嘘ばかりの脳卒中リハビリ その実態を斬る! 第2巻(完結)

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第2巻 目次( 1 / 1 )

第2巻 目次

記事351 ウオーミングアップしないリハビリの世界!

記事352 片麻痺の慢性期は評価はできないはず!

記事353 検定2回目

記事354 検定の回答

記事355 筋緊張って矛盾ばかりの概念です!

記事356 筋緊張をコントロールする方法論!

記事357 筋緊張のコントロール(管理者持論)

記事358 緊張を中長期にコントロールしていくためには?

記事359 ステージの本質を暴く!

記事360 長期にわたって緊張をコントロールする考えとは?

記事361 片麻痺に影響している環境因子に言及します!

記事362 体幹に対応しないリハビリの意味とは?

記事363 人の身体は四足で考えるべき!

記事364 真の回復とはどういうことか?

記事365 感覚障害を無視しているとしか思えないんですね!

記事366 お客様の正中線の認識はあきらかにずれているはず!

記事367 非麻痺側にシフトしたままの動作練習でいいのか?

記事368 痙性筋に対しての相反抑制って本当に効果があるの?

記事369 どこまでも良くなる人を基準に考えてみよう!

記事370 廃用症候群があるのに評価では適当に処理されているだけ!

記事371 麻痺側の上肢におきている悲劇!

記事372 利き手交換はリハビリの仕事ではない!

記事373 装具って一生しなければいけないんですか?

記事374 片麻痺治療側の認識はどう考えても都合の良い解釈である!

記事375 痙性に対する大いなる誤解!

記事376 リハビリというのは治療をすべき分野である。しかし、実際はどうなのか?

記事377 あきれるほど治療側は無責任!

記事378 関節運動制限さえ起さなければいいはず!

記事379 片麻痺はネット社会でも置いてきぼりになっていると思います!

記事380 場面設定が重要な意味を持つ!

記事381 実は評価の前にしなければいけないことがありますけどね!

記事382 廃用症候群は誰が対応するものなのか?

記事383 車椅子の調整から得られた事実(前回の続き)

記事384 脱リハビリ宣言!

記事385 痙性の再考!

記事386 所詮、頭でしか考えていないという片麻痺の世界!

記事387 なぜ手足の麻痺のことが優先的に対応されるのか?

記事388 管理者の感覚障害への認識!

記事389 適当に書かれている文献の紹介!

記事390 すべての問題は急性期の対応から構築され続けている!

記事391 教科書では説明できない所見はどこにでも見られているはず!

記事392 旧態依然の職人気質、相撲部屋と一緒ですよね!

記事393 またもや筋緊張の評価を問う!

記事394 ottakatora ってなんのことか?

記事395 体幹を優先的に考えなければダメ!

記事396 ステージどおりに回復すると、とんでもないことが待っている!

記事397 非麻痺側を強化していくのは本当に意味があるのか?

記事398 痙性の中枢はどこにある?

記事399 あなたもしてください! 車椅子体験です!

記事400 脳の損傷程度と麻痺の残り方は見かけ上は相関していない!

 

記事401 下肢伸展パターンの真偽を問う!

記事402 左右非対称を経験してみないとはじまらない!

記事403 共同運動パターンって紋切り型の動きしか出せない?

記事404 身体のねじれ、ゆがみなどはなぜ起きる?

記事405 いくら研究されていると言っても、目に見えないものは研究されていない!

記事406 片麻痺への筋トレは是か非か?

記事407 果たして時間を巻き戻せるのか?

記事408 空間的にも巻き戻してしまいましょう!

記事409 わが身のこととして興味を持つこと!(管理者の愚痴)

記事410 片麻痺への対応は一般論とは一線を画すべき!

記事411 偽痙性除去の実際???

記事412 大腿四頭筋の作用には大きな盲点がある! これを活用しない手はない!

記事413 大腿四頭筋への対応は、管理者のようには行われていないはず!

記事414 非麻痺側に重度の短縮が生じた事例です!

記事415 前回の事例について続き!

記事416 片麻痺を公式化してみると???

記事417 ステージというのは公式化してもかまわないと思うんですね!

記事418 ステージの実際には首をかしげたくなることがいくらでも存在している。誤解をときましょう!

記事419 筋緊張というものを公式としてみます!

記事420 荷重ということも公式化してみましょう!

記事421 麻痺側はなぜ後退した姿勢を示すのか?

記事422 ステージどおりに回復していない人をどのように解釈しましょうか?

記事423 片麻痺へのリハビリ方法の矛盾を再考します!

記事424 なぜワンパターンの姿勢を呈してしまうのか?

記事425 ブルンストロームは何を根拠にリハビリをしていたのか?

記事426 片麻痺症状を公式化してみます!

記事427 抗重力筋というのは見かけ上の説明に過ぎないと思うんですね!

記事428 関節支持という重要な概念!

記事429 関節支持(前回の続き)

記事430 関節支持をさらに説明します!

記事431 片麻痺にみる二律背反!

記事432 ある方のブログをみまして紹介します!

記事433 良くなる人って自然回復の要素が非常に大きいはず!

記事434 長谷川式スケールの問題からみえること!

記事435 動作の自立という概念が邪魔をしている!

記事436 非麻痺側に問題がみられる事例の紹介!

記事437 片麻痺の後遺症が残るのは、残るように仕向けられているからである!

記事438 お客様はまな板の上の鯉状態にある!

記事439 ベッド上では何からはじめるべきなのか?

記事440 他動時に生じる痛み(伸張時痛)の説明!

記事441 伸張時痛の緩和(前編)

記事442 伸張時痛の緩和(中編)

記事443 伸張時痛の緩和(後編)

記事444 お客様の重心の位置について考えてみます!

記事445 重心移動の決め手は足関節にある!

記事446 歩行について公式化してみますけどね!

記事447 装具って本当に必要なものなのか?

記事448 日常的に重心移動を評価する管理者流儀!

記事449 個々の筋活動を尊重してほしいんですね!

記事450 大きな筋肉の影響は非常に強力である! そこを理解できるとみえてくるものがある!

記事451 事例から前回の記事を補足します!

記事452 なぜ前回の事例のようなことが起きるのか?

記事453 前回記事の続きです!

記事454 お客様は医療からも介護からも適当にあしらわれている!

記事455 体幹のステージは非常にあいまいに説明されている!

記事456 全身にみられる所見は片麻痺が原因ではない!

記事457 片麻痺を疑似体験するというときの考え方を問う!

記事458 マンウエルニッケ姿勢になる人、ならない人、、、どうしてそうなるの?

記事459 前回の続きです!

記事460 ジャックナイフ現象が確認できなければ、それは痙性とはいえない!

記事461 偽痙性という概念を紹介します!

記事462 連合反応について思うこと!

記事463 短下肢装具の調整を行っている事例です。

記事464 なぜ管理者は偽痙性にこだわるのか?

記事465 関節支持を最大限活用することが重要!

記事466 車椅子の調整事例を再考します!

記事467 管理者流のリラクゼーションの根拠とは?

記事468 人のことは全身として考えてくださいね!

記事469 拘縮を構築する痙性って、本当に病気によって生じているのか?

記事470 正中線がずれていると考えるべき!

記事471 痙性筋を刺激しても平気!

記事472 3次元で正中線を理解すべき!

記事473 麻痺の回復を理論どおりに考えるから間違った方向に進んでしまう!

記事474 前回記事の補足です!

記事475 片麻痺症状を改善させる裏技の一部を紹介!

記事476 身体が硬くなる原因を明らかにすることをどうして実行しないのか?

記事477 片麻痺でなくても同じことはいくらでもみられる!

記事478 体幹の筋肉の綱引き現象!

記事479 痙性が再燃するということはあるのか?

記事480 抗重力だけでなく不安定さが関係していると思います!

記事481 左右非対称を誰も説明しないという事実!

記事482 実は健常者でも片麻痺所見のようなものはいくらでも存在している!

記事483 利き手交換大批判!

記事484 失語症状の改善事例の紹介!

記事485 歩行練習の引き起こす現象を誰も考えないでいると思いますけどね!

記事486 運動療法にも大いに責任がある!

記事487 無鉄砲なリハビリ方法論!

記事488 装具をはずす方向を提唱したいんですけどね!

記事489 お客様に関わる職種を問わず、共通の方向性で対応してほしいものです!

記事490 片麻痺を悪化させる車椅子を誰も改良しようとしない!

記事491 こういうリハビリ機器がほしいんですけどね!

記事492 基底面を狭める歩行練習をみましたけど!

記事493 偽痙性をさらに力説する!

記事494 再度ステージを正しく理解する公式的な説明です!

記事495 肩関節周囲の緊張痛が改善した事例!

記事496 当ブログの真意とは何か?

記事497 柔軟性への対応は何よりも優先する管理者流!

記事498 筋緊張は定量的には評価できていない!

記事499 専門職にはこのブログの意味はわからないでかまわない!

記事500 片麻痺歩行なんていうのは勝手に作られた概念である!

 

記事501 後遺症が生じる原因を簡単に理解しよう!

記事502 誰も疑わない片麻痺典型的な姿勢の認識!

記事503 主治医がリハビリを実践しているのではない! 分かっていないのは実は医師である!

記事504 間違ったリハビリ対応が悪の連鎖を引き起こしている!

記事505 感覚入力の不足をなんともしないリハビリ方法論に一喝!

記事506 作業療法は全身を評価することができていない! それで対応が成立するのか?

記事507 自然回復の力!

記事508 力任せでのリハビリは成立しない!

記事509 緊張の異常は脳に起因しているとしてもいいんですね?

記事510 現場ではいかにいい加減に立位やあ歩行を調整しているか?

記事511 片麻痺所見は何もなければ悪化するはずはどこにもない!

記事512 前々回のおじいさんの歩行について

記事513 ステージについて検定をします!

記事514 前回検定の回答です。

記事515 装具再処方の方の意外な展開!

記事516 この運動についてあなたに問いかけます! お答えください!

記事517 片麻痺になれば、誰でも重心が偏ってしまうのか?

記事518 片麻痺が片麻痺であるために、、、

記事519 管理者の勝負記事!?

記事520 良くならなくても不思議でないという感覚が支配しているリハビリ業界!

記事521 本当に皆さんに片麻痺が理解できているのか尋ねたいと思うんです!

記事522 皆さんに質問させていただきます!

記事523 片麻痺で寝返りが困難なお客様の状況について

記事524 ベッド上動作をラクに行えるようにしたいのであれば、、、?

記事525 反張膝に対しての管理者の認識

記事526 上肢を回復させたいときでも、、、実は下肢から対応しなければいけない!

記事527 反張膝は間違ったリハビリ対応の副産物ではないのか?

記事528 麻痺側上肢回復への肝! 麻痺側下肢への荷重をいかに促すか?

記事529 このブログを読まれている方々への警鐘!

記事530 片麻痺を全身的にとらえる管理者持論!

記事531 片麻痺の症状というのは、大抵は作られたものと考えてしまえ!

記事532 片麻痺で関節可動域制限が生じるはずはない!

記事533 筋緊張の新解釈です!

記事534 こんな片麻痺リハビリは受けてはいけない!(前編)

記事535 こんな片麻痺リハビリは受けてはいけない!(中編)

記事536 こんな片麻痺リハビリは受けてはいけない!(後編)

記事537 前回3本立て記事の意図するもの!

記事538 ステージの最大の謎! 2から3への移行期の解釈!

記事539 連合反応から共同運動へ移行するというのは間違いのはず!

記事540 片麻痺のお客様の全身緊張は何と比較しているのか? その比較対象は一体何?

記事541 適当に動作を優先するという方法論が悲劇を助長する!

記事542 ステージ2~3の移行期における適切な対応とは?

記事543 片麻痺に見られる反張膝の独自解釈(再考)!

記事544 本当にステージどおりに回復する人はいるんですね? それも6までですけど!

記事545 管理者からの提言シリーズ1 麻痺側への対応だけというのはナンセンス!(1)

記事546 前回の続き 麻痺側の緊張が亢進するメカニズムを大暴露!

記事547 管理者からの提言1 関節支持そして筋の短縮が筋緊張の鍵!(前回の続き)

記事548 管理者からの提言その2 関節可動域、ストレッチの対応は後回しでOK!

記事549 管理者からの提言その3 片麻痺で姿勢不良が放置されていることってあり得ない!

記事550 管理者からの提言その4 非麻痺側にシフトしている重心を調整せよ!

記事551 管理者からの提言その5 基本動作を紋切り型で指導してはならない!

記事552 管理者からの提言その5(前回続き) 歩行練習っていいますけど、ただ歩かしているだけ!

記事553 提言その5(前回の続き) こんな歩行練習はしないでも良い!

記事554 管理者からの提言その6 装具を作りっぱなしにしていても良いのか?

記事555 管理者からの提言その7 上肢や下肢などに分けて対応するということが、そもそもの間違い!

記事556 管理者からの提言その8 ADL指導にシフトしているとしか思えない! 麻痺の対応を優先すべき!

記事557 管理者からの提言その9 感覚障害をほとんど放任しておいて、なぜ治療が成立する?

記事558 管理者からの提言その10 筋トレばかりしているって、時代遅れもはなはだしい!

記事559 管理者からの提言その11 今なお続くブルンストローム信仰!

記事560 管理者からの提言その12 麻痺や特定の所見にしか対応しない馬鹿ばかり!

記事561 管理者からの提言その13 急性期から自立を促すからすべて崩壊していく!

記事562 管理者からの提言その14 お客様の比較対象は病気になる前の状態にほかならない!

記事563 管理者からの提言その15 専門職が上から目線にある限り、始まることはない!

記事564 専門職閲覧お断り記事です! 今日の治療事例です!

記事565 カウンターアクション(管理者手技)とは!

記事566 管理者スローリハビリ論???

記事567 専門職には読ませたくないという理由!

記事568 今日の治療事例!

記事569 特別ですけどねパーキンソンのお客様の紹介です!

記事570 5度も10度もいらない! 必要なのはコンマ数度でかまわないはず!

記事571 お客様の重心が非麻痺側に移動するということを考える!

記事572 頸や顎のことも説明してみたいんですね!

記事573 痙性で身体が硬くなるということはありえない解釈!

記事574 2009年最後の投稿???

記事575 回想 どうして片麻痺ブログなのか?

記事576 片麻痺リハビリを効果的に実施するためには?

記事577 全身的に姿勢不良ができる理由(再考)

記事578 平均台でみられる現象と片麻痺の所見(リメイク記事)

記事579 管理者流 緊張への対応とは?

記事580 筋緊張を緩和させるためのノウハウとは?

記事581 片麻痺症状が改善できるためのキーポイントはどこ?

記事582 片麻痺症状というのは日常でコントロールしなければ意味がない!

記事583 まずはアキレス腱に注目!

記事584 大腿四頭筋のことをもっと理解してくださいね(リメイク記事)

記事585 お客様が膝をロックするようになるのは片麻痺の所見ではない!

記事586 片麻痺所見が改善できにくい真の理由とは?

記事587 悪い状態を作っておきながらリハビリするという悪徳な対応を許すのか?

記事588 片麻痺の見かけ上の症状は改善する、しかし真の症状というのは?

記事589 本当に良くならないのか? という疑問はないのですか? 真相大暴露です!

記事590 管理者はリハビリは行っていません(爆笑)!

記事591 体幹のことが研究されないということの意味?

記事592 片麻痺にみられる悪の連鎖とは?

記事593 麻痺側に荷重させようとしても実は上半身が崩れた姿勢のままでは価値がない!

記事594 片麻痺への筋トレは無意味(再考)

記事595 見かけ上の感覚障害が改善させるために!(再投稿)

記事596 適当に片麻痺へ対応するから悪循環になってしまう!

記事597 麻痺の回復そのものと動作自立度というのは相関していない!

記事598 環境によって片麻痺が改善するということはいくらでもありえる!

記事599 ほとんど車椅子が調整されていない! それも専門職がいてもです!

記事600 坐面を調整しただけなんですけどね。事例です!

 

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記事351 ウオーミングアップしないリハビリの世界!

おはようございます。

今日は全国的に暑くなるということですので

熱中症にはくれぐれもご注意くださいね。

こまめな水分補給が大事ですから

冷房の効いているところでも水分補給はきちんとしましょう。

さて、大胆なことを今日も書いてしまいますけどね

現在のリハビリの対応方法って

あはは、スポーツ的な考え方がありません。

????

いつもいっておりますけどね

私たちがスポーツや運動をする前には

必ずウオーミングアップしますよね。

、、、、

じゃ、片麻痺のお客様にリハビリをするときはどうなんでしょうか?

十分にウオーミングアップできているでしょうか?

お客様の健康状態や全身の機能状態には

すでにいろいろな状況が見られるはずですよね。

それなのに

お客様にリハビリと称して運動や訓練などの対応をするとき

特にウオーミングアップをしないですよね。

これっておかしいですね。

スポーツや運動をするときには

誰が考えても、一番、身体が動かしやすい状態にしていることを

前提にしてウオーミングアップするはずです。

しかし

リハビリでの対応については

別にそういうことを十分に時間をかけて行っているのを

みたことがありません。

それで、どうして最善の治療効果が期待できるのでしょうか?

????

もちろん、時間的な対応が難しいことは

現行の制度の中では確かに存在していますけどね。

それは言い訳に過ぎないと思います。

リハビリを行うときにウオーミングアップする必要は

ありますけれど

日々、お客様が、ウオーミングアップする必要性について

その対応が、要するに

リハビリ直前に長々と行わなくても良いという

状態になってさえいけばいいわけですね。

これをコンディショニングつくりといいますけど

こういうことを指導できないリハビリって

申し訳ないですけどね

ダメです。

で、指導といってもね

お客様やご家族様にも協力していただいて

真に継続的に対応できるようになっていただく。

そういうことを責任を持って指導できなければならないと

思います。

つまり、説明したくらいで指導が済んだなんて思うような

そういう逃げ口上を唱えるようでは

あとはお客様の責任にしてしまうようではダメということです。

良くなっていく方法論をリハビリ側においても

あらためて確立させて

いかに治療的効果を高めることを

それも効率的に行えるようにする。

そこには、別に医療だからという

お高い世界ではなく

誰でも実際に経験している、日常的に体験している

繰り返されているそういうね

運動前の必要なことを

きちんと調整するということが

いかに大事であるか

それを、今のリハビリは明らかに意識の外に置いてしまっていると

思うんですね。

それでいて、専門的な対応が成立すると思って

治療側の自己満足のために、お客様の主訴やニーズを

聞いておきながら、実際にはそれとは

かけ離れたような対応でごまかしていると思います。

ま、片麻痺のお客様に

通常であれば運動前のウオーミングアップを

行うわけですけれど

それが成立しないって仮説が成立するはずはないと思います。

間違いなく、私たちの対応以上に

入念に対応すべき事象であると認識しています。

ですから、本当に先にすべきことを

いくら時間がかかっても

良いコンディショニングが得られるまでは

見切り発車して進めるべきでは

ないと思うんですけどね。

ま、そんなことばかり言ってリハビリが進まなくなっても

困りますからね。

ここまでにしておきますけど

少なくとも

きちんと状態ができてくる場合には

大変、不思議な現象が起きてきます。

動作の自立度がわずかずつでも改善するんですね。

というようなことを、次回投稿していきましょう。

あと3~5本くらいの予定ですけどね

できれば最後までお読みくださいね。では。

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記事352 片麻痺の慢性期は評価はできないはず!

こんばんは。

この記事を書いた後に、しばらく時間をいただきましてね

次の新しいブログを立ち上げることにしました。

テーマなどは構想中でまとまりかけていますけどね

ブログを新設しましたら

最終投稿におきまして

お知らせいたします。

なお、片麻痺の裏事情についても

そこのブログで投稿していくこととしますので

さらにこのブログを卒業された方も

引き続きチェックしてみてくださいね。

ただし、片麻痺の検定についての投稿は

引き続き、当ブログで行いますけどね。

、、、、

さてさて、ラス前ですけど

あらためて片麻痺の治療の世界を探ってみたいと思います。

急性期はいいんです。

お客様に廃用症候群がそれほどありませんからね

教科書どおりに評価が持ち込めると思うんです。

問題はそんなことではありません。

要するに、急性期の状態ではなく

いろいろな後遺症がのってしまった状況に応じて

片麻痺を評価するという方法論が

どこにもないんですね。

????

片麻痺の急性期には、教科書的な評価は実行できるんですけど

いざ、マンウエルニッケ姿勢のような状況が

顕著に認められるお客様に

慢性期病棟とか私のいるところのように

老人保健施設であったりデイケアであったりした場合

実際に評価しなければなりませんけど

どうやって

片麻痺症状を評価すればいいのか

これは大問題なんですね。

????

通常の評価は、特に問題なく実施可能ですよ。

でも、それって何を評価しているのかといいますとね

今説明しましたとおり

いろいろな廃用症候群その他がのっている状況を

評価しているに過ぎませんよね。

つまり片麻痺の症状は評価できているといえば

多少はできているんでしょうけど

急性期のような精度の高い評価にはならないはずです。

????

これが何を意味するか?

すなわち、何に対しての評価であるかといいますと

今、見えている状況を評価していることになり

そこでアプローチを検討しても

片麻痺の症状に対しての純粋なプログラムには

なっていないということになります。

つまり、見かけ上の廃用症候群を対象としているのであれば

ともかく

本来は片麻痺を評価治療すべきであっても

片麻痺の状態がはっきりとはみえてこないんです。

いえ、本当は違うんですけどね。

それで、治療をすすめたところで

一体何が改善したり回復したりしていくのでしょうか?

ま、こんなことをいいますとね

たいがい、お叱りを受けそうですけどね

やはり治療である以上は

片麻痺のお客様の慢性期であろうが症状固定であろうが

どんなことをしても

片麻痺の回復を目指すべきであると思うんですけど

実際には、そういう相当の発症からの経過を認めるお客様には

どうやって評価していけばいいのかという

そういう評価法が確立されていないんです。

、、、、

じゃ、どうすればいいものか?

答えはこういうことになります。

お客様に認められる

いわゆる廃用症候群を最初から

限りなく最小限のものにすべきなんですね。

????

見かけ上の状態を評価しても

そこにはいろいろな症状として、その中に廃用症候群

その他については省略しますけど

があって、あえて見かけ上の評価を進めることは

それは経験者であれば簡単に対応できますけれどね

結局は、現時点での片麻痺症状がどういうものであるかと

考えてみれば

その見かけ上の状態から、廃用症候群を引き算するしかありません。

これを数式におきかえてみると

こんな感じでしょうか。

見かけ上の状態は

片麻痺症状+廃用症候群+α(ここでは省略しますけど)

であると思うんですね。

すなわち治療を進めるためには

見かけ上の症状-(廃用症候群+α)

とするしかありません。

それが片麻痺の現在の症状になるはずなんです。

しかし、

急性期には

片麻痺評価=教科書的な評価

なんですけど

これが慢性期以降になりますと

片麻痺評価≠教科書的な評価

となってしまうんですね。

、、、、

そこには何が隠されているのか

ということで

不可逆的な変化というものが影響してしまうんです。

????

要するに、片麻痺においては

急性期を過ぎて、マンウエルニッケ姿勢のような状態になりますと

関節運動制限という状態が認められます。

もちろん筋緊張という概念もあると思いますけど

筋緊張自体は、本当に不可逆的な変化であるかといいますと

決してそうではないと思うんですね。ですから省略しますけど。

つまり、簡単にいいますとROM制限(拘縮)によって

すでに片麻痺の教科書的な評価方法が成立しない

という現象が非常に多く認められるようになるんですね。

????

たとえば、一番気になるところのステージの評価が

非常に不可思議なことが生じたりします。

マンウエルニッケ姿勢が顕著な場合でも

その手指が屈伸できたりする人がいるんですね。

これを単純にステージの検査で

十分とか不十分とかという概念で評価しますと

見かけ上のステージは

上肢‐手指‐下肢としますとね

大抵は3‐3‐3という結果で判断されてしまいます。

しかし

これがもしマンウエルニッケ姿勢に大きく影響されていない

すなわち、通常リラックスした状態であったとしますとね

ステージはどのように判断されるかといいますと

少なくとも4以上‐4以上‐4以上

という結果になるはずなんですね。

????

さきほどの説明ですとね

より遠位である手指が分離している以上

少なくともそれは肘から筋肉が手指につながっているわけですよね

それなのに上肢のステージが3であったら

共同運動しか近位では認められないことになり

それなのに遠位がコントロールされた動きが出現するはずは

ないんですね。

ですからステージ的には4以上で認められると判断できるんです。

というようなことが

一番肝心の評価において

絶対的に間違って判断してはならないところに

過小評価がおこなわれるということになるんです。

こんなことは

日本中探してみれば

おそらく、ものすごい数になるはずですよね。

それでいて、結局はなかなか関節運動制限自体が

改善しない(不可逆的変化)状態ですから

どのみち、麻痺の回復という点では

放置されてしまう世界になってしまうんですけど。

しかし、少なくとも

ある程度の良い状態はいつまでもキープしなければ

どんなに良い動きを持っていても

やがては本当に動かせないような状態に支配されてしまうんです。

????

よくわからなくても全く構いませんのでね

ですから

これを読まれている皆さんには

ご自分が

もし関節が硬くなっていても

そこでわずかに動かせる状態があったときに

それがやがて動かしにくくなる

あるいはさらなる関節運動の異常、変形などをきたしたとしたら

それを手をこまねいて

そのままにしておくかどうか?

そういうことをお尋ねしたいんです。

いかがですか?

いやだとは思いませんか?

少しでも動かせるのであれば

できるだけ良い動きをさらに高めたいと思うはずなんです。

、、、、

話が評価からそれてしまいそうですけど

私が言いたいのは

急性期の評価を補足して、説明やら判断基準を

さらに慢性期においても対応できるように

再構築すればいいだけのことを伝えたいんですね。

要するに補正できれば

急性期の評価でもある程度対応が可能であると思います。

しかし

そこには廃用症候群+α を引き算できなければならず

それは定数項として処理できなければいけないと思うんです。

すなわち

廃用症候群+α を

きちんと評価するというものがなければ

それを定量的に引き算することの精度が落ちてしまいます。

すなわち、片麻痺の慢性期における

廃用症候群+α の

その評価というものが、そもそもないんですね。

、、、、

????

ということを最後の投稿のテーマとしまして

この記事はここまでにします。

では、しばらく時間をいただきますけどね

今日中には最後の投稿ができると思います。

M-CCアドバイザー 寅 加太夫
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