肢のステージのほうが

上肢よりも高めになるのが普通なんですね。

これは明らかに経験則になってしまいますけど。

つまり、この方の場合には

本当のステージとしては、上肢が5近くあるのですから

下肢も5くらいはなければおかしいと思うんですね。

いえいえ、この管理者の判断ですけど、、、、

、、、、

でもって、下肢の麻痺については

明らかに下垂足についての判断をするべきなんです。

よろしいですか?

どうして、身体の一部の関節についての所見であって

足関節の背屈だけが、だらんとしたような状態になっているのでしょうか?

それって、中枢性の所見でないのが

明らかになっているのに

それでも、病院からの送りでは、下肢優位の麻痺というだけの説明に

なっているんですね。

、、、、

、、、、

で、ここからが大事です。

、、、、

もし、腰部症状を末梢神経障害として判断できていれば

そのメカニズムを理解できていることになります。

いえいえ、仮説ですけどね。

このとき、麻痺側の下肢にいくら末梢神経障害が起ころうとも

中枢性の麻痺に、マスクされていますので

その末梢神経障害がどうして起きてしまったのか?

ということが、医療関係者には興味がないのかもしれませんけど。

実は、そのことが、かなりの確率で

腰部症状を強めてしまうような対応を続けてしまっている

そういうことが考えられるんですね。

ま、一旦はここまでにしておきます。では。

第1章( 7 / 18 )

(7) 症状の悪化に加担していることを一切誰も口外することのない世界!

おはようございます。

ま、最近は、ずいぶんと内容そのものが

明らかに誰からも、非常に悪意に満ちたもののように

思われてしまうことを、平気で書いているんですが

、、、、

管理者は、別にリハビリの手法には興味などありません。

必要なことは、目の前にいるお客様が

状態を良くしていきたいという、その心情に対して

いかに答えをみつけるかということなんですね。

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要するに、教科書や通念的な紋切り型の解釈でいえば

片麻痺の症状の回復には、ある程度の一定期間において

いわゆる障害固定という概念があるんですね。

ですから、通常の医学、医療、リハビリにおいても

誰もが、そういうものであるからといって

お客様の麻痺に対してのアプローチというのは

非常にアバウトになっていると思うわけです。

、、、、

さてさて、本題ですけどね。

腰痛の所見などを片麻痺になられる前からお持ちの方が

片麻痺になった時には

その後、その腰痛とか腰部所見は、いったい、どうなってしまうのでしょうか?

、、、、

こういうことを考えるというのが

本当に、人のことを考えるという実践になるわけです。

????

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で、リハビリの現場では、片麻痺の対応は行うんですね。

しかし、腰部所見の対応ということは

ほぼ無視されてしまいます。スルーされてしまうんですね。

、、、、

なぜならば、片麻痺になったとすると

それは当然、整形外科的な診断などはよほどの場合にならない限り

後回しになるからです。

つまり、いくら既往歴があっても

片麻痺という最新の障害への対応が

すべてに対して優先されてしまうからなんですね。

しかし、問題があるということを説明します。

、、、、

以前に、健常者に片側の下肢だけマッサージしたとき

すなわち、左右の下肢の筋緊張の差を、強制的に生じさせた場合に

それは腰痛を起こす可能性が高いと説明したんですね。

つまり、片麻痺になられたとすれば

当然、常時、お客様には左右の半身、全身といってもいいわけですけど

筋緊張というものには

とんでもない、顕著な状況がみられることになります。

????

ですから、わずかな筋緊張の差が作られただけでも

腰痛が起きるということなのに

さらに、麻痺という、非常にダメージの大きな状態

すなわち、緊張がほとんどないような状態から

徐々にお客様の全身状態というのは、考えなければならないわけです。

、、、、

、、、、

つまり、そもそも腰部所見があったとされる方には

あるいは、腰部所見は特になくても

腰が弱いようなお客様にしてみれば

片麻痺によって、腰部症状があっという間に出現する

あるいは、新たに、腰部症状のようなものが仮に診断がつくくらいに

認められたとしても

実は、そのことがきちんと診断されるまでには

それは整形外科的な診断をもって、はじめて成立するのですから

実際に、すべての全身所見を片麻痺ということで

理解しようとしている場合では

腰部への対応がなされないまま、時間が経過していくということになるんです。

????

わかりませんか?

、、、、

ま、わからなくてもいいですけどね。

これが、片麻痺になる前から、いわゆる腰部症状

言い換えれば末梢神経障害があったということでは

考え方がはっきりしますので

そういうイメージをもってみてほしいんです。

つまり、片麻痺がきっかけとなり、そこに末梢神経障害が加わったという

そんな感じです。

こうすれば、下垂足という所見については、すっきりと説明できるんです。

、、、、

で、こういうことが理解できていないのが

急性期医療の現場であり、もちろん、救命優先、麻痺回復、自立促進という

お題目のようなことで対応されるのは仕方ないわけですが

、、、、

お客様にしてみれば

別に片麻痺は仕方のないことであっても

はっきりいえば、腰部所見というものが

きちんと理解されていれば、状態が多少でも軽症になっている

あるいは、治療的な処置までなされるというような

救済ができたのかもしれないんです。

????

話がややこしいんですけどね。

腰部所見の評価がなされれば

腰部症状への配慮が行われるというのは、理解いただけると考えます。

で、それが行われなければ

実は、腰部に問題があるお客様でも

片麻痺のリハビリという、要するに、教科書的な対応が

行われるだけですよね。

、、、、

つまり、教科書的な片麻痺リハビリが、別に腰痛症状を引き起こすかどうか?

そういう証明はありませんけど

別に、腰痛を引き起こさないということも証明されておりませんから

管理者は好き勝手に書きますけど。

実は、片麻痺のリハビリという方法論は

左右非対称であっても構わないというスタンスですので

つまり、左右非対称になっている姿勢で歩こうが、お構いなしということです。

それって、実は腰部症状へは、相当の影響力を持っているはずなんです。

、、、、

結論を申し上げますけどね。

結局、腰部所見を見逃したばかりに

片麻痺の通常のリハビリ方法を持ち込むことなり

それが、さらに腰部所見には悪影響を及ぼしている可能性が高いんです。

しかし、事例で説明しましたけど

お客様には、そもそも腰部症状の既往があっても

それで片麻痺になられたときには

リハビリは、下肢優位の麻痺になっているとして

片麻痺症状でそれを説明しようとしているわけです。

そして、そのことをきちんと対応しないがために

さらに、末梢神経障害ということでの説明、選択肢としての

装具療法などさえも、十分にはお客様に理解を求めることも

できないようになってしまうんですね。

要するに説得力のない対応をしているだけに過ぎないというのが

管理者の見解なんです。

いかがでしょうか?

で、これが、申し訳ありませんけどね。

悪意ととられてもしかたありませんけど。

日本中、どこのリハビリでもみられること、事例、症例であるとだけ

断言してしまいますけどね。では。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
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